261 甘き死よ、来たれ
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ぎゃっ
[という悲鳴は実情より緩い 元々不安定な場所に腰を下ろしていたのだ。そうなったのも無理はない。 いくつかの破片と共に転がり落ちて地に叩き付けられた。]
あー……
[仰向けの状態で眺める青は更に遠のいたかのようだ。 情けないというか、なんというか。怪我をしたか確認する気も起きない。
生なんてもう、どうだっていい けれど、]
へへ。
[何だか笑えてきちゃった。*]
(1) 2016/12/14(Wed) 00時頃
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[帰って来たのは南シェルター。 未だ死ねていない生き残り達に笑いかける。彼等がどんな反応を見せても。]
あのね。 あの人、死んじゃったよ。
[実の兄、最後の家族の死を道具が壊れた程度のように何の感情も浮かべない声色で伝える戸川は、 このシェルターにやって来た頃はまだ大所帯だった。 今は身体を丸め、一人で眠る。*]
(4) 2016/12/14(Wed) 00時半頃
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[この街に徘徊するとある道化師 彼だか彼女だかは以前、その姿でシェルターを訪れたことがあった>>10
大騒ぎの中ピエロだ!と子供のように喜んだのはたった一人だっただろうか。 もう既に現在の状態に近く心の形を変えていた戸川は、物珍しそうに楽しそうに笑っていた。
それから出会う度に何かやって見せてなどとねだり、芸を行ってくれるならば目を輝かせて眺めた。 どこに寝床があるかは知らず、相手のこともシェルターの人々のことも考えずおいでよと言ったことすらある。
道化師がどう思っていたとして、とても好かれていることに違いはない。*]
(16) 2016/12/14(Wed) 00時半頃
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[おかえりだって>>37 このシェルターの人で今ぼくにそう言ってくれる人はとっても貴重。 だから嬉しくなりながら、眠る前に彼女の近くに行ったんだ。]
多分、ぼくの兄さんだったと思うよ。
[自信がないながら答えながらやっぱり、少しも悲しみが沸いてこなかった。 この子はこの態度を怒らないから、助かるなと思った。本当、怒ったって何も変わらないのにね。]
ごめんね。 今回は普通だったの。
[恵都ちゃん。眼鏡が似合う女の子。 年下の、おうちに帰れない女の子。
初めて会った時には半分以下になっていたけど、元々は自分には沢山家族がいた筈。 だから色々、見届けた普通じゃない死に方を彼女に語って聞かせたと思う。
今回は、ただ死んじゃっただけ。 お土産話が無くて申し訳ないと、肩を竦めた。]
(40) 2016/12/14(Wed) 08時頃
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教会の近くにまだ入れる建物があってね。 そこに置いて来たから、近くに行ったらまた見ておくね。
[時間が経った後から何か起きることはあるのかな?……ううん、無いかも。少なくとも今までは死んですぐだった。 でも、恵都ちゃんが気にするならまた覗いてみよう。もしかしたらがあるかもしれない。 ぼくの頭には彼を埋葬するなんて浮かびもしなかった。]
前みたいに、向日葵でも咲けばいいのにね。
[うちの家族の誰かが死んだ時、季節外れの向日葵が咲いた。 それが随分綺麗だったから摘んで持って帰ってこの子に差し出したんだけど、どんな反応をされたっけ? どちらにしろ、季節を違えた冷たい空気の中じゃすぐに枯れてしまっただろうけど。]
お休みなさい。また、明日。
[シェルターの夜は早い。 やることも娯楽も無いのに身体だけが弱っていくから、自然とそうなってしまう。
また明日は本当にあるのかな? そんなことを考えながら一人横たわった。*]
(41) 2016/12/14(Wed) 08時頃
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ネイサーン。 ネイサンさーん。
[そして翌朝、あの道化師の名前を呼びながらどこへとも無く外を歩いていた。 ネイサンさんって、響きが面白いよね。お気に入りだったりする。 別に何か用事があるわけじゃない。彼だか彼女だかを探すのはいつものことだ。 だって、こんな世界で面白くて明るいピエロに出会えるなんて素敵なことじゃない。
もしも会えたなら常のように笑顔になって手を振り駆け寄りましょう。 そして、また芸をねだりましょう。
どうなることか分からないけれど。 いつ死んでいたって、おかしくないからね。**]
(42) 2016/12/14(Wed) 08時半頃
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わあ、ネイサンさん! 今日も生きてたんだね!
[ここから呼び掛けたら色んなところに聞こえるんじゃないかなって、十字路で名前を呼んでいたら。
もう慣れたものになった声が聞こえ>>79振り返った。 会えたことがとても嬉しくて、 心からの言葉と一緒に、笑顔を浮かべて。]
ねえねえ。また何かやって見せて?
[ってねだるのは、そしてネイサンさんが受けてくれるのは何度目かな。
今日も無い席の代わり無造作に地面に座って、軽やかな動きで行われる見事な芸を前に目を輝かせるのだった。]
(82) 2016/12/14(Wed) 22時頃
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[もう何回もお願いしているから同じものを見てはいるのだろうけれど、 一回一回が新鮮で、また違って見えて。わくわくを抑えきれない両目は一瞬だって視線を外さない。]
ありがとう。 今日も格好良かったよ、ネイサンさん!
[そうして曲芸が終わったならば、拍手を贈るのだ。 たった一人のお客さんとして、盛大に。]
(83) 2016/12/14(Wed) 22時頃
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[昨日死んだ家族はネイサンさんを探しに行こうとするとなんでか怒る人だったから、 今日は心置きなく会いに行けた。 嬉しいなあと思いつつ、話好きの自分はまだ離れずに済む話題を探した。]
あ、そうだ。 戸川はね、ぼくだけになっちゃったんだ。
ひとりぼっち。
[地に座ったまま相手を見上げてへへ、と笑う。 多分、ネイサンさんもぼくの家族の顔くらいは見たことがあったと思う。 一応報告しておいた。あんまり関係ないし、どうでもいいかもしれないけれど。]
ネイサンさんは、誰かと一緒? それとも、同じひとりぼっち?
[ぼくにとってネイサンさんはネイサンさんでしかなくて 本当の名前とか、性別とか、色んな深い話を聞いたことがなかった。 だからこれは何気なく、話の流れで。*]
(84) 2016/12/14(Wed) 22時頃
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[竹馬ポールダンスジャグリング 凄いよね。鉄パイプなんて危ないのに。 感心しつつ喜びつつ、使う道具が道具だからたまにはらりと小さく声が漏れたりしたかも。]
うん? ……ありがとう?
[あれ、落としちゃった>>97ぼくは目を丸くした。 たまに失敗するのが人間だけど、もっと見ていたかったからちょっと残念だ。 流石にそんな様子を見れば気持ちは伝わる。…でも、気にする必要ないのになあ。 だってネイサンさんには関係ない人だし、結局皆死ぬんだもの。 優しいんだねって、お礼は言っておいた。多分あの人の遺された家族としてそう言うべきだと思ったから。]
(105) 2016/12/14(Wed) 23時頃
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ふうん。 そうなんだ。
[そして、問い掛けへの答え>>98はそれなりに予想外だったけど、ネイサンさんらしいなとも思った。 こういうの、プロ根性って言うのかな? なんて、笑顔の下に何があるかなんて想像も出来ない頭は考えていたのだ。]
ズルくないよ。
[へらりと笑ったまま、否定する。 どうしてそんなことを言うのかも、分からなかった。]
ねえ。じゃあさ、……ぼくも家族?
[期待を込めた視線を向けて聞いてみたけれど、何て答えてくれたでしょうね。 そうだって言ってくれたなら、嬉しいんだけど。]
(106) 2016/12/14(Wed) 23時半頃
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[立ち上がりズボンの砂埃を払う。 これはもう随分ボロになっていてあんまり意味がない気もするけど、染み付いた動きだ。]
ありがとう。楽しかったよ。
ぼく、行くね。 今日は行きたいところがあるんだ。
[何のお礼もあげられない代わり、精一杯の感謝を口にしてお辞儀を。 数歩離れ、振り返って手を振る。
また会えたらいいな、観客が家族の素敵なピエロさんに。
再び歩き出し向かう先は、西。*]
(107) 2016/12/14(Wed) 23時半頃
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[勿論ですよ、だって。 寂しい時は呼んでいいんだって。>>112
そう聞いた時は笑みを深くして「嬉しい」って言ったんだ。 確かな本心だったのだけど、こうも思った。 ……家族って言ってくれるネイサンさんが死んじゃったら、この人のこともぼくは忘れるのかなあ。
器用でちょっとおかしな動きにくすくす笑いつつ、背を向けて距離は離れてゆく。 素敵なピエロさんがどういう気持ちで家族と肯定してくれたのか、考えることも無かった。*]
(114) 2016/12/15(Thu) 00時頃
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