8 DOREI品評会
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― 客席 ―
[去る姉に再度何か告げる。 男の片手の指先は、買いあげた女の顎にかかったまま。 しかし、志乃に眺めさせているでない方向を、灰青は見ていた。]
No.1、2回目をする時の栓は、これを使いなさい。
[使用人の1人を呼びよせ、ステッキを預ける。]
上手く出来たら、何かご褒美をあげよう。 綺麗になったその子に突きいれる方が良い? それとも、お前がその子に突きいれられるのが良い?
[くくっと喉を鳴らして、No.1に命を下した後、ヨアヒムの提案を聴く。 顎に片手を宛てた女の髪を、まるで宥めるように逆の手で梳いた。]
(12) 2010/04/09(Fri) 01時頃
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― 客席 ―
[ステッキを受けてのNo.1の言葉に、ルーカスは少し首を傾げる。]
おや、それは君へのご褒美になるのかい? 嗚呼、君は我々に悦んでもらうのが褒美…というタイプだったか。
……良いだろう。 そのステッキとNo.7を君が使って、私が愉しめたなら、 姉妹同士で君の思うまま絡ませてあげよう。
[良いだろう?とヴェスパタインに視線を向け、 ふっと分娩台の2人の様子に気が付く。]
貴方が『死』を見極められないとは思わないが そろそろ、どうですかね?
[その言葉に反応してか、それとも本当の限界を見極めてか、 適切なタイミングで分娩台の2人も解放されるだろう。 その解放が果たして『幸せ』かは分からないが。]
(19) 2010/04/09(Fri) 01時半頃
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良家の息子 ルーカスは、長老の孫 マーゴが催す様を、冷えた灰青で見つめた。
2010/04/09(Fri) 01時半頃
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― 回想から現在にかけて/客席 ―
[自分が渡したステッキが、少女の尻へと埋められていく。 ナースもどきが一礼をすれば、ただ微笑を返す。 それはルーカスにとって、無表情(ポーカーフェイス)に近い表情。 まだ、愉しめてなど、いない。
その表情が僅か、崩れたのは、足元より聴こえる志乃の声による。]
――――――…
[何事か囁きながら、優しく梳いていた黒髪を絡め取り、少し強く上に引いた。舞台からは、汚物の匂いと、胃液の匂いと、鉄錆の匂いと……――そんなものが入り混じった異臭がする。
>>24 ヴェスパタインの纏う香りもこれでは台無しか、それとも彼にとってはそんな異臭にその香りを混じらせることも好みなのかと思いながら、彼の人の応えを聴く。]
(102) 2010/04/09(Fri) 22時頃
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いや。そうでも、ないですよ。
[自分の好みと合うかは別だとしても。 ヨアヒムは愉しめているようであるから、「魅せる」ことができていないという訳ではないだろうと、世辞でない言葉を向けた。
――むしろ、規制のある中、良くここまで責めのアイディアが浮かぶものだと、感嘆の想いすら抱くのは、No.4に向けられるさらなる責めを見れば思わずにはいられないことだった。
新たな責めが繰り広げられる中、男は志乃の顎ではなく、頭髪を掴むことで視線を固定していた。それは反抗的な態度や、あげた悲鳴への仕置きのように、舞台からは見えるやもしれない。]
(103) 2010/04/09(Fri) 22時頃
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嗚呼、ステッキの先が汚れてしまったら どうやって綺麗にするかは分かっているだろうね?
そのステッキは気にいりなんだ、よろしく頼むよ?
[男の視線はというと、好きに舞台を横断し、>>62 ステッキの様を確認するとNo.1に新たに命を下した。]
(104) 2010/04/09(Fri) 22時頃
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― 客席 ―
[灰青の映す視界の端に、此方を見詰める葡萄色があった。 それにルーカスは気が付き、少しだけ視線を向けてやる。]
やあ、No.2。 私に何か云いたいことが、あるのかな?
[云って見たまえと、ある方向から見れば傲慢。 ある方向から見れば、優しさともとれる言葉を向けた。]
(110) 2010/04/09(Fri) 22時半頃
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― 客席 ―
[灰青の視線を向けると、お世辞にも大人の女性らしいとは云えない少女が、裸体を晒しNo.5のエプロンの裾を握って在った。]
――――……
[少女の言葉に、少しだけ、ほんの少しだけ呆けた表情を晒した。 何がおかしかったのか、喉をくっくっと、数度鳴らす。]
(122) 2010/04/09(Fri) 23時頃
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そうだな……。 しかし、君は私の本来の商品購入ポイントからは 外れてしまっているんだよ。
[男はまだ彼女が成長が止まってしまっていると知らない。 ふくらみの足りない胸を見て、考えるように顎に手をあてる。]
少し考えてみても良いが。 嗚呼、そう謂えば姉さんにアプローチはどうなったんだい?
[少女の願いを聴くような素振りを見せたのは、己の足元にある女に『願えば聴くかもしれない』という希望を与える為でもあったか。 それは等しく、自分に願いを棒読みで向ける少女に対しても、だが。
そこに道化の入札コールが響く。 現時点でのポイントは2ポイント。上手におねだりすれば、点数をいれてもらえそうなポイント。さて、少女はどうでるだろうか。]
(123) 2010/04/09(Fri) 23時頃
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― 客席 ―
嗚呼、姉さんは今頃No.8とお愉しみ中だろうからね。 確約を貰えたわけでないなら、よほど 忘れられてなければ良いけれど…―――
[頬を赤らめて胸を覆う様に、また男は喉を鳴らす。 笑い声はヴェスパタインと共鳴していたか。]
頭隠して尻隠さずではなくて 胸隠して陰部隠さず、かな?
[わざとのんびりと言の葉を紡ぐ。]
できることや聴きたいことか……。 逆に君は何ができて、何を聴いてもらいたいのかな。
[足元にある女の髪を絡めながら、問いかけ。 ヴェスパタインにも願う少女の様子を灰青に映した。]
(135) 2010/04/09(Fri) 23時半頃
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― 客席 ―
[姉が果たしてどう思っているかは、弟である男にも判らないこと。 >>142 少女の言葉を受けて、再度、くっとルーカスの喉が鳴った。]
……手段と目的が逆になった、以前の問題か。
[小さく零す言葉。 少女の願いは家の復興だったという記憶。 買ってもらわねば始まらないが、買ってもらったとて、その願いがかなえられるかは……さて。
道化が落札を知らせるコールをする。
視線をチラリとNo.7に移した。]
(146) 2010/04/10(Sat) 00時半頃
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一先ず、どうかな、No.1の代わりに、あの子の相手を。 嗚呼、とりあえず私のステッキをNo.7に清めさせてみなさい。
愉しめたなら、次の段階を私は考えてあげなくもない。
[泣き崩れているように見えるNo.2に、まるで慈悲を向けるかのようにそんな指図を。しかし、それは強制ではない響きで。]
(147) 2010/04/10(Sat) 00時半頃
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