200 【突発薔薇】キノコ★鍋パ
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[夢の終わりというものは、簡単に訪れるものである。 それが、長く続いて欲しいと願えば願うほどに。
程なく肌を叩く感覚に起こされれば、低い唸り声をあげて目を覚ました。 目を冷ました途端、突きつけられるのは現実、か。]
─────。
[私、君。 そこには個別の名もなければ、ありありと見せ付けられる負の表情。 犯した後輩と違ったのは、それが恐怖ではなく憤怒であったことくらいか。]
ァー…、………。
[言葉を探したが、こういうときに言葉をうまく紡げる人間ではない。 タイミングをうまくはかれる人間ではない。 だから好きだった後輩を酔って犯したし、 尊敬していた先輩への誕生日プレゼントはコートのなか。
ふっと、笑みを溢した。]
(112) anbito 2014/10/31(Fri) 17時頃
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すンませんした。
[謝罪の言葉に、感情が乗るとしたらそれは 向けるべきでもなく、向ける権利もない、苛立ち。
後処理も、先に寝てしまった罰のつもりだった。 そういった行為を、なんだかんだと言葉でも紡ぎながら “一緒に”したかったという心の現れ。 しかし口にしなければ、放置したのと相違ない。
濡れタオルを探しだし、汚れていない部分を向けると 乾いて固まった精液のこびりつく顔へと手をのばす。 払われるだろう、次は罵声かがなり声か。
構わないと、顔を強引に擦る。]
(113) anbito 2014/10/31(Fri) 17時半頃
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……風呂にはつれていきますンで。
[拭き終われば、そんな一言を溢しただろう。
例えまだ、何らかの影響で股間は上にそそりたっていても 気分など反比例に急降下だ。
自分も起き出して、汚れたままの衣服を軽く羽織る。]
服。 ヤバイでしょうから、コートでも。
[使うならと、トレンチコートをさしだした。 こんなときでも、死んだ表情筋は無表情を張り付けていた。]
(114) anbito 2014/10/31(Fri) 17時半頃
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……ァー…。 したかったから、としか。
[それ以外に理由などない。 擦るタオルの下から聞こえる問いには、それだけを返した。
したかったから。 欲が止まらなかったから。 言葉でなんて、いくらでも理由付け出来る。 言い訳じみたことは、告げたくない。
体の繋がりからとはいえ、好きでもないのに愛の言葉なんて囁けるたちじゃない。]
ぃ ふぇーっふ。
[頬を摘ままれて、間抜けな声で痛みを訴える。 なぜつねられたのか判らない、といった顔で見下ろしていたのだが。]
(142) anbito 2014/11/01(Sat) 00時頃
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っ、────。
[似合いもしない涙の粒が頬を伝う。 それをみて、眉が緩く下がった。]
ズルいッスよ、ここで泣くの。
[頬から指が離れたら、小さな溜め息を溢した。 そのあとすぐ、部屋に響く程の音で己の頬を叩く。 音を聞いただけでも痛いだろう。 もうひとつ深い息を吐いた。]
自分は、ジョーと“一緒に”風呂に入りたいンスけど。 なんもしないンで、お許し頂けますかね?
[呟きに顔を寄せ、指先で頬に残る涙の跡を拭って。]
……キス、させてください。
[ダメなら叩かれて、今度こそ終いだ。]
(143) anbito 2014/11/01(Sat) 00時頃
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強く擦りすぎましたかね。
[目が痛かったと訴えられれば、拭う力が強かったかと。 それが本音なのか建前なのか、わかるほど彼を見ていたわけではないし もし、この先が許されるのなら それを知っていくのは今からになるのだろう。]
……ァー…、自分言葉が足らないンで。 ヤリたいからヤッた、って意味ではないッスから。
[何をどう説明すべきか、そもそも説明するのが苦手である。 かしかしと頭を掻いて、バツが悪そうな顔をした。]
(152) anbito 2014/11/01(Sat) 01時頃
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ァー…、それあんま考えたくないッスね。
[自分以外に誰かが運ぶのを薄すら想像してみたが 地味に胸焼けするレベルで苛つきが増したので それ以上の想像はやめておいた。 指先は頬をするりと撫でる。 唇を親指でなぞる手は、優しく。]
何の?
[まだ、叩き落とされない。 1cmと詰めて、けれど許しが出るまで重ねはしない。 重なるのは吐息ただひとつ。 数多の意味なんて、自分の中になどなく。]
───惚れた相手に、口付けしたいだけッス。
[ただ、それだけ。]
(153) anbito 2014/11/01(Sat) 01時頃
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や、なんつーか。 ……ァー…、まあ。
[言葉が浮かびすぎては、言葉にならずに消えていく。 好きでもないのにセックスなんかでき、……るな。 でも、好きでもないのに偽りで好きだなんて囁ける程器用ではない。 先に寝落ちられると切ない、なんて言えるキャラでもないし。 なぞなぞは深まるばかり。]
風呂場までに、まとめます。
[纏まるかはさておき、律儀にそう答えておいた。 頭を掻く癖をもう一度だけみせて。]
そういうのも、割りとズルいッス。
[都合よく、自分がいいだの自分と一緒に入りたいだの そんな風に思ってから来る言葉ではないだろう。 故に狡いのだと不満そうに呟いておいた。]
(156) anbito 2014/11/01(Sat) 02時頃
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ざッス。
[舐められる親指。 ほっと吐き出した息は、悟られていないといいが…さて。
先ずは閉じられた両瞼に。 それから、さっきまで汚れていた頬を拭うように。 鼻先も、そして唇にもゆっくりと口付けを落とす。 ちゅぅ、と何度も優しく。]
ァー…、じゃあ。 暴れないでくださいね。
[漸くキスの雨から解放すると、大の男を軽々と抱き上げるだろう。 運んできたときのように、お姫様を運ぶ姿で。]
(157) anbito 2014/11/01(Sat) 02時頃
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え。 だから風呂までに……ァー…
[あれこれと考えていたが、数秒の間を置いた。 考えるよりも、素直にひとつ口に出る。]
結構マジに、好きッス。
[変化球でも何でもない、ドストレートな言葉を放った。 ついで、死んでいた表情筋は少し綻ぶ。 微かに微笑んで、赤茶の髪をくしゃりとかき混ぜてやった。]
……それが、ズルいッス。
[まるで当たり前のように、自分でないとなんて言う。 それがズルいと思うのは、惚れた弱味かなんなのか。]
(161) anbito 2014/11/01(Sat) 03時頃
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…、…ァー…。 あんまキスすんのも、ヤバいッスね。
[何度も唇を重ねる行為は少なからず興奮してしまう。 甘い口付けを受け止めてくれる、そんな雰囲気もある。 だから、なるべくなんともないように告げて抱き上げた。]
マッパでなくとも、かなり変ッスよ。 野郎が野郎に姫抱きってのは、中々ヘビーッス。
[違和感を訴える姿に、またひとつくすりと笑う。 こんな風に表情を緩めるのもまた、誰かさん専用だが気が付くか否か。]
誰かに見付からないように、祈っててくださいね。
[気を失っている最中、計二名に目撃されただの。 風邪引くなとか、濃厚とか、寄せられたコメントについても黙っていることを選択した。 知らぬが仏……、か?]
(162) anbito 2014/11/01(Sat) 03時頃
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─風呂場─
[さすがに素っ裸のまま運ぶのは憚られたので、バスタオルか何かを被ってもらうことにした。 自分はといえばシャツを羽織りボタンも止めず、眼鏡もはずしたままだ。]
ァー…風呂借ります。
[風呂から誰か出てくるようなら、眼鏡がなくて見えないふりでもして見せた。 シメオンとべネット先輩だったが、二人が風呂場で何をしていたかなんて詮索はせず。 替わりにこちらもしてくれるなよと言いたげなオーラだけを放っておいた。 先程まで似たような行為をしていて、更にジョーの首に残る噛み痕なんて見たなら 察さなくていいことも、容易に察せるだろうけれど。
風呂場につけば温かな湯の張った浴槽付近にお姫様を降ろす。 自分も適当に脱衣場に服を投げ捨てるとお待たせしました、と側に寄る。]
洗っちゃいますけど。
[触れてもいいか、怒らないか。 そういった意味で、触れる許可が下されるのを待つ**]
(163) anbito 2014/11/01(Sat) 04時頃
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[風呂場につくまで、バスタオルをかぶって寝たフリを見せるジョーに 運びながらも小さく笑んだ顔は見えていなかったことだろう。 やはりそこは羞恥があるのか、当たり前か。 しかし寝たフリまでする姿は幾分可愛らしいものだ。]
ァー…、じゃあ。
[失礼します、と付け加えてから手のひらを体へ移動させる。 座っている彼と対面する形で、移動する手のひらは迷うことなく後ろの方へ。]
痛くなかった、スか?
[指をつぷりと押し込めば、たっぷり溜め込んだ白濁が滑りをよくしているだろう。 切れたような感覚はなかったが、はじめての行為にここは耐えきれただろうか。 労うように言葉をかけ、顔を寄せながら囁いた。]
(187) anbito 2014/11/01(Sat) 17時半頃
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中の、出さないと腹壊しますんで……
[少し前まで自分を咥え込んで離さなかった場所を、指で押し広げる。 抱くように体を寄せて、両人差し指をくちゅりと動かす。 中のものを掻き出すつもりの動きだが、指に感じる収縮に興奮せざるを得ない。 短い息を吐き出して、その興奮を誤魔化した。]
力、入れてください。 気持ち悪いでしょうけど。
[排泄するのと同じ動きをしてくれなければ、と促す。 孔に指を突っ込まれ、尚且つ見つめられたまま。 さて、あまり羞恥を感じないらしいこの人からどんな反応が返るやら。]
(188) anbito 2014/11/01(Sat) 17時半頃
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[あられもない姿で尻から白濁を垂れ流す様。 風呂の中に反響する卑猥な水音と声とが共に興奮を呼び覚ますのは容易だ。]
素質あるンスかね。 初めはイくのも難しいッスけど。
[は、と無意識に熱の籠る吐息が混じる。 中をかき回す指を一瞬だけ止めた。 “なにもしないんで”が約束だったはずだと、心の中で首を振る。]
(197) anbito 2014/11/01(Sat) 21時半頃
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あんま、煽らないで下さい。
[蕩けた表情に向ける表情も、また普段より柔らかく蕩けたもの。 ふっと笑みを浮かべて、痛々しい程についた噛み痕に唇を寄せる。]
約束破りに、なっちまいそうなんスけど。
[ちゅっちゅと風呂場にキスの音を技と響かせて。]
そんな声だして。 さっきの二人、戻って来たらどうするんッスか? こんなエロい姿……見せちゃいます…?
[中を掻き出していたはずの指が、悪戯に動き始めてしまう。 しこりをコリコリと指で押せば、どんな声が聞けるだろうか。]
(198) anbito 2014/11/01(Sat) 21時半頃
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ァー…、すっげ …卑猥。
[目下、揺れる股間のそれは立ち上がっていて とろりと美味しそうな蜜を浮かび上がらせている。]
……じゃ、責任とらなきゃッスね?
[そう開発してしまったのが自分だと言うのなら、責任はとらなくてはなるまい。 …というのも口実だと自分自身判っているから、なおさら可笑しい。 そうでもしてこの人と繋がるなにかが欲しいのか。 今まであまり感じたことのない感情に、頬は緩んでいくばかり。]
(206) anbito 2014/11/01(Sat) 22時半頃
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風呂だし、誰か来るかもスね。 まぁ自分は、見られて悦ぶジョーも、いいッスけど。
[締め付けてくる壁をぐりっと捏ねくり。 掻き出すはずだった動きが、中を蹂躙するように変わる。]
出来れば、自分だけが。
[見ていたい。 そんな独占欲の甘い毒を耳元へと囁き落とす。]
ここ───。 もっと別ので…突いて、いッスか?
もっとエロい顔、見せてください。 自分だけに。
[片指で秘所を押し開きながら、腰を推し進める。 ガチガチの切っ先を其処へ当てると、それ以上突き進むことはなく。 受け入れる意思や許可を求めて、くちゅくちゅと擦り付けるだけ。]
(210) anbito 2014/11/01(Sat) 22時半頃
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えぇ、いつでも。
[それは自分を思って、股間に熱を集中させることが今後もあると言うことで。 そうなったときに、自分を呼んでくれるということで。 そういうこととして受け取ってもいいだろうか。]
全部差し上げますよ。 ………だ、から。
[見えない鎖で雁字搦めにされればいい。 自分も、勿論ジョーも。 滑り落ちるのは、なぞなぞの答えへの欠片。]
後処理も一緒にしたいんで。 先に潰れないで下さい。
……ちと、寂しいッス。
[ちぅ、と幼稚なキスひとつ。]
(220) anbito 2014/11/02(Sun) 00時頃
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滾りますね…、ヤベェくらい。
[にちゅにちゅと擦り付ける入り口はひくついて誘う。 得たいの知れないものの効果など薄れてきていると言うのに 固く芯をもつ熱がずくりと疼く。]
全部独占…させろよ、……──ジョー
[噛みついてくる唇に、甘く噛みつきかえす。 それと同時に、片足を持ち上げてまで露にさせた場所へ 指を一本入れたまま深く押し進めた。]
ふ、ろ。 はいんねぇと。
[ずっぽりと飲み込ませると、そのまま体を抱き上げて。 お湯のはった中へ、そのままちゃぷんと浸かろうか。 向い合わせのまま、膝の上にのせるようにして湯船の中へ。]
(221) anbito 2014/11/02(Sun) 00時頃
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[いつでも言葉が足りなくて、伝わるかあやしいものだったが 今度はきちんと伝わったようだ。 契約の鎖を手繰り寄せ、掌でしっかりと握る。]
ァー…まぁ、寝てるの見てるのもいいッつか。 ……サーセン。
[寝込みを襲うのはよろしくないことは、把握した。 まあ、反応がないものを犯す趣味はそうそうない。 あれは、他のなにかが影響した結果だ……と思う。 が、再び一応謝っておくことにする。 今度はちゃんとした謝罪だ。]
(228) anbito 2014/11/02(Sun) 00時半頃
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はは、ま、細くはねェッス。
[太さに上がる息に、思わず笑みが漏れる。 とはいえ、まるでフィットするような中に自身を埋め込んで 余裕そうにするのも、なかなか厳しいものがあった。]
からだ、冷やしちゃ…と思いまして?
[絡み付く腕と視線。 つんと鼻先を擦り会わせて、啄むキスを何度か落とす。 竿は動かさず、指だけを中で曲げ 浸食する湯の感覚を味わわせた。]
温いッスけど… ジョーのなか、のが…あっちィ…。
[微笑むと指を引き抜いて、風呂の中で腰を軽く揺すった。 ちゃぷちゃぷといやがおうなしに、湯が揺れる。]
(229) anbito 2014/11/02(Sun) 01時頃
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終われません、ッしたね。
[苦笑がこぼれてしまった。 終われなかったことに間違いはない。]
ァー、……はい。 今すッげ、したいッス。
───シてますけど。
[冗談を溢しながら、擦り付けられる額に目を細め。 くすくすと珍しく笑いもしよう。]
(232) anbito 2014/11/02(Sun) 02時頃
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っ は、────
[締め付ける熱さに、またお湯で温められることにも息が上がる。 震える体を抱き寄せれば、自分よりも少しだけ華奢な体つきに 掌を何度も行き来させて肌を撫でた。]
す、げ ッス。
[ちゃぷりとお湯に波を作り、腰を揺する。 限界は程近いが、戯れるようなキスに似たように口付けを返した。 食いつくすよりも甘い感覚。]
す ……き、だ。 ジョー… ッ──!
[ずぐりと奥へ打ち付けて、離れぬように体を抱いた。 離したくたない、離れたくないと雄弁に言葉ではなく体が語る。]
(233) anbito 2014/11/02(Sun) 02時頃
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は、っ
[体を重ねるそばから、したいなんてどう考えても可笑しな話。 してるとつっこまれては、笑うしかなく。 そうッスね、と告げようとして続く言葉に 繋がったままの熱は、一層中で質量を増した。]
────そ、スね。
[何度も、なんて。 咥えこまれた雄だけでは事足りず。 胸の奥までもきゅうきゅうと締め付けてくる。 それもきっと無意識だろう。
たちが悪い。 なんて、狡い。]
(236) anbito 2014/11/02(Sun) 03時頃
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キスは、甘い方が ……好き、なんスよ
[首に残したような痕は、唇にはしない。 噛みつくような、獣のようなキスも好きではあるが、今は──]
アンタに 溺れ、たい…───ッ
[既にもう溺れているとは、自覚していても伝えない。 言葉足らずから欠片を拾い、汲み取ってくれればいい。 腹筋に擦れる竿の先から、蜜がこぼれているのがわかる。 お湯に滲んでいくそれに手を伸ばし、涌き出る場所を擦った。]
ンッ ──……“一緒に”
[今度こそは、射精を誘って、共に。 限界も突き破って、きっと何度セックスしても止まらないその先まで。
湯船に大きな波をたてて、やがてそれが止まるとき 黒く焼けた肌はブルッとふるえて 柄にもない愛を内側へと吐き出した。]
(237) anbito 2014/11/02(Sun) 03時頃
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────離さねェ…、から。
[ちぅ、と耳朶を吸い上げて**]
(238) anbito 2014/11/02(Sun) 03時頃
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─少ししてからのこと─
[めくるめく一夜…といえば聞こえがいいが 享楽に満ちたあの鍋パーティーから少ししてからのこと。 時は移ろい、カボチャのジャカランタンは黄泉に走り去っていった頃。
吐息が白く曇るにはまだ早く。 しかし肌寒さを感じる季節。
まだ彼が特別ではなかった時は、気にも留めていなかったが こうして離れてみて、学年の近いというものを大きく感じた。 方や院生で研究の日々、方や現役水泳選手で練習の日々。 会わない時間なんてなんともなかったものが 今や、秋空を焦がすように体を冷えさせる。
今年はやけに寒いな、と思う。]
(259) anbito 2014/11/02(Sun) 22時頃
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[スマートフォンでぱつぱつと画面を叩き。 らしい、らしくない文面を連ねて。
送信ボタンを押した**]
(260) anbito 2014/11/02(Sun) 22時頃
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SUB:
TO:Joe FROM:Alain -------------------- 今週末、大会あるんで応援来てください。 優勝するんで、ご褒美お待ちしてます。 デートとか。
(261) anbito 2014/11/02(Sun) 22時頃
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