140 【飛歓】星屑祭の街【RP】
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―回想:昨日 集会所― [行く宛もなく大通りを歩き続け、気づけばまた集会所の前へ来ていた。]
投票、か……
[ぐっと拳を握りしめ、覚悟を決めて扉を潜る。 投票で誰かを殺すなんて馬鹿馬鹿しい。そうは思えど、それでこの事件が終わらせることができるなら――
最初に浮かんだ名前はティモシー。 書くのならば、老い先短い爺さんを、と。その気持ちは嘘ではない。]
(でも本当にいいのか…?)
[一度躊躇えば、もう手は動かなかった。結局自分には人を殺す度胸なんてない。 下唇を噛み、投票用紙を握りしめる。 口の中に血の味が広がり、そして消えた頃。手を解いて、無記名のままの票を沈めた。 (無記名の場合はどうなるんだ…?) 疑問と不安とが胸につかえながら、何度も振り返りつつ集会所を後にする。 結局自分の票はオズワルドに投じられることになったと知ることはなく。] ―回想了―
(38) 2013/08/31(Sat) 14時頃
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[集会所から一人宿に戻り床に着く。が、なかなか寝付けない。 寝返りを打ちながら短い睡眠を繰り返し、しかし結局、夜も明けない内に身体を起こした。]
ちっ、あちぃな 喉が乾いた……
[その日が普段よりも暑かったのかは知れないが、実際喉はからからだ。
寝ても覚めても考えてしまうのは、首無し騎士のこと―― 思考を振り払うように強く首を振り、酒場へ行こうと宿を出る。
そのときキャロライナの部屋から微かな物音を聞いたが、深く気に止めることはなかった。]
(40) 2013/08/31(Sat) 14時半頃
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―大通り― [結局夜明けから今まで、酒場で飲み明かした。 酩酊とはいかないまでも、足元がふらつく程度には酔っている。が、記憶は飛ぶどころか、思考はますますはっきりとしていた。 延々と終わりのない世迷言を巡らし、男が大通りをさ迷っていると]
うわっ――!? おい、てめぇ!!んなとこで寝てんじゃねーよ!!
[ふいに足を取られ、前へつんのめる。 酔っ払いが道で寝ているのかと、振り返り見れば]
!――おい、坊主? おい!しっかりしろ!
[それはこの祭で出会った少年――名前は確かジョージだったか――だった。>>28 頬をぺちぺちと叩けば、少年は目を開けただろうか。 荒い息、熱を持った肌――ぐったりとした身体を無理やり抱き起こす。]
(43) 2013/08/31(Sat) 15時頃
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[そういえば。この少年はいつも馬面女と行動していた。 そして思い出す、彼女の言葉>>1:19]
熱出したって言ってたよな 風邪か…?
[確かに昨日までは至極元気そうだった。ならば一刻を争うような病ではないだろう。
そうして考えている間に、少年は目を覚ましただろうか。 その目が閉じられたままであっても、少年が宿の宿泊者だと思っているドナルドは、とりあえず、と宿への帰途に着いた。]
(45) 2013/08/31(Sat) 15時頃
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―限月の宿― [帰り着いたとき、クラリッサとキャサリンはもう宿を出ていただろうか。 ドナルドは、少年は家族でこの宿に泊まっているのだと。そしてキャロライナの訃報さえ知らずに扉を潜る。
宿に着けば、少年は男の手を離れ、愛しい姉の元へと駆け出していっただろうか。
宿屋の主人から、子供に見せるべきではないと責められ、キャロライナの凶報を知るまで、あと少し――]*
(46) 2013/08/31(Sat) 15時半頃
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[頬を叩けば、目を覚ました少年はどこかへ歩き去ろうとする。>>44 気怠そうな身体をおして、彼がキャロライナの名を口にするならば、仕方がないと彼女がいるだろう宿へと急ぎ足を向けた。
ガキの面倒を見たくないから、女に押しつけるのだと自分に言い訳をしながら。]
(50) 2013/08/31(Sat) 15時半頃
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[走り出した少年の背を見送った後。宿屋の主人、そして行き会ったクラリッサからキャロライナのことを聞く。
思わず耳を塞ぎたくなるような報に手を震わせて耐えた。]
ジョージ……
[彼が消えた方向を見やる。 まだ隣にはクラリッサがいただろうか。 彼女が去るなら男は少年の元へ。彼女が少年の元へ向かうなら自分は宿のロビーに留まり、事の成り行きを見守っただろう。]*
(53) 2013/08/31(Sat) 16時頃
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[髪を振り乱した女――キャサリンが宿の奥から出てきた。>>55 彼女もこの宿の宿泊客だったのか。 その様子がおかしいことに気付くが、声をかける前に女は宿を出て行ってしまった。
しかしキャサリンを追いかけるよりも、訃報を聞いた今、気にかかるのはジョージのことで。 彼女の遠ざかる足音をどこか遠くに聞いていた。]
(57) 2013/08/31(Sat) 16時頃
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ドナルドは、ジョージは大丈夫だろうかと胸を痛め(促し
2013/08/31(Sat) 17時頃
ドナルドは、クラリッサにジョージのフォローを任せようと送り出した(促し
2013/08/31(Sat) 17時半頃
ドナルドは、キャサリンの様子がおかしかったことが気にかかり(促し
2013/08/31(Sat) 17時半頃
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[ジョージの後を追ったクラリッサの背を見送る。慰め役は自分のような男よりも、彼女の方が適任だろう。 それでも落ち着かず、時より二人が消えた扉を見ながら宿のロビーで戻りを待った。
暫くして出てきたのは、クラリッサ一人だっただろうか。 彼女の表情で少年の様子を察しようと試みるが――姉のようにしたっていた女が殺されたのだ、平常心でいられるわけがない。 そっと視線を落とす。]
くそっ…! 本当に首無し騎士の仕業だってんなら、殺してやりてぇよ!
[拳を握りしめ、怒りを殺した。 ドナルドの誰へともない呟きにクラリッサは何と返しただろうか。]
(100) 2013/09/01(Sun) 00時半頃
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[彼女は先ほどの言葉に何と返しただろうか。 しかし恐らくは彼女らしい返答に。初めは目を見開き、しかしすぐにくつくつと喉の奥で笑った。 そしてふいに目を細め、遠くを見やる。 彼女と初めて会ったときのこと―― 道端に雑巾のように転がっているガキが、視線で射殺すように俺を睨んでた。 その毒々しいほどの生命力に、魅せられ欲した。それを手の内に納めておきたいと思った。]
でもお前はそんな器じゃねーよな… ん、そだな!そろそろ親離れの時期か!
[脈絡のない言葉に彼女は怪訝な表情を見せただろうか。 しかし気にも留めずに言葉を続ける。]
(108) 2013/09/01(Sun) 01時頃
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よく聞け、クラリッサ 最後の教えだ
何があっても生き延びろ 生き抜いて、すべてを笑ってやれ 最後に生き残った奴が勝ちだ
[にやりと笑って。 例え自分が死のうとも。敗者は笑ってしまえ。]
(110) 2013/09/01(Sun) 01時頃
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