3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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紐 ジェレミーは、ふらりと体が揺れた[19]
2010/03/04(Thu) 01時半頃
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―― 3B ――
[空気がきーんと音がして]
……ぃ!
[先刻の痛みと、衝撃と、恐怖がよみがえる]
ぁ、や………!!
[発作が起こる直前から身を固めて、耳をふさいで、奥歯をかみ締めて。少しでも衝撃が来ないように身を固めた]
[それでも、その衝撃はおさまることがなく。 だん、と黒板に手をついて。涙を流して、唸って。 痙攣した]
も……や。 ……ぉせ、 よ………っ!!
[誰か止めてくれろと。誰か、いっそ殺せと**]
(13) 2010/03/04(Thu) 01時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 01時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 08時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 08時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 09時頃
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―― 3B ――
[今の質問を、その返答が引き起こしたことを知らない]
[目の奥が真っ赤に充血する。 せめて、せめて意味は取りたくないと必死で脳の奥をシャットダウンして。それでも頭の中にねじ込まれる、新たな口調。暴れまわる、聞き覚えのある口調]
[どこからか、ふわっとしたものがどくどくと破裂しそうな心臓をなだめてくれた気がした。けれど、黒板についた左手が絵を大きくぶれさせる。爪を立てた]
[ぎぃ、と不快な音が鳴る]
[背中を撫でるフィリップの手。 その感触が、びりびりする触感を与えて、少し混乱する。 けれど、今は、それだけが生への手がかりだった]
[全て落ち着くのは、多分、時間にしたらそんなに長くはない。 けほけほと、噛み割った右の奥歯と血を吐き出して、かくりとくずおれ、仰向けに転がった。目の焦点はまだ少しぼんやりしている]
(62) 2010/03/04(Thu) 09時頃
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―― 3B ――
[喉から、耳に入ってきた音そのままが漏れる。 きっと血に混じってごぽごぽと、鬼でなければきっと訳の分からない不快な音の連なり]
[天使の囀り声]
[けほり、と時折、奥歯から流れる血にむせながら、きろりと瞳がフィリップを向いた。口元が震えながら、でも、小さな笑みが浮かぶ。それは無理をしたものか、それでも焦点の合わない瞳はどこか陶然と]
……わ……り、ぃ あり、が、と……な
[ぼやけた視界、彼の右手に闇が滲む。 左手で、力なくフィリップをちょいちょいと呼んだ**]
(68) 2010/03/04(Thu) 09時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 10時頃
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―― 3B ――
[近づいてくるフィリップの、右手に震える左手伸ばした。叩きつける轟音の中で背中にあったそれの、生の感触は覚えてる]
[水か、休む場所か、提案してくる声に首を左右に振る]
……ぃら、ね。ど、せ、空は……ねぇ。
[ここには、空がない。美しいと思えるものがない。 綺麗なものは友人達だけ。あがく「人」だけ。それもどんどん失われ、伝える手段も痙攣が酷くなった]
[耳にした音から類推されるメアリーの結末。心のどこかがぷつんと切れた]
………ぁ、きら…め ンな、ばぁっか
[それでも必死に理性をかき集め、級友の消え行く腕をつかむ。あのとき、ピッパを見る目。最後の声音]
[多分彼は自分と違って「 」が欠けてないんだと]
(87) 2010/03/04(Thu) 11時頃
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紐 ジェレミーは、飼育委員 フィリップのことを、勝手にそう考えた。{1}×{4}(大回復)
2010/03/04(Thu) 11時頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 11時頃
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―― 3B ――
[とりあえずそれだけ口にして、勝手に満足そうに頷いた。 こんどは本気でにやっと笑って手を離す]
……ねる
[投げやりに言って、動けるようになるまでしばし目を閉じた**]
(94) 2010/03/04(Thu) 11時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 11時半頃
紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 14時頃
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―― 3B ⇒ 渡り廊下 ――
[フィリップがぱたぱた出て行った。意図せずに、耳が動く]
(……もう、無理だ)
[1度じゃないのか。次もくるのか。くるならいつ。 今か、次の瞬間なのか。 しばらく黙って恐怖を噛み殺した後、ピクリと体を起こした]
……ぇほ、けっほ
[右手の中には、握りつぶしたチョーク。 襤褸布を結びなおすだけの握力も無く]
…………うるさ、なぁ、もう。死ね、よ。
[描きかけの絵を見る。 無言でしばらく眺めると、教卓に左手ついてふらりと立ち上がった。くらりとした眩暈を押さえ込み、画材ポーチから小さなナイフを取り出して、ふらりと廊下に足を踏み出した⇒*小吉*]
(164) 2010/03/04(Thu) 14時頃
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―― 2F渡り廊下 ⇒ PCルーム前 ――
……ケイト、ね。
[先ほど握り返してくれたフィリップの手、そしてかけてくれた言葉を思い出す。独りごちれば、奥歯が痛む]
見つけて、何に、なる?
[最初からの、疑問。見つけろといって、手がかりすら渡さず邪魔ばかり。果ては、殺しあえと]
………あほか
[視界の端にちょくちょく写るのは、亡者。 そこからにょきにょき伸びている触手には、ちらりと目をくれるだけで]
[ゆっくりと、ずりずりと、壁に左手ついて歩いてく⇒*末小吉*]
(168) 2010/03/04(Thu) 14時半頃
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―― 北棟3F PCルーム前廊下 ――
………………。
[無言で、メアリーと飾った絵や写真を眺めた]
[左手で、ディーンの写真を剥がす。少しの間まじまじと眺めた後、もう少し目立つ場所にそれを丁寧に張りなおした]
まあなあ。きっともう、通じないか。
[とん、と背中を向かいの廊下の壁につけて、ずるずると座り込む。胡坐をくんで、ぼうっと見上げた]
(174) 2010/03/04(Thu) 15時頃
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―― どこかに、行きたいねぇ。
[通じないメッセージ。一人が何だ。世界はこんなに綺麗なのに]
[ゆっくりと、自分の中で諦めがゆらゆらゆらりと沸き起こる]
[一人でも、これで結構世界は美しい。 ―― そう、静かでさえあれば**]
(175) 2010/03/04(Thu) 15時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 17時半頃
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―― PC室前廊下 ⇒ 会議室前廊下 ――
………あー………
[腕を組む。右腕は上手く曲げられなかったが]
……あれ、どうやりゃ成仏すんのかね。
[遺体のある場所は分かる。けれど、もう確認する気は無くて]
……ゾンビは、消火器で溶けたな……
[よ、と、またずりずりと立ち上がる。 目指すは、手近な消火栓。少し離れた、会議室の前にあるそれ]
(204) 2010/03/04(Thu) 17時半頃
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―― 北棟3F廊下 ――
[重い消火器持ち上げるのに、左手一本では悪戦苦闘]
……けほ さっきは結構楽に持てたと思ったんだけど、なあ。
[歯噛みして、ぺっと血を吐いた。ふと、近くに気配を感じて横を見る]
……やぁ、幽霊さんよ
[武器を転がしていくのは諦めたらしい。 ふらりとした体で、そちらの方へと向いた。 口調だけは、気安い友人の様に。表情は苦虫を噛んだ様に]
……じゃあ、そんな傷は、どうすりゃいいんだろな。 俺は、馬鹿だから、分からないよ。
[ずるずると、相手の近くへとゆっくり歩み寄っていく]
(216) 2010/03/04(Thu) 18時半頃
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―― 北棟3F廊下 ⇒ 階段 ――
[こちらに気がつかなかったのか、ディーンはそのまま階下に消えた]
……まあ、こうして見ると、迷うね。 でも、あいつ、死んだしなぁ……
[はっきりとは見えない形で起こっている鬼ごっこ。 鬼の声は煩くて、煩くて、徐々に数が増えているのを勘弁して欲しい。でも、実際目の当たりにすれば何をしていいのか分からずに]
……なぁにやってるんだかね、俺は。にあわねぇ……
[ため息ついて、追いかけるように階段へと踏み込んだ。*末小吉*]
(222) 2010/03/04(Thu) 18時半頃
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―― 北棟西階段 ――
……ぅおわ!
[足元がふらつくため慎重に降りていれば、不意に背後からかけられた声。手すりにつかまって、踏鞴を踏んだ]
び……っくり、した。心臓に、悪い おかげさん、で。なりそこない、だっけ? あんたらの声のお陰で、このところずーっと死ぬ思いだ。
[眉間の皺に指を当てるしぐさ。目を逸らす。 思い起こされるから。 淡々と紡がれる言葉、顔をしかめる]
……何、あの子、レイプでもされたの。
[デリカシーは無かった。そして、情報にも疎かった]
あー……そりゃ、ヘクターは、きっついね。 でも、多分きっと、どうしようもない。
(231) 2010/03/04(Thu) 19時頃
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……それは分かる。 だが、俺たちは、犯人とは関係ない。
何より、ディーンが、あんな理由で殺されて良かった理由には、ならない。俺は、一番そこが残念だよ。
[視線を落とす。自分にとって重要なのは、彼女よりもそこだ。 あの軽い口調。彼が選ばれた理由]
……このまま、鬼ごっこ、乗るのか。
(232) 2010/03/04(Thu) 19時頃
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―― 北棟 階段 ――
……へぇ。反吐が出るな。
[目に、軽蔑の色がよぎる。体を支えるために握りこんでいた手すりがぎぃと鳴った]
……………。
[彼は、自分が死んだ理由を知らない。目を伏せた。唇を噛む]
報いだとか、思うな。そんなことなら、俺も、もう、何度も思っている。 だが、それを、ディーンが気にしていたなら。
………間に合わなくて、悪かった。
[目の前の彼は、自分が謝るべき彼ではない。 そう区別をつけて、割り切っているはずなのに。 目の前で、彼の顔して動かれたら、どうしても謝ってしまう]
(251) 2010/03/04(Thu) 19時半頃
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[彼女と、遊ぶのだという]
……約束、ね。
問題が彼女じゃないなら、こんなところでこんな悪趣味なゲームをするなよ。生き延びるためのコスト……ね。
[ため息をついた。目の奥がつんとする]
忘れるな。俺達を呼んで、お前を無残に殺させたのは。 しかも、おそらくあの人に手を下させたのは、彼女だ。
変わっちゃったんだよ。違うんだ。生者と死者じゃ。
俺はな、幽霊さん。 ディーンも、メアリーも大好きだったんだよ。 死んでしまったのにも悲しいし、あいつらが殺される原因になったケイトは嫌いだ。あいつらには、たとえ死後でももっと綺麗な場所に行って欲しいと思ってるよ。
[長くしゃべって、肩で息をした。 具体的に、どうしたらいいのかは分からないが]
(257) 2010/03/04(Thu) 20時頃
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[思いがけない、自分の発作への忠告。 瞬きしてから、のろのろと右手を目に当てた]
………っ ……………っは。ありがとよ。感謝する。
[やめて欲しい。 全然違う相手なのに、時折そうやって奴に被るのは]
……畜生、あんた、ほんともう、さっさと成仏しろ。
[かすれている以上に、篭った声になった]
……八つ当たり、してねぇよ。 俺らがそんな原因とく義理もねぇけどな。みじんも。
[歯がかたかた言って、動かぬ右手が湿るのはきっと気のせいだ]
(263) 2010/03/04(Thu) 20時頃
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―― 北棟西階段 ――
………あの先生も死んだのかよ。 じゃあ、もう、あんたらも一緒に行けば良い。
1人で行かせるより、3人で行けば良い。
[新たに知った、死の情報。 むちゃくちゃを言う。これぞ、八つ当たりというのだ]
ああ、くそ。ほんと、もう。 あんたの首掻っ切って、それであいつが成仏するならいくらでもやってやるのに。
[痛む右腕。ぐりぐりと力の入る左腕。 無理やり右手を動かして、下を向いたまま、強い口調で吐き捨てた]
(281) 2010/03/04(Thu) 20時半頃
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紐 ジェレミーは、華道部 メアリーのことを思って、手に力が入る
2010/03/04(Thu) 20時半頃
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………あいつが、本気で、成仏すんのなら。 別に、そんな細かいことはどうでもいい。
[本気の口調できっぱり言い切った]
でも、あんたの死体は用務員室で。 あんたに肉体ないんだろう。
(289) 2010/03/04(Thu) 20時半頃
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―― 北棟西階段 ――
[こみ上げる衝動は、収まって。それでも、また、補習室での概念論が思い出されてしょうがない。顔を上げて、相手の目を睨んだ]
……そっちの方が、ナンボかマシだ。 ディーンはもう、その闇の中に行ったんだろう。 残滓だけが残ってるんじゃ、滑稽だ。
あの闇は、あの子が晴らせばきっと晴れるだろうし。
[どうしようもない閉塞感。酷いことを口にしている自覚はある。奇麗事ばかりじゃなくて、彼らがこっちに残るのが怖いのだ。あの声の量が増えているのが、怖いのだ]
……もう行けよ。行きたいところがあったんだろう。
あの闇に堕ちるときは、呼んでくれたら見送りくらいするぜ。
[だからそんな提案をしたのは、きっと罪悪感から。 投げやりに、左手ひらりひらりと振ってやった]
(303) 2010/03/04(Thu) 21時頃
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―― 北棟西階段 ――
……そうだな。 多分、俺も、皆そうだ。
さよなら。………ディーン。
[最後に、さんざん迷って、彼の後姿にそう名前を呼んだ。彼は、決して「彼」じゃない。でも。それでもディーンだとは思った。この名前を呼ぶことでの、「彼」への罪悪感でちょっと立ち尽くした]
(324) 2010/03/04(Thu) 21時半頃
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紐 ジェレミーは、マネージャー ピッパは大丈夫だろうかと思った
2010/03/04(Thu) 21時半頃
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―― 北棟階段 ⇒ 屋上 ――
[しばらくぼんやりと立ち尽くして。 それからゆっくりゆっくりと階段を降りはじめた]
……どうしたら、いいんだろうな。
[かくれんぼ。鬼ごっこ。ゲームに乗る気はない。 でも、あんな風に簡単にディーンを殺したあの声。 そして、自分を痛めつけるあの声。あの声の持ち主をどうしたいだろう。いなくなれば良いと、それでも良いと思う自分もいる]
……ピッパ、平気だろうか。
[先ほど自分が心配をかけた相手。満足に礼もいえていないと思う。彼女がどこに行ったのか、残念ながら聞こえていなかった]
[気になりながらも、南棟へと向かう。*末吉*]
(365) 2010/03/04(Thu) 22時頃
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―― 屋上 ――
[屋上の扉に手をかける。目を閉じて、夕焼け空を夢想した。 深呼吸して扉を開ける]
[そこは、ただ、闇色が広がる屋上]
……………。
[星すらも見えない屋上。 近くに何かがいるような気配は感じなくもないが、けして姿は見えなかった。床に何かが広がった跡。刹那、目を閉じて黙祷する]
鬼ごっこ、ねぇ。
[ふらふらとしたまま、柵に手をかけて下を覗き込んだ]
(377) 2010/03/04(Thu) 22時半頃
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―― 屋上 ――
[ふと、近くにぼうっと燐光が走った。目をまぶしそうに細める]
………スティーブンス先生。
[もううっすらとしか見えない彼の姿に、先ほど聞いた情報が蘇る]
お互い様です、先生。
[左手で、異形の耳に触れた。問いたいことを口にするまでに、幾度か逡巡の色を見せて、口を開いて、閉じて]
……先生。そのお姿、本当に……
[亡くなったのですか、とは直接聞きにくかった]
(390) 2010/03/04(Thu) 22時半頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2010/03/04(Thu) 22時半頃
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―― 屋上 ――
溶けて……?
[先刻、教室で闇に溶けていたフィリップを思い出す]
じゃあ、それでも生きてるんですね。 安心しました。物は、きっとそのうち掴めるようになります。
[断定する。触れなくても、死んでさえいなければ、まだ]
……ご心配をかけてばかりで、すみません。
[この騒動に巻き込まれてからも、何度か背中で先生の、自分の名を呼ぶ声を聞いていた。集団行動は苦手だったから]
……先生は、この「ゲーム」をどう考えてますか。
(403) 2010/03/04(Thu) 23時頃
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…………。
[帰りたくない、という相手の言葉。 まじまじとスティーブンス先生を見上げる]
[そういえば、結局卒業までこの人のことを「先生」以外に見たのは初めてだったように思った]
……でも、先生が死んだら、きっと俺は少し悲しいと思います。全然、授業にもでなかった生徒ですが。
[おそらく、普通に卒業したならそのまま忘れた相手。 でも、死ぬのと生きるのとだったら、死んで欲しくないなと思う]
(410) 2010/03/04(Thu) 23時頃
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……はい。
[携帯を示されて、ゆっくりかがみこんだ。 拾い上げたのは左手。両手で差し出そうとして、少し困ったように見上げた]
……あの2人……
[こころ当たりは幾人か。連れて行く。 自分にはなかなか思い切れないことをあっさり言う相手]
…乗るんですね、先生。
[でもその選択に、口を出すことは出来なくて。 あの鬼に対する想いも複雑で]
俺は、まだもう少しここにいます。
(416) 2010/03/04(Thu) 23時頃
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[携帯を開いて、文字盤からは目を逸らす。 そのまま無言で、先生に見せていた]
(417) 2010/03/04(Thu) 23時頃
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分かりました。
[言われたとおりに、携帯電話を打つ。 「今からそちらに行きます」。題名も、何も変化させないそのままのもの]
[先生の語りを聞きながら、無言で送信ボタンを押した]
スティーブンス先生………。
[何かを言おうと思うが、上手くいえない]
きっと、帰れると思います。 先生が、そう思っているのなら、きっと。
[口に出来たのは、無責任な言葉だけ]
……先生。今までお世話になりました。 プリント、きちんとやっておきます。
[なんだか、申し訳なくて、深く頭を下げた]
(425) 2010/03/04(Thu) 23時半頃
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―― 屋上 ――
[先生が目の前から消えて、しばらくしてから頭を上げる]
……先生が生きて帰って欲しい人、誰だろう。
[帰れますよ、と無責任に言ったものの、これだけ色々死を見てると不安になった。先生が命を賭けるなら、本当に助かって欲しいのだけど]
鬼ごっこ、か………。
[ぽつりと呟いた言葉が、闇に消えた]
(440) 2010/03/04(Thu) 23時半頃
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紐 ジェレミーは、マネージャー ピッパの目立つ髪色に気がついて、左手をひらひら振った
2010/03/04(Thu) 23時半頃
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―― 屋上 ――
[闇の中、彼女の口の動きは流石に見えなかった。 けれど、ジェスチャーは何とか読み取れた。 彼女から見えるかなんて分からなかったけれど1つ大きく頷いた]
……元気だな。
[あまり動けなくて、申し訳ないと思う。 柵に寄りかかるようにして座り込みながら、ピッパを待った]
(458) 2010/03/05(Fri) 00時頃
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―― 屋上 ――
[彼女が扉を開けると、また、いつものように手を上げた。 ピッパの邪魔にならないように、足を少し引っ込める]
……好き、というか……多分、一番マシだから。
[空はない。風もない。外もない。 だけど、あるはずのものを思うことは出来る]
さっきは、心配かけて、ごめん。 もう、平気?
[気を失っていたように見えたから。 それが、自分のせいだとは思わなかったけれど]
(472) 2010/03/05(Fri) 00時頃
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―― 屋上 ――
シャワーか。いいね。そろそろ俺も…… ……今、どのくらい時間が経っているんだろうな
[何日も経った様な、日付が全然変わっていないような。 食欲も、睡眠欲も沸かない空間だということに気づいた]
[目の前に、老人の絵を差し出されて]
ああ、懐かしいな。もうどこかに行ったと思ってた。
[受け取ると、丁寧に広げて眺める]
……この人さ、はじめて家出した時にお世話になった人。
(483) 2010/03/05(Fri) 00時半頃
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―― 屋上 ――
……これ、好き?
[出会った地下鉄ホームの雑踏とか、奢ってもらったサンドイッチとか、そんな他愛もない話をぽつぽつしてから、聞いた]
この人の絵、他にもあるから好きならやるよ。
(491) 2010/03/05(Fri) 00時半頃
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―― 屋上 ――
[ミッシェルがやってくれば、また左手を上げる。 手を上げるのは癖。けれど、使うのは左手ばかり]
……スティーブンス先生は、もう行ったよ。
[何をしに、とか、どんな様子だったか、とは、あまり上手く言えない。だから、事実のみ端的に告げた]
(495) 2010/03/05(Fri) 00時半頃
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―― 屋上 ――
……暗闇お化け? あの爺さんに、そんなご利益あるかな……。
[この情況に比べて可愛い言葉に、ははっと笑う。 その後に続いた言葉は、先刻聞いたフィリップの問いかけが頭によぎる。心持ち、姿勢を正した。けれど、そこまでで話題は途切れて]
[ミッシェルの話す、スティーブンス先生のことには]
……成功、するんじゃないかな。多分。 立派な先生だと思う。普通、生徒に命は賭けられない。
ああ、もう少しね。絵、描くなら邪魔しない。 外に居たかったんだ。
[ミッシェルには多分ばれていることを承知で、でもそう告げた]
(516) 2010/03/05(Fri) 01時頃
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―― 屋上 ――
[差し出されたのは、濃いピンクのビー玉。 手の中に押し込まれて、ちょっと1テンポ遅れて力を込めた。 そうでないと、落としてしまいそうで]
ありがとう、ピッパ。
[ビー玉の意味。知ってはいたけれど、すぐには出てこなかった。ケイトの、忌まわしい目的に使われていたから]
でも、これ………
[ふっと、そのピンクの意味を思い出したのは、彼女が出て行った後]
(522) 2010/03/05(Fri) 01時頃
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