181 巫蠱ノ匣
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[ゆっくりと目を開けて、まず目に飛び込んだのは大きなモニターだった。 状況が飲み込めず、辺りを見渡すが、見知った顔がやけに多い。 この場所は一体どこで、何の意図があってここに連れられたのだろうか。]
”メリーメリーアンハッピーバースデー!”
[そう響く無機質な声>>2に、そちらを向けば、画面の向こうには愛くるしい笑みを浮かべた少女がいた。
話を聞けば、最後の一人を待っているという。そして告げられたその残酷なルールに目を見開く。 目の前の彼女は何を言っているんだ?まさか殺しあって1人を残せと言ってるのか?]
それは一体────
[言いかけた時、男の怒号>>#2に遮られた。]
(22) 2014/06/20(Fri) 01時頃
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[男は画面越しに彼女に怒声を浴びせていた。 彼が怒りに狂うのは最もだ、そう思っていたが──]
は・・・・・・、
[画面の向こうの彼女がボタンのようなものを押せば、一度呻き声をあげ、男は床に伏してしまった。 一気に血の気が引く。彼はどうなった? 死んでる。 ピクリとも動かず、ただばたりとその場に倒れている。 呼気に合わせてあがる胸も無く、身体は少しずつ、硬直を始めて行く。]
こんなに、簡単に人を・・・
[殺すなんて──******ではないのか。 心の中で唱えながら、自分のスタートエリアに
(24) 2014/06/20(Fri) 01時頃
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[足元に置かれていたディパック。画面の彼女が言っているのはこれのことだろう。拾い上げる。]
中には何が入ってんだ?
[ジッパーを開け、中を確認する。まず目に飛び込んだのは──7だった。]
(55) 2014/06/20(Fri) 08時半頃
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なんだってこんなものが・・・
[中身を取り出すことはせず、そのままジッパーを閉めてディパックを持ち立ち上がった。まだスタート地点にいたのはどのくらいの人だろうか。自分の名前が呼ばれたのはおそらく最後の方だろう。]
俺もそろそろ移動するか
[名前を呼ばれ立ち上がり、広間を出る前に、もうすでに絶命してしまった男を見やる。 そういえばディパックは人数分あった気がするが、一体彼のディパックには何が入っていただろうか。
誰も持って行って無ければ、ディパックに近づき、中を開いただろう。]
(56) 2014/06/20(Fri) 08時半頃
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俺が最後ってわけね
[皆が広間を後にして、最後に自分の名前が呼ばれた。 立ち上がり、ディパックを背負って扉の方へと向かう。指定された部屋は個室Dだった。]
・・・そーいや、誰も持って行かなかったんだな、これ。 じゃ、これは俺が貰って行こうかな
別にそれが「違反」なんて決まり、あの女の子も言ってなかったし。
[そう言いながら死体──日村の側にあったディパックを拾い上げ、2つのカバンを持ったまま広間を出た。]
(87) 2014/06/20(Fri) 21時半頃
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[部屋を探す道中、見覚えのある名前を見かけた。
富良野 久遠。 確かLINE繋がりで時々課題の相談を聞いて貰っていたはずだ。あまり返事は返って来なかったが、切羽詰まっていた時は返してくれた記憶がある。
そうか、彼もここにいるのか。 ならばいつかは、彼も誰かの手に───と考え、頭をゆるく振った。
そうこうしている内に部屋にたどり着く。 ディパックをベッドの上に放り投げ、自身もだらしなく寝転ぶ。ああ、このまま何事もなく終わればいいのに。そう考えた。
ふと、日村のディパックに目を向ける。そういえば、彼のディパックには何が入っていたのだろうか。気になって中を開いた。そこにあったのは4だった。]
(91) 2014/06/20(Fri) 21時半頃
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銃か・・・ へェ、中々使えるいい武器持ってんね
[中には実弾が装填されていた。これはどうやら本物の銃のようだ。 それを確認すると、自分の腰にホルダーを付け、上から服を羽織ってそれを隠した。所謂見えにくい場所を選んで仕舞い込んだ。武器は一つでも多い方がいいだろう。
鉈は足元に付け、いつでも抜けるようにしていた。]
懐かしいねェ こうやって凶器を見ると、昔の事を思い出すよ
[泣きわめきながら命乞いをする恋人を、満面の笑みで───・・・・・・]
(93) 2014/06/20(Fri) 21時半頃
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[ディパックをベッドの横に降ろし、一息ついた所で、やけに聞きなれない音が響いた>>82。それは銃の引き金を引いた音に似ていた、否、銃声だろう。]
早速【手段】を使ってるってか 怖いねェ、関わりたくねェや
[などと肩を竦め、何処か他人事のように言っていた。 その口ぶりに、恐怖の色は見て取れず]
しっかし、ゲームの放棄は死に繋がるらしいしなァ どうにか、やるしかねェか
[ふ、と笑みを浮かべて立ち上がり、そのまま自室のドアを開けて外に出た。足取りは軽く、少しの鼻歌を奏でながら。
さて、これから何処へ行こうか。]
(108) 2014/06/20(Fri) 22時半頃
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[カチャリ、音がした。>>119 鼻歌を止め、音のする方向を向く。 するとそこには、見たことある顔の女性が、こちらに向けて銃を構えていた。]
・・・やぁ、既にやる気満々のようだね?
[穏やかな表情でこちらに銃口を向ける彼女を見つめる。目は笑っていないが。
後ろ手でそっと鉈の柄を握りながら、相手の様子を伺った。もし、撃って来るようなら直ぐに近寄って首元に鉈を突き付けられるように。
しかし、彼女にはそれとは異なる【機会】があることには気付かずに。]
(124) 2014/06/21(Sat) 00時半頃
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「なんでそんなに平然としていられるわけ?」
[彼女の問い>>123には何と答えようか、頭を巡らせる。返答次第では戦闘になることも厭わないが、この場で戦いを始めるとなると、誰かに加勢されては圧倒的不利になるのは自分だろう。]
んー? そうだなァ・・・それは、俺が誰かに殺されることも、俺が誰かを殺すことも、別に怖いと思わないからだろうね。
[どうやら彼女はまだ、銃の安全装置を外して無いらしいが、銃に詳しく無い・・・はその事には気が付かず。
その後に彼女がつぶやいた、アタシはまだ、死にたくないと言う言葉>>128には、それもそうだろう、と小さく心のなかで返答した。]
・・・いいよ。 君が銃を降ろすなら、この場は見逃してあげる。
[別に騙すつもりはなかった。彼女が銃を降ろせば、自身も鉈に添えている手を離すつもりだった。]
(144) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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[突如、別の場所のドアが開き、中から男が姿を現した>>135。それが時折携帯で会話をする富良野だと・・・は気が付かず。
彼女の方へと加勢しようか、何て言い出すから降ろそうと力を抜いていた鉈に添える手を、握り直した。]
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[無言で男と女性を睨み付ける。女性一人ならまだ勝算はあったが男の相手もするなら話は別だ。恐らく勝てたとしても負傷は免れない。
程なくして、彼女が口を開く>>139。]
それが自然の反応じゃないの?死にたくないってなら尚更、自己防衛が働くだろうし。 別に君は悪くないさ。
[どうやら彼女には戦闘の意思があまり見られないようだ。ここで収まるなら男も引いてくれそうだ>>140。あまり刺激しないように話しながら、行動をとる。 ここで戦うのも別に構わないが、男の武器は分からない。いくらこちらには''彼”の武器があるとはいえ、それは出来る限り後半まで使いたくない。 ならばここは、]
(145) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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・・・・・・じゃあ、今回は君の事を見逃す事にするよ。 ・・・だけど。
次会った時は、覚悟しておいた方がいいね。 今度会ったら、俺は君を殺しに行く。女だからって手加減も、容赦もするつもりはない。
だから、会わないように願っているといいかもね、俺に。
[そう言ってまた穏やかな表情で柄にかけていた手を離し、両手を挙げてこちらにも戦う意が無いことを示した。]
(146) 2014/06/21(Sat) 08時頃
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[彼女の反応に小さく笑いながら、耳に入って来た別の男の声>>148を聞く。]
休戦協定?
[男が持ちかけて来たのは、6時間と言う時間内、互いに手を出すことはやめよう、といったものだった。
つまり、向こう6時間は彼らに出会っても手を出してはならない。 言い換えれば、戦闘中に彼らに遭遇しても手を出されることは、ほぼ無いだろう。 他にもターゲットはいるのだ、別に悪い話でも無い。]
ふぅん、あんたの言うことは一理あるな 別に俺も急いであんたらを殺したいわけでも無いし
・・・オーケー。 俺も乗るよ、その話。
[そう言って2人の方を向く。]
(152) 2014/06/21(Sat) 12時半頃
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[その後に続いた彼女の言葉>>151に頷く。]
休戦協定の執行中は手を出さない。約束しよう。 ただ、協定を破って攻撃して来た時は────容赦しない。
[相手を完全に信用しきったわけでは無いが、別に彼らを急いで殺す必要も無い。攻撃された時はその時だ。
要は、彼ら”以外”の人物なら殺したって構わないということだろう。ならそれでいい。そう思ってる自分に気づき、小さく心の中で苦笑を漏らした。]
(153) 2014/06/21(Sat) 12時半頃
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