人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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視点: 人


【人】 研修生 キリシマ

[病院に着けば、ようやく彼の元についたと嘆息して。
暫く連絡を取れていなかったけれど、彼は元気にしているだろうかと、小さく苦笑した。
ご所望の本も幾らか持ってきたのだけど、気に入ってもらえるかどうか。

病院の入口へそわそわとした歩調で歩いて行く。やっともう少しで会えるというのに、この距離はどうにも遠すぎた。
――せめて連絡してから来れば良かったか、と。少しだけ後悔するけれど。此処まで来たら今更だ]

……ん?

[入口への道の途中、ふと純白の紫陽花が目に入って。彼の様だなどと、そんな呑気なことを考えていたのだけれど]

――カリュクス!?

[その根本に横たわる>>6:@3彼を見留めれば、持っていた鞄も何もかも投げ捨てて走りだした。
白衣が土で汚れるのも構わずにしゃがみ込み、彼の体を持ち上げる。まず息をしていることを確認すれば、そっと息を吐いて。
けれどそれで安心している場合ではないと思い直し、動かすのは不味いと分かりつつも、揺らさないようにと気をつけながら日陰へと連れて行く]

(5) 明治 2014/07/07(Mon) 00時半頃

【人】 研修生 キリシマ

[顔にかかる髪をどかしてやって、彼の顔を覗き込み、その顔色を覗う。青ざめてはいるものの、規則正しい呼吸を聞けば、ほうと安堵のため息を吐いた]

……カリュクス、

[それを見て、まずは大事ないだろうと思い、その頬を軽く。
彼がこれで起きないのであれば、すぐにでも処置室に向かうだろうけれど。――果たして彼は目を覚ましてくれるかどうか]

(6) 明治 2014/07/07(Mon) 00時半頃

【人】 研修生 キリシマ

――カリュクス。
嗚呼、良かった……。

[薄らと開けられた瞳に笑みを零して。同じく彼の口元に浮かべられた笑みを見れば、それは深いものになる。

許されるならばそっとその頬に手を当てて、彼からの問いに対しては小さく首を振る。
そうして『会いたかった』と。そう形結ぶその唇を、親指の腹でそっと撫ぜた]

僕も会いたかったよ。

[小さく、けれどはっきりと言葉を返し、くしゃりと顔を歪ませた。……まさか彼から、そんな言葉が聞けるとは思ってもいなかったから。

伸ばされた手を、自分の方から導く様に受け止めて。彼の小さな掌が己の髪に触れれば、微かに息を詰めた。
――彼に触れられるなど、いつぶりだろうか。そんな事を考えれば、胸が締め付けられるような感覚に襲われる。

けれどそれを表情に出す事はしないまま、どうにか笑みの形を保った。
この気持ちを彼に悟られてはいけないと、そう思ったから]

(14) 明治 2014/07/07(Mon) 01時半頃

【人】 研修生 キリシマ

ああ……僕もだとも。

[流れる涙をそっと拭ってやって、切なげに瞳を震わせる]

……でも、もうこれからはずっと一緒だ。

[貴方が許してくれるなら、と。
乞う様に言葉を落とすけれど。どうやら朦朧としているらしい彼に、その言葉が伝わるかどうか]

(15) 明治 2014/07/07(Mon) 01時半頃

【人】 研修生 キリシマ

い、要らなくなった?
――そんな事、僕は一言も言った覚えは無いけれど……。

[息を飲み、言葉を詰まらせる彼に、戸惑いの表情を見せて。けれどこれだけは否定しておかねばならないと、どうにか言葉を吐き出す。
……要らない、だなんて。そんなわけがない。それこそ初めて会った時から、いつまでも共にありたいと、そう思ってきたのだから。

揺らいだ瞳には、まだ何処か悪いのかと心配にはなるが、指摘する事も出来ず。
大丈夫かい、などと。月並みな言葉を落とした]

……何も。

[あげられるものはないと言われれば、少しだけ眉を寄せて]

何も、要らないよ。
……違うな、貴方からはもう、たくさん貰っているから。

[頷くように閉じられた瞳に触れて。それだけでは足りずに、彼が見ていないからと、拒絶される事はないだろうからと――そっと、口付けを落とす。
それだけで酷く彼を汚してしまっているような感覚に陥ったけれど、それでもこれ以上触れないでいるのは耐えられなかった]

(29) 明治 2014/07/07(Mon) 11時半頃

【人】 研修生 キリシマ

貴方が隣りに居てくれるだけで、それだけで。

[僕は幸せだよ、と。小さく小さく呟いた言葉は、彼に届いただろうか]

(30) 明治 2014/07/07(Mon) 11時半頃

【人】 研修生 キリシマ

[被される様に落とされた問いに、少し眉を下げて首を振る。
けれどそれに続いた言葉には、小さく目を見開いて。彼のその真意を知る事が出来れば、ほぅ、と。吐息を吐き出した。

返された言葉は酷くあたたかく、じわじわと胸に広がっていく。
からかう様に付け足された言葉には、馬鹿正直にゆるりと首を振った。――まさか、彼が同じ事を思っていてくれているだなんて、考えた事も無かったから]

それは……知らなかったな。
……その、嬉しいよ。

[ほんの少し頬が上気するのを感じながら、彼が自分の髪で遊ぶのを面映い気持ちで見守った]

どれだけ一緒に居たと思っているんだい。
そんなの、苦でも無いよ。

[引かれるまま、此方からも彼の瞳を覗き込んで。しっかりと目を合わせて、答えを返した。
この答えを、彼も望んでくれている筈だと、そう考えながら]

(97) 明治 2014/07/08(Tue) 21時頃

【人】 研修生 キリシマ


――カリュクス、

[そっと彼の名前を呼んで、顔を近付ける。
そしてもし許されるのならば、その白磁の髪をかき分けて、陽の透ける額に口付けを落とすだろう]

(98) 明治 2014/07/08(Tue) 21時頃

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