142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
tani 2013/09/02(Mon) 23時頃
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― 地下倉庫 ―
[>>3:42記憶を吸い取られるのと同時に、ユンの奥深くに眠っていた記憶もまた呼び覚まされる]
― 回想・20年前 ―
[滅び行く妖精の都を見て、全てが終わった。そう思った。 かつて都を治めていた妖精の死体を、片手でもてあそぶようにしながら『原初』がユンへと近づいてくる。 観念した。諦観した。傍観した。 頭を垂れて、ただ命が終わるのを待った。
しかし、終わりは訪れなかった。 一人の人間が、人狼でも妖魔でも吸血鬼でもない、ただの人間が、ユンに背中を向けて原初の前に立っていた]
(24) tani 2013/09/03(Tue) 22時半頃
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― 回想・20年前 ―
[ユンは原初と戦う人間の動きに目を奪われた。 その動きは決して疾くは無かった。力強くも無かった。 しかし、圧倒的に洗練されていた。 戦いではなく、舞踏のようにも見えた。 燃える都を背景に、まるで踊りを踊っているかのような光景。
やがて人間は原初に致命的な打撃を与えた。
そして原初を退けた人間は息も乱さすに、ユンに言った]
『いやぁ、とどめを刺せなかったよ。アタイもまだまださねぇ』
(36) tani 2013/09/03(Tue) 23時半頃
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― 回想・20年前 ―
[ユンはやがて蘇るであろう『原初』に対抗するために彼女のもとへと弟子入りした。 半ば押しかけのような形ではあったが]
『いいかいユン。『原初』は最凶の人狼であり、最高の吸血鬼だ。だから人外のままでは勝てないのさ。『原初』に勝てるのは人間だけ。勝つには『人間』になるしかない。人狼の本能を抑え込み、血に抗わなければならない。それは死ぬよりも苦しいことかもしれないよ。お前に出来るかい?』
[ユンは迷うことなく頷いた。 仲間の敵を討ちたいとかではない。 踏みにじられた矜持を取り戻すためでもない。 ただただ、彼女に少しでも近づきたいと思った]
(38) tani 2013/09/03(Tue) 23時半頃
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― 現在・地下倉庫 ―
俺は……生きる。
[そばで聞き耳を立てていたとしても、耳に届かないほどの小さな呻声を上げる。 そう。ユンはまだ死ねない。 まだ役目は果たされていない]
(40) tani 2013/09/04(Wed) 00時頃
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― 地下倉庫 ―
ぐうぅ……。
[体が焼けるように熱い。汗が滝のように流れる。
すでに体の傷は癒えている。人を食わずに生活し、人狼としての力が弱まっていたユンとは言え、その程度の回復力はある。 しかし、体内に入った吸血鬼の因子がユンの意識の覚醒を妨げていた]
(60) tani 2013/09/04(Wed) 21時頃
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『原初って言うのは人狼であり吸血鬼なのさ』
[うなされながら、いつだったかの師の言葉が、頭の中で響く。 以前、師に訊ねたことがある。人間以外で原初に勝てるものは居ないのかと]
『人間以外が原初に勝つには、それこそ何かを超越しないと駄目さね。お前がお前のまま、人狼と言う殻の中に入ってちゃ勝てない。だからまあ、人間になるしかないねぇ。それか、お前自身が原初に……。いや、この話はやめておこうかね? それこそ修羅の道だ』
(64) tani 2013/09/04(Wed) 21時頃
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『真に見極めるべきは敵の動きではなく、自分の心なんだよ』
『戦いって言うのはね、相手を理解するってことなんだ』
『どうしても分からなければ、流れに身を任せてみるのさ』
『原初とて所詮は二本の足で大地に立つ生き物さ』
『血が出るならば倒せる』
『人も狼も魔物も全部、生き物であることに変わりはない。何も変わらない』
(71) tani 2013/09/04(Wed) 21時頃
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……。
[ユンはゆっくりと立ち上がった。 開かれたその双眸は、人狼でもなく吸血鬼でもない。不思議な輝きに彩られていた]
(72) tani 2013/09/04(Wed) 21時半頃
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[地下倉庫を抜け出し、外へと出る。 夜のシンとした空気が肺へと流れ込む]
……。
(79) tani 2013/09/04(Wed) 22時半頃
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