304 【飛び入り歓迎】学園の七不思議2
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― 校庭 ―
[校庭から光源が無くなっても、舞い降る花弁たちは仄かに光を放っているようだった。 それらに目を奪われた僅かな間に、コリーンとピスティオの姿は掻き消えていて。 明之進と名乗る青年の言葉通りなら、 二人は元の世界に無事に戻れたことになる――]
…いやファンは分かったけども。 ストーキングはどうかと思う。
[中空に向かい、冷静に突っ込んだ。 無念や死因には同情の余地はあるとはいえ、 シメオンとやらの行いを差し引くと±0ではないかと思うがどうか]
キャサリンといい、このシメオンって霊といい、 濃ゆい系のヲタクが多いのはなぜなんだ。
[個性を伸ばす学校の気質か―― ややドン引きした表情で嘆息した。]
(18) 2020/05/23(Sat) 09時頃
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ウィレム、心当たりあんのか? 学校内って探すところ多そうだが 怪しい場所はありそうで思いつかねえな。
[部活倉庫、とか聞こえたので>>6 早速アタリを付けたらしい友人に言葉を向ける。 懐中電灯を燈したところを見るともう行く気らしいと踏んで、引き留めることになっては悪いと手短に応援しつつ] 懐中電灯? どっからそんな便利なもんを…
[ウィレムの手元を見、それから女子組に配布されつつある懐中電灯>>8を見て、ついついそんな問いかけを向けかけるが、配布している人物に行き当たれば、おっと、と気まずげに言葉を噤む。さっきツーン>>2:258とされたばかりだった。 とはいえ女子優先配布は妥当だろう。 自分は揺れの後にすぐに外に出て、光源確保は後回しにしたのだったが、無いなら無いで手さぐりで何とかなると軽く考えている。校内は気持ち悪いが、最悪教室まで行ってスマホ確保だ。]
(19) 2020/05/23(Sat) 09時半頃
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あぁ、美術室関係の部屋はいい線行ってそう。 衣装をモデル用に使ったりとか、ないとも限らないしな。 確かフェルゼ、だったよな? 名乗ったっけ?ユンカー・レームクール。 中学の時か、保健室でよく見かけたのを覚えてるよ。 むしろ保健室以外で会うのは初めてかもしれないな?
[偶々彼の声が耳に入ったので、見かけたり見かけられたり>>2:211してはいるもののはっきりと名乗った記憶があまりない男子生徒へと声を向ける。 相手の名は、グレッグの結果発表からの消去法で認識したのだが、訂正がなければ恐らく間違っていないのだということにする。]
もう行くのか? 気を付けてけよ。
(20) 2020/05/23(Sat) 09時半頃
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オレはー…… こんな機会でもなきゃ入らない学長室! …は、鍵かかってるよなー、流石に。
階段下の開かずの間でも暴いてみるかね。
[口元に手を当て、半ば独り言のように。 昨日今日と、掃除の時から気になっていたのだ。 そこで気づく、そういえば、ヤニクの姿がない。 先刻まで校庭で声が聞こえていたのに、もう出発したのだろうか。
もたもたしていても仕方がない。 行先目標を頭のなかで絞り込みながら、自分も出発しようと靴紐を結び直した。*]
(21) 2020/05/23(Sat) 09時半頃
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だな。校内たって広いし。 こんな時、王道オカルトだと、都合よく床下に秘密の階段が!…なんてことになりそうなもんだけど、いうて舞台衣装をしまい込むだけなら、そんな大仰なところには置くわけねえし、やっぱ小部屋関係に絞ったほうがいいかと考えてたとこ。
……あ、いや。
[首を傾げるウィレムに、首振って、 懐中電灯そのものに何かあるわけではないと示す]
え、ペンライト? オレは感覚で進めるかなって楽観視してたんだけど… ウィレムが大丈夫なら有難く借りとく。ありがとうな。
[いざという時の予備に二本持ちという選択肢もあるだろうに、本当にこの友人は人がいい。厚意を無下にすることはせず、ウィレムの気遣いに感謝しつつ受け取った。>>22*]
(27) 2020/05/23(Sat) 11時半頃
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[思えば、保健室は、普段関わりの無い 後輩たちと出会う数少ない接点だったらしい。 彼の事情は知らずよく会うなくらいにしか認識していなかったために、身体が弱いだろうかくらいに想像していたのだが。先刻の投球然り現状然り、考えすぎだったのかもしれないと片隅で思う。 暗い中であまりはっきりとは分からないが、 複数人で動く向きもあるらしく、 どうやらフェルゼにも1年組から声が掛かったようだ。]
もう行くのかと思って早まって挨拶したけど、 レティたちと行くのか。両手に花だな! しっかり守ってやれよ、白銀の騎士!
[今度こそ、気を付けてとひらひら手を振った。]
(36) 2020/05/23(Sat) 13時頃
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― 校内 ―
[さて自分はといえば、既に姿の無い人に倣って校内へと侵入する。まず昇降口に立ち、ウィレムに借りたペンライトのスイッチを入れ、ぐるりと180度照らした。左右を見回す。] どこだっけな。 1Fの西端だったと思ったんだが。 確か直ぐ傍にトイレがあって、掃除用具と例の扉と――、
[――トイレ。トイレか。 明るい日中だろうとただでさえ色々な噂の立つところに、 夜とも深夜とも時間も分からぬ真っ暗闇。 想像しただけで鳥肌が立つ。]
ま、中に入るわけじゃないから。 何も出てきませんように。まじで。
(37) 2020/05/23(Sat) 13時頃
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ユンカーは、レティーシャの餡バターサンドという単語に反応した。運動すると腹減るよな*
2020/05/23(Sat) 13時半頃
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[校庭での勝負の前に近道を通った時よりは慎重に廊下を進む。例の場所と思しき場所に到達したなら、掃除用具入れとの距離感を考えて壁をまさぐる……あった。問題のドアノブ。 ちら、とトイレの方を警戒したりしつつ(嫌なものは嫌だ)、ノブに手をかけ、ぐ、と力を入れてノブを下ろそうとするが下がり切らない。]
開かねえ。開かずの扉は伊達じゃないってわけか。 強情っぱりめ。 くっそ、ひ、ら、け!
[中身は単なる書類の山だと聞いていたが、 どうも内側で何かがひっかっているようだ。 ガチャガチャやったり壁に足をかけて力任せに引っ張ってみたりと悪戦苦闘し、漸く開いた時にはやや疲弊の色が表情に浮いていた]
ホコリすげえ……。 これで徒労だったら、掃除場所を自ら増やしたことになるだけじゃね…?
[本当に物置のようで、人が2,3人も入ればいっぱいになりそうだ。突然扉が閉まったりというのはホラーの定番なので、足だけ外に出して扉のストッパーにしつつ、ごそごそ探っている。]
(42) 2020/05/23(Sat) 13時半頃
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ユンカーは、やがて厳重に包まれた箱の中に、11を発見することになる**
2020/05/23(Sat) 13時半頃
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こ、これは…
[これはいいものだ。これはいいものだ。 大事なことなので二度言いました。 出て来たものに面食らいつつ、そろっとスリットの内側を捲ると、シメオンの名が書かれたタグあり。]
……やべ。 シメオン先輩への印象が180度変わっちまう。 ストーカーの変態野郎とか思ってすみませんでした。
[素直だった*]
(43) 2020/05/23(Sat) 13時半頃
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― 1F・西側階段下 ―
[チャイナドレスを手に時を止め佇んでいたのはどのくらいの間だったろう。様々な脳内葛藤がひと段落したところでやっと自分の時が動き出したが、新たな問題が浮上していた。]
……これはこのままで素晴らしいんだから、 このまま提出したほうが…いや、 でもなあ、本当に良いものか?
[仮にもシメオンのミューズの為に準備する衣装を、 自分の趣味嗜好で提出するというのはいかがなものか。 然程表情には出しはしなかったが、一度他の男のテンションが爆上がりしたものをはいこれですと差し出すのは失礼ではないかという迷いだ。 でもそもそもこれは元からシメオンがファンである相手の為に用意してあるものであるからして……いかん、正常な判断が出来ているか自信がない。]
(114) 2020/05/23(Sat) 20時頃
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[ここまで考えたところで、付近から掛けられた声。 ビクッッと明らかに不審なほどに飛びあがった。]
おわあ!!? な、なんだ誰?! って……メルヤ先輩じゃないすか〜〜… びっくりしましたよ、もう。
[深く嘆息して肩を落とした。 メルヤの反応から推察するに、少し前までの呟きは>>111聞こえていないはずと踏んで、しれっと問いに答えていくスタイル]
(115) 2020/05/23(Sat) 20時頃
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ええ、一着だけ。 チャイナドレスなんですが…
[白地に金糸の刺繍が施されたごく正統派で非常にお上品な作りだが、 深いスリットの意匠がなかなか――とは語らなかったが、 とにかくメルヤに内側のタグと共に示してみせた。*]
この開かずの間で埃にまみれてました。 メルヤ先輩は? 良さそうな衣装、見つけました?
(116) 2020/05/23(Sat) 20時頃
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[メルヤに謝らせてしまったので、 そうする必要はないと首を振る。]
いえいえ、オレの方こそちょっと考え事してて。 ですよね…これに手を加えるって無理難題ですって。 異国風の飾りでも付ければいいのかも知れないけど、 そんなモノ持ってねえからなあ。 被服室ならそれっぽいもの見つかるかな?
[メルヤに見せた後は綺麗に折りたたんでおく。 持て余しているわけではないが迷いもあるから、 箱に収めて小脇にかかえておく。使わなかったら戻せばいい。]
(130) 2020/05/23(Sat) 21時頃
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メルヤ先輩のは……あ、こういうのってなんて言うんだっけ。 和風ドレス? 着物ドレス、かな? 可愛いですけど、何に使ったんだろ。 こういうのはレティあたりが似合いそうなもんですが。
[チャイナドレスも可愛い和風ドレスも着こなすと知って、 シメオンのミューズとやらのイメージがぼやけてくる。 見せて貰った服>>122を前に、思案顔。]
手を加えるって言われたら、 例えばこの帯っぽい布の結び方を変えたり? 何か縫い付けたり?そのくらいしか思いつかないですね。 ……つかぬことをお聞きしますけど。 メルヤ先輩、裁縫できる人…?
(131) 2020/05/23(Sat) 21時頃
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ユンカーは、ウィレムは衣装を見つけ出せたかな?とふと思った。*
2020/05/23(Sat) 21時頃
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ですね。 結局、餅は餅屋ってやつで。 裁縫なら被服室、工作なら美術室、と。
[女子に意見を求める>>140というのも基本的には同感ではあった。着物ドレスを舞台に上げるときの役どころ、気になりますよねなんて言いつつ]
……悪いこと、ね…… あー、先輩それ、すげえ分かる気がします。 いや同じことを意味してるとは限らないんですが、 妙に罪悪感がありますよね。
[この点について小一時間メルヤと深く語らいたくなったが、先輩に迷惑なのでやめておくことにする。 そう、シメオンに対して感じる罪悪感とは、また別の、…]
(160) 2020/05/23(Sat) 22時半頃
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………似合うと思いますよ。
[不意のメルヤの問いかけ>>143には、 一瞬表情が無になったが、ひとまずそう返答する。 誰も彼も何なんだろう本当に。他意がないのは分かっているけれども。]
(161) 2020/05/23(Sat) 22時半頃
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良かった! 勿論俺もからっきしです。 あ、部活中のユニフォームのほつれの 一時対処にはほつれ止め液が便利ですよ。 じゃ、そろそろ行きましょうか。
[メルヤの返答には、同じですと笑った。 話に一区切りついたなら被服室に向かおうと促し、 裁縫が出来ない者同士、連れ立って向かうのだろう。*]
(162) 2020/05/23(Sat) 22時半頃
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― 被服室 ―
たのもー。
[道場破りのようにガラッと扉を開ける。]
お? すげえ。
[日頃綺麗に整頓されている被服室の中は、 並んだマネキン、持ち寄った衣装で賑やかで、 机の上も各々の工夫の跡で溢れているようだった。]
(172) 2020/05/23(Sat) 23時頃
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もしかして皆もう作業終えてる? オレたちが最後の方だったんだな。
[誰にともなく言って、空いたスペースに衣装と共に滑り込む。時間が許せばもう一箇所くらい探索して発掘するつもりだったが、こうなってしまったら腹を括るしかない。] …んんん。 こうして見てもやっぱ手を加える必要なんてないけど、 一つだけ気になることがあるとすれば、
[考え考え、向かって右の袖を折り返す。 ああでもないこうでもないと首を捻った後、 裁ち鋏を持ち出してきてジャキンと一太刀。 左も同様に切り落とす。
縫い留め方くらいは周囲に聞きながら、 何とか、自分ならと思う長さまでたどり着いて]
(175) 2020/05/23(Sat) 23時頃
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シメオン先輩。“見つけました。” ―――で、いいんだよな?
[シメオンは何処に居ただろう、 ぐるりと周囲を見回してみる。*]
(176) 2020/05/23(Sat) 23時頃
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ユンカーは、デザイン:93(0..100)x1 造形美:17(0..100)x1 趣味加点:17
2020/05/23(Sat) 23時頃
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お い ! 殆どデザインじゃねーか!!
[ほらみろ変えなくてよかっただろ!みたいな顔になったのは言うまでもない。*]
(182) 2020/05/23(Sat) 23時頃
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[結果が出るや否や、メルヤの元へ遠慮がちに近づいた]
すいません先輩。 オレが余計なこと言った所為で…
[『orz』ポーズをする人に恐縮しきりである。*]
(184) 2020/05/23(Sat) 23時頃
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