256 【突発RP村】胡蝶の夢
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[可能かもしれないが>>145 その後は続かなかったけれど、彼の言いたいことはわかった。 ローズマリーも、覚悟を決めるべきだと悟る頃合。
犯人は、この中にいる。 オーレリアの言葉を信じるならば、その人物は――…。
それはともかくとして、縛りおくという対処法に どうしても不安を抱かずにはいられない。]
ジェフ様。 私は、思うのです。
[かつり、と一歩、ジェフの傍へ。]
(147) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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[──ここへ、来る前。
“ナナが熱を出してしまったの。” “ハナはひとりで大丈夫でしょう?” 収穫のお手伝いへ一緒に行くはずだった母は いともあっさりわたしとの約束を破った。 病気は大変、仕方のないこと。 お姉ちゃんのわたしが我慢するのは当然で
ひとりで大丈夫。
心配の言葉を掛けられたなら、 無意識に強がってそう答えるのが常。]
(148) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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人狼と思しきを、縛って見張るだけで本当に大丈夫でしょうか?
[内密に話したいがため、 小声が届くほどまで距離を縮めようと。>>146]
協力する者がいる以上、見張りも意味がない。 誰が協力者かもわからないのですから。
だから
[一呼吸置いて。その言葉を発するのは とてもつらいことであったし、残酷でもあるけれど]
縛るだけでなく、……息の根を止める必要があると。*
(149) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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[大丈夫。 だいじょうぶ、だから。
きっとすぐに帰れる。 そう、トレイルのお兄さんは言っていたから。 吹雪が止んだらきっと、すぐに──…]
……かあさ、ん……
[震える声でぽつり、零せば目を伏せ泣き出さぬように ぎゅっとスカートの裾を握りしめた。 けれど、無知なわたしは気付かなかった。 殺されてしまった、そんな事実よりもっと怖いこと。
雪に閉ざされた修道院で、誰かが殺されてしまった。 それはつまり、見知った誰かが キャサリンを無残に殺したということ。*]
(150) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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たちの悪い御伽噺だ。
[溜息混じりに呟いて食堂へと行く。 其処には紅茶が用意されていた>>41。 林檎の収獲を終えた後の、和やかな茶会の席が頭を過る。 甘いアップルパイの匂いも今は遠く。 何かを堪えるように、ぐ、と一度眉間に力が籠った。]
――… キャサリン。
[呼ぶ声は小さく、暖炉の火がはぜる音に紛れてしまう。]
(151) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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[一歩近づくローズマリー>>147、に、一瞬後ずさりそうになって、なんとか、眉を動かす程度の動きにとどめる。]
……――――!
[偶像。 美しき偶像。皆の憧れ。花の頬に鈴の声。
そんな世の羨望を集めたような存在が、自分よりも残忍なことを言い出して、今度は隠せず、目を見開いてその瞳を凝視する。]
つまり……殺せと。
[彼女の瞳は何を映していただろう。恐怖か、猟奇か、決意か。 正当防衛という言葉はあるが、本来はしかるべき手順を踏んで人を裁かなくてはならない。 そうでないと、自分のような自警団の存在する意味がなくなる。]
(152) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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……まずは。 まずは、犯人を見つけてから、だ。
[そうだ。殺してから、実は間違っていました、では済まされない。その責任は誰がとる? 殺すほどの証拠を、何でつかむ? そっとなだめるように、彼女の肩に手を置く。]
確信できる証拠が揃ってから。
[そのとき、まだ危険と思うのなら――彼女の提案も、聞き入れるべきかもしれない。]
(153) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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[食堂へ戻るとハナの姿を捉えた。 ただでさえいつもの家族がいない寂しさ、 それに加えてこの重々しい空気。 小さな少女が潰れてしまわないかと。]
ハナちゃん、あの、大丈夫かい?
[おそるおそる、彼女の頭を不器用に撫でた。]
(154) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[見開かれた、その眼を見つめる。 真っ直ぐに、瞬きも忘れるほど、真摯に]
……ええ。
[わかりやすい表現に、頷いた。>>152 瑠璃の瞳に映る色を、測ることは難しい。]
(155) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[けれど、確かな正論が続けられ>>153、ふっと笑う]
その通りだわ。いけないわね、私ったら。 大切な人達が死んでいくことが怖くて だからって……。
[肩に置かれた手に、手を重ね。 表情には、己の思いつめた言動に対する 狼狽が見えるだろう。]
……ジェフ様、私はこの辺で。 私なりに証拠というものを、探してみたいのです。
[傍を通り抜けようとした時、ふわりと躓いて ジェフの足を踏んでしまう。]
(156) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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あ…… ごめんなさい、わざとではないんです。
――――でも靴が汚れなくてよかった。
[たおやかな笑みを浮かべ去りゆくは 人に愛され、人を愛する、偶像そのもの。**]
(157) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[柔らかなソファに身を沈めるハナと 彼女に話しかけるヴェスパタインの姿をちらとみる。 口下手な男は少女に掛ける言葉を見つけられず 結局視線は、テーブルの方へと戻ってしまう。
紅茶はもうさめているだろう。 カップに注ぎ、それで喉を潤した。]
(158) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[ふっと彼女の表情が和らいで>>156、手にぬくもりが伝えられる。 狼狽、しているようだ。
そうか、泣き叫ぶものも、喚き散らす者もなく、どことなく静かなこの修道院。 おかしい、と思っていたが。 やはり皆胸には同じような驚きと恐怖と葛藤を抱えているのだろう。
それを少し垣間見た気がして、「普通の反応」に、安心する。]
証拠を?
[やめた方がいい、と言おうとして、足を踏まれる。 彼女がよろめくようなら、そっと腹の辺りに腕を寄せて支えた。]
……はは、わかっているよ。 食堂にハナとかいう子供がいるはずだ。 よければついてやってくれ。
[わざとではないという言葉につい笑ってしまって。 どこに行くのだ、危ないから一人で動き回るな。そういうことを伝えたくて、ハナのことを言ってみたが、行き先を確かめることまではしなかった。*]
(159) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 20時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 21時頃
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[握りしめた手は小さく震えていた。 大丈夫と言い聞かせても、気休めにもならない。 構われないのと会えないのとは訳が違う。 不安と寂しさはただ、募る一方で。]
……ヴェスパ、お兄ちゃん
[掛けられた声。>>154 ぎこちなく頭を撫でる手に、落としていた視線を上げる。 向けられた気遣いに瞳がじわりと熱くなるのを感じた。 ぎりぎりで堪え、唇を引き結び 飛び込むようにその胸に顔を埋めたなら ぎゅう、とか細い腕で抱き着いた。]
(160) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[>>56ひとが亡くなった。 ローズさんの言葉を反芻して、しばらくそこに立ち尽くしていた。 見てはいけないと、ここから去ることを促されたかもしれない。]
……うっ、……う……う。
[何か言おうとして、言葉の変わりに出てくるのは涙。 そのままキャサリンの亡骸が運ばれるのを見送る。 もう、原型を留めていない、いのち。
キャサリンは死んだよ。 でも悲しむ必要はない。 だって、だって、その代わりに新たな命が産まれるんだもの。
楽しみでしょう、みんな?]
(161) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[涙を拭うほんの一瞬、口元に弧が形作られた。]
(162) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2016/11/15(Tue) 21時頃
アイリスは、ジェフの調査の手際をじっと見届けた。
2016/11/15(Tue) 21時頃
アイリスは、ローズマリーの言葉を反芻している。
2016/11/15(Tue) 21時頃
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さて。
[ローズマリーの去った後、自分でも一通り、子供部屋と思しき部屋を物色する。 だが、何も証拠につながるものなどありはしない。 質素な修道院の子供たちのおもちゃ事情を知るまでだ。
部屋を出て、確認するように、きちんと戸を閉じる。
どこへ行こう。
一人一人の部屋でも確認させてもらうか。 念のため、メルヤに了解を得ておこうと、彼女を探して、玄関の辺りまで歩くが、まだいたかどうか。]
(163) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[>>160自分の腕を抱くハナの細い腕は小さく震えていて]
・・・・・・大丈夫さ、ハナちゃん。 ほら、僕の手を見てごらん。
[頭を撫でた手のひらをハナの目の前へと差し出す。 蒼白い顔には見合わない、火傷とタコで岩のようになった手。]
僕って意外と強いんだ。 悪いやつが君を狙うなら、僕がそいつと戦うよ。
[できるだけ、自慢げに見えるように、笑った。]
(164) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[ジェフの問いかけには、首を振るだけ。>>118 最初は縦に、次は横に。 メルヤの認識通りの、回答をした。 それ以上話す事はない。口は、開かない。 立ち去る気配にも、かける言葉はなかった。
それから、どれだけ時間が経ったか。 再び名を呼ばれる。>>140 聞き間違えのない、家族の声だ。]
……トレイル。 おねーちゃん、が、
[瞼を細く開けば、覗き込まれていることがわかる。 彼の衣服を掴もうと手を伸ばした。]
(165) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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— 食堂 —
[興奮が冷めないせいで、食欲は沸かない。 キャサリンが作ってくれたパイの味が恋しいけど、その手もろとも餌になっちゃった。 部屋に持ち帰った彼女の一部は、大事に大事に使ってあげる。
食堂の戸を開けると、やはりそこの空気も重苦しい。 あんなことがあった後だものね。 見渡せば、ハナにランタン屋さんに、ケヴィンさんがいただろうか。
>>158テーブルで物静かにしているケヴィンさんのところに近付いて、 私も冷めた紅茶をいただこうとする。
鼻から入って口内に満ちていた血腥い香りを、それで中和させるように。*]
(166) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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なんで、家族なのに、いなくなっちゃうんだろう。
[姉が望んで、命を絶った訳ではないだろうとおもうのに、口から飛び出したのは、そんな言葉。]
(167) 2016/11/15(Tue) 21時頃
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[空になったカップを片付けに行こうとすれば アイリス>>166が食堂へとやってきた。 紅茶を飲もうとする彼女に場を譲る。]
――……、
[アイリスを眺めはするものの、 やはり言葉は浮かばず。 カップ一つを手に調理場へと足を向ける。]
(168) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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……うん。
[開かれた瞼>>165、相棒の目には変わらない姿で己が映ってるだろうか。 決して何も拒むことはせず、したいようにさせて。頷く。]
……悪いケダモノが、入り込んでるからさ。
[切実に響いた言葉>>167、に悲しげに目を伏せて見せた。 返した内容に嘘は無い、確かな事実を相棒として彼女へ。 ハナにしたように、その頭に手を置いて、撫でる。 思えば年下ながら近い齢のメルヤには、そうしたことはあまり無かった気がする。]
(169) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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なあ、相棒。
おれ達、姉さんに随分良くしてもらったな。 ……おれ達は、確かに家族だったよな。
[その声はじゃれあった日々から低く変わり、 常とは違う真剣さを乗せて。]
なら、 ……見付け出さなきゃ。姉さんを喰らった奴を。
(170) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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分かるよな、姉さんが言ってたことは全部本当だったんだ。
……ちゃんと味方して、聞いてあげられなかったな。
[悲しげに己を責めるように、唇を噛む。 しかし、暗にお前もそうだろ?と、言っていることに気付くだろうか。]
おれ、 お前だけは絶対に信じるよ、相棒。
なあ。 一緒に敵討ち、しようぜ……?
(171) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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[顔を上げ、メルヤを見る瞳には真っ直ぐな意思が乗る。 答えを待つように、見つめたまま。 ……両手は拳を作り、握り締めて。*]
(172) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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[玄関前に戻ると、若い男女が何やら密談していた。>>165,>>171 修道女が。 見る人が見たら問題にされかねない。
会話は聞えない位置で、]
コホン。
[と咳払いをして存在を知らせる。 見ている眼がある、という知らせも込めて。
こちらに気づいてくれたのなら、皆の部屋を改めさせてもらう、とだけ告げて、特に厳しく止められないなら、二人を残して2階に上がっていくだろう。]
(173) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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[>>168ケヴィンさんは席を立つ。 赤く泣き腫らした目で、その背をじっと見つめる。 彼が去るか去らないかのところで、聞こえるか聞こえないか分からないくらいの声量で言葉を投げかけた。]
ケヴィンさんは、かなしい? 怒ってる? こわい?
[取り乱さないし、悲鳴も上げない、逞しい人。 彼の無骨な表情から読み取れるものは少ない。
カップに注いだ紅茶の色は、血とは少し違う、透き通った紅。 香りは弱まっているけど、それでも美味しく感じた。]
(174) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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っ!
ええと、……ジェフさん。
[咳が聞こえ、大きく肩が跳ねる>>173 慌てて視線をメルヤから外し、辺りを見渡し、やがて見つけられただろうか。その男を。 メルヤに用があったようで会話には口を挟まない、が。]
…………。
[その内容に落ち着きなく瞳が揺れた。*]
(175) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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[喉を潤しながら、目を閉じて、思う。
——私は人狼とは違って、人間の肉を食べることはできない。 だから、証拠となる遺骸を食べて隠すことはできない。
もし罷り間違って部屋を調べられたら、大変なことになっちゃうかも。
と、螺子足らずの頭はようやくそこに考えが至る。*]
(176) 2016/11/15(Tue) 21時半頃
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