238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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何を知る? 何を黙する?
日向は、それが気に食わない。
[>>@0:314>>@0:315>>@0:316どこかの男も、そうだった。 知る物から逃げ、黙し。飄々とした態度で心を隠す、気に入らない目。
だから。“少女”は問いかける。 元を辿れば諜報の一族。その血の成せる業なのか。 真実を、この耳で悟るために。
だから。]
(137) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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いい加減に観念し、……むぐ。
[詰め寄ろうとして、言葉は止まる。 >>@2口に押し込まれたのは、甘い酸味の赤と白。]
…………?
……、…………。
……………………。
[むぐ、もぐもぐもぐ、もぐ、ぐ。……こくん。 咄嗟に咀嚼するそれを、店主の指が示す。]
(138) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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……………………。
…………まあ、いい。 また、どこかで逢うのなら。その時、日向は確かめる。
……ごちそうさま。
[顎を動かしたせいか。 はたまた、口の甘みを苺が押し流した為か。 嚥下する頃には、沸いた腹立たしさも腹の奥。 吐き出しそびれたその疑問は、生クリームに包まれて。
飲み込み終えれば、ぷい、と。背を向け、歩き出した。 向ける足は不思議と、血塗れの重さを感じずに。 店主の呟きもトラックの行方も、少女の背の向こう側*]
(139) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 22時半頃
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! カイちゃ……!
[自分で起こした雷とはいえ、彼がバランスを崩す>>134のを見れば息が詰まる。 思わず彼の名を呼びかけ、ぎゅっと唇引き結ぶ。
私の名前を呼ぶ、声が張りつめてて。 希望を捨てないって真っ直ぐ雷の道を見る、 その姿は気高く美しく。
ああ、駄目だよ。来ちゃダメなんだよ。 紫電は貴方を傷つける。 触れたところから痺れと火傷を負わす。 気を纏えば緩和されるとは、思うけれど。]
(140) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[こんなとき、どうするべきか? 怪我をしてでも、彼女の元へと行くべきだ。 俺の心がそう叫んでいた。
近づいて、どうするかなんて知らない。 それでも、何もしないのは厭なんだ。
大丈夫、最速で行けばきっと行ける!!
そうして構えた、次の瞬間。]
(141) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[ダダダダダダ!!
銃声の音に、思わず飛んで回避する。 新たに2体のドローンが、こちらを狙ってきたのだ。]
くっそ、こんな時に!
[翼はちょっと痛いけど、そんな事を気にしている暇は無い。 それに、菖蒲も狙われるかもしれないのに――!!]
(142) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[ポシェットから取り出すポケットハンドガン。 かちりと音を立てて外すセーフティ。
狙いをつけるのは、天に浮かぶ貴方の翼。 それがなければ。貴方が人であれば。 こんなことしなくて、すむのに。そんな我儘な事を思いながら。]
カイちゃん、近づいたらずどんなんだよ。 だからね、私達の考えに賛成してほしいの。 怪我しちゃうよ?痛いよ?
私、カイちゃんを傷つけたくないんだよ。
[必死に言葉を紡ぐ。 踏みとどまってくれるのを、願いながら。]
(143) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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本日は生憎の曇り空。 所により雷が落ちるでしょう。
リア充の爆発にはご注意を、っと。 ………なンて、言ってる場合じゃねえか。
[人々を避難させたのは正解だったらしい。 >>135街に落つるは、逢瀬を分かつ雷。
もはや視界には入れずとも 方角、雷の予測落下地点から 其処に誰がいるのかは分かった。]
(144) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[その時だ、ドローンが彼を狙ったのは>>142 そして、私にも向けられる奴等の銃口。]
ちょっ、な、なんでカイちゃんまで!! 機械のおばかさん! やめなさいよ!もうっ!!
[慌ててドローンの電気信号を破壊する紫電。 それはきっと、一瞬できた僅かな隙だ。]
(145) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[――菖蒲か? ドローンか? 一瞬、迷ったが、その時。菖蒲に隙が生まれる>>145
良く分からないが、チャンスだ!]
うおおおおおおおお!!!
[足に気を溜め、一気に近づく]
(146) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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『――――リューくん、何があった』
[天使は天使に信号を送る。 天使にしか聞こえぬその音波で。
そう、だから灰色の天使にも聞かれているかも知れないが]
(147) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[気分が悪い。 耳鳴りかと思ったのは避難勧告>>104だ。]
……サイモン。いや。
[息をゆっくりを吐き出した。 体調の悪さはまだ術に馴染み切っていないのと、異母弟の体調の悪さゆえだ。 だが調節はされている。大丈夫すぐに、慣れる。]
カムイか。
[空へと上る青い線>>105。 人は天使に及ばない。 それでも、結界術は幸々戸も得意とするところだから、不調であっても張られる結界障壁には感知する。]
(148) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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――!!き、きちゃだめ!!
[咄嗟に向ける銃口>>146 でも、どうしても――その心の臓に、撃てない。 ぎゅっと目を瞑って放つ紫電の弾丸は、貴方の足元。
お願い当たらないで。離れてと。]
(149) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[突如、頭の中に響く声。>>147 カムイか……!
『彼女を、止めてくれ――!』 『菖蒲の奴、天界の門を開きたいと言ってるんだ――!!』
必死に伝えるのは、その2言]
(150) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 22時半頃
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……アンジェ・ロイス。
[音波を感じ取れば、自然と足はそちらへ向く。 この混乱の中でなら。
大須賀の目的の一つを達成できるかもしれないなんて考えながら。]
(151) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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カイルは、アイリスの銃に驚きながらも――
2015/09/12(Sat) 22時半頃
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まあ、ウチもなんだかんだで 関わってたこともあるしね。 そう考えるとアタシらも容疑者なのかなあ、嫌だなあ。
[身の潔白なんてどう証明していいのかわからないうえに、 もし力の強い家に一斉に襲われたりなんてしたら、 秋津も自分もどうなるのかは目に見えていた。 面倒だなあと口癖のようにひとり呟く。]
(152) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[そんな顔色悪い奴>>128を置いて行けと言う方が無理な話。 と言いたい所ではあったものの、連れて行っても足手まといになるばかりで、確かにこいつの言う通り、狙われてるのは自分だけ。
式の動きも止まったまま。 冷や汗の浮かぶ顔に顔をしかめても、癒しを持たぬ自分ではどうする事も出来ず。 そしてこの緊急時。幸々戸の家の形代>>130も、知らぬ話では決して無い。]
…ちっ、 めんどくせえ、奴。
[彼のファイルから零れ落ちた数枚の紙を拾い上げ、触れたのは火傷の手。 片方の手袋は何時の間にかコートのポケットに収まって、色を塗した鮮やかな紙の上を、攣った皮膚の指先がなぞっていく。 呟いたのは二言三言。 時間はほんの、数秒の事。
それが済めば紙を無理やり押し付けて、面倒くさそうな顔で見下ろしていたか。]
(153) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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属性をいじった。 燃え尽きるのは早いが、消え際それなりに爆発する。
まあ、…持っとけ。
[つまりは、最初は何時も通りのただの式。 途中から炎を纏った小型時限爆弾に。と言った所。
此処でくたばられては幸々戸の次男坊に危険が及ぶと言うだけで、そう大して深い意味は無く、 こいつ自身がが気に食わん事には変わり無い。]
邪魔者は置いて行くからな。 次顔合わせた時に俺の進路で倒れてたら、
…燃やす。
[そう言うが早いか背を向けて、薄情者はさっさと走って行ってしまった事だろう。*]
(154) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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[菖蒲の銃口は、心臓から離れた位置に発射される。 危ない、と必死にかわし、危うく、すれすれの所で外れた。
しかし、俺もまた、彼女を殴る事なんて出来るはずもなく。 快流は、足を止める。]
――もう、やめようよ。 俺だって、こんなことしたくないんだ。
[悲痛そうな台詞が、漏れる。]
(155) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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サイラスは、イアンアンジェ・ロイスの結界に感心している
2015/09/12(Sat) 22時半頃
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…ま、そういうこと、だね。
とりあえずアタシは様子見かなあ。 身に降りかかる火の粉は払うつもりだけど、 不確定のまま仲間を襲いたくはないし。
[言外に呟かれた言葉を察して溜息が出てしまうのは許してほしい。 そのまま、じっと相手の顔を見つめて一言つぶやく それは宣言のように見せた、懇願]
――信用してるから。 裏切らないでね、斎兄さん。
[にっと笑うそれはいつもの笑顔とは少し違っていたか。 さて、と話を区切るように声をあげると相手に尋ねる]
アタシはもっと人に会って情報収集したいなって 思うんだけど、ツッチーはどうする?
(156) 2015/09/12(Sat) 22時半頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 22時半頃
ナナオは、サイラス兄さんはどうするのかなっと。
2015/09/12(Sat) 23時頃
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[属性をいじった>>154とそう一言に言っても中身はそんな単純なものでは無く、 消え際術者に跳ね返る反動までも二分とし、
つまりは幸々戸と自分と、走る筈のダメージを綺麗に分けている。
恐らく使われれば此方にそれなりの反動も来る事だろうが、生憎自分は、丈夫な作りであるが故。 そんな面倒な事、考えるのも面倒くさい*]
(157) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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地下軌道 エフは、メモを貼った。
2015/09/12(Sat) 23時頃
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……………シドーちゃんが、天界の門を?
[>>150二言を受け取った男は、考える。 だとすればこの騒ぎは彼女が元凶なのかと]
『他の12柱に伝える』 『君は、君自身の守るものを守れ』
[その二言だけ返す。
同じ天使と言っても、男は狙撃者《イェーガー》だ。 元凶の身体も守る、などと甘い事は言えない。 守る者の為に、誰かを殺す事もあるだろう。]
(158) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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[だから、今暫し。
“彼女”に対する処罰は “彼”の手に委ねられる事になる――――]
(159) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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容疑者と言えば土御門が一番疑われそうだがなぁ。
[ドローン技術の一つや二つ秘匿しているのが土御門という家だ。 疑われても仕方がない。 もしや、それを狙っての事かとも思うがそれにしては回りくどい。]
俺が裏切るとでも――――七緒。
[に、と笑って過去に一度だけ。 彼女がまだ幼かった頃に呼んだ名を口にした。]
俺は一度研究室に戻ってコイツの解析をしたい。 あと、エフの弾丸の新作も完成させたいところだ。 きっと必要になるだろうからな。
[新作の弾丸。 持ち主の力を弾に籠め、増幅させる弾丸。 今の状況ならば使う事もあるかもしれない。]
(160) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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…気を付けろ、秋津。 今はまだこんなドローンだからいいが。 もし、12柱の誰かがやらかしてるとしたら。
[油断するとやられてしまうだろう。 そうそうやられてしまうほど秋津は弱くはない事は知っているが。 それでも心配がちらり、と過った。]
ではな。 何か分かれば連絡する。
[言えば、そのまま秋津と分かれて歩き出した。]
(161) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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[>>151その時か。 天使にしか聞こえぬ音波を探り 自身の目の前に灰色の天使が現れたのは。]
オースカくん!
丁度良い、君の力を使って 伝えて欲しい事がある。
[彼自身も、その仲間とは知らず。 紫藤菖蒲がこの騒動の元凶かも知れぬと 他の12柱に伝えて欲しいと頼みこんだ。]
(162) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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私だってしたくないよ。カイちゃん傷つけたくない。 でもや、だもん。決めたんだもん。
カイちゃんが掟に、痕に。 縛られない世界が、欲しいの。
[悲痛そうな声に、くしゃりと顔が歪む。 嫌々、と我儘な駄々っ子がするように首を横に振り。]
だからカイちゃん、お願いだから仲間になってよぉ。
[私が、カイちゃんを傷つけるのはやだよ。 ほろり、と零れた涙が地面を濡らした。]
(163) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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面倒は承知。 だから置いて行けと……。
[頭上から降る声>>153が癪に障る。 俯いた顔を上げ、見上げ男を見据えれば。]
(164) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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……は?
[紙を押し付けられた。 そこにある忌むべき火の気配>>154に反射で三黒を睨み、続いた言葉に瞬きを一つ。]
……。 ありがとう。
[男に対する不快感は変わらないが気遣いは気遣い。 一瞬の腹立ちを消化しきれぬまま、憮然としながらも礼の言葉を絞り出す。]
役目も果たさず倒れるなんて。 するものか。
[やはり腹立たしい。 走り去る男の背に吐き捨て、受け取った爆破符となった紙をたたみポケットにねじ込んだ。]
(165) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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……なるほど、紫藤菖蒲がね。
[目の前の彼の願いをまるで聞く気は無いというような態度でいた。 そして、日本刀をいつでも抜刀できるように構えると。]
紫藤さんは“こちら側”の人間なのだが。 それを元凶と広めろと言う事はやはり。
君がこのドローンを操っているという予想はあながち外れてもいないのかもしれないねえ。
[誤解、そう。あからさまな誤解をしている体でいた。 それで誤って誤解のままに倒すって事だってあり得るのだから。]
(166) 2015/09/12(Sat) 23時頃
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