73 ─深夜、薔薇の木の下で。
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[察してもらい言わなくてすんだと安堵したが それは同時にばれたという事に今更気づく。 頬に触れるカルヴィンの指先が温かいどころか……熱い このまま口に含めば溶けてしまうんじゃ?と思う程に。]
[咽るような薔薇の匂い。 引かれた先に抗って抱きしめたい。 けど……]
うん…………あとね、 俺、カルヴィンが好きだ。
(116) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[まるで、呼吸をするように、すんなりと言ってしまう。 言ってしまえば、ああそうか、 そうなのか、と自分に納得した。
先に段差を上がり、なお小柄なカルヴィンを見下ろす。 酷く小さくて、フィリップが本気で抱えあげれば 抵抗もろくに出来なさそうな姿。 今手を引いてそうしてしまいたいと思う反面 実行したら手をつなげないのかな? と思えば出来なくて。]
カルヴィンが誰が好きかわかってるのに、好きだ。 困らせたいわけじゃないんだけど……好きだ。
[手を見つめていた翠をあげる。 苦笑したような表情だったけど、 カルヴィンを見ることが出来た]
(117) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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[そろそろセレストが部屋に戻る頃か。 エリアスであった時に彼に触れた手に 無意識に口づけを落として苦笑して]
僕もあてられてるのかな。 周りがあぁなら当然かな?
でも…
[花咲く最後、貰う精気は君だといいな。 そんな呟きは空気にとける]
(118) 2012/01/01(Sun) 14時頃
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エリアスは、セレストが戻る前にはまだ部屋には至らないが。
2012/01/01(Sun) 14時半頃
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[フィリップの頬は熱があるんじゃないかと思うくらい熱くて
告げられた言葉も、燃えるようで]
……
[声が、出なかった。耳から身体の中に入った言葉が全身を駆け巡り、胸の中心にたどり着いて太陽みたいにぽかぽかとあったかい光になった。頬に触れていた手はフィリップが段をのぼれば届かなくなり、そのまま胸元へ落ちて縋るように服を軽く掴んだ]
俺…
[サイラスが、好き。それは確か。けれど、言葉にはできない。する気もない。言って、拒絶されるのが怖い。それなのに フィリップの瞳が今まで見たどんな時よりも真っ直ぐで]
俺……ずっと、一緒にいたいよ
[好きとかそうじゃないとか、何を言えばいいのかわからなかったから。確実なことだけ、口にした]
(119) 2012/01/01(Sun) 14時半頃
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──廊下→自室──
……ちょっと疲れた、かな。
[それよりは空腹なのだろうか、それとも薔薇の香りのせいか。不意に立ちくらみのようなものを感じた。 だいぶ動き回った覚えがあるのに、眠気や空腹は強くはならない。外の明るさも変わる様子なく思えて。なんだか不安になる。]
[トトトン、と軽くノックをして、ドアを開ける。]
エリー?
[開けた部屋は、がらんとう。悲しげに眉を下げた。今はどちらなのか。無理に動き回っていなければいいが。]
っ、……!!
[何気なく触れた毛布から、エリアスの匂いがして、それでもう駄目になってしまった。おいていかれた子供のように、目頭がじんと熱くなって。]
なに、なのかな、もぅ、これ……!!
[怖い。薔薇が言っていた通りモリスが眠ったのに、このおかしな時間は終わらない。あの薔薇は本当のことを言っているのか。エリアスは本当に戻るのか。]
(120) 2012/01/01(Sun) 14時半頃
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[部屋のドアを開けたエリアスが目にするのはきっと、ベッド傍でくしゃくしゃの顔を抑え、声を殺している姿。]
(121) 2012/01/01(Sun) 14時半頃
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[カルヴィンの手で服に皺が刻まれる。 そっと、その自分より。小さな手を片手で包む。 薔薇の匂いは相変わらず強くて。]
うん…………。
[少なくても、そこはカルヴィンもフィリップも同じ気持ち。 それだけで嬉しいという気持ちと、 それだけじゃ足りない、という気持ちと。 遊んでいたもう片手を離すことは当然出来ず、 引くこともけれど出来ず、カルヴィンの肩に置き。]
………俺は、好きだからさ。あんまり、他の人といたり、無防備だったりしたら食べちゃうから。
[最後のほうは、あんまり深刻にしたくなくて 出来るだけ笑って……けれど、本気だよ、 と言うように、肩に置いた手でその頬を撫でようと] [鮮やかなほうはおしおきから 遊びに移行して髪を引っ張っていたが 二人の空気に気づいて、やっと首を傾げた。]
(122) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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[部屋の中の香から何か悲しげな空気が伝わる。 薔薇の胸中に彼への罪悪感はないが、 眠るエリアスが酷く悲しんでいるのは、わかる]
ああ、待って、エリアス。 君はもうそこまで気力はないでしょ。 無理したら駄目だよ、少し待っててね
[宥めるように胸元に手をあて、落ち着かせる。 部屋に足をむけ、ドアを開けると……]
セレス。
[彼の姿に僅か痛々しい顔をしながら、静かに声をかける]
(123) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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セレス
[そろりと彼に手を伸ばし]
どうしたの。何か、辛い? 泣いているのは嫌だよ
セレス?
(124) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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た、食べ…
[また爆発した。包まれた手も触れられた肩も熱くて熱くて声にはならない叫び声が喉の奥で暴れていて]
…この、馬鹿っ
[顔を見られたくなくて、それに触れられるだけでも熱くなっているのがばれてしまうと、咄嗟にしたのは…抱きついて、顔を隠すということだった]
馬鹿、そんな沢山一気に言われても わかんない、し!
[まあ勿論意味がわかるからこそ、爆発しているのだが。どう反応すればいいのかわからないのは、確かだった]
(125) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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エリー……。
[人と深く関わらないことで平穏を保っていた報いか。ひどく脆い心は、縋るような手を伸ばす。]
怖い、よ。 薔薇は、モリスが眠ればこれは終わるって言っていたのに。 なんで終わらないの。なにをすればいいの。
……エリーと、一緒にいたいよ。薔薇に取られてしまったりしないよね?
[ぽろり、流れた涙。本音を覆う力はもう剥がれ落ちて。]
(126) 2012/01/01(Sun) 15時頃
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[抱きしめる衝撃に驚いたのか鮮やかなほうが 避難するようにフィリップの頭に飛び移る。 足のつめが頭皮に刺さり痛い、はずだけれど フィリップは今、それどころではなかった。]
え、ええーーー!?
[二回も馬鹿といわれ、わからないといわれ けれど反応はわかっているようにも それなのに抱きついてくるのは 本当にわかっていないのか? 自分の気持ちもまだ自覚したばかりのフィリップは 上がる体温と鼓動を制御できるわけもなく。 熱いのは自分の身体かカルヴィンの身体か? 抱きついて見えない顔、けれど覗く耳は赤く。]
え、えっと……食べるって言うのは その……さっきみたいにキスしたり、 抱きしめたくなったり、身体に触れたくなったり………その、あ……と、ひとつになりたく……なったり
(127) 2012/01/01(Sun) 15時半頃
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[フィリップ自身もわけがわからないまま ぎゅっとカルヴィンを抱きしめて、 わかってもらおうと、ひとつずつ説明を試みて さっき、サイラスがそんな表現をしてたような?]
(128) 2012/01/01(Sun) 15時半頃
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[ドキドキがとまらなくて、フィリップが本気であわてているのも顔を押し付けた胸から伝わる鼓動が激しいのにも気づけなかった。 そんな、まっすぐに言われたのは初めてで、言葉を重ねられるごとに熱もあがる]
ひとつに、なりたいって、う…わ
[それは、そこまで思えるのって凄いことなんじゃないかって。思いはしても、やっぱりどうしようもなく恥ずかしかった]
も、もういいよ!わかってるし! 中、はいろ!
[そうは言っても顔をあげる勇気が出ずに耳まで赤くなったまま小さく震えていた]
(129) 2012/01/01(Sun) 15時半頃
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モリスのは…誰かに移っちゃったみたいなんだよね 感染したのかな。
僕は咲ければいいんだ。 棘は…どうすればいいんだろう。 でも……
[伸ばされた手、やんわりとって。 もう片方の手を、彼の頬にやり]
約束するよ。僕はエリアスは傷つけない。 必ず返すから、安心していいよ。
どこにもいかない。 いかせないよ。
(130) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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[聞こえたカルヴィンの声は引いているようにも取れて 言い過ぎた?怖がられる?いなくなる? と、軽くパニックに陥りながらも。 ……軽度のパニックゆえに、薔薇の匂いに 気が回せなかったのは、幸か、不幸か。]
ま、またわかって、たの……!?
[ちょっと悲鳴に近い声が毀れた。 ただ、促されれば、かくかく、と、頷きながら 段差を上がろうと、抱きしめた腕を緩めようと]
[したところで、小さな肩が震えているのに気づく。 怖がらせてしまったかと、 まだ混乱したまま、そっと頭を撫でた。]
……オムライス、食べなきゃね。
[と、自分が年上なんだからおちつかなきゃ、と深呼吸ひとつ]
(131) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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[棘は感染する。 誰かの欲が誰かに伝っていくのなら
薔薇が棘の情を受ければいい。 けれど……]
…君が…棘を受け入れてくれるなら…
[ぽつり。 その棘は、僕が受け入れるのに、と]
(132) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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や、だから…もう!
[わかってるけどそうじゃなくて、違う!と叫ぼうとしても結局混乱が増長するだけなので口を閉ざし、頭を撫でる柔らかな手の動きに少しずつ、深呼吸して自分を取り戻す]
オムライ、ス…うん
[こんな顔のまま部屋に戻るのは少し怖かったけど、そっとフィリップから離れて俯いたまま手を突き出した。いつの間にか離れてしまったその手を掴んで欲しい、とねだるように]
(133) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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棘は、うつるものなの。
[声の抑揚や、手の触れる柔らかさや、そんなもので彼がエリアスでないことを知る。微かな不信はまだ残り、それでも、温度はエリアスそのもので。]
……エリーに、会いたいよ。 俺の精気なんて、いくらでもあげるから。
棘だって、いいよ、そんなの、怖くないから……!!
(134) 2012/01/01(Sun) 16時頃
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[カルヴィンが何かを言いかけて言い切れず。 その様子を混乱を落ち着けながら 指で髪を梳きつつ翠が見つめ。 そうすれば、どうしても自然に笑みがこぼれる。] [子供じみた仕草で出された手をとった。 そこに、辛いことや、悲しいことはなくて。]
………本当、俺、カルヴィン好きだ。 オムライス、楽しみ。
[戻ればきっとサイラスがいて、今みたいに、 満面に笑えたりはしないだろうけど、 それでもカルヴィンも作るのを手伝った オムライスを食べに戻ろうと、 強く握り締めて廊下を歩いた。]
(135) 2012/01/01(Sun) 16時半頃
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[薔薇は初めて少し困惑した顔を零す]
今、棘は…どこにいるのかな。 棘は、情を交わせば移るんだ、けど。
ごめんね。今はエリアスに会わせてあげられないんだ。 随分深く眠ってしまって。
[彼の涙を唇でぬぐいながら]
少し羨ましい、君達が。
(136) 2012/01/01(Sun) 16時半頃
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あんまり、言うなよな!
[繋がれた手を振りながら怒ったように言った。嬉しいけど、言われるたびにドキドキがうるさくてこのままだと心臓が止まってしまうんじゃないかって]
サイラス、まだいてくれるかな…
[廊下を進むほどにドキドキは違う理由に変わっていったけれど]
(137) 2012/01/01(Sun) 16時半頃
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もしもその、言葉が嘘だったら。 俺は中庭を燃やすだけじゃぁ足りないよ。
[エリアスを返すという言葉にはそう返して。けれども眠っているというのは本当なんだろうと思う。]
あいつは本当に、暑くても寒くてもはしゃぎすぎても落ち込んでも熱を出すもの。 妖を宿したら寝てしまうのは、わかるよ。
……でも、エリーじゃなくて、俺の身体は使えないの。俺なら貸すよ、いくらでも。
[涙は枯れることなく。情けないと思うのに、涙を拭ってくれる元凶のあやかしに甘えている。 ほろり、ほろり。しばらくそのまま温もりを感じ。]
……わかった。いいよ。 情を交わせば、いいんだね?
[欲望のままに穢れたこの身を、 恋した相手を取り戻すため捨てることに、なんの躊躇いがあるだろう。薔薇にはわからぬ気持ちなのだろうか。笑みさえ浮かべ、受け入れた。]
(138) 2012/01/01(Sun) 17時頃
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あの子に会いたい? 今会ったら、暫く会えない。 それでもよければ代わるけど。
僕は…君達を苦しませたかったわけじゃないんだけどね。
[苦笑には呆れも含まれよう]
いいの?棘を受け入れて。 この子が悲しむんじゃないの?
体は代われないんだ。 仮に代われても、そんなことしたら多分エリアスは眠ったままになってしまうよ。
(139) 2012/01/01(Sun) 17時頃
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それにしても僕は信用がないのかなぁ…
[セレストの言い草には苦笑ももれよう]
本当にお互い大事なんだね。 香りが消えてもそのままでいてね。
(140) 2012/01/01(Sun) 17時頃
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えー……
[顔も赤いし、怒っている気配を感じれば頷きはした。 が 理由がわからない、という風に声は毀れて。
ただ、その口が、サイラスの名を零すのには 軽く唇をかんだ。]
…………どう、だろう……
[いないといいな、と瞬間思ってしまって ゆるく首を振る。 フィリップはそれ以上口を開くと 何か言ってはいけないことをいてしまいそうで 口をしっかり閉じたまま、 それでも、繋いだ手は離さず*またあの部屋へと*]
(141) 2012/01/01(Sun) 17時頃
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えーって何さ。…もう
[繋いだ手のひらに汗をかくような感覚に首を一回強く振って]
オムライス全部食べてたりしたらびっくりだよね
[笑い話にするように話しかけるけれど、あんまり言うなと言ったせいかフィリップは静かで、部屋が近づくたびに不安は*募っていった*]
(142) 2012/01/01(Sun) 17時半頃
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カルヴィンは、フィリップも、もっと沢山話せばいいのに、と不満に*思った*
2012/01/01(Sun) 17時半頃
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……会いたい。
[>>139本心は小さくこぼれる、けれど。]
……でも、いいよ。 俺も、エリーに負担かけたいわけじゃないんだ。
[その代わりというように、頬に当てられた手に顔をすり寄せる。]
……俺はもうよごれているもの。あと数度、何をしたって変わらないよ。
[自分の思いとしてはそうで。自嘲ぎみにくすりと笑う。]
あァ、でも……エリーが戻るまで待ちきれないっていうのなら、浮気と同じになるのかな。 ……エリーには知らせないでね。
[自分を軽く考える癖は、一朝一夕で消えるものでもなく。人差し指を口にあて、小さく笑みを作った。]
(143) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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…どこまでが情といえるのかはわからないんだけどね。 [擦り寄せられた頬を何度かゆっくりなぜ下ろし]
ね。…君にキスしても、いい? 言わない約束、守るから。
(144) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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そりゃァ咲きたいからっていきなり人を乗っ取って、無差別にこんなのに巻き込んで、信用しろってのが難しいさ。
[少しずつ落ち着いてきて、減らず口も叩けるようになった。 始まりは何だっただろう。同じ温度の『好き』を振りまくだけのつもりが、この同室者は事あるごとに体調を崩すから。 心配し、看病していればどうしたって関わりは深くなる。形だけの浅い付き合いを保つのは、難しすぎて。 いつの間にか心の、一番深い位置まで染み込んでいた。]
君に言われなくても、大事にするよ。
(145) 2012/01/01(Sun) 20時半頃
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