60 ─昨夜、薔薇の木の下で。
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[また、一つ甘く教えを囁かれ。 果実を味わうかの如く甘く吸われ続けてきた 胸の飾りが解放されると濡れて膨れた尖りにあたる 空気の冷たさに心許無さを感じて身を震わせる。]
…ぁ、やだ… ――…いやだ…こんな…
[膝を割られるとその膨らみを悟られてしまうのだろう、 別の箇所への焦らす行為だけで熱を宿し始めた其処に 蛇の誘いの愛撫があれば上がる声は一層高く、甘く。 形を変えじわりと濡れていくのを感じると 羞恥に腕で両目を覆いシーツに広がった淡い髪を ぱさぱさと音を立てて鳴らしながら緩く首を振った。]
(116) 2011/08/09(Tue) 19時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/08/09(Tue) 19時半頃
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[丹念にまさぐる手は、何時しかスラックスの下へと滑り込んで直に触れる。 熱を燈す中心へ指を掛け、じわりと濡れたそれを引き延ばす様に、ぬちょりと響く水音]
拒絶してはならぬと言ったが…? 心を閉ざしては、貴様の魂を救う事が出来ない。
[諭す言葉で裡へと潜り込み、緩く首を振るその頬を捕まえ優しく撫でる。 そのまま唇を重ねて、駄々をこねる言葉を封じてしまおうとばかりに、唇を割開き粘膜内に入り込んだ舌は、深く深く潜り込みフィリパのそれを絡め取った]
(117) 2011/08/09(Tue) 19時半頃
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……わかっ、た。 医務室に、だな?……僕が、……運ぶ、から。
今、セシルは……何処に……、ッ!?
[声は罅割れた心に甘く沁みる。 痛みを伴いながら、深く、深く、沁みていく。
震える息を、吐きだす。 胸の奥が、痛くて、痛い。]
頼む、から……、その声を……
[懇願するように。]
……其れ以上、その声で、喋るな……ッ
[拒絶するように。]
[突き放すように、弱々しい声で叫ぶと、一歩、後ずさる。]
(118) 2011/08/09(Tue) 19時半頃
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あ、ん、イっ…ちゃ…
[甘い快楽に長く耐えられるようには体は出来ていなくて。 肉のぶつかる音、淫らな水音も追い立てる要因となり]
んっ……はっ……、…………!
[イアンが己の中で達する直前、ふるりと体を震わせ、白い欲を迸らせた。きゅっと目を閉じる。]
……………ぁ。
[引き抜かれる熱を感じ、小さく呟いた。涙に濡れた瞳が、イアンを見る。何か言おうとしたけれど、それは言葉にはならなくて。
元々、体力のあまりない体。その意識は、遠のいていく…*]
(119) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[感情は――深く根付いた嫌悪。 どんなに肯定しようとしても、しきれない。 今までもその衝動を肯定しようとする時、 表れる表情は嫌悪を隠しきれてはいなかっただろう。
声が重なる。びくりとして、 一度テッドを見やった、また重なるけれど。
ちがう、あのひとはいまも、苦しんでいて。 せり上がる衝動が重なれば、よりいっそう見えるものを拒絶して、首を振る。目が眩む。]
――……、
ひどい、匂いがする。 ……気づかないのか?お前から薔薇の匂いが、
[口元を覆い、顔を背けてもまだ香る。 湧き上がる衝動は、その香のせいだなんて過ぎるのは一瞬で。
次の瞬間には、ルーカスのあとずさる足元が視界に映っていた]
(120) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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セシル先輩は、俺たちの部屋に……。 部屋に鍵かけてるし、運ぶなら一緒に。 ……セシル先輩のこと、心配だから。
[願いに、是と返されれば、またほっとするけれど。 相手のおかしな様子に、眉間に皺を寄せる。]
え?ルーカス先輩? 俺の声、そんなに変ですか?
(酷いわ、ルーカスお兄様。 私の声、そんなに変かしら?)
[声がダブって聴こえているとは知らない。 自分の身から香る薔薇の香りの効能も、また。
後ろに引くルーカスを見て、困ったようにヤニクを見る。 どこか拒絶するような色をそこにも見れば、 ――……助けてくれないのか?と言いたげな表情が浮かぶ。]
(121) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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薔薇の香りは、セシル先輩からしてたから。 うつったのかな?
でも、そんなに嫌われるほど匂うか?
[ヤニクの言葉に、眉尻を下げつつボソリと返す。 それは、多分、起きぬ眠りが伝染していく答えの欠片。]
(122) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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…ぁ…、 でも――…ん、ぅ…
[咎めの言葉にひくりと震えるとセピアを揺らして。 続けようとする言葉は許されず、舌を絡めとられてしまえば 上に、下に与えられる快楽を声で逃すこともできない。]
っふ…ん、んぅ、ん、ん――…!!
[声にならない分がくがくと身を震わせ 深い口付けにこくりと反らした喉が鳴る。 疼きを感じれば己を律して祈りを唱えてきた。 自らも多くは触れたことのない下肢、 巧みに触れられれば昇りつめるのはあっという間で きつく眉根を寄せて、絡み合う舌が強張って。]
(123) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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―自室―
[気を失っていたのは、それほど長い間ではなく。 もしかしたら、寝ている間に写真を撮られていたかもしれないが、それは少年の知る所ではない。
気が付けば、身は清められているようで。 ぽけっとしていたものの、甘い毒を一度吐き出したことで、意識は落ち着いていた。
否、甘い毒を移した、というのが正しい。]
………シャツ。ボタン付け…やんないと… あ〜…うん。ありがとう〜、っていうのが、正しいのかな〜? それとも、ごめんね、なのかな〜。 何て言えばいいんだろ、こんな時……
[困ったように、イアンから目を逸らした。 恥ずかしさから、目をあわすことができず。]
(124) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[青磁に浮かぶ狼狽を隠しきれない。
黒い薔薇の茨が、胸を締め付ける。 幼かったあの時の自分を責めるように、ぎしぎしと。]
『どうしてお兄様は、あのとき私を愛したの?』 『どうしてお兄様は、あのとき私を抱いたの?』
『どうして おにいさまも しんでくれなかった の?』
[軋む音。 脳裏に甘く響く、妹の声。]
(125) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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……嫌、だ……っ 何も、もう、何も要らない、何も要らないッ
何も望まない、もう、もう、……一人に、……――――――ッ!!
[逃れようと、後ずさる足が縺れる。 倒れこむように、壁に背を預けるように座り込むと、声にならない叫び声を上げる。
嫌だ嫌だ、と、駄々をこねる、幼い子供の泣き声に、似ていた。]
(126) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[何も望むべきではなかったのに。 救いなんて求めてはいけなかったのに。
自分を信じて、自分を友人と思ってくれていた彼の優しさに。
甘えて、溺れて。]
[もしかしたら、まだ、戻れるのかもしれない、なんて。]
[抱いてしまったのは、そんな、希望。]
(127) 2011/08/09(Tue) 20時頃
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[それは繰り返される夢のよう。 明日でも今夜でもない。 昨夜起こった出来事は、取り返しがつかない。 過ぎた過去が、今に起こるはずがない]
――……ちがう、 あなたを助けるのは、俺じゃない。
あなたはその手を……、
[零れた呟きはきっと意味のわからぬもの、 夢の世界にもまた届かないだろう、ふるり首を振る。 近づいては、いけない。 そこにいるのが誰だろうと等しく距離を保って]
[>>122 遠く、聞こえた言葉今はその意味が遠い。 何か大事なことを聞いた気が、するのに]
(128) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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ん〜……ん?
[頭をかこうとして、ふっと右手に目が行けば。 そこに、蔦の文様が刻まれているのに気づき、目を丸くする。ヴェスパタインの姿が脳裏をよぎった。全身をこれに覆われた時、彼は……]
……あ〜。 これ、俺もそんなに長くなさそうだね〜。
[けれど、呟かれる声は、どこまでも緊張感を感じさせない、のんびりとしたもの。]
(129) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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[セピアを塞ぐように寄せた顔。 深い口接けはフィリパの舌を絡め取り、互いの唾液を混ぜ合う度にぴちゃぴちゃと水音を奏でる。 混じり合った二人の唾液を嚥下し、こくりと鳴らす喉に煽られるように情動の侭に貪る唇は、まるで水蜜桃のように甘柔らかく、甘露だった。
その間も手は下肢の熱を悪戯にまさぐり続けて。 硬くなった竿を扱く様に動かし、先走りの汁が滲む先端を親指の腹でくにくにと押しつぶす様に撫ぜれば掌に感じる熱いうねり。 吐き出された白濁の熱さを受け止めて、くつくつと笑う]
ふふ……。これで漸く一つ目の扉を越えたな。 次は二つ目の扉をくぐろうか。
[スラックスの中から手を引き抜くと、ぬちゃりと濡れた手を見せ、羞恥を煽る。 指に絡む精を潤滑油の代わりにして、次に触れるのは後ろの菊座]
次の扉は此処だ。此処も、胸と同じように心地よくなれるようにできている。 貴様はただ、それを受け止めるだけで良い。
[皺の一つ一つを引き延ばす様に丁寧に撫でて、窄まりの入り口を解す様に繰り返す愛撫。 そしてゆっくりと顔を近づければ。先程唇を貪った舌でねとりと後孔を舐り始めた]
(130) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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―寮廊下― [サイモンの部屋を訪ねたが珍しく部屋の主は出かけているようで]
あいつ…どこに
[サイモンの姿を探して廊下を歩けば。 どこか空き部屋なはずの部屋から一段と強い薔薇の香りが漂よう。不思議に思いノックをする]
誰かいるか?
[はっきりとはしないがくぐもった人の声が聞こえた気がした>>123]
(131) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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う そ つ き (お兄様は、私が い ら な い の ?)
[ルーカスの叫びを聴けば、一瞬心配そうな表情が浮かぶも、 すぐにどろりと艶やかな笑みに変わる。]
誰もいらないって、顔してないっすよ? (いらないなら、その手で 殺 し て )
ヤニクも、そう思わない? (なかったことにしたいなら、その手で )
[二人に、片手ずつ手をさしだす。 茨まとう手を……―――そう、終わらせたいなら 。]
(132) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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ノックスは、イアンに首を傾げてみせ。
2011/08/09(Tue) 20時半頃
テッドは、真に彼らがそう思っているかは別として、薔薇の香りは心の隙間にしみこんでいく。
2011/08/09(Tue) 20時半頃
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[くちくちと舌を使いフィリパの後孔を解していれば、ノックされる扉の音にちっと舌打ちを零す。 せっかく快楽に蕩けて落ちようとしている彼の意識が戻るのはまずいと、埋めていた顔をあげて]
今は取り込み中だ。後にしろ。
[返す言葉はにべもない]
(133) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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…ま〜、ちっちゃい頃から、病魔とは仲良くしてるから。 苦しい思い、何度もしてるし〜。
ちょっと寝るだけなら、楽なもんだよ〜。
[イアンに、のん気な様子を問われれば、そう答えた。]
あ〜……多分、病気ではないと思うけどね〜。 ちょっと、その…えろいことはしたくなっちゃうんじゃないかって気はするけど〜。
[歯切れ悪く。]
(134) 2011/08/09(Tue) 20時半頃
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……っ!
[テオドールの声に、びくりと身を強張らせる。 浮かぶ怯えを、戸惑いを、隠そうとしないで。
縋る様に揺らぐ青磁の瞳を、そろりと上げて。]
もう、……求めては……いけないんだ…… 僕は……、僕は、……ぁ……
[震える指先を伸ばす。
黒薔薇の茨の絡んだ心は、近付く者を傷つける。 そうして、傷付けた事にまた後悔して。
結末はわかっているのに、見えているのに、縋るような指先は、その手に伸びる。]
……――――たす、けて。
[後悔と罪の海の中、空気を求めて、喘ぐように。]
(135) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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ルーカスは、テッドの掌に、指先が触れるのを、感じた。
2011/08/09(Tue) 21時頃
ルーカスは、ヤニクの呟きの意味を、考える余裕もなくて。
2011/08/09(Tue) 21時頃
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っふ――…ぁ…
[脳裏は香に侵され、耳は水音に冒され、 銀の糸引きながら漸く呼吸を許された唇からは 甘い声、離れ行く気配を名残惜しむ響きのようで。 達した余韻に息を荒がせ見せ付けられる精に濡れた手と 下肢に感じる濡れた下着の感触には粗相をしてしまったような錯覚に羞恥に潤んだセピアを歪ませる。]
……あ? 何…其処…は…?
[男同士のやり方など知らない、 触れられる新たな場所は自分でも触れたことがなく 困惑の声をあげて。窄まりを解されていく違和感に 眉を寄せたがぬちりと其処を開こうとする濡れた感触に セピアの瞳を見開いて、かくりと身をくの字に折った。]
あ―――……っ、ぁ……!?
[一際高く上がった声は部屋の外にも漏れたかもしれず]
(136) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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ピッパは、扉を鳴らす音には気付くことができていない。*
2011/08/09(Tue) 21時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2011/08/09(Tue) 21時頃
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[熱にまどろむような、 そんな意識が望まぬ声に引き戻される。 歪む、目の前の人の姿がつややかに笑む]
――………、 ちがう、そんなことは 、望んで……
[差し出された手――、 蔓薔薇の文様は血の滲むような黒ではなくて。 ――そう、やはりあの人の色ではなくて]
ッ……、ちがう。 お前、だれだ……?
[述べられた手に、触れず払いのける。 その人の手であれば、あるいは尚触れることは出来なかったかもしれないが。ずるりとあとずされば、視界に入る]
(137) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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取り込み中? また儀式とか、どうせ薬か酒のんでんだろ…
[中にサイモンがいるとわかれば声を掛ける… 続いて耳に届いた甘い声、一段と強まる甘い香りそれはまるで誘うように聞こえて]
へぇ…色っぽい声がするじゃないか 俺も混ぜろや
[もう一度ノックをした]
(138) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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俺で助けられるなら、助けたいですよ。 (私を失くすことで、お兄様が救われるなら。)
[青磁の目を見降ろすは、黄金に近い琥珀。 けれど影つけば、碧にも見えるだろうか。 ゆらりと情欲に煽られて、伸びてきた縋る様な手をそっと握り込む。]
でも、その前に……―――
[セシルを運ぶのを手伝って欲しいと願う筈の唇は]
(最期に、私を愛して。)
[少女の願う声が紡ぐに似た言の葉を産む。]
(139) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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[かくりとくの字に折る身体。 此方へと腰を付きだす様な体勢は、まるで娼婦が誘うかのよう。 その姿に気を良くしたのか、一度離れた舌がまたも窄まりにふれる。 舌先に感じる苦みすらも愛しそうに、ぺちゃぺちゃと舐めしゃぶり、緩み始めた其処へつぷりと先端をねじ込ませた]
ん……ちゅ、ちぅ……。
[粘膜の中を蠢く舌は少しずつ中へ中へと浸食して行き、十分に解れるまでかき混ぜて、強く吸う。 そうしてすっかり潤んで解れたならば舌を引き抜き口元を覆って。 既に勃ち上がっている己のものを一二度擦って硬さを増した後、誰も踏み荒らした事のない禁断の園へと宛がい、ゆっくりと腰を押し進めた]
(140) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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ルーカスさん……ッ、
[聞こえてしまった「たすけて」というその声が。 振り払い逃げ出そうとした足を、一度留めてしまう。 けれど、きっと声は届かないだろうとどこかで思っている。
あの薔薇は幸せな夢の匂いがした**]
(141) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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ヤニクは、その足はきっと、ヘクターの部屋と向かうだろう。彼の同室者の今を知らずに**
2011/08/09(Tue) 21時頃
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――……ふ。 十分に解したとはいえ、流石にきついな。
貴様も力を抜け。大きく息を吐いて、吸って。 そうすればすぐに善くなる。
[一番太い部分をフィリパの中に埋め込み、自身も大きく息を吐く。 初めての男を受け入れるフィリパの菊門を壊さぬように、その力が抜けるまではそれ以上は奥へと進まずに。 緩く刺激を与える様に、縁を描く様に腰を揺さぶった]
(142) 2011/08/09(Tue) 21時頃
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[振りはらわれた、もう片方の手。 そっと引いて、ルーカスからヤニクへと視線を移す。]
誰って……―――
[薔薇の精そのものという訳でなく、 精を煽られた少年《テッド》という存在は、困ったように微笑む。
唯、歪に壊れた倫理観でも、その精を発散させるのに、 自分だけしかできない……という限定条件は護ろうとしていて。 それ故に、2人の心の柔らかな部分に薔薇の香りに誘われていた。]
俺でなくていいなら、いいよ。
[でも、ヤニクが拒むなら、拒まれた手をそっとルーカスに向ける。 もし、願い通りを彼がしてくれたとしても、薔薇の種は移らないだろう。
何故なら、その時は、彼にとって移す対象はこの世に居ないのだから。そして、薔薇の精に、精気を与えたテッドという少年の身は、眠りにつくかもしれない……という話で。]
(143) 2011/08/09(Tue) 21時半頃
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[そうしていれば再び鳴るノックの音。 ジョージに開けてやれと言う様に、目線で促す]
貴様も相手がいなければ寂しかろう? ヘクターに可愛がってもらえ。あいつのデカブツは一度覚えたら堪らんらしいぞ。
[くつくつ笑い、下卑た事を口にし、来訪者を招き入れる。 嫌いだと言っていた清廉な上級生の純潔を散らす瞬間を見て、ヘクターがどう思うのか想像し、口元は愉悦に歪んだ]
(144) 2011/08/09(Tue) 21時半頃
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[一度薔薇の精に触れた体は、いとも容易く甘い幻に縋る。
誰でも良いから、忘れさせて欲しい、と。 一時で良いから、逃れさせて欲しい、と。
伸ばした指先。 其れを握りこむ、掌の暖かさに。]
……ぁ
[うっとりと、柔らかく、笑む。 幸せそうに、笑う。
黒薔薇の痛みから逃れられるわけではないのに。 唯、麻痺させているだけなのに。]
[深い、深い、後悔の海の中。
ヤニクの声>>141は、水に阻まれ、届かない。]
(145) 2011/08/09(Tue) 21時半頃
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