193 古参がゆるゆるRPする村
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……それは、つらいね。
[いなくなって幸せ、なんて、 とても、とてもつらい。 綴られていく文字を見て]
車道……。 それで、死んじゃったんだ?
[つらかったね。なんて、同情は上手くできなくて。 望の姿が見えたのなら、触れられなくても 手を伸ばしていたのに。]
未練はある? こうすればよかった、こうしたかった。 そんな風に思うこと、あるかな。
(87) 2014/09/15(Mon) 02時頃
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『未練はね、あったと思う』 『だけど忘れちゃった』
[もっとたぶん生きたかった。そもそもそんなタイミングで死ぬなんて思ってない。 死にたくはなかったと思う。でも、"と思う"でしかない。]
『幽霊になると、死ぬ寸前に考えていたことで頭が固定される感じがする』 『気づいたら、ずっとあいつのことしか考えられなくなって』 『気づいたら、ガードレールに足が結ばれてた』
(88) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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うん。うん。
[あったと思う、で、頷いて、忘れちゃった、で頷いて。]
……そっか。幽霊って不思議だね。
……そ、 え?
[結ばれてた、という文字に驚いて]
どういうこと?誰かに殺された、の? あんまり思い出させるべきじゃないかもしれないけど ごめん、……できたら、詳しく聞かせて。
(89) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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『フラれるなんて思ってなくて、でもだからって一生一緒だとも思ってなかったのにすごいショックで、おどろいた』 『なんでこんなにって、いろんな思い出とかも合わせて、いろいろ考えてたら、こうなってた』
『最期に見た景色は、跳ね飛ばされた時の空』
[ゆっくりと空を振り仰いで、指で指す。見えないんだったな、と思えば、すぐにスケッチブックに向き直って。]
『学生の毎日なんて、明日があるのが当たり前』 『どうでもいい繰り返しだと思ってた』 『だけどいざこうなって、本当に時間がただ過ぎるだけのものになったら、繰り返せば繰り返すだけあいつのことしか考えられない』
(90) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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『詳しく? って言われても、僕にもわからないよ』 『じばく霊ってやつ、事故現場にがっちりホールド』
[漢字がわからない。残念ながらそれほど生前成績がいいわけではなかった。]
『好きだったな、こんなことあったな、って考えながら死んで、で、なんでフラれたとか考えながら死んだせいで、それが未練ぽくなって、成仏できないとか?』 『やっぱわかんない』
(91) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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うん……なるほど、ね。
思い出したことで、望くんは つらい?悲しい? 今も、その人しか考えられない?
[問いを何度も何度も重ねて]
未練なのかな。 死んだことないから、わかんない、けど、さ。 その人のこと、綺麗な思い出にできるかな。 その人のこと、忘れちゃえるかな。
……天国、いけそ?
[最後に短く、小首を傾げ]
―――話してくれて、嬉しいのに 何の力にもなれない自分が悔しいよ。
[微苦笑。]
(92) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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『動きたくても動けないんだよ』 『ニュースになったってうわさが聞こえても』 『あいつと母さんが花を変えたり、何度も何度も手を合わせても』 『それがいつの間にかなくなっても』 『僕のいたガードレールが工事で取り壊されても』
[だんだん、字が雑になっていく。読めはするだろうが、少しばかり感情任せの字。 落ち着きを取り戻そうと、一度手を止めて。 一、二、深呼吸をする。]
『さて、クイズです。』
(93) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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『いったい僕は何年、こんなことやってるでしょう』 『ヒントは、ここに来てから2年くらい経ちました』
[数えるつもりはなかったのに、いた場所が悪くて。 日付まではわからずとも、何年というカウントは容易だった。]
(94) 2014/09/15(Mon) 02時半頃
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[書くだけ書いて、シンキングタイム中に質問の答えを書き足す。]
『きれいな思い出はムリ』 『忘れられるわけない』 『僕はあいつが好きだって感情だけで幽霊やってるから』
『今のこの幸せが終わるという意味ではつらい』 『あいつのことを思い出すのは、いまさらつらくない』 『むしろちょっと嬉しい 好きな子のことを忘れてたのを、思い出せたから』
『行けるかはメアリー次第』
(95) 2014/09/15(Mon) 03時頃
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へ、クイズ?
[きょとんとして、続く問題を見つめ]
何年―――?
[ここに来て、2年。それでも随分長い。 わからない―――当てずっぽうで]
じゃあ、ここに来る前を含めて 4年くらい、かな?
[どうでしょう。と首をかしげた。]
(96) 2014/09/15(Mon) 03時頃
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[そしてまた増えた文字を見れば]
うん。 この病院が幸せなのはわかるよ。 だけど――ずっとはいられない。私も、望くんも。 君が嬉しいって、思えたことは、私も嬉しいよ。 メアリー、か。
じゃあ私はメアリーに託すしかできないかもしれない。 ごめんね、情けない看護師で。 君の話を聞いて、すごいこと言えるわけでもなくて。
ただ―――君が、話すことで少しでも 過去を、思い出して、そしてそれを昇華するきっかけになれればいいって思ったんだ。
(97) 2014/09/15(Mon) 03時頃
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『4年くらい?』
[答えを復唱するように、スケッチブックに書く。その答えがある意味惜しかったから。 聞こえないと思えば隠さずに笑える。くつくつ喉鳴らして、鉛筆でさして確認を取る。 回答に間違いないと頷きだけでも見えたら、その4の左隣に縦に棒を一本――1、を足した。]
(98) 2014/09/15(Mon) 03時頃
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……へっ?
[4と書かれたその左に、加えられた1。]
14年……!?
[そんなに、昔、昔。 ずっと昔から彼は。 縛られて。つらいおもい。 思い出さなかったことのほうが幸せだったのかもしれない。 だけどそれじゃだめだ。]
望くん。 14年も、おつかれさま、だね。 でもきっと終わる。
メアリーは連れてってくれる、かな。
(99) 2014/09/15(Mon) 03時頃
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『なさけなくないよ』 『こんなこと言われても、誰にもどうにもできないのはわかってる』
『僕は聞かせてほしいって言われたから、書いてるだけ』 『ひどい言い方な感じだけど、じゃなくて、聞いたからどうしなきゃいけないとか、考えなくていいってこと』
『僕は書いたら考えがまとまると思ってやってる』
[書き残しておきたいと言ったのは、ピースを組み立てるその台紙みたいなものだ。 パズルを順に積み上げて、事実を作っていく。 思い出したら終わる。終わりに向かって、書いている。]
(100) 2014/09/15(Mon) 03時頃
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『14年も経ったら、人は大人になる』 『あいつ、けっこんしたらしい』
[手が震えて、絞り出す想いが重くて、漢字を書くのがまだるっこしい。 伝わればいいと思って、そのままひらがなとカタカナばかりの言葉を吐き出す。]
『2年くらいまえ』 『ガードレールがあったばしょにほうこくにきた』 『ぼくはもうそこにはいなくて すこしうしろのコンビニのうえ』 『あいつがぼくいがいのやつのとなりでしあわせそうにわらっ
[鉛筆の芯が、鈍い音を立てて折れた。 それでほんの僅かだけ冷静になる。]
(101) 2014/09/15(Mon) 03時半頃
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うん。考えを―― 私に聞かせて、そして君の中でまとめられればいい。 私が聞きたいって言ったのは、きっとその手伝いな感じだから。
[綴られる文字に、頷いて]
……あ、
[けっこん、の文字には少し胸が痛む。 そうだろうな。同情なんてやっぱりできないけど、これは同情に近いのかもしれない。好きな相手が、別の人と幸せそうな姿なんて見たくないに決まってる。]
望くん。 君はつらさも、痛みも、全部全部 背負いすぎて、爆発しちゃいそうで。
―――絶望は、こわい。
[それを回避できるかな。と。確信できない曖昧な言葉。]
(102) 2014/09/15(Mon) 03時半頃
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[スマホを手に取る。 いつものつぶやきでは誤送信もありそうだったから、メモ帳アプリを開いた。]
『折れちゃった』 『ここからは残さなくてもまあ、いいか』
[打ち込んでは改行、打ち込んでは改行。 保存すれば記録には残るが、保存の仕方まではわからない。]
(103) 2014/09/15(Mon) 03時半頃
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[スマホに移動したらしい。 その文字を見つめて、見つめて。
こくり。頷く。]
君の思いの丈、全部全部。 綴ってごらん。
[弱く微笑んで、スマホに表示されていく文字に ただ、注視した**]
(104) 2014/09/15(Mon) 03時半頃
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[スマホになると、漢字が増える。]
『僕はそれを見て、めちゃくちゃになった』 『怒ってるのか、空しいのか、恨んでるのか、悔しいのか、その全部か』 『わけわかんないうちに目の前が真っ暗になって、どういう世界かはわからないけど、絶望した人間の魂だけが集まる場所?みたいなところに、飛ばされて』 『絶望を餌にする妖怪みたいなのに、僕らは食われた』
[恋多き青年のままの僕に、そこで小さな出会いがあったことは、省いた。 それもただ、空しいだけの記憶。手の届かないところに相手を失った記憶。]
『で、これは推測なんだけど』 『僕はその妖怪に、絶望をより深くするために、ここという幸せを与えられてた』 『絶望のはじまりのために、ここにいた』
『だけど』
(105) 2014/09/15(Mon) 03時半頃
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『絶望を繰り返す場所に連れて行かれる前に、メアリーがいてくれた』 『自分が天国に行けるような人間だとは思わないけど』 『また暗い毎日を過ごすくらいなら天国にいきたい』 『今はそう思ってる』
[手が止まる、迷う。迷いながら、また書き始め。]
『本当はずっと』 『結婚して幸せになったあいつこそ、僕のことは忘れていつか天国に昇って』 『僕はあいつと会わないために地獄に落ちればいいと思ってた』 『だけど別に地獄に行きたいわけじゃないし』 『あの場所には戻りたくない』
[毎日をただ消化して、あいつが呆然と泣くのをただ見て、自分があいつの枷になっているのをただ見て、来なくなってもただ見下ろし続けて、来ないあいつを毎日ただ思い続けて、あいつが幸せそうに笑ったあの一点を見るだけの場所には、もう。]
(106) 2014/09/15(Mon) 04時頃
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『爆発しそうだった』 『絶望はこわいよ』 『メアリーは今のところ、僕の希望かもね』 『重いか(^ω^)』
[笑う顔文字。押し込めていた想いを吐き出すだけ出したら、少しすっきりしたかもしれない。 看護師は偉大だな、と思っても書き込みはしないけれど。]
『まとめるね』
[話を結ぼうとする。最後のピースを、はめる作業だ。]
(107) 2014/09/15(Mon) 04時頃
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『僕は楠木望。18歳、トラック事故死。』
[あの日、救急車の音が、やけに頭にこびりついた。]
『女にフラれて、地縛霊。空を見上げて地面を見下ろす生活。』
[いつも屋上にいた。死因は飛び降りたんじゃない、跳ね飛ばされて、落ちたんだ。]
『女の結婚報告に絶望して化物の餌。記憶吸い取られてここに捨てられて、思い出すまで幸せにここで過ごした』 『それを繰り返させるつもりだったんだと思う、実際思い出すのは怖くてつらかった、逃げてた』
[絶望、と出たワードが、一番のきっかけになって記憶が溢れ出した。]
(108) 2014/09/15(Mon) 04時半頃
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『でも僕は繰り返さない、メアリーと行くよ』 『さよならだね』
[別れを6字打込み、手を止めた*]
(109) 2014/09/15(Mon) 04時半頃
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―診察室>>74―
そう、ですね。 俺は幸せ者なのかもしれない。 ……きっと、そうなんでしょう。
[言葉と裏腹に眉を寄せた。 本当に天使なのだと聞けば少し眉を寄せるが、退院の話になるとまた笑顔をみせる]
さっきの様に、辛かった事をお話しできるなら。 大丈夫だと思いますよ。 傷の方はどこの病院でも治せますし。
[天使なら、身体の傷などかき消してしまえるのかもしれないが。 再び妙な顔をして口ごもった]
その。 メアリーさんがもし本当に天使なら、一つ言伝を頼んでいいでしょうか。
(110) 2014/09/15(Mon) 09時半頃
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父さんに、ごめん、と。 置いていってしまって、ごめん、と。
伝えてもらえないでしょうか?
(111) 2014/09/15(Mon) 09時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/09/15(Mon) 09時半頃
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[ドナルドの追及>>76が深まるほど、電子音が頻繁になる。]
ここは病院ですよ。 目覚めた時に一番パニックが起きにくい場所です。 思い出せなくても何となく納得しちゃう場所です。
[アイリスはここに来る以前の事を最初から知っていた。 消化不良のまま放置されたアバターの再利用だったのだから。]
『会社』は、アイリスの就職先です。
[職種などは決められていない。]
(112) 2014/09/15(Mon) 11時頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2014/09/15(Mon) 11時頃
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――うるせェなあ
[電子音。耳障りだ。エラーとか、エマージェンシーとか、 そういった類のものに似ているような気がする]
なるほど?
「なんとなく納得できちゃう」ってェことは そうか、オマエはここの成り立ちを ぜェんぶ知ってるってことか?
ちょいと、他の連中とは毛色が違うな。
[さて、この女は果たして“人間”か。]
システムメッセージかよ。そういうこと聞いてんじゃねエって。
(113) 2014/09/15(Mon) 11時半頃
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まさか。 私はただの職員ですよ。
[誰に連れて来られたのかすらわからない、と肩を竦めた。 仕草は人間のそれと同じ。]
んんー、これ以外、答えようがないんですよねぇ……。
(114) 2014/09/15(Mon) 11時半頃
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なんだそりゃ? 守秘義務ってやつか?
[ちゃっかりおかわりをせびりながらである。]
(115) 2014/09/15(Mon) 11時半頃
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守秘義務ってゆうか……
[三度注がれる、琥珀色。]
ホントに、これ以上答えられる事がないんですよ。
[苦笑した。 その笑顔が、ジジ、とぶれる。]
(116) 2014/09/15(Mon) 13時頃
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