221 【突発】季節の雫【忙しい人のためのRP村】
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誰か来てくれないかなって。 寝込んでる間ずっと思ってた。 そんなぽっかり空いた隙間にさ、いたんだ。
……俺みたいに不器用なくせして ちゃんと、心配って感情、見してくれたひと。
[そんな人が、くれた差し入れ。]
もしかしたら俺も同じことをしていたんじゃないかなって、思う。逆の立場で、もしその人が風邪をひいてたら、俺が健康だったら。 お粥なんて作れなくても、休んでた分のプリントすら差し入れないような、多分別の用事がなきゃ顔も見に行けないような、ぶきっちょな、……そんな人でもさ。
[なんて散々言っておいて、へへ、と鼻頭を擦って笑う]
―――嬉しかったんだ。
(87) 2015/04/22(Wed) 18時頃
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[偶然が重なっただけかもしれない、タイミングがよかっただけかもしれない、でもその偶然が、その時間が、割り振られた席が、ぜんぶぜんぶ。]
俺は、利木伊美夏のことが、好きだ。
[それは、たぶん 君が心配の色を見せてくれた、あの時からで。 下駄箱で会わなければ、こんな気持ち、抱いてなかったかもしれない。差し入れてくれたゼリーの味よりも、あの時見た笑顔が、]
美夏のえがおが、俺の気持ち 全部攫っていったんだ。
[きっかけに理由なんかきっとない。 感情の理由は自分にもわからない。 だから、ただただ、こうしていま、抱くその想いを、 美夏にぶっつけたんだ*]
(88) 2015/04/22(Wed) 18時頃
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え、寮には戻れないのか。 ふーん……、
[つまり、別棟補習行きになれば、彼とは逢えなくなるという事。 新たな事実を知り、行きたいと気楽に考えていた気持ちが 萎んでゆく。
成績だけでなく勘や運もものをいうテストだったけれど 彼よりは自分の方が先に、別棟送りになる気がしていた。 もしも行く事になったら、担任に水瀬も一緒に、と 頼み込んでみようか…
巡る思案は件の賭けの話題に移れば 言い淀む彼の横顔が酷く可愛く感じられ、思わず頬を緩ませた]
心が…、どうだったんだ?
[意地悪くニィ、っと口角を引き上げ]
(89) 2015/04/22(Wed) 18時頃
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俺はもう、実は達成しちゃったんだよな。 新しく何か、考えよっと。
[そう言いながら彼の後ろ髪を、ひとに見られぬよう そっと撫でた。 転寝の中で眺めていた彼の髪に触れてみたくて 「触らせて」って、お願いするつもりだったらしい。
そうして微笑んでいたけれど、先の補習への不安が再び募る。 ――尤も、永遠に逢えなくなる訳じゃないのに、大袈裟だけど]
なあ、……俺、水瀬が撮った写真、見たい。 部屋に無いの?
今日撮ったヤツも帰りに現像して、おまえんち寄ったらダメ?
[今を精一杯、愉しむこと。お互いを、知る事。 たぶんきっと、俺達にはそれが一番、必要だと思った]
(90) 2015/04/22(Wed) 18時頃
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[見つめていた目が、真摯な色を帯びれば、 一字一句、丁寧に、逃さぬ様に、言葉を拾って。 そうして、聞き終わる頃には、視界が潤んで。]
あり、がとう。 …私も、音上九零が、大好き、です。
[ぽろ、と雫が零れる。 嬉しいのに、悲しくなんか無いのに。]
私ね、打算も見栄も嫉妬も、嫌いで、嫌で、この学校に来てさ。 自分は絶対そんな事しない、って妙に確信さえしてたんだ。 でも、ね。
[こんなこと言うと、幻滅されるかも知れない。 でも、伝えないと、隠したままはもっと駄目だ、って、そう思うから。]
(91) 2015/04/22(Wed) 21時半頃
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…昨日九零にお見舞い渡した時、あの時さ。 既に九零の事気になってて、だからお見舞い持って来てたんだ。 カメラのついで、なんかじゃなくて、あわよくば九零の顔見れないかなって、そう思ってた。
…だから、私、九零が言ったみたいな人、じゃないかも知れない。 ううん、きっと違う。 一切の打算も無しに心配だけで動ける様な、そんな人間なんかじゃ無いんだ。 汚い、自分でも大っ嫌いな打算の下で、私は結局行動してる。
[ああ、涙が止まらない、そんなつもりは無いけど、同情を引いている様に見えたっておかしくない、ああ、嗚呼。]
それでも九零が好き、だし、 しかも、九零に好かれたい、って、そう思っちゃってる。
(92) 2015/04/22(Wed) 21時半頃
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[わざわざ言わなきゃいい事、頭でそう理解してても止まらない。 好きなんだ、九零が、音上九零という人が。 自分の汚さを隠す位なら嫌われてもいいって思える位。**]
(93) 2015/04/22(Wed) 21時半頃
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………性格悪いよ
[頬が少し熱い。
>>89意地悪く笑う彼を、悪態ついて一瞥した。 余裕を浮かべる彼への、せめてもの抵抗のつもりで。
すべてを知られてしまっている今、そんなことをしたってなんの効果もないことは分かっているのだけれど。]
願い事、もう叶ったの? …なんだろう お昼ごはん奢って欲しかったとか
[彼にしてあげたことといえばそれくらいしか思い付かない。 真実は知る由もないけれど、彼が楽しそうだからまぁいいか…なんて。 微笑む彼につられて、同じように頬を緩めた。]
(94) 2015/04/22(Wed) 21時半頃
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写真? …いいよ、あんまり整理されてないけど それでも良ければ
[彼からの提案は、自分のことを知りたいと言われているようで嬉しくて。 誰かに見せる日が来るなのならもっと整理しておけば良かった、と心の中には少しの後悔。]
こないだのお花見の時の写真も現像しようと思ってたし 部室寄って帰っていい?
[本当は、カメラを失くしてしまったあの日に現像するはずだった写真。 …もう見ることは出来ないと思っていた。
思い出が戻ってきた喜びを改めて感じながら、桐谷とふたり写真部の部室へ向かった。]
(95) 2015/04/22(Wed) 22時頃
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― 放課後・写真部の部室 ―
[辿り着いた部室には誰もおらず、鍵を開けて中へと入る。 部屋の中は現像に使う薬品の微かな香りが漂い、至る所に雑然と写真やフィルムが置かれていた。 …誰の作品かは知れない。
元々小規模な部活で活動も各個人で自由に行っているので、この部室で他の部員と顔を合わせることは少ない。 時々、女子部員たちがお菓子なんかを広げてガールズトークを繰り広げているところに遭遇してしまうことが数回ある程度。 …そもそも幽霊部員の自分が部室に来ること自体、滅多にないのだけれど。]
すぐ終わるからちょっと待ってて
[そう言って桐谷を椅子へと促し、カメラを片手に奥へと歩いて行く。 慣れた手付きでプリンターを操作すると、写真の現像を始めた。]
(96) 2015/04/22(Wed) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2015/04/22(Wed) 22時頃
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――放課後・武道館――
[その日一日、三星綾乃は説明を続けることとなった]
おのれ、せっちーめ!
[学校全体のせっちーファンクラブの仇敵となった三星綾乃はわからん人には拳で語り、まだ話の通じる人には言葉でちゃんと説明していった。 せっちーは大事なクラスメイトなのだと。 一年から同じクラスであり、良き強敵(とも)なのだ]
さて、それでもわからない皆さま
――忍殺のお時間です
[ええ、それでも分かってくれない強硬な方を武道館にお招きしているのでありました。 これからどうなるか? それは言葉にするまでもないことなのです]
(97) 2015/04/22(Wed) 22時頃
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[同じことば。 大好きの気持ちをもらえば、へにゃと笑う>>91 けどすぐに慌てて]
な、なんで泣っ……
[慌てて美夏の頬に手を伸ばそうとして けれど彼女が罪の告白のように紡ぐ言葉を 真剣に聞いて。>>92]
……打算があったって、さ。 それって俺のこと、気にしてくれたから、じゃん? 真ん中にあるのは気になるっていう、その感情だろ?
本当に打算なら俺の家族関係まで知ってるよ。 そんな打算は。誰だって、してる。
(98) 2015/04/22(Wed) 22時頃
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実は不器用じゃなくて全部計画的でした、でもいい。 俺のこと、好きって気持ちと。 俺が美夏を好きって気持ちが。 おんなじなら、それでいいんだ。
[顔貸して、と少し高い位置の美夏の頬を撫で、頭を下げてもらえれば、そのまま抱き寄せるようにして、ぽんぽんと頭を撫でよう。]
好きだ、大好きだ。 嫌いになんかならないよ。
自己嫌悪したり、いらついたり 美夏はきっと色んなこと考えてるだろ。 だって、俺と似てるぶきっちょだもん。
俺だってそれを言えばさ。打算なのかも? 明るく振舞ってみんなに好いてもらおうって思って。 だけどさ、人間はなんで生きてんのかわかんねって、頭抱えるような根暗なんだよ。
[でも。でもね。いっこだけ。]
(99) 2015/04/22(Wed) 22時頃
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俺は、自分自身があんま好きじゃなかったんだ。 だけど、一番に美夏が好きで。 美夏が好きって言ってくれる自分を好きになりたい。
そういうとこだけポジティブなんだ。 好きな人のためなら、頑張ろって思えた。 そんな自分を発見させてくれたのは、美夏なんだ。
[だから、ありがとう。 そう笑んで、ぎゅっと抱きしめる手に力をこめる。]
(100) 2015/04/22(Wed) 22時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/04/22(Wed) 22時半頃
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――知ってた癖に。
[色素の薄い肌がほんのりと桜色に移りゆく。 それだけで、彼もまた精一杯の虚勢を張っているように思え 言葉遊びの延長で、またいじわるしたくなるから不思議なものだ。
願い事には「残念でしたー」とおどけて見せる。 少々間の抜けた子どもぽい願いだったな、と今更に思ったから。
やがて、彼の後をついて写真部の部室へ。 足を踏み入れたことのないその場所を、物珍しそうに眺め 他に誰かが居たのなら気安く挨拶を交わしただろうけれど
今日は活動日ではないのかもしれない、人の気配はなく 独特な臭いが、此処が学校であるという事を感じさせずに]
(101) 2015/04/22(Wed) 22時半頃
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あ、うん。 ゆっくりでいいよ。
ドウゾオカマイナク。
[何か、妙に畏まった返事をしてしまった。
傍らに放置されたフィルムにそっと触れて、窓辺の光に翳す。 フィルムで写真撮影なんてしたことが無いから、 何を目にしても心が躍った。
こんな空間、水瀬と知り合わなかったらきっと 通り過ぎていたのだろうな。
思案しながら促された椅子に腰掛け、頬杖をついて水瀬の背中を見守った]
(102) 2015/04/22(Wed) 22時半頃
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……ぅんっ……ちゅ…ぁぅ…! ゃぁっ……!に……んにゅ、れろ……
[思考は停止しました。考えるのはやめました。 ただ、やりたいまま、もとめるままに、先輩と重ねて、あじわって]
にゃっ……ふ、好き……もっと、 ひゅぁ、はっ、はっ、はむ…… ……や、先、擦れて……る……っ!
[足の力が、入らなくて 綾乃先輩に体重を預けます。全部、ゆだねます]
あやの先輩の…すごく、甘くて…… やめたくない……もっと、もっと……
(103) 2015/04/22(Wed) 22時半頃
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[水瀬の現像が終われば、そこでは写真を検めず 彼の部屋へと連れていって貰うだろう。
彼を知る一歩はそのアルバムにある。 二歩目はきっと、彼の部屋に。
三歩目は、……足を踏み入れていいのかは、問わない。
――応えてくれるって、そう思い込まないと 怖くて先に、進めない*]
(104) 2015/04/22(Wed) 22時半頃
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看板娘 櫻子は、メモを貼った。
2015/04/22(Wed) 22時半頃
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ありがと、う、ありがとう…!
[頭をあやすみたいに撫でられると、ふっと肩の力が抜ける。 諭すように話してもらうと、胸の中央で凝り固まった自己嫌悪が溶けていく。 そしたらもう、呪文みたいにありがとうを何度も繰り返して、 抱き締めてくれたその背中に手を回して、縋る様に抱き締め返す。]
九零の事、好きになれば成る程、 自分が嫌になってた、けど、 そこから救ってくれたのも、九零で、
本当に、本当に大好きです。
[涙はまだ引かないけれど、心からの笑顔でもう一度気持ちを伝えよう、そうしないと溢れてしまいそうだ。]
(105) 2015/04/22(Wed) 22時半頃
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んーん。 どういたしまして。
[ぽんぽん。優しく背中を撫でては、美夏からも抱きしめてくれる感覚に、ぽぅ、と心に灯がともる。]
俺からもありがとう。 俺を好きだって言ってくれる人が、 目の前にいることが、こんっな幸せなんてさ。
[心からの笑顔。ああ。だめだ、それに弱いんです。 幸せなのに、もっともっと欲しくなる。 そっと乾いた唇を、美夏の顔に寄せて――]
いい、か?
[囁くように確認して、そのやわらかそうな唇に 触れてみたいと、こいねがう。]
(106) 2015/04/22(Wed) 23時頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/04/22(Wed) 23時頃
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…、。
[恥ずかしさに身動きできないまま、こくんと無言でYESを伝えた。 心臓が今にも張り裂けそうで、嬉しすぎて、幸せすぎて、このまま死んでしまったっていいとさえ思える。]
(107) 2015/04/22(Wed) 23時頃
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[―――ふわり。 触れるだけの、キス。
身長とか逆かもしれない、でもそんなのはいいんだ。 こうして互いに触れ合いたいと思ったから。
やぁらかい。 どきどきと心音が早鐘のようになる。 そっと離せば]
―――大好きだ。
[微笑んで。*]
(108) 2015/04/22(Wed) 23時頃
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