239 名探偵の館
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晩餐の時、奇妙なことに気付かなかった? コシャリ、ファバダ、チリビーンズに豆腐ステーキ。 そう、大豆料理ばかりだった。 ぼくはヘルシー思考かなって思ったんだけど──違うよね。
重篤なアレルギーを有するセレストさんに大豆料理をサーブさせるってことは、命の危険性をはらんでいる。明確な悪意だ。 この前の推理の時、セレストさんの動機が分からないと言ったけど。 パルックさんの、あの晩餐がきっかけだったんだ。
そして、おかしな行動を取った人物がもう一人いた。 そう、メルヤさん──じゃないんだっけ。彼女の正体も検討はついているんだけれども、メルヤさんと呼ぶよ。 彼女はスープを飲んで酷く驚いて──美味しいといった。 あれは一見透き通ったコンソメスープに見えたけれど、加水分解された豆乳スープだった。 味が純化されたことで豆の味が引き立つ。
[>>1:30>>1:32 を思い出しながら続ける]
彼女はやけに喜んでいたんだが、本当は別なことに気付いていたんだ。 あの日の料理は、伝説の鬼首を使って作られていたことに。
(84) 2015/10/31(Sat) 08時半頃
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ジョージは、ポケットからスマホをとりだす。
2015/10/31(Sat) 08時半頃
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大豆相場って知ってる? 相場取引の中でも日本が力を入れているところだね。 かつて、小豆が赤いダイヤと呼ばれていたように、大豆にも希少価値のあるブランドがある。 それが鬼首だ。 ONIKOUBE──日本語でデビルの首という意味だよ。
滅多に手にすることが無いその大豆を、パルックは手に入れ、喜びのあまり晩餐を豆尽くしにした。 じゃあ、その大豆を彼に渡したのは誰だろう。
あなたですよね。セレストさん。 鬼首を取り扱えるのは、とある一族だと聞いている。 だから世に出ないのだとも。 過去の血塗られた大豆の呪いか、あなたの身は大豆に対して拒否反応を持っていた。 けれど、ある日「大豆が切れた」と騒ぐパルックに、肌身離さず持ち歩いていた秘蔵の鬼首を渡してしまった。 そこから「鬼首を定期供給契約しろ」と脅し続けていたんですよ、パルックは。 もしかしたら「豆腐の角で頭を打ちつけて、死んでみるか?」とか、脅したんじゃないかな?
(85) 2015/10/31(Sat) 08時半頃
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ジョージは、スマホをしまうと、手帳を取りだした。
2015/10/31(Sat) 08時半頃
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書斎でこの手帳を見つけました。 「豆腐探究者の手記」 来る日も来る日も秘伝の配合を目指した職人の手記です。 恐らく、パルックはこれを手にした時から狂い始めていたのでしょう。 最後のページに「窓に! 窓に!」とありますが、夢中になる余り、豆腐屋の開店時間までに間に合わなかったようだ。ショックで日記を放りなげ、そして卓上の醤油によってそれは染められた。
豆腐……あの柔らかい豆腐で、人が死ぬわけがないと思ってる? 時速350/kmあれば、豆腐の角で人は死ぬ、加速して豆腐を打ち出すことが出来れば
あの、日本の豆腐職人に憧れる、狂気に満ちた人物は──禁断の豆腐線形加速器を作り出した。 そして、セレストさんを脅すため、特製の巨大な豆腐をセットした。
(86) 2015/10/31(Sat) 08時半頃
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でも、セレストさんは先手を打った。 その方法は僕が伝えた通りだ。 パルックを排除したことで、あなたは無事になった筈だった──けれど。 メルヤが居た。 メルヤもすぐに鬼首とあなたの関連性に気付き、しつこく問い詰めた。 そして、踊り場で事件は起きたのです、あなたは上で待っていた。 パルックが用意していた豆腐線形加速器を持ち。そしてそこにメルヤがやってきた。撃った。
……人間の体が高速で飛来する豆腐に打ち据えられるとどうなるか知っていますか? 跡形も無く砕け散るんです。骨のひとかけらすら残らない。
(87) 2015/10/31(Sat) 08時半頃
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ジョージは、おおきく溜息をつくと、首を横に振った。
2015/10/31(Sat) 08時半頃
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もしかしたら、踊り場に空いた穴から外を探索すれば、メルヤさんを構成する物質が見つかるかもしれませんが。
あなたは危険だ。 確かにパルックさんやメルヤさんはあなたの身を脅かしたかもしれない。 けれど、排除するにしても、もっと穏当な方法があった。 それを選ぶことなく、この手段を選ぶ、選び続けるあなたを、ぼくは止めなくてはならない。 おとなしく、拘束されてください。
(88) 2015/10/31(Sat) 08時半頃
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あ。そうだ。日本の大豆の3大加工先ってしってる? 豆腐・油揚、味噌、納豆、醤油。
パルックさんは豆腐だとすると、恐らく、メルヤさんは味噌納豆業者の手のNINJAだったんじゃないかな。デュエリストでもあったみたいだけど。
そして、黒い刺客──醤油の手の者に怯えていたんじゃないかと、ぼくは思ってる。 本人が居ないいま、聞きようもないけれどね。
ニホンのヘルシーフードはハラールにも触れず、ヴィーガンも愛用する、人気のあるところだ。 さまざまな利権や思惑が絡む──魔窟だね。
(89) 2015/10/31(Sat) 08時半頃
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オーレリアは、なっ……NINJAですって?! ……と呟いた。
2015/10/31(Sat) 08時半頃
キルロイは、ジョージに真剣なまなざしを向けた。
2015/10/31(Sat) 09時頃
ジョージは、真顔で二人に頷いてみせた。
2015/10/31(Sat) 09時半頃
ナナオは、意味ありげに頷いた。
2015/10/31(Sat) 10時頃
アーサーは、オーレリアの上で欠伸をしている。
2015/10/31(Sat) 14時頃
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『猫のカメラからでは、残念ながら料理の映像が殆ど映ってないな……。』
[猫の背は低い。 そして豪奢な椅子に座ってごろごろと寝てばかりいたのだ。 それに何か文句あるのか、とばかりに猫は何故かオーレリア嬢の頬を尻尾でびたーんびたーんとビンタしている。]
(90) 2015/10/31(Sat) 14時頃
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[NINJA――。 その言葉に猫を送り届けに来ただけだったはずの男がほんの少しピクりと反応する。
今なお忍者は姿形を変えて現代の社会へと溶け込んでいる。 彼の名前は影野道真。 仕事は暗殺、護衛、諜報、影武者……とまさに忍者のそれである。 まだ自分には仕事が残っている。 丸ノ助殿を日本へと送り届けなければならない。 それに、この館の顛末を見届けなければならない――。
男は静かに、館の闇へと紛れてフェードアウトをしていった。]
(91) 2015/10/31(Sat) 14時半頃
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キルロイは、闇に融ける紳士に真摯なまなざしを向けた。
2015/10/31(Sat) 15時半頃
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(……聞こえますか……聞こえますか……メルヤ…… メルヤ……幽霊探偵です……いま……あなたの心に…… 直接……語りかけています……聞こえますか…… 闇に……闇に同化するのです…… そうすれば……先程の紳士と……出逢えるかもしれません…… 闇です……闇に融けた相手を追いかけるのです……)
[幽霊が見得る己にさえ映らないメルヤが、いま、 独りで寂しくないかと思い、無責任な電波を発してみた**]
(92) 2015/10/31(Sat) 18時頃
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――同日・某時刻 中庭――
[中庭の一角、這い蹲り地面を舐めるように調べると、そこには地面に染み込んだ……痕跡が残されていた]
なんてことだ……まさか、これが真相だなんて――。
メルヤさん……。
[信じられない、しかし、もう他の可能性は考えられない。 事件は中庭で発生した。そしてメルヤの死因は、これを見る限り明らかだろう。 図らずも口に出したことが正解だったのだ。 様々な状況が指し示す犯人は……そう、彼しかいない。そして……]
(93) 2015/10/31(Sat) 20時頃
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[ホールに向かう。 そこにはメルヤと他の人物がいるはずだ。 その予想の通り、豆をセレストに向かって投げつけ、豆腐の話をするジョージ、そして他の探偵たちが居た。 豆腐の話は正直良く分からなかったが、それはいい。 しかし、話が終わるのは待つ必要があった。 そしてジョージが話を終えたタイミングで、声を掛ける]
ジョージ君。
そして――セレストさん。 健康によさそうな話をしている所、失礼するが……。
ジョージ君。君が、メルヤさんを殺した犯人だ。
[そう言って探偵は、ジョージに人差し指を突き付けた]
(94) 2015/10/31(Sat) 20時頃
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シメオンは、ジョージをじっと見つめた。
2015/10/31(Sat) 20時頃
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さて――。 私の推理はこうだ。
[探偵は歩く。革靴を鳴らしながら、メルヤの遺体のほうに向かっていた]
まず、前提からいこう。 メルヤさんが死んだのは【中庭】だ。ここじゃあない。
ああ、分かってる。 メルヤさんは気がついたときにはホールで死んでいた。 死体が瞬間移動することはない。ではどういうことか?
……こういうことさ。
[そう言ってメルヤの遺体の傍らに立った探偵は、足を上げ、そのまま一気にメルヤの体を踏みつける。 肉が潰れる音、骨が砕ける音――散乱する血、それが次の光景だと思われたが、そうではなかった。 がきん、という硬い物を踏む音。硬い感触。 死後硬直ではない。そもそも、人間の感触ではなかった]
やはり、ね。
(95) 2015/10/31(Sat) 20時頃
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……つまりこれはメルヤさんじゃない、ただのマネキンか何かさ。
[足を置いているそれは、今もメルヤの姿をしている。 いかに精巧に作ったマネキンでもこうはいかないだろう。 探偵は胸ポケットからハンカチを取り出すと、それをメルヤの顔に被せた。 そしてハンカチは、まるで消失したかのように消える。 それを見て探偵は、少し声を潜めて語りだす]
私の友達に、ある……専門家というか……そう、フリークがいてね。 その彼はとある現実世界に居ない人物を追いかけているんだが、つい最近こんなことを言ってきたんだよ。
「ついにキタアアアア! 二次元がこっちに来たんだああああ! 最高のライブでござった!」とかなんとか。
さてはついに狂ったかと思ったんだが、話を聞くとそうじゃあない。
現実世界には存在しないはずのものが、はっきりと肉眼で確認できるようになる。
皆、聞いたことはあるだろう。『AR技術』というものはそのレベルにまで発展しているらしいね。
(96) 2015/10/31(Sat) 20時頃
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技術力さえあれば、そこに存在しないものを投影出来るとしたら? 人間の五感は視覚に頼る部分が多い。 そして今は、触った感触だけなら殆ど人間と同じ人形が作れる……そんな技術がある。
確か……オリなんとか工業と言ったかな。失礼、少し失念してしまったが、有名な企業が医療分野にも協力しているらしい。 しかも私でも買えるぐらいの値段だ。ん? いや、持っていないよ。知ってるだけさ。うん。
とにかく、その二つの技術を合わせれば、『あるはずのない死体』が作り出せるんだ。場所は、限定されるがね。
ではなぜこんなことをしたのか?
ここに犯人のミスがあった。恐らく本当は『死体は完全に消えるはずだった』んだろう。
しかし、私たちの目にはメルヤさんの遺体は見えていた。
だが――
(97) 2015/10/31(Sat) 20時頃
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ジョージ君、君は『見えなかった』らしいね?
そしてもう一人……いや一匹、猫もそうだ。
私は無学なので猫の眼の事には詳しくないが、ジョージ君。君だけは他の人物と違う『眼』をしている。
そう、その眼鏡だ。
恐らくレンズを通してメルヤさんの遺体を見ると、それは完全に消失するように見えたはずだ。
周りと同じような風景を上被せして投影してしまえば、それは成る。
だからあの時、メルヤさんに異変が起こり、自然に反応しようとして――咄嗟に本当のことを言ってしまった。
急遽、見えない物が見える振りをするよりはその方が自然だからだ。 第一の事件からおかしな状況が作られていることだしね。
(98) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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そして、本当の事件現場は中庭だ。 地面に痕跡があったよ。薄らと、人の形をした染みが……ね。
[その光景を思い出したのか、少し呼吸を整える]
……同じように、『中庭の天井』にも痕跡があった。これは別の手段で確認したものだけどね。
あの中庭は、それ自体が大掛かりなトラップルームになっているのさ。とんでもない館だよ。
まさか――中庭全体が大きな部屋になっていて、天井が迫ってくる仕組みになっているなんてね。
そう。天井も……壁も。上手く投影された映像だったんだ。
(99) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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ジョージは、眼鏡に手を掛けつつ、外さず聞いている。
2015/10/31(Sat) 20時半頃
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メルヤさんは……中庭に何かを見て、怯えていた。
そしてオーレリアさんが眼を離し、礼拝堂に向かった後。 彼女は中庭に向かった。どうしても気になったんだろうね。
ああ、そうだ。 オーレリアさんがヘルズエンジェルの話をしに戻ってきたとき、彼女はジョージ君と何か話しているところだったと思う。
だが……その時にはもう、メルヤさんは死んでいたんだよ。
中庭の天井に押しつぶされて、【圧死】したんだ。
(100) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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もちろん、死体が話すわけはない。幽霊なんてものも存在しない。
だが、場所はホール。そして話していたのはジョージ君と。
……そう、彼女はメルヤさんじゃない。メルヤさんの外見を投影した『セレストさん』だったんだ。
そうだね、セレストさん?
あの時、メルヤさんの死体が『発見』された時。
あなたはどこからか現れた。そしてメルヤさんはいつの間にか死んでいた。二人は背格好も似ている。
メルヤさんはどこか怯えていて、声が小さかった。 ……見た目さえ『何とかして』しまえば、他人の成りすましは簡単だ。
そう、AR技術さ。動かなければメルヤさんの静的な外見データを作成することは可能だっただろう。
つまりこの事件は、ジョージ君、そしてセレストさん。 あなたたち二人が共謀して起こした事件だったんだよ!
(101) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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思えば、ジョージ君はセレストさんにばかり疑いを向けていて、どこか私たちに情報を与えているような節もあった。
館に対して盗聴器をあっさり見つけたり、セレストさんの目の事もそうだ。 豆腐の話だってそうかもしれない。
実際は盗聴器もセレストさんの目も真実とは異なる――簡単なミスディレクションを幾つも散りばめていたんだろう。
セレストさんが共犯であれば仕込みも後始末も簡単に行える。
(102) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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キルロイは、シメオンの言葉を静かに聴く。
2015/10/31(Sat) 20時半頃
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君たちは、名探偵の館側の人間だった。 そして――中庭に何かを見てしまったメルヤさんは、それを確認しに再度中庭に向かった。
メルヤさんが秘密に気付いたと思い、その時に仕掛けを動かして殺害したんだ。
[メルヤさんは何か、別の物が見えていたようだったけどね―― そう口の中で呟き、疲れたように天を見上げる。 ふう、と一息。苦い表情でジョージを真っ直ぐに見つめた]
(103) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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死体消失の仕掛けはもともと用意してあったものだろう。
どう使う予定だったのかは分からないが、それを利用したんだ。
もともと誰かを殺すつもりで、死体を単純に隠したかったのか、 もしくは一人一人名探偵が消えていき、後は拉致するなり脳を取り出すなりしたかったのか……。
……いや、それはもういいことだ。
これで私の推理は終わり――後は、ゆっくりと話を聞かせてもらおう。
まだ、名探偵の話は終わっていないからね。
[そう言って、どこか憑き物が落ちたような表情になり、ナナオやオーレリアの方を見た]
(104) 2015/10/31(Sat) 20時半頃
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ジョージは、セレストの方に笑顔を向ける。
2015/10/31(Sat) 20時半頃
ジョージは、それからシメオンを見て……**
2015/10/31(Sat) 20時半頃
シメオンは、先ほどまでの余裕はなく、ジョージを見て僅かに震えている**
2015/10/31(Sat) 21時頃
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だって、さ、セレストさん。 どう思う?
[>>95 にも顔色一つ変えず。 反論も無く、眼鏡を弄びながらゆっくりと話を聞き終えると、笑顔そう万能メイドに話しかける。 返事を待たずにシメオンに向き直る]
あれ? 名探偵になるためにここに来たのに、どうして震えてるのかな? ここは演技力の見せ所だと思うんだけど。
[>>1:9を思い出しながら、ゆっくりとそう告げる]
(105) 2015/10/31(Sat) 22時半頃
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決闘開始《デュエル・スタート》……。
[誰の耳にも届かないほど小さな声でそう呟くと、奈々緒は薄く閉じていた目を開いた]
――すべての謎が解けた。
(106) 2015/10/31(Sat) 22時半頃
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メーちゃん……メルヤはあたしたちの見ている目の前で死んだ。
一体誰が。何故、どのようにして? それを明らかにするためには、まずこの館の成り立ちについて知っておく必要がある。 山の中腹にある、広大な森の中に建てられた洋館である人狼館だが…… 実は“別館”が存在する。
否、この言い方も正確ではない。 正しくは、あたし達が今いるこの場所。 通称『人狼館』こそが、とある建物の別館だったんだ。
本館にあたる建物は、ここより標高にして500mほどの高さに位置している。 "WEREWOLF HOSPITAL"――人狼病院。 そう、かの有名な大病院だ。
(107) 2015/10/31(Sat) 22時半頃
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山の上にある人狼病院とこの人狼館は、長い一本の階段で繋がっている ……いや、繋がっていた。 今ではそのルートは閉ざされてしまっている。
館はかつて、病院に勤める医師や看護師のために、居住スペースとして開放されていた。 しかし、経営状況や利便性の面から、とある大富豪の手にに売り渡されることになったわけだ。
言うなれば、この館それ自体が、かつて巨大なひとつの【踊り場】のようなものだった。 人狼病院と、山のふもと。そのちょうど中間地帯としての。
書斎には、こうした館の沿革が記された本が置かれている。
(108) 2015/10/31(Sat) 22時半頃
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そのこととメルヤの死にどのような関係があるのか。 彼女の様子と照らし合わせて考えれば、ひとつの仮説が浮かび上がってくる。
第一に。 彼女は、何かにひどく怯えているようだった。
そして、第二に。 彼女は、どこからどうみても――“入院患者の格好”をしていた。
あまりに自然すぎて誰も触れなかったが……。 メルヤは身体のあちこちに包帯を巻いていたし、それより何より。
常に、点滴スタンドと一緒に行動していた。
(109) 2015/10/31(Sat) 22時半頃
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AR──仮想は、ハロウィンだけにしてくださいって言うべきなのかな……。
あー。そういうのは、仮想とかはそこのオーレリアおにーさん? ──雌豚って言うか雄豚なんじゃないかな──が詳しいんじゃないかと思うけど。女装に満ち溢れているらしいし。
[アーサーにぺちぺちされているオーレリアの方を見なようにして続ける]
さあ、君に選択肢をあげよう。 この眼鏡を掛けてみるかい? 真実がそれで明らかになる。
[眼鏡に手を掛けて、ゆっくりとシメオンに近づいていく]
(110) 2015/10/31(Sat) 22時半頃
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ジョージは、ナナオの声が聞こえたので、手を止めてそちらを見る。
2015/10/31(Sat) 22時半頃
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メルヤは、彼女は招かれた名探偵なんかじゃない。 山の頂上にある人狼病院の患者だったんだ。
怪我か、あるいは皮膚や内臓の病気か。 それとも、もっと別の何かなのか。 彼女の詳しい症状については、わからない。 わざわざ病院から抜け出して、こんなところへやってきた理由もわからない。
だが、一見すると自然死のようにも見える、不可解な死の原因についてははっきりしている。 点滴の逆流による失血死だ。
スタンドにぶらさがった複数の点滴パックの中を調べてみるといい。 そこには、大量の血液が残されている。
(111) 2015/10/31(Sat) 23時頃
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そんな死に方は単なる事故ではありえない。 何者かの殺意が介在していたのは確かだ。
ではメルヤは何故、殺されねばならなかったのか。 ヒントはこの【携帯ゲーム機】に隠されていた。 彼女の遺体から、発見されたものだ。
[言って、奈々緒は手にしたゲーム機の丸いボタンに手をやった。 機体はスリープモードに入っていたらしく、すぐにパッと画面が点灯する]
ああ見えてゲーマーらしい。入院していて暇だったのかもしれないな。 最新のタイトルがずらりと並んでいる。
(112) 2015/10/31(Sat) 23時頃
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だが、注目すべきはそこではない。 ……このゲーム機、“ネットワークに接続されている”んだ。
携帯電話を使ってみた人ならわかるだろうけど、この館に電波は入っていない。 あたしのスマホは、フリーのアクセスポイントを見つけたら勝手に接続する設定になっているが、この館にアクセスポイントは見つからない。
にも関わらず、メルヤのゲーム機はオンライン状態だ。 さっき試してみたが、きちんとネットに繋がるようになっている。 つまりこの館には、フリーではないアクセスポイントが存在するということだ。
問題は、なぜ彼女のゲーム機がそれを利用できるのか。
(113) 2015/10/31(Sat) 23時頃
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