221 【突発】季節の雫【忙しい人のためのRP村】
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将来なァ…… 今ンとこ、大学入ることしか考えてないわ。 昔は、色々あったんだけど。
[一瞬止めてしまった咀嚼を再開し、思案する。 聞かれた事は滅多にないから、余り語らないこと。 語ると、本当にそうなってしまいそうで]
傷が、さ。割と見た目酷いんだ。視力もねぇし。 だからこれを、学生のうちに治さねーと 就職にも不利だろなーって思ってて。
[髪の上から指先でそっと、眼帯を押えた。 先ず完全に傷を癒着させ、傷と眼球の手術が必要で 完治できた所で視力が戻るとも、完全に傷が治るとも保障はなく]
(87) 2015/04/18(Sat) 00時半頃
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[最後のひとくちのあんぱんを口へ押し込み 牛乳のストローをぷすりと刺した。
そんな事を聞いてくるという事は彼も 進路を悩んでいるのだろう、
知らぬが故の不躾な問いかもしれないけれど]
お前は? なんか進みたい道とか、あんの?
(88) 2015/04/18(Sat) 00時半頃
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うん、損しないならなんも問題ないな! ああ、ただクラスメイトには誤解されるかもだけどな?
[お互い名前で呼び合っていれば、いつの間に仲良くなったんだ、なんて茶化す声は逃れられないかもしれない。]
一緒に日直したんだしいいよな、香菜っち。
[改めて呼んで、照れくささもあるけど、嬉しさが勝る。]
(89) 2015/04/18(Sat) 00時半頃
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そ、彼氏。 [いないと聞けば、安堵したようにほっとした笑み]
香菜っちモテそうじゃん? 実際俺も香菜っちみたいな子、結構好き。 マイペースそうな子って、どういうこと考えてるのかすごく知りたくなるんだ。
自分の世界を作ってるのかなって。そんな風に見えてさ。 香菜っちは、その喋り方とかも理由あるの?
[なんて質問を重ねていれば、香菜からも質問が来て]
俺さ、人付き合い、ずっと苦手だったんだ。だから高校では失敗しないように、元気でいようって思ってるの。 彼女も欲しいけど、誰でもいいわけじゃないし。俺に言い寄る女なんかいなかったから、勿論付き合ったこともないぜー。
(90) 2015/04/18(Sat) 01時頃
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大丈夫、誤解なんてされないのだよ 僕は名前で呼ぶ事なんて、珍しくないのだよ
[ゴミ箱を持つと、どうも歩きにくいのだよ。 前も見にくいのだよ。]
おっとっと
[いわんこっちゃないのだよ。 躓いて、たたらを踏むのだよ。 でも転ばないのだよ、バランスはいいのだよ。]
うむ、一緒にしたから構わんのだよ
(91) 2015/04/18(Sat) 01時頃
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モテそうに見えるのか? 女性として魅力的に見える、と言ってくれていると受け取ろう 素直にありがとうなのだよ
[そう言いながら歩いていると、九零は変な事を言うのだよ。 僕みたいな子が結構好き、なのだと。 変な事をいう奴なのだよ、生意気だとはよく言われるが。]
女の子に言葉を紡ぐときは、ちゃんと選ぶのだよ九零 好きだの嫌いだのって言葉は、自分の気持ち以上に相手に大きな印象を与えるのだよ 注意して使わないと、どちらも誤解を受けるのだよ
(92) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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[喋り方は生まれつきなのだよ、なんて話をしていると。 人付き合いが苦手なんだと、九零が言っていたのだよ。]
そうか、そういうものか だが、元気を装う、というのは大変なのだよ 自分らしく、自分の好きなように振舞うのがいい その結果嫌われても、喧嘩になっても 無理して友達関係を継続するより、ずっとすっきりするのだよ
[恋人はできたことがないという九零に、それはそうだろうなと納得して頷くのだよ。]
まぁ、恋人なんかは普通なかなかできるものではないのだよ 君も顔は悪くない、相手を見つけて言い寄れば一人や二人は出来るだろう、頑張るのだよ だが、言い寄られるのを待っていてはいけないのだよ
自分から歩み寄って見る事なのだよ
(93) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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お、大丈夫、か?
[蹈鞴を踏む香菜を心配しつつ、ゴミ袋を持っていない方の手で咄嗟に手を差し伸べたが、幸い彼女は転ばなかった。]
……、あ。
[だが庇おうとした拍子に、ふわ、と肩に触れてしまい、彼女の巻き毛が手の甲を擽って。思わず赤くなってぱっと手を離す。 男女として意識してしまう。当たり前のことだけど。]
(94) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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俺、不器用だからさ、 香菜っちに教わることっていっぱいあると思う。 気持ちの伝え方もそのとおりだな。 ただ安易に言ってるわけじゃないんだ。
可愛いなって、思ってた。 自己紹介の時のその語尾聞いて、気ィ抜けてさ。
[大きな印象を与える。>>92 もしそうならそうでいい]
恋愛感情なんて言えない幼稚な気持ちって前提置いて。 ―――俺は香菜っちのこと、初めて見た時から好きだし、 こうやって話してますます興味を持った。
これ、告白とかじゃないけど。 気になってるのはホント。
[びっくりした?なんて少し香菜の方を見るが、恥ずかしくて視線は合わせられなかった。]
(95) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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[生まれつきってか子どもの頃からだろう。なのだよ。と産まれてきて第一声で言った赤ん坊じゃあるまいし。]
ありのーままのーってやつか。
[ちょっと前に流行った曲を口ずさんで笑う。]
なんかほんっと、香菜っちには教えてもらうこと 山ほどあるな。ありがと。
歩み寄る――歩み寄るか。 そうだな。俺にはきっと誰も寄ってこないって思い込んでたよ。だけどそうじゃなくて、自分から誰かに一歩踏み出せば、その人は応えてくれるもんなんだな。
じゃあ、ひとつだけ練習さして。
(96) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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―――香菜。 俺と、友達になってほしい。
[ゴミで汚れた手で握手はかなわないだろうけど 心音を速く感じながら香菜の反応を窺う。]
それが俺の、香菜への一歩目。
[なんてね、と笑って、彼女はそれに応えてくれるだろうか。 返事がもらえたあとになるか、話とゆっくり歩いていたせいで、予鈴が鳴り響けば、やっべ、と足取りを速め、ゴミ捨て場にゴミ袋をポイして、香菜がもっているゴミ箱は、俺が持っていこうと手を差し出した**]
(97) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 01時半頃
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―校舎―
[遅れてくる生徒というのは、毎日一人二人居るもので。 ボクは彼らに混ざって校門をくぐるのだけど、服装のせいでどうしても目立ってしまう。 けれど、もう先生も慣れてしまっているから。]
おはようございます、先生。
[ひらりとスカートを靡かせて挨拶すれば、いいから急げーって見逃してくれる。 今日に至っては、昨日はどうしたんだって心配されたくらいだ。
そうして、桜の花弁の舞う前庭を急ぐでもなく歩いていれば、リボンを付けた仔猫-しらたま-が鳴き声と共に姿を現した。]
あ、しらたま。 君、ボクというものがありながら、浮気して。 [そんなことを言いつつも、屈んでおいでおいでするのだった。*]
(98) 2015/04/18(Sat) 01時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2015/04/18(Sat) 02時頃
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大丈夫だ、問題ない
[慌てたらしい九零が差し出した手が、肩に触れたのはわかったのだよ。 けれど、何故か慌てたように離れていくのも感じて。 見上げると、変に頬を染めているのがわかったのだよ。 肩に触ったくらいで大げさな奴なのだよ。]
九零、君はそんな調子で大丈夫か
[少し心配になったのだよ、彼の先行きが。]
(99) 2015/04/18(Sat) 02時頃
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むぅ、可愛いと言われるのは嬉しいが 言われると照れるものなのだよ 安易に言っていないと言うのなら、それでいいのだよ
[続く言葉も、照れるものであるのだよ。 この子はきっと、たらしの才能がある子なのだよ。 人付き合いが苦手というのは、きっと嘘なのだよ。]
ま、まぁ、いいのだよ 男子に興味を持たれるというのは、悪い事ではないのだよ
でも、面と向かって言われると恥ずかしいのだよ 僕を照れさせても、いい事はないのだよ でも、出会ってすぐ「一目惚れです付き合ってください」と言われるよりは、ずっといいのだよ
[興味がある事は、知りたがればいいのだよ。 自分に興味を持たれるというのは、どうもむずがゆいが。 自称人付き合いの苦手な男の子の、練習台くらいにはなってやろう。]
(100) 2015/04/18(Sat) 02時頃
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そうなのだよ、ありのままなのだよ 自分らしく、自分の楽な姿であれる場所というものがだ 人間には必要不可欠なのだよ
自分らしくあれる相手、と言うのが友人で そうでない相手、と言うのは知人なのだよ 友人を求めるなら、まずは自分を隠さない事なのだよ 無論人間だから、愛想や謙遜、礼儀は必要であるが 人としての常識を逸脱しない範囲で、なのだよ
[口ずさむ歌に、うんうんと頷くのだよ。 その通りなのだよ、ありのままなのだよ。 でも、れりごーは、ありのままと言う意味ではないのだよ。]
九零、何事も相手の譲歩を期待してはいけないのだよ 自分が欲するものなのだから、自分が行動しなければ たまに誰かが手を差し出してくれることもあるが それは偶然であり、幸運であり、相手の優しさである 君自身の功績ではないのだよ
(101) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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だから、ほしいものはほしいと言うのだよ したい事はしたいと言うのだよ 口に出来ない秘めた想いと言うのも、詩的で良いが 超能力者でないかぎり、それを全て察する事は不可能なのだよ
伝えれば叶うという事でもないし 努力は必ず報われるわけでもないが 成功の最低条件の一つが、努力することなのだよ
[そうして、友達になってくれと言われたのだよ。 そう畏まる事でもない気がするけれど。 九零は真面目に言っているのだから、真面目にお返事するのだよ。]
お友達になるのは、僕は構わないのだよ お友達が増えれば、学園生活も楽しくなるに決まっている 楽しい学園生活のために、仲良くしようなのだよ
[そう答えて、ゴミを捨てるのだよ。]
(102) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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[ゴミを捨てた頃に、予鈴が鳴るのだよ。 まずいのだよ、急いで帰るのだよ。]
ほら、急ぐのだよ 遅刻すると、教師は煩いのだよ 仕事とは言え、あんなに怒らなくてもいいと思うのだよ
[ゴミ箱を持つという九零に、持つのは任せて。 早足で、教室に向かうのだよ。 手が空になったので、早く歩けるのだよ。]
うむ、持ってくれて助かったのだよ
[教室に戻ると、そう声をかけて。 それから、笑ってみせてやったのだよ。]
ありがとう、九零 日直頑張るのだよー
[そうして、ホームルームを受けるために席に座るのだよ。]
(103) 2015/04/18(Sat) 02時半頃
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―― 授業なのだよ ――
[まだ受けた事のない授業、というのがいくつかあるのだよ。 最初の授業は、大抵自己紹介をしてもらうーと教師が言うのだよ。 教師にとっては初めましてだが、クラスの面々にとってはもう何度目かの自己紹介なのだよ。 何度名前を言わせれば気がすむのだろうと思うのだよ。 そんな通過儀礼を終えれば、授業が始まるのだよ。 といって、なんとも面白くない授業なのだよ。 中学校で習ったような事を復習するような授業が始まり。 知っている事をただ聞くと言うのは、苦痛なのだよ。]
むー、数字の羅列なのだよ 何が面白いのだよ、こんなもの
[数学が好きな子は、パズルみたいで面白いというのだが。 僕は、パズルが苦手なのだよ。 結局、うまくいくはずがないのだよ。]
(104) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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―― そしてお昼なのだよ ――
[今日もお弁当なのだよ。 毎朝お弁当を作るのは、とても大変なのだよ。 学食で済ませればいいのにと言われる事もあるが。 これも、訓練の一貫なのだよ、頑張るのだよ。]
頂きます
[今日はサンドイッチなのだよ。 お砂糖入りの珈琲を買って、一緒にいただくのだよ。 卵とハム、レタスが挟んであるのだよ。]
ん、少しパンが厚かったのだよ 次からは、もう少し薄くするのだよ
[経験は、いつか生きると信じているのだよ。]
(105) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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―― 午後の授業なのだよ ――
[美術や家庭科、情報技術なんかの授業は楽しいのだよ。 絵心はないが、美術は綺麗な絵を見られて好きだし。 家庭科は、お料理の勉強が出来るのが楽しいのだよ。 情報技術なんかは、知らない事も多くて楽しいのだよ。]
副教科のほうが、ぜったい楽しいのだよ
[調理実習とかしたいのだよ。 お菓子作りとか絶対楽しいのだよ。]
あ、ケーキが食べたくなったのだよ
[帰ったら、材料を買って焼くのだよ。]
(106) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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―朝:寮―
[夜明けに目覚めてから、熟睡することが出来なかった。 心の中がふわふわ、変な感じで。
瑛智はまだよく眠っているようだ。 昨日は放課後に疲れることでもあったのだろう。 お茶漬けを作りながら尋ねたら、 何と答えて貰えたのだっけ]
前髪、自分で切ったわけではなかったの?
[おかしくないかと問われれば>>68、きょとんとして。 誰かに無理矢理切られたのかと不安が過ぎるが]
可笑しくないわ。 目元が良く見えて可愛らしい。
[夜、そんな風ににこりと微笑んで伝えたのだった。 自分はこういう時、嘘はつかない]
(107) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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―― そして放課後なのだよ ――
今日も疲れたのだよー
[ぐったり、机に伏した後。 こうしては居られないのだよ、放課後を今日も楽しむのだよ。]
部活の見学、今日はどうしようか
[何部に行こうか、また掲示板の前で考えるのだよ。]
(108) 2015/04/18(Sat) 03時頃
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―放課後―
[朝礼前は音楽室、その後は真面目に授業を受けた。 先生の手伝いはどのタイミングだろうか。 帰宅部の自分がのんびりと廊下を歩いていると、 昨日猫を抱いていた新入生の、可愛らしい髪型が遠くに見えた]
香菜ちゃん?
[特に許可も得ることなく、 フレンドリーに下の名前を呼んでしまっている]
なにか良さそうな部活、見つかった? 今日もこれから見学かな。
[思案気な彼女に近付き、そっと話しかけてみることに]
(109) 2015/04/18(Sat) 03時半頃
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[声をかけられて、振り向いたのだよ。 そこには、昨日保健室で出会った雪子が居たのだよ。]
ああ、雪子 そうなのだよ、これから見学の予定なのだよ
良さそうな部活を探しているのだが、どうもわからなくて 何かきっかけでも掴めればと、回っているのだが
[呼ばれて返事を返すのだよ。 特に興味があるジャンルがあるわけでもない。 ただ、何かしたいと思っているだけの僕なのだよ。 ぴんと来るきっかけは、なかなか訪れないのだよ。]
雪子は、部活何かやっているのか? 参考に、話を聞かせて欲しいのだよ
(110) 2015/04/18(Sat) 03時半頃
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[>>87彼の指先が触れる眼帯の下、広がっているであろう傷。 それは見えるものだけではなく、きっと心にも。 彼が口にした心の内に、普段の明るさの裏に抱えている不安を少し垣間見た気がした。]
…そっか でも大丈夫だよ 桐谷くん社交的だし それって凄い才能でしょ もし万が一…今のままでも、出来ることきっとたくさんある
…傷、治るといいね
[少々無責任なことを言っている気はしたけれど、慰めたつもりもお世辞を言ったつもりも毛頭ない。 気さくで話しやすくて、誰とでも仲良くなれる彼は、今のままでも十分魅力的だと本気で思ったから。]
(111) 2015/04/18(Sat) 04時頃
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[香菜の言葉に頷き、顎に指を添えて考える]
私は部活には入っていないの。 でもピアノを弾く関係で、 時々、音楽系の部活にはお邪魔することもあるわ。
香菜ちゃん、音楽は好き?
合唱部に、吹奏楽部。 そうだ、演劇部も活動が盛んだから、見学してみるのはお勧め。 時代物やファンタジーの劇が素敵なの。
[香菜は舞台映えしそうだな、と勝手に。 少しでもキッカケ作りのお手伝いが出来ればいいが]
(112) 2015/04/18(Sat) 04時頃
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[そして自身の将来を聞かれれば>>88、微笑みを作りぽつりと呟く。]
…オレは決まってるから 親の会社、手伝うんだ
[確定事項。 小さな頃からそう言われて来たし、そうなるものだと思って生きて来た。 嫌だとか逃げたいとかはなく、両親の力になりたい気持ちは本当だ。 …それが所謂“進みたい道”なのかどうかは分からないけれど―――。
一瞬吹いた強い風が、屋上まで桜の花弁を連れてくる。 思わず伏せた顔を上げると、彼の頭に乗った一片の花弁が目に入る。 少し身を乗り出しそれに手を伸ばしたが、捕まえることは出来ただろうか。]
(113) 2015/04/18(Sat) 04時頃
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そうか、雪子は入っていないのか
[そういう選択も、悪くはないのだろうなと思うのだよ。 お友達は、部活をやらなくても出来るわけだし。 だが、せっかくの学園生活だ。 何かしたいのだよ、一度しかない経験なのだからな。]
演劇部は、幼馴染がいるはずなのだよ でも、聞いてみたらそいつは部員じゃなくてお手伝いといわれたのだよ まったく、八尋の奴は昔からおっとりしているというか
[少し愚痴が漏れたのだよ。]
音楽は、聞くのは好きなのだよ 楽器は出来ないのだよ、触ったこともないのだよ 圭一が軽音楽部だと言っていたし、覗いてみる気はあるのだよ
どうせだ、案内してほしいのだよ、雪子
(114) 2015/04/18(Sat) 04時頃
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[>>111告げられた言葉に、少しばかり眉根を寄せる。 今の自分を漸く肯定出来るようになったばかりで 「それでいい」のだと、改めて肩を押されたみたいな 赦されたような心地になったからだ]
――…あー…、うん。 時間が経てば治る、だいじょうぶだ問題ない。
[深く考えるのは面倒で、日々どうやって楽しく過ごそうとか そんな事しか頭に無いだけなんだけどな、
……そう言おうとしてなんとなく、やめておく。 素直に受け取っておくべきだと、そう感じた]
(115) 2015/04/18(Sat) 04時半頃
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[>>113何処か儚げな微笑で告げられた言葉、その響き。 「親の会社を手伝う」という事は、彼にとって 何らかの重荷であることは、疎い自分でも容易に想像できた。
敷かれたレールの上を歩む、という奴なんだろう。 自分もこの学園に入るまでは、親の意向のままに 何となく生きてきたから その気持ちはほんの少しだけ、理解は出来て]
でも――…、
[それは一瞬の出来事だった。 仄か冷たい一陣の風が、互いの間を過ぎ去った。
軽く隻眼を閉ざした刹那、頭上に彼の手首が見えて 反射的にそれを掴もうと、指を伸ばす]
(116) 2015/04/18(Sat) 04時半頃
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