207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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− 甲板 − [船員全員が並ぶと壮観だが、船長が放つ静かなオーラに 冗談を飛ばす余裕も無く、何を言うのかと口を開くのを待った。]
殺し……了解、キャプテン。
[少し考えれば当然かと船長の命令>>72に静かに頷いた。 他の連中は騒がしいが、どこか滑稽だと吹き出しそうになるのを 何とか耐えて続く船長の言葉を聞く。]
(85) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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怪我じゃなーい。
[>>78薬物とアルコールで食道に炎症と傷を作りまくってるだけだ。
無骨な指の蹂躙から解放された口は、幾分抑えた声を出した。 まあ、少なくともヴェラに睨まれる質の声ではない。
気狂い共のじゃれあいの終了直後、聞こえてきたのは>>72 いつもよりもうんと凍った色を持った、船長の声だった。
笛のように喉が鳴って、口を閉ざす。 >>77嵐が過ぎ去るのを待つ顔で、淡々と告げられた命令を聞いていた]
……じんろう。
[先程から、周囲でさわさわと話されていた単語を、船長が口にして。 口の中で単語を反復して、呑み込んだ。
お伽噺の存在と、この船に仲間殺しがいるという宣言。 それをどう処理していいか分からず、無意識に酒を探して懐を探った]
(86) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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ウ゛ゥ゛ア゛
[船長の放つ“命令”に濁声で唸りを上げた。 「仲間殺しの重罪人を探し、殺せ」――それがどういった未来を招くのか、男に思い描けるはずもない。ただ、命じられれば応じるだけだ。]
ア゛ ッァ゛
[続けて吐いた意味を成さない呻きは、何処か暗い。]
(87) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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――― 昨夜:船尾楼から ―――
[手助けの手を装って ジェレミー>>13から受け取ったトレイに、肉など無かった。]
………?
[芋だ。 視力がここぞと落ちたわけじゃねえ、紛いない芋だった。
肉はねえのかよ、おい!
略奪者が、ぎゃんと吠えている間に するりと登ってきたジェレミーの手に、トレイが奪い返された。 俺様の指に、ちょいと芋の名残が残る程度の略奪だ。]
Booooo...
[せめて、負け犬は不貞腐れるとする。]
(88) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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仲間殺し、か……
[船長の言い分は単純明快、まさしくそのとおり、と頭を下げたくなるほどのもの。 あの時、拾われてより。置壱の命は自分のものではなくなった]
なぁ、船長 俺ぁ、その命令に従うけどよぉ
[だらしなく座り込んだまま、片手と声を同時にあげる]
確証もないまま殺して、 今度はてめぇが仲間殺しだといわれちゃぁたまらんぜ
……従う、けどよ
[へくし、とくしゃみをして鼻を啜る。 あくびをする。いつもと同じように]
(89) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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[仲間殺しは重罪である。 誰もが知るこの船の戒律で、無論破れば死あるのみと皆が理解しているが故に、起こりうるはずのないことが起きていた。 戒律を破った者を殺せ、と言う響きの中に、"仲間"の音は入らなかった。 仲間殺しは罪で、罪犯しは仲間ですらない。仲間は船の一員だが、そうでなければ――新たな標的になり、待つのは、死。 それこそ狼も人も下らない差異だ。正解を引き当てたものだけが生きる、殺し合いが始まろうとしている。
気付いたものは何人いるのか、ざわめきはあまり大きくはならなかった。 サーベルに手をかける。それでも、護ると自身の裡に誓う為に。]
(90) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2014/12/11(Thu) 22時頃
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仲間殺し。
[続く船長の声はどんな冬の朝よりも底冷えがする、 身体の奥から凍り付かせるモノだった。
船に乗る者としての御法度中の御法度。 10年も同じ船に乗っていて……それでも法を破った。]
(91) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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ジェレミーは、置壱の言葉に片眉を上げ、耳を傾ける。船長の反応を待った。
2014/12/11(Thu) 22時頃
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かかかかッ、ローレライのベッドは海をご所望ッてか。
喜ぶ野郎なら、心当たりもあるねえ。
[セシル>>38の切り返しに、口端が分かり易く釣り上がる。 憎まれ口が湯水の如く流れる舌を巻き 誰―――… とは、言わずに、からかい茶化した。
若い面を分かり易く膨らませられりゃあ 俺様の笑い声も、更に、二割増しと言ったところよ。]
俺様が?
[続きを促したところで、来訪を告げる声に、口を噤んだ。 その後も、船尾楼を離れるまで、妙に引っ掛かりを覚えて 柄にもなく、心配してるような口も利いてしまったのだった。]
(92) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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─ 甲板 ─
[ヘクター>>65の呟きが聞こえてきたところで、態度を改めるでもなく、何らか反論するでもなく。 何を考えているのか分からないと言われた男は、その時、「リーだけでなくジェレミーも怒るだろうな」などと、船の傷のことを考えていた。]
[甲板に顔を出した時には、どれくらいの人が集まっていただろう。 誰がいて誰がいない、など、いちいち気にするはずもない。 せいぜい気にするとするならば、空に、面白い雲が浮かんでいるな、それくらいだ。]
(93) 2014/12/11(Thu) 22時頃
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[道化師が甲板に姿を見せる>>72。 途端に朝の空気が更に凍った気がした。
その笑顔の化粧の下。 表情は読み取れないが、 隣にいた下っ端の恐怖で息を飲んだ音が聞こえた。]
へぇ? ルイスね……。
[死んだのか、と口の端が上がる。
以前、大事な道具の一つを海に落としてくれた奴の名前だ。
仲間殺しは重罪。 その戒律がなければ、殺していた。
わざとではないと騒いでいたが、 わざとであったら、戒律があっても殺していたくらいだ。]
(94) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[正しく舵取り代行の姿が在ったので ジェレミーと小競り合いをした末に、大人しく、退散した。
甲板に潜り込むまでの、短い距離
赤い月の下、佇むヴェラの姿>>44を認めた。 風のない夜だった。聞こえるのは、静かに揺れる波音と、話し声。 頭の片隅に、その姿が妙に印象に残って 部屋に戻ってから―――… 気紛れに、銃口を、瓶に*]
(95) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[少し遅れて甲板に着けば、大方の連中は集まっているようだった。 並ぶ皆の前に立ち、船長とは少し離れた場所で佇む。 険しい顔で激情を押し殺すような道化の命令を聞いた>>72>>77]
………
[殺された。ざわざわと騒ぐ人波の中その言葉を反芻する。 そう、あれは恐らく殺されたのだ。 犯人は分からないが、この船の内の誰かに。 …人狼に?]
………。
[船長命令にはむろん異論を挟むでもない。 黙って腕を組み、肯定の意を示した。]
(96) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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― 甲板 ―
船長どのーぉ。 その仲間殺しを見つけ出し、殺すのぁ異論ねぇんですがねぇ…… あんたぁ俺たちの所有主だぁ、 得意な殺しの手口も知ってるでしょうに。 仲間殺しの犯人を絞ることだってできそうなもんだ。
その船長殿がわざわざ全員集めてこんな話をなさってる、 ……おかしな手口ってぇことかい??どんなだ??毒殺かぁ?
[後ろの方から、声を上げた。 道化に睨まれるのも構わない。腑に落ちなかった。
この船の船員が殺しをするなら大抵武器を、身体を使うだろう。 目に見えて、どうやって殺したかわかりそうなものだ。 船医に調べさせなければ分からないような死体だったのだろうか。]
(97) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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――― 翌朝 ―――
[割れた瓶、転がったエメラルド、指の白い小骨。
後者は新しい瓶に詰めてやって 胸中、妙な胸騒ぎを覚えた俺様は、二度寝をし損ねた。]
女神さまよお……… ご機嫌斜めかよ。
[騒ぎが耳に届くまで、自慢の銃を、せっせと油で磨く。 船長の命を受けて、皆を呼び寄せる船員のけたたましい拳>>28 そいつに導かれる頃には、ぴッッかぴかと輝いていた。
甲板に、既に集まっている船員どもがどよめいている。 "ルイスが死んだ" "人狼が出た" 耳に、届く。]
(98) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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………ルイスと、例の捕虜の死体は。 喉笛を牙みてぇなもんで裂かれた跡と、 獣の爪痕のような傷があった。
昨日捕虜が騒いでた人狼がどーとかって話が 本当かどうかは憶測の域を出ねぇ、が。 素人目にゃ詳しくはわかんねぇにしろ、パッと見誰の得物で殺したかってのは絞り込めねぇのは確かだな。
[モンドの疑問を受け、>>97船長の言葉に補足するように静かに付け加える。 人狼が居ても居なくても些細なこと。そんな奴が居ても罪を犯した奴はぶち殺すだけだ、というのには同意だが、正体が分からないのは聊か不気味ではある。 ふいに置壱>>89が尋ねる言葉が耳に届き、反応を待った]
(99) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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――― 甲板 ―――
Woooooof... 捕虜の野郎もか。
[船長に、怒気を孕んだ、冷たい声。 犬だか狼だかの鳴き真似も、流石に空気を読んで、小さい。
―――― 鳴かない、と云う選択肢は無かった。]
仲間殺し、ねえ。 鼠がちゅうちゅう紛れている可能性は皆無ッて、ことな?
[仲間殺しが居る。人狼が居る。 異議は唱えないものの、可能性は知っておきたかった。 集まっている他の野郎どもに目配せをしたが 答える声が、果たして在ったかどうか。]
(100) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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『毒殺かぁ?』>>97
[モンドの言葉に、数名がグレッグを見つめた。 毒を戦闘に使うといえば、自然とグレッグを連想するのだろう。 咄嗟にやれやれと肩をすくませて]
……勘弁してほしいッス。
[“夢”で毒殺ではないのは知っている。 やがてその旨が副船長から伝えられる>>99と、ほっと胸を撫で下ろした。 しかし。それほどまでに皆が疑心暗鬼になっているのか、と。 暗澹とした心持ちになり]
(101) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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>>76
そんなことが?
[知らなかった。狼騒動など、海の上であるものなのかと。 というか、そんなことがありえるのかと、瞬いたが、事実、乗組員たちの噂話は高まっていく。
そういった類のものを、今までに経験したことない航海士は、やや不安気な顔を隠せない。 腰の装飾銃の碧石がまた一層冷たく光ったが、気づかず。
同時に、その瞳も、また同じ色になっている。]
(102) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[道化が事のあらまし>>72を、命令>>77を、冷酷な声で淡々と告げる。 それを聞きながらも、視線はやはり、雲に向いたままだった。 別に特別その雲が気になったわけではなく、ただ鴎が2羽、横切っていったので、それを目で追っていただけなのだが。
ところでルイスとは誰だ。 2秒考えて、思い出せなかったので、その程度かと無視したが。 あちらこちらから、ちらほら「見張りの男」という声が聞こえ、少し顔を思い出した。 思い出しただけだが。]
(103) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[静かに、底冷えをする絶望が、背を這っている感覚を覚えた。
昨夜、瓶を割り散らかしてから、胸中に残るざわめきだ。 割った瓶は――― ヴェラに見立てたものだった。 何時もは 不思議と図ったように弾詰まりを起こすッてのに。
今日に限って、と 自然と、じろじろじろヴェラを眺めてしまう、目だった**]
(104) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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その言い草は私の目を疑うことと捉えるぞ。
[フランクの細い鳴き真似と言葉>>100に、きろりと睨みを効かせる。 先だっての海戦以外にも、己は常のように門番をしている。 中に鼠を一匹逃がす失態はあったが、その鼠もこの手で殺った。 赤い服着た目立つのも、反対に船から出ていくのを見ていた。 対応しきれずとも目で追いきる。中の鼠など、それこそ猫が捕るようなハツカネズミ程度しかいないはずだ。]
(105) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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― 甲板で、船長の声に ―
[そして、船長の話に、眉を寄せる。 惨殺されたという捕虜とルイスの話。ルイスは…そんなに親しくはなかったけれど、でも、この船の中でそういった仲間殺しが起こるなんて、想像していなかった。
瞬時、航行のしくじりを忘れるほど、驚き、次には知らぬ間に肩で息をする。
横でジェレミーはサーベルに手を当て>>90 そのほかも状況を求める声、答えるヘクター>>99
何かききたい気がするけれど、声が出なかった。 だから、ただ、静かに碧色の瞳はその場でやや湿度をあげて状況を見守っている。]
(106) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[昨日か一昨日か、昼間に仲間殺しの罪は重いのだと騒いだような記憶が朧気にある。 ――誰に向かって騒いだんだっけ? 酒に濡れた記憶はいつだって曖昧で断片的だ。
ともかく、仲間殺しはそれはもう仲間でなくて。 何をしても文句を言われなくて、……嗚呼。
酒を持ってないことを確認すると、その手は流れるように斧の存在を確かめる。 陽気で厨房によく顔を出してたルイスを殺した、仲間殺しを探そうと決意したのではなくて。 自分が、誰かに殺されるのではないかという恐怖から。
仲間殺しに、だけではない。免罪にも、だ]
う、あー……。
[ゆら、と瞳が揺れる。 死の恐怖を忘れるには、アルコールが足りない。 とりあえず、辺りをきょろきょろ見回すと、ヘクターを見つけて側に寄っておいた]
(107) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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キイチくん。 下手人を間違えたり、確証も無いまま仲間を殺すような奴は 「役立たず」だとは思わないかな?
[>>89それまで無表情を貫いていた道化は、 キイチの声にはにっこりと笑みを返した。 この上なく温度の伴わない笑みではあったが。]
(108) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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[船長の言葉の後は各々好き勝手に憶測や恐れを口にする。 それを嗜める者、説明を補足する者。 様々な様子を静かに見つめてはいたが、 内心は穏やかではなかった。]
憶測で話すんじゃねえよ。 それこそ毒だけじゃなくて、俺達全員。 お互い殺す位の力あるだろうが。
[誰か特定を指す様な言葉を否定して。 それこそ全員容疑者だろう、と。]
(109) 2014/12/11(Thu) 22時半頃
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誰かを殺す力……。
[ミナカの言葉に、周りを見回す。 それは否定できない。ここにいる連中は、人を殺すことのできる連中。]
ただ、どうして殺したのか?
[それはヘクターに問うた言葉に似て、決定的に違う。
殺せるのに殺さない、ではなく、殺せるから殺した。 なぜか、そう、思えて…。]
――…死体の検分は、いずれにしろ、やったほうがいい。 もしかしたら、『理由』がみつかるかもしれないから。
[ぽつり、そう告げる。]
(110) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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ミナカ、早く行くぞ。
[道化は少しイライラした調子で船医に呼びかけた。
船員たちはまだ騒ついたり質問を投げかけたりしていたが、 道化はそれら全てには取り合わず早く次の行動に移ろうとしていた。]
私とミナカが上がってくるまで、 勝手に船底に降りてきた者は切り刻むからな。
[現場を荒らさせない為なのか、道化はそんな釘を刺した。]
(111) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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[諸所から上がる質疑と船長による応答を聞くが、内容はいささか難しく、男の頭では理解及ばず。厚い唇をムズと引き結び。静かに周りに在る顔を見回し、右眼にそれぞれの顔を映していく。
怯える者、困惑する者……様々在る。 声が上がれば、そちらへと顔を向け。 誰かが動けば、それを見る。
そぞろ流れた眼差しは、「俺達全員」――と言い切るミナカの上で止まり。落ち着いた風なミナカの姿を、左眼に映した。続けて、近い位置から聞こえたセシルの呟きに反応し、そちらを向き。]
理由 知るト 殺す誰か、解るカ ?
[彼に、問いかけてみる。]
(112) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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ふ ひゃ、ははははっ ………違いない
[船長の言葉にひとしきり笑ったあと ようよう立ち上がり、手すりに肘をつく。 半分くらい折れている箇所だったから、ギギギ、と嫌な音がした]
使えねぇ奴はよぉ 道具にすらならねぇと。 はぁ 肝に銘じとくぜ、船長
[肘をついたまま、ひらひらと手のひらだけ振って ―――甲板に集まる全員を見渡した。 その瞳に、殺意は、まだない]
(113) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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……「真夜中」に、「船底」で、「誰にも気付かれず」殺しが出来る奴は、そのうち何人だ?
[ミナカの言葉>>109に、己と、セシルと、船長を計算から抜き。 ハンフリーとギリアンは真夜中の船底に一人赴くのは先ず有り得ないと考える。 それから同室の多い雑魚寝衆の単独行動はかなり難しいだろう。 ――消去法は厄介だ。哀れな羊を作りやすい。]
(114) 2014/12/11(Thu) 23時頃
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