5 おんがくのくにのふしぎなおはなし
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[>>81 小さく零れたため息ひとつ]
大臣 か。 なんだってそんなもの。 もう役にも立たない、ガラクタだろうに。
[それを奏でる者は己のみ、己の指が用を成さねば、 その楽器もまた無用の長物。思えば、ぴく と指先は震える。
にや、と笑う顔にはむっとしたようにそっぽを向いて]
お前は俺の供なのだろう。 なら仕事を与えてやる。
――それは俺の半身だ、俺自身と思い、護れ。
(85) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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>>#1 [サイモンが取り出した砂時計からさらさらという音にまじってどこか懐かしい音が聞こえて] ……あ。
音楽? うん、音楽だ。
(86) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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[道化師>>41や宝番>>48の会話が耳に入ると、]
私も、思いに貴賤はないと思う。 ある程度は、誰も自分本位なものではないか?
[騎士として、国や民を思う気持ちはある。 けれど、何より大事なのは、姫の笑顔を取り戻すこと。]
流石に、その魔法使いに同情的にはなれぬな。
[音楽が失われて、活気を失った城、 目覚めない大切な人、広がりつつある呪い。]
寂しがり屋の甘えたにしては、おいたが過ぎるだろう…。
(87) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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いやいや、長く生きていれば、悲しい事も嬉しい事もあるさ。
[ギリアンの言葉に、なんでもないと首を振る。]
ぼくがヨアヒムなら。黙って自分のところに来させるはずはないと思う。
気をつけないと。 でも、騎士さまたちがいるから大丈夫かな。
(88) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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>>85
ではご随意のままに。
[そう言えば、こう返る、というのがわかっているのは、この王子から幼少から変わらないということ。
まだその頃は音楽もあっただろう。 だから、このヴァイオリンは存在するのだから。]
(89) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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[砂時計が微かに奏でる音>>#1を聞き、猫の道化と翡翠の若者の呟きに]
ふぅん、これが音楽ってぇやつかい。 つやつや? さらさら? ……違うなぁ。 ……どう、表現すりゃあいいのかねぇ。
[不思議そうな顔で呟いた]
(90) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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会計士 ディーンは、周りの者の話にも耳を澄ます。
2010/03/21(Sun) 20時頃
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[砂時計からちいさな音楽が流れるのを耳にした>>#1
でも───違う。求めているのは記憶の中のオルガンの曲だけ。]
(91) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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>>76
それなら良かった。
[そう言って、小さく微笑んだ。]
皆にできないことをする、か。 ああ、力仕事は、頼りにしよう。
私も、自分のできることを、せねば、な。
[針仕事が得意な者はこの場にいないだろうか? 自分で頑張るしかないか、等と考えつつ、]
小さい獣人というと、サイモン殿のような、か。 うらやましい、か。お互い様かもしれないな。
頭を打つのはよくない。気をつけねば。 森の中なら、そうぶつけることはないだろうな。 [ギリアンが嫌がらなければ、暮らし振りを尋ねたりもしただろう。]
(92) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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理髪師 ザックは、ピッパの言葉>>87が聞こえれば、うんうんと頷く。
2010/03/21(Sun) 20時頃
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>>88
[びくっ、と何かが起こると予言するかのようなヌマタロウの言葉に震えるも、続く言葉に……]
そ、そうだな、こっちは16人いるんだ ヨアヒムだって簡単に何とかなんてできないだろう、うん
[不安げだった表情が、少し晴れる]
(93) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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――………、……
[>>#1 こぼれ落ちる水晶の奏でる音楽、 王族たる祝福を受けたその耳は、 はかない透明な旋律 を 色鮮やかな重奏 で捉えて、
音楽への渇望に、体が 震える。
熊や鶯の魔法使いの妨害を案じる言葉が耳に入れば、 ぎりと唇を噛んだ。 失われたものの苦痛を思い出させるのは、つまりはその元凶だ]
…ほんと、 そいつ殴ってやんねーと気がすまねー。
[>>89 幼き頃より変わらない臣下のあるいは友人のその態度に、 既に変わり失われているものには気付かれなければいいと、そう思う**]
(94) 2010/03/21(Sun) 20時頃
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[サイモン>>#1の話に耳を傾ける。 砂時計からこぼれた“音楽”をきき、
自分の出鱈目なピアノの音に合わせ、 楽しそうに出鱈目な踊りを踊る少女の姿が目に浮かんだー。]
…失われた伴侶に呼ばれるように、か。なんともいえない例えだな。
[音楽に感情があるのなら、引き裂かれた痛みに泣いているのだろうか。]
(95) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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[哀しげな顔を思いつめた瞳のままに、サイモンに詰めよって、]
その音をもう少し聞かせてくれよ。 僕に昔の良かった時の事を思い出させてくれよ。 心がめげてしまわない為に―…‥
[壊れた人形の様に言葉を繰り返す。]
(96) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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― 少し回想:控えの間 ― [ピッパ>>0:313の心遣いは嬉しかった。 だから、座った隅のほうのスツールからピッパに淡く微笑んで …音を紡がぬ唇は”ありがとうございます”と 。
綺麗な兎の女性…コリーンの自己紹介にも 彼女は何時ものお辞儀をして。 ドナルド>>0:324の様子に、彼女も辺りを見渡す。 確かに、ピッパやドナルド以外、剣を取り杖を持ち 戦える人がいるだろうかと、彼女もきになって。 だから、大男が一人、控えの間に現れた時 最初はその痛そうな様子に目を丸くし心配したけれど それでも、その大柄な体格に 彼女は少し安堵を覚えた。]
(97) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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― 控えの間→北の門 ― [控えの間に現れた鼠のサイモン、 その案内に従って彼女も他の人に混ざりついていく。 色々な言葉ややり取りが聞こえたけれど ただ、ただ、目まぐるしい自体に 彼女は追いつくのに必死で 聞くばかりに終わってしまった]
(98) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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[サイモンが見せた音の砂時計に、視線を凝らし]
それが、音楽の欠片……?
[水晶のような透きとおった欠片が、さらさらと儚く零れ落ちてゆく]
――…綺麗………
なんて、音…
[微かに響いた音楽に、耳を澄ませて目を閉じる。 久しぶりに耳にするそれは、サイモンがすぐに砂時計を仕舞っても、いつまでも耳の奥に残るようで]
(99) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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>>92
うん、力仕事は、お、おれ、がんばる。
そうだな……。王宮みたいに、とってもきれいなところじゃ、ないけれども――
[ピッパの言葉に森の暮らしを振り返り]
森の木は、お、おれよりもずっと高いから、頭をぶつけたり、ってことは、あんまりなかったな。 大きな大きな木を、斧で、がっつーん、がっつーん、叩いてて、何だか、とっても楽しかったんだ。 おれの叩く音にあわせて、枝を落とすチビらもいたし、木の実を小突く、リスらもいて、とっても楽しかった
いつからだろうな、みんなのかおが、しずんで、みんなであわせて、何かすることがなくなったの ヨアヒムが音楽を奪ったせい、っておばばらはいってた 何でこんなみんなが悲しむことをするんだろうな お、おれにはわかんねえ
(100) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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相手は魔法使いだしね、油断はしない方がいいと思うがね。
[ギリアンに言葉を返す。安心させたいのか、不安にさせたいのか。
壊れたような言葉を繰り返す道化師の青年を見たが、なにも言わなかった。
失う苦しみは良くわかっている、]
(101) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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>>101
つ、つまり、必要以上に、お、おびえずに、慎重にな、なれ、って、こと、な、なのかな む、難しいな、 魔法ってどんな魔法を使うんだろう。音楽を奪う魔法以外にも、い、いろんな魔法を使うんだろうな。う、う、…… 魔法、って、どうやって、そ、備えれば、いいんだろ
(102) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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[金糸の青年…ディーンがサイモンに質問をすれば サイモンが>>#1と告げるのを聞く。
取り出された砂時計。微か、聞こえる音。]
――………
[サイモンのほかの言葉も 周りの言葉も耳に入らず、久方ぶりに耳にした”音” それに、彼女は両の腕で己の身体を抱いて しまわれる時までじっと聞き入っていた]
(103) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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[猫の青年がサイラスに詰め寄るのが見える。 確かに音はもっと聴いていたい。 けれど、きっと失くしてもいけないもの、 最も狙われるものだから、 しまってしまうサイモンの行動も分かる。]
――………
[きっと、先ほど聞いた”強い心”とは こういう時耐えることも言うのではないのだろうか? そう思ったので、猫の青年を止めようと >>96にそっと指を伸ばしてその方を引きとめようと]
(104) 2010/03/21(Sun) 20時半頃
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[ギリアンとヌマタロウが、ヨアヒムの妨害を懸念するのを聞いて]
妨害……十分に、有り得ることよね。
[現に、王は呪いを受けたのだから。 そう考えて、ふと浮かんだ疑問]
――……、あの、ディーン様。
陛下の御身に降りかかった呪いとは、どのようなものだったのでしょうか……ディーン様は、ご存知ですか?
[子息である王子に問うのは気がひけて、ディーンに近づくと、小声でそう尋ねた]
(105) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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ああ、花盛りだね。
[見渡す光景は花畑。流れる風が薫りを運んで来る。]
北の地に着く前に色とりどりを心に刻み込もう。
[歩きながら花を眺めた。]
(106) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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>>105 [妨害、という言葉が聞こえてふるりと羽を震わせ]
……。
[だけど口には出さずに。出したら本当に起こりそうで]
(107) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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できること、ねぇ。
[豹の騎士と熊の大男の会話>>76>>92を聞いて]
なぁ、カワセミの兄さん。 あんた、飛ぶのに自信はあるかい?
[不安そうな翡翠の若者>>107の肩に腕を回し、真面目な顔で囁きかける]
(108) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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>>105
ん?
[話しかけられて、瞬いた。 確か、宮廷うさぎ………。]
陛下に降りかかった厄災か。 とても重いものだというのは訊いている。 ただ、僕はしばらく王宮を離れていたのでな。
やはり殿下に問うほうがいいだろう。 僕があとからきいておこうか。
[近づいてきたうさぎに応える。]
(109) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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水商売 ローズマリーは、指先はサイラスに届かなかっただろうか?
2010/03/21(Sun) 21時頃
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……鶯の爺さんが言うように、この先、ヨアヒムとかいうやつの妨害があるかもだろ。 地図が役に立たない、先の様子が分からないってぇときに、斥候が務まりそうなのは、まともに空を飛べる俺っちたちだけだ。
[老鶯や片羽の白鳥を視線で示し、蝙蝠の娘を見て、な? と同意を求める] まぁ、あんまり不安なそうな顔をするない。 もし、妨害されたらその時さ。……どんと構えて、できることをすりゃあいいのさぁ。
[そう言って、にかりと笑いかけた]
(110) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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[翡翠の青年が、自分の言葉に羽を震わせたのに気付き]
……ぁ。ごめんなさい、ね。ラルフさん。
変に不安を煽るつもりじゃ、ないのだけど… 心づもりがあるだけでも、少しは違うかと思ったの。
[すまなそうに、眉を少し下げてそう伝える]
(111) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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>>108>>110 え?は、はい。 飛ぶのと、川の魚を取るのは得意です。
[肩に腕を回す烏にうなずいて]
う……はい……そうです、よね…… 心配していたって、起こらないときは起こらないし起こるときは起こるもの。
[ぎゅっと目をつぶってからゆっくりと開き前を見る]
(112) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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>>111 あ、い、いえっ。 いきなりきたほうがびっくりしますし…… コリーンさんは何も悪いこと言ってないですよ。 [すまなそうな表情にあわてて手をふって]
(113) 2010/03/21(Sun) 21時頃
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[>>104の指先にビクリとして、振り返った瞳は狩猟本能を目覚めさせた猫科の目。 ハッと我に還れば、その瞳は普段の目に。]
僕は―…‥
[ただ聞きたかっただけ……、 でも僕はサイモンを襲いたかった。]
……。
[獣人から獣になりそうな自分を押しとどめる様に目を閉じた。]
(114) 2010/03/21(Sun) 21時半頃
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