255 【RP村】―汝、贖物を差し出し給え―
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男前が台無しですよ
[案外タフで、にはそうですかねと笑って。何度目かになる言葉を零しました。]
ええ、おじさんですから。*
(53) はたけ 2016/10/14(Fri) 12時半頃
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―― それから ――
[――どれだけ時間が過ぎたんだろう。
>>52>>53 僕としては……あくまで、僕としては……そんなつもりはなかったのに、おじさんが僕を泣いてる人みたいな扱いでハンカチを差し出すものだから、 つい、泣く準備が出来てしまった気がして、止まらなくて。 台無しだと言われても、心のどこかから押し寄せる涙に勝てなかったから、しばらくハンカチを借りることになった。
そのうちに泣き疲れて眠っていたから、 >>27 解放された知らせもどこか夢みたいで、微睡みに溶けちゃって。 他の人よりも遅い脱出になったんじゃないかな。]
(54) kazanemind 2016/10/14(Fri) 17時頃
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[今が何時なのかなんて、検討もつかなかったけど、 起きてみてから、ようやっと暗い廊下を照らす光を見つけた。 顔を出してみればそこは見慣れてしまった館内で、初めて、僕が地下にいたことに気がついた。
一直線に玄関に向かうと、 あの重たい扉が開け放たれていて、馴染みのないクルマが誰かを待っているのがわかった。
他には誰もいない。 ――僕を拘束しそうな堅苦しいスーツも見当たらない。
なら、僕には先にすることがある。]
(55) kazanemind 2016/10/14(Fri) 17時頃
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ブローリン! どこにいるの!?
[憎くき組織の連中じゃなくて、 ここで出逢ったみんなでもなくて。
僕はただ、彼に、 君に、あいたかったんだ。]
(56) kazanemind 2016/10/14(Fri) 17時頃
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[呼びかけながら屋敷の部屋を、広間を、調理場を、開いていくけれど、 結局、僕が探していたふたつの金髪はどこにもなかった。 共通の、ちいさな友達さえ、もうそこにはいなかった。
……出遅れちゃったせいだろうか。それとも僕が地下にいた事にさえ気づいてない可能性もある。 だって僕自身、さっきわかったんだから。
それに気がつけば、こんな籠に長居は無用だよね。]
(57) kazanemind 2016/10/14(Fri) 17時頃
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[開け放たれた重たい扉の向こう側へ。
目の前に広がっていたのは――、
朝焼けかな。それとも、夕暮れだろうか。
悲しいくらいに底抜けな、紅と碧が交差する空だった。]
(58) kazanemind 2016/10/14(Fri) 17時頃
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─ その後 ─
[あの館から帰ってきた後、わたしは娼婦をやめた。
数日も行方が知れなかったにもかかわらず、比較的身綺麗な様子で帰ってきたわたしを、修道院の人たちは少なからず訝しんでいた。
戻ってきたと思ったら突然辞めると言い出すわたしに、シスターのクソババアやその他食い物にしている聖職者らは「どうしたんだ」「何があったんだ」と訊ねたけれど、わたしにもその理由は分からなかった。
ただ今はもう、自分がなぜ娼婦を続けていたのかが分からない。 男に身を開くということ、男に抱かれるということ、男に触れるということが、ただひたすらに、たまらなく気持ちが悪かった]
(59) 殿 2016/10/14(Fri) 18時半頃
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[まぶしい日差しに眼を細める。 手のひらをかざしてみても、血潮など見栄やしない。 もうじき、コートを羽織らないとやり過ごせぬ季節が来るだろう。 視線を戻せば、太陽の光がまだ瞳に残っていてちかちかする。
あたたかくやわらかで、ふっくらとした手。 母性の塊のような低い声。 手のひらに触れた、小さなしわの走る痩せた頬。
>>0:-9>>0:-10>>0:-11 母がわたしと向き合った最後の瞬間を、わたしはもう覚えていない]
(60) 殿 2016/10/14(Fri) 18時半頃
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[コツ、とハイヒールの踵が鳴る。 ベルトを外して、道端に靴を脱ぎ捨てた。
小さな素足は長らくヒールを履く生活を続けていたせいで外反母趾になり、繰り返した靴擦れのせいで指の皮膚は厚くなっている。
髪を結わいているリボンを外す。サイドアップがほどかれて、ただのショートヘアになった。 肩を覆うケープを脱げば、開いた胸元から覗く白い肌があらわになる。
道に散らばる石を受け止める足の裏の痛みが心地よい。 髪の毛先が風に揺れて、裸の肩をたたく。
突然服を脱ぎ始めたわたしを、みんなが気まずそうに遠巻きに見ている。 ハイヒールも、ドレスも、もう必要ない。 薄いアンダードレスだけになって、裸足で歩く。
わたしは、公妾にはなれない。なりたいとも思わない。
それでも生きてゆく。 借金を返さなければならないから。 わたしを犯した父親と、蒸発した母親のために**]
(61) 殿 2016/10/14(Fri) 18時半頃
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―― 紅と碧のゆくさき ――
[――僕は駆け出した。
まんじりともせず乗り込む誰かを待つだけの、 得体の知れないクルマなんて、目もくれてやらない。
あんな騙しがなければ。僕らがここに集まらなければ。 知る必要のなかったものだって、僕らの距離だって、 なにひとつ変わらずに顔を合わせられたはずなのに――。
ソレを齎したあちらさんの用意したものなんて、 どんなに気の利いたものも二度と触ってやるもんか。
森から伸びる影法師を、全部、全部、追い抜いていく。 坂道と泥が僕の足を掴んで引きずり倒しても、止まってなんかやらない。
この道をゆっくり歩いた数日前がいやに遠く感じた。]
(62) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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はっ…………は、ぁ ……っ
[見慣れた景色までようやく辿り着いた頃には、 完全に息切れしちゃって、肩で息を整えながら膝で身体を支えてた。
……グラデーションを頭上に、変わらず佇む、山小屋。>>35
彼はきっと待ってるに違いない。 意を決して、僕は古びた扉に手をかけた。]
(63) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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[『ねえ、どうして僕を置いて帰っちゃったんだよ。 幸せだった、なんて言い方、ふざけてるの? 馬鹿みたいな考えをしてるなら今すぐ改めさせてあげるから、 歯を食いしばって耐えてよね! 僕はそれくらい怒ったんだから!』
――投げかけたい言葉のひとつひとつが。
扉から来て、窓から逃げる風に、全部持っていかれてしまった ]
(64) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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――…… え?
[>>37僕を待っていたのは、何一つ変わらない彼の部屋。 だけど、それを異常な空間にみせているのは。
部屋中に舞い上がった、ビリビリのノートの頁。
そこここに散らばった、果物の食べのこし。
開け放たれたままにされた、ベッド際の窓と。
――ひとりぼっちで丸くなって眠る、小さな友達の姿だった。 ]
(65) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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[強盗でも入ったんじゃないかと一瞬焦ったけど、 よくよく見れば部屋自体が荒らされた形跡はなんにもなくて、 それが余計に、馴染んだ部屋を奇妙に歪ませて見えた。
頁が落ちるまでのほんの数秒だけ、僕は固まって動けなかった。 残された友達は、僕に気がつけば飛んで来ただろうか。
もうすぐ秋になる空気の中で残されていたんだ。心細かっただろうし、寒かったでしょう。 背中を撫でてやろうと手を伸ばしたら、丁寧に折りたたまれた手紙を見つけた。]
……………………。
[胸の奥が、ざわざわと音を立てて重くなっていく。 けど、……目を逸らしたくはなかった。 こうやって過ぎった時点で、僕にも覚悟はあったんだと思う。 ゆっくりと引き抜くと友達を膝に乗せたまま黙って読み進めた。]
(66) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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僕だって、君と会えて本当に幸せだとか、 大好きだったから、守りたかったんだとか、 ……結局なにも言い返せないまま、置いていかれちゃった。
[本当に、自分勝手で、一方的で、ずるくて、優しい奴なんだから。 だけど、それでも、僕の中には確かなものが残ってる。]
……いいよ。全く。 君が置いていきたい過去なら、勝手にすればいい。 僕からすれば、いつまでだって、友達なんだからさ。
(67) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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[――僕は、彼を忘れなかった。 あの時確かに思ったんだ。宝物の一つや二つ、惜しくないって。 僕の記憶の根幹と引き換えに、彼との日々を守れたなら、どんな宝物も惜しくなんてなかった。
だけど直後は、足元が真っ暗で、生きる理由もわからなくなって。 あまりに空いた穴が大きすぎたものだから、どう歩いていいのかわからなかったけど、 彼は僕の記憶を食べることで"ヒト"だって訴えてくれたから。 助けられた分の空っぽは、大事にとっておこうと思う。
だって、この穴を埋めるのは食べた君でしか有り得ないんだ。 君が僕といた確かな証拠を抱えて、逃がされた分を生きていく。 僕がそう決めたから、そうやってこれからを歩き出してみよう。
――僕は、彼を忘れなかった。 >>*2 "記憶を消すことが出来ないなら――" ……それなら、大丈夫。彼も僕を覚えていてくれるはずだ。
それなら、僕は、独りじゃない。]
(68) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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――……まったく。 ここから仕事に通うのは骨なのにね?
[膝の上にいる小さなともだちが髪を繕いにくる前に、ぐるぐる撫でてやる。 泣き果てたと思ってたのに、僕の瞳からは懲りずにぱたぱたと雨が降っていたから、 大丈夫だよと先手を打って落ち着かせてやるんだ。
……今日からはこの子のお世話が待ってるんだから、 清掃会社の片隅で寝泊まりするだけの生活では居られなくなっちゃう。 部屋には、何もかもが残ってる。 それなら容赦なく使わせてもらうよ。
君が置いていった思い出を、これからの僕のために。]
(69) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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ん。…………朝、だね。
[開けっ放しの窓から強い陽が差し込んで、顔を上げる。 今が何時なのかなんて、知らずにここまで走ってきたから、 久しぶりの日差しが目に痛い。]
ああ……、今日も一日、いい天気になりそう。
……出立日和だなぁ。
[もうここに戻らない友達に思いを馳せる。 今はどこにいるんだろう。 どこにいたって、僕はずっと君を忘れたりしてやらないから。 そう確信できる事そのものが、僕の仕返しだと思っておいてほしい。
目を細めれば、天気雨が伝う頬を、新しい光が照らした**]
(70) kazanemind 2016/10/14(Fri) 21時半頃
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[とても、綺麗でした。 響く声が耳へと届く。
背を向けたまま、一度目を瞑る。
数年の一度、記憶に刻まれていく花。
花はいつでも咲き誇る姿ばかり人々の記憶に残り、 枯れゆく姿は記憶に残らない。]
その花の姿を、覚えていてくれ。
[短い生涯、その中の一度が、誰かの記憶に残るなら、 それだけで悔いはない。]
(71) doron 2016/10/14(Fri) 22時頃
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あぁ、そうだ。
[再び、足を止める。]
もし、古い髪飾りを見つけたら、
[指先に昨晩指先に当たった感触は覚えている。 どこかに落ちてしまったのだろう。
そこで、一度言葉を止め]
持っていて構わない。 もう、持ち主のいないものだ。
(72) doron 2016/10/14(Fri) 22時頃
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[今日が館の最後の夜であると知るのはまだ先。 しかし、夜明けは迫る。
刻々と終わりが訪れていく**]
(73) doron 2016/10/14(Fri) 22時頃
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―― いつかいつかの ものがたり ――
[――ミャアミャア、ミウミウ。
甲高い鳴き声が遠くから聞こえる。 最初にここに到着した時は猫が沢山いるのかと勘違いしたけど、 ここら一帯に住む、猫に鳴き声が似た鳥なんだって知ってからは、地面を気にしすぎるのは止めにした。
僕が今までいた街では、そろそろ新しい掃除夫が雇われた頃だろうか。 小さな猿を連れたキャスケットの掃除夫は、仕事ぶりはなかなか丁寧で、それでいてのんびり屋だった。 そんな奴でも居なくなっちゃえば、足りない分を補充しようとすると思う。
お世話になったおじさんには一応声を掛けておいた。 名前を知らない時期よりも、名前を知った後の方が、ほんの少しだけ甘えるのが上手くなった……気がする。 っていっても、お喋りしたり、ランチを一緒に食べたり、 たまには奢ってもらったり、レモネードを一口もらったり。 やることは、あんまり変わらなかったけど。]
(74) kazanemind 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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…………ん、そろそろ乗れるかな。
[積荷が降り切ったのを遠巻きに眺めながら、買い足したマスカットを一粒口に運ぶ。 僕にとってはおやつみたいなものだ。ナマモノは早めに消費しておかないとね。
何せ、はじめての海と船だ。 どこまでも広がる青色に、期待と不安が綯い交ぜになって溶けていく。 ……わからない事だらけだけど、多分、何とかなるでしょう。 旅ってきっと、そんなもの。
つばの浅いキャスケット帽をかぶり直して。 僕は、肩でマスカットを頬張る小さな友達を撫でた。]
よし。 船旅の覚悟は出来た? 僕は出来てない。
[なんて笑い掛けたら、お食事中の黒い瞳が僕を見つめ返した。]
(75) kazanemind 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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もう会えないなんて、お前も寂しいよね。
行こ、ヴォワル。
[風を受けて僕を導く帆。僕の推進力。 新しい願いを込めてつけた名前、そろそろ覚えてくれたみたいだ。 キッと元気に返事を聞いてから、 僕はそう多くない荷物を背負って歩き出した。]
(76) kazanemind 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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[僕をあの街に縛り付ける理由はもうない。
僕はどこへだってゆける。
僕は自由だ。
だから、行こう。 君を探しに。 ** ]
(77) kazanemind 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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―― そうして、揺られて。 ――
[どれだけそこに佇んでいたでしょう。 くしゃみのひとつも出ないほど、私の体は冷え切っていました。]
――恐れ入りますが、行きのときに呼んだ馬車を呼んで頂けますでしょうか
[訝しげな顔をした組織の駒か、駒の駒かに続けてこう告げました]
チップをお渡ししてしまいましたし、請求が局へ行く事になっていますので 無駄にはできませんから
[駒は小馬鹿にしたような半笑いを浮かべながら御者を呼んでくれました。]
すみません、一つ約束が有りますので少しだけ、ここでお待ちいただけますか――……
(78) はたけ 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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―― 回想・地下室にて ――
ええ、ここへ来たことと一緒に、覚えておきましょう。 貴方のことも――
[不思議なことを仰る人だな、などとは今更ですね。 彼は初めて会った時から、どこか不思議な人でしたから。]
はい? 髪飾り、……ですか
[見つけたら、とそう言うからには大事なものではないのですか。 そういいたげな顔を向けましたが、持っていて構わない>>72とも、彼はいいます。]
……ええ、分かりました
[短い返事だけを返して、その日は過ぎ去っただろう――]
―― 回想・了 ――
(79) はたけ 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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[一通り、館内を見て回りました。 その際誰かとすれ違う事があったなら少々の雑談もしたことでしょう。 そうして、最後に訪れたのは地下です。
このまま、何も見つけられないまま、顔だけ見て帰る事も仕方のないことかもしれない。 そんなことを思いながら地下へと進んでいきました。相変わらず光の入らない部屋がどこか不安にさせてくるものですから、上階からランタンを持ち込んで来ます。]
……ふむ
[注意深く、歩き回っていたことが後を制したのか。ランタンに照らされた廊下の隅に、其れらしいもの>>5:+1を見つけました。]
これだと、良いのですが。
[袖の口で丁寧に埃を落としました。おあつらえ向きにここは、地下。 今ならまだ、彼に会うことが叶うでしょう。近づく足音と光に、気づいてもらえたでしょうか。]
失礼、ブルーノさんはこちらに?
[そうして彼の顔を見つけたなら、小窓からそれを差し出しました。]
(80) はたけ 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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貴方は私のものにして良いと仰いましたね けれど、見つけて欲しいとこちらの方もお思いだったのではないでしょうか
それに、初めからそれだけを思っていたなら わざわざ口には致しませんでしょう。
…さぁどうぞ [貴方の大事な、思い出を。] 私はもう行きます、どうかお疑いが晴れますことを そうしましたら今度は、そうですね……酒場でお会いしましょう
うまい葡萄酒を出す酒場を知っていますので。 ……お達者で。
[そうして短い言葉を口にしたなら、別れを告げずに背中を向けました。]
(81) はたけ 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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お待たせしました。 ……先ずは、局へ。何日も顔を出していませんから
[そうして気の良い御者と、他愛のない話をしながら、日常へと帰っていくのです。*]
(82) はたけ 2016/10/14(Fri) 22時半頃
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