217 【突発誰歓】幸福の壷【十二支騒動記】
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[子と午とを見つめ、それから巳を見た。 子>>32は巳に悪しき気があり、 午>>22は巳の気が清浄だと云う。
───嗚呼、ならば。]
辰のじじさまは、悪しき気は三つ、四つといいました。 いまひとつ、眠りについて 残りは二つか三つ。
邪な気が三つならば、しょこらさんが全て 見つけたことになる…
(56) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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[真っ黒な鏡のような目で、 見ないようにしていた金色の瞳を見据えた。 子の言葉に固まったように見える巳>>34を、只、見ている。]
……わたしは、しょこらさんを信じます
[真っ白な雪の上に染めたての黒糸を垂らせばどうなるものか。 知っている。]
(57) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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南方さんの気は呪に侵されてる.. ジョージくんも....
ちゃんと皆に伝えなきゃ...―――
[薄暗い部屋。 奥で眠る神様が起きて来る気配はない。
子は寝間を出ようと申が閉めた襖に後ろから手を伸ばす。]
(58) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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させないよ…。
(59) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2015/02/17(Tue) 22時半頃
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[申>>40の叫び声。 ――兎は耳がいいから、 子の声までも聞き届けてしまったのだけれど 彼の声が彼女の声を掻き消してしまっても、 それを、皆に伝えることは、なく
彼らが襖に消えていくならそれを見送る。 ただ巳を見つめている。]
(60) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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視る必要ないって…―― ――…言ったよね…。
何で…?何でショコラはそんなに頑張るの? 櫻、見たでしょ…? あんな風になりたいの…!? あんなに怒らせて…、次はショコラだよ…。絶対そう。 俺は…やだよ。
[あぁ、考えが、まとまらない。]
(61) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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俺はただ…!見たいんだ。ショコラが笑ったとこ。 さっき廊下で見せてくれたみたいな。…あぁいう笑顔。
[始めはただ自分の力を誇示したいだけだった。
うまく「ショコラ」を演れれば…。 周囲に自分が「知恵者」であると知らしめられる。 そう思っていた。
でも、廊下で泣きそうなショコラを見たとき。
笑ってほしい、そう思った。
たとえショコラと居ると、その身が嫌な気に蝕まれようとも、その手を離してはいけない。離したくない…―と。]
(62) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2015/02/17(Tue) 22時半頃
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[螢惑の結果を告げる前だったろうか。 「わーーーーーーー!」という猿彦の大声とともに、バタバタと子と申が座敷を出ていくのとすれ違った。
どこへ行くのだろう?そう疑問には思ったが、さして気にかけることもなく。
午は座敷に戻り、結果を伝えただろう。]
(63) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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今からでも、遅くないよ…。皆に勘違いだったとか、自信ないって…。
[我ながら無駄な提案だと思う。子の意思の強さは最初から変わらない。
あんなに引っ込み思案なのに、皆の前で力があると言うなんて。 一人で。たった一人で。 亥や巳に嫌疑をかけた時だって。身の潔白を証明する時とは発言の重みが違う。そのくらい強い意志だったのだ。]
…ッ。
[まとまらない思考に焦りは頭角を出して。昂ぶった感情が表に出る。あぁ、こんなにも必死な時なのに、身体は否応なく子の気を拒む。]
いやだよ…。やだよ…。もうどうすればいいのかわからない…。
[子の両手を強く握ると、そのままへたり込んだ*]
(64) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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ゆりは、ショコラの体の事をひそかに案じた。
2015/02/17(Tue) 22時半頃
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[座敷に戻って意外だったのは、虎を手当てしていたのは螢惑ではなく、龍世の爺様だったことか。
代わりましょう、と声を掛けるため歩み寄っていけば聞こえてくる辰の声>>52。]
…濁って、いる? なにをおっしゃっているのだ…? 我々も、ましてや龍世どのの眼も、濁ってなどいません。 だからそのようなことを仰らないでください。
[さあ、私も加勢します、と傍らに膝をつけば。]
(65) 2015/02/17(Tue) 22時半頃
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ゆりは、タルトの叫び声>>40に、僅かに疑念を抱いている。
2015/02/17(Tue) 22時半頃
黍炉は、タルトは何をあんなに叫んでいたのだろうと思案する。(促し)
2015/02/17(Tue) 22時半頃
黍炉は、ゆりの巳に向ける鋭い視線に戸惑っている。(促し)
2015/02/17(Tue) 22時半頃
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それから、ゆりの見立てはどうでしたか? しょこらは…先程出ていくのを見ましたが、 次は誰を見たのです?
[寅にそろそろと気を送りながら、首を傾げて問うてみた。]*
(66) 2015/02/17(Tue) 23時頃
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―少し前―
[間に合わせの寝間に子を連れ込む前に、ちらり、と子に視線を向けて獣に身を変えた寅>>45を視界に入れる。]
[…よかったね、これで櫻も「助かる」よ…。]
[冷たい夜の湖のような、冷え切った眼差しで、静かに気を送る辰>>51と傍らで見守る亥の奥で横たわる寅を見下ろして。
見送る卯が子の言葉を聞いたこと>>60には気づかず 黍炉とすれ違った>>63のはその後だったと思う。]
(67) 2015/02/17(Tue) 23時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2015/02/17(Tue) 23時半頃
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[老辰の手が寅を撫でていた。亥は割れた眼鏡でぼんやりと見ていた。 呪と清浄と、濁りと。数と。>>52>>56]
……べにさ、たろ く。
[いつからだろう。声が聴こえなくなったのは。気配が遠いのは。]
……もんぺちゃ、さやさ……あ、れ………?
[神様の様子が気になるのに。申と子が先に向かった。]
(68) 2015/02/17(Tue) 23時半頃
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あの、水の音が……聴こえなく、なった よ。 沙耶さ、眠り方が おかしくな い?
[何かが跳ねる音。止んだ。 寅の風の壁が起きたのは、何故?]
もんぺちゃに呪いがあるって言った、しょろさん、は
[続きを紡ごうとして、舌を噛んだ]
(69) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[呪に犯されていると言う子>>32。 それを誤魔化すかの様に子を連れていく申>>40。 助けると言って頬に触れようとする寅>>42。 子の声が聞こえたのか、信じると言って此方を見てくる卯>>57。 目が悪い、と先の言葉と同じ言葉を紡いでくる辰>>52。 其々の顔を見比べる。]
そんなに俺は変、か……?
[俺は何かをしたのか? 何もしていない。 本当に? 己の手の内で溜めていた気。その中異質な物を感じはしないか? これは一体……――?]
(70) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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こうなったら…。
[そう呟くと、少し間を置いて。 それから顔を赤らめて子に思いきり顔を近づけて。]
ふ!…服脱いでっ!!
[それだけ言うと、子の髪飾りを外して自分のものと交換して、自らもいそいそと服を脱ぐ。]
交換する! 本当においらがショコラになってみせる。
[弱弱しい声で「じゃあ、猿くんはどうするの」なんて言われても]
(71) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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相変わらずつっかえながら言葉を零す亥に、眉根を寄せながら視線をやれば]
水音? ああ、そういえば…聞こえなくなったな。 あれもなにか呪いの一種だったんだろうか。
[しかし、消えたということは。 ——————アノ魚、上手クヤリオッタノカ? 響く声は午の意識の届かぬ所。]
(72) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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大丈夫!おいらは眠らないよ!
[それを聞いた子はどんな顔をしただろうか。 誤魔化すように視線を座敷の方に向けて。]
それに南方くらい欺いてみせるさ何たって、「おいらの物真似は本物顔負けなんだから」なっ!
[それはいつか南方に言った台詞>>0:139。 半ば無理やり子に自分の服を押し付けて、くるっと背を向けて、着替えを促す。]
(73) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[子が着替え終わると、目を泳がせて、迷いに迷った挙句、同じ背丈の子の額に軽く口づけをして。]
…二人でいれば、大丈夫!
[そう言って、手を取って座敷へ戻った。]
(74) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[ごめん、ショコラ。 おいら…嘘ついちゃった。
その独白は今はまだ胸に秘めて。 “嫌な気”に充てられて青ざめた顔で きししっと笑いかけた。]
―寝間→座敷―
(75) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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宝飾交易 黍炉は、メモを貼った。
2015/02/18(Wed) 00時頃
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おや、そうだろうか。 お前の目は、声は、そんなだったかい。
[傍らに膝着く午に問う、寅を撫でる手を止めて>>65。 午の頬に手を当て目をじいと覗き込めば、どんな色が見えただろうか。]
ゆりは、何を視たのだろうね。 初子羅も何を視たのだろう。螢惑を視るとは言っていたね。 猿彦が叫んだ所為で、私には聞こえなんだ。
[頬から頭へ手を滑らせてぽんと午の頭を一撫で、手を再び寅へ。]
(76) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[午を外れた視線はこの場を移う様に、右へ左へ皆の方をゆらゆらと。]
しかしね、もんぺを眠らせた。ならば、次は次郎かな? 何事も等しく。正も誤も、祝も呪も。 黍炉の視た先を眠らせたのなら、等しく初子羅の視た先も眠らせねば。
[彷徨う瞳に宿りし蒼き焔は、静かに燃ゆる。吃る亥の声が聞こえたか>>69。]
水音、はて?そんなもの、聞こえたかい? きっと初子羅か猿彦が水道を締め損ねたのだろう。
若しくは、泡となって消えたのだろうよ。
(77) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[呪だと判じたその時、己の内にいる黒い物に気付く。 なれど気付くのが遅く、己の意思を保つ前に呑まれてしまう。]
『――嗚呼、忌々しい……!!』
[金色だった目は赤に変わり、男の口から紡がれるは別の声。]
『光を呼び寄せるわ、支配下に置けぬわ、視られるわ 挙げ句の果てに“絆”とやらで後を追うだと?! ふざけるな!!』
[鬱陶しい煩わしい疎ましい妬ましい厭らしい忌々しい憎らしい 己の知っている呪詛にも近い言葉の限りを尽くす。]
(78) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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モスキートは、黍炉の方へと、視線をゆらり。(促し)
2015/02/18(Wed) 00時頃
モスキートは、黍炉の瞳を覗き込む。(さっき失敗した)
2015/02/18(Wed) 00時頃
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[自分の事だけを考えるのではなく、皆のこと、いつもの事を考えなければ。だから両手を握り締めて。 1度、卯を見遣った。]
本当のことを言ったけど、やっぱり僕には――変だなって思うん、だ……
[顔を上げて。午を見て。ひぃと声を上げて俯く。]
だから、……悪い気が、3つとか、4つとか、辰のお爺の言う通りなら――あと、一人なんじゃ、ないのかなって……
[その一人は、午なのか。それとも。ちらり、寅の触れた巳を見て。]
(79) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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モスキートは、タルトの事をふと思う。あまり姿が見えないね。(促し)
2015/02/18(Wed) 00時頃
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[さらり、頭を撫でられる感触は、懐かしいもの。 心地よいもの。 初めて代がわりの挨拶をしたとき、大好きな角砂糖をもらい、撫でてもらった手の温もり。
ぽろり。
瞳から一粒落ちた雫は、畳に吸い込まれて消えた。 ずいぶん遠くに来てしまった。 泣いているのは、午の心。]
(80) 2015/02/18(Wed) 00時頃
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[座敷に戻ると、南方の声から紡がれる聞いたことのない声>>78 怖い…! 火剋金。頭に浮かんで思わず怯みそうになる。
それでも踏みとどまって、子の…今は申の恰好をした子の手を握りしめて、か細い、けれども芯のある声を張る。]
私…、何度でも言います。
南方さんの気には…。
呪が混じっています。
(81) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[いつの間にか金色から朱に染まってしまっている双眸から目はそらさずに。 南方には、申は子の説得が叶わなかったと。 目の前の「ショコラ」を眠らせてしまおう、と思わせるように。
“嫌な気を消し去りたい”“ショコラは守りたい”
これがおいらにできる精いっぱい。*]
(82) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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もんぺちゃんの気は悪いものでした。
[と、再度辰と午に告げて、 ――巳に関しては、聡い彼のこと、 もう識っているだろう、と告げずにおいた]
……さやちゃんの眠り方は。
[亥の言葉に目を細める白兎。 午の背で、眠りについた未の様子は、 ……おかしかっただろうか。否、]
黍炉さんは、どうして南方さんを視たのですか?
(83) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[突如発した螢惑の言葉には、びくりと身体を震わせた。怖い。怖い。何なのだあれは。螢惑はどうした。どうしてしまったんだ。]
螢惑、
[けれど続いて口から小さく小さく零れ落ちたのは]
ソコニ居タノカ、我ガ主…
[そんな言葉だった。]
(84) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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[静かに尋ねれば、彼から答えは聞けただろうか。
――それから、亥の声を聞く。>>79]
本当の事……。 そうですね、辰のじじさまのおっしゃるとおりならば
[残りは、と紡ごうとしたところで、申が戻ってきただろうか。 ――巳の声が変わる。 真っ赤に染まった蛇の目に、射すくめられそうになる]
(85) 2015/02/18(Wed) 00時半頃
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