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[ヤニクの姿を見て安心したように笑みを見せる。]
イアンさんは今2階を見に行ってくれてるの。
私達がヤニクさんと合流したら、2階に行ってみんなで合流しようっていう話に。
それに、私、ヤニクさんに聞いてみたいこともあって……。 よかったら、後でお話聞かせてもらえないかな?
[そう言うと、気の進まなさそうなヤニクの背中にまわり、「じゃあいきましょう?」と背中を押した。]
(26) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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んー……? や、悪い悪い。 別に脅かす気なんてなかったけどね。 ちゃちゃっと行ってちゃちゃっと済ませよう。
[薄暗い廊下を歩いていく。臭いは段々と濃くなっていく。無意識のうちに口元を抑えた]
あー鼻がひん曲がりそう。 インクでも零したとか。 部屋にキッチンとか付いてなかったと思うけど。
[ペラペラと舌を動かすイアンを先頭に――やがてベネットの部屋に辿り着き]
んん、あーあー、Mr.べネット? E=L=Bennett?
[何度かノックをした]
(27) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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本物?
[ヤニクの言葉は、意味が解らずに首をかしげるが]
へぇ、ヤニクさんってクリスチャンだったんだ。 結構意外でした。
[その言葉を疑う様子はなく]
とりあえず、ラルフさん達を迎えに行こう? 皆集まって、無事なのを確認してから。 それから対策も考えよう?
[そう提案して、再び二階に行こうと、皆を促した**]
(28) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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[徐々に、イアンの言っている匂いというのがようやく自分の鼻にもつきだした。ハンカチを取り出し、口元を覆う]
……インク、ではない、ような……。 ベネット様ー…? どうか出てきてくださいましー。
[イアンの横で扉に声をかけていた]
(29) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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ちょ、アイリスちゃん? ったく、分かった分かった、行きますよ。
[背中を押されて苦笑しつつ肩をすくめて]
そうかい? 神を信じてなきゃオカルトなんて手出しはできないよ。 少なくともどちらも超常的な存在だしね。
[オスカーに返事をしつつ背を押すアイリスを見て]
あ、聞きたいことってなんだい? みんなが居ても別に聞けること? なら移動中にでも聞かせてもらえるとありがたいけど。
(30) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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[それでも、廊下を進む度に濃厚になる馨に眉山を顰め。]
何かあったのかも……。
…でも、何かあったら――。 2階にいる2人が最初に気がつきそうだけど…大丈夫、かな。
[やがて辿りつくベネットの部屋の前は吹雪く外の冷たい気温さながらに寒く。]
寒っ……。
[ぶるり震え両手で身体を抱くも、イアンがベネットのドアをノックするのに重ねるように声を掛けた。]
ベネットさん…。 みんなで一緒にいた方がいいって話し合って…。 ドア開けていただけないでしょうか? あの……。
[中のベネットに対して鍵を開けてくれるように要求するも、返事は無く。]
(31) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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マスターキーで開けた方がいいかも…。 変…、中から返事が無いし…。
すごい臭いがするし…。 外にいるみたいに寒くて……。
[イアンを伺うように見た。]
(32) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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[4本の白い息が薄暗い廊下に上がっている。廊下は、凍てつくように寒い。イアンはノックをやめ――表情を歪め、ボソリと呟いた]
静かすぎる。
[くると後ろを振り向き、三人に笑顔で囁いた]
んじゃ、開けるんでちょっと後ろ見ててくれっかな? プライヴァシーでガタガタ言われっとめんどいし。
[そう言って、キーを挿し込んで――]
(33) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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[後ろを振り向くヤニクの顔を、困ったような心配なような顔で見上げつつ」
うん…あのね、ヤニクさんが言ってた、この山には悪霊が出るって言う話なんだけど…。 今宿泊してるお客さんにベネットさんっていう人がいて、その人が書いた小説も、『悪霊の宿』っていう題名の本なの。
……それで、何だか気になっちゃって…。 本の通りに、起こってるみたいなの、この出来事…。
[一旦、俯き加減になり、弱々しい声で続ける。]
ヤニクさん、どう思う? 人がやったことでも怖いけど、相手が人じゃなかったら……どうなっちゃうんだろうって…。
[そう言うと、またヤニクを見上げた。]
(34) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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――… うん
[イアンが笑顔で囁くのには静かに頷き。その指示に従うよう。]
(35) 2011/01/19(Wed) 02時頃
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ん? あれ。開いてなかったか? いや。 よいしょお!
[木の扉は油が足りていないのか、軋んだ音を立てた。というより、やけに固いらしいドアを苦労して開く。 ばり、という何かが剥がれるような音。濃厚な"何か"の臭い――]
べネットさーん? おーい、物書き。駄文作家ー?
[部屋は真っ暗で、廊下よりも暗かった。正面には机と思しきもの。しかし、ベネットの姿はない――
辺りを見回してふと、足元をみるとそこには――]
(36) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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[目を見開いてこちらを見上げているベネットの姿が!]
(37) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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うわっ!?
[思わず、ドアを閉めた。荒い息を吐くイアンは、ジーザス、と呟いてやがて。 引きつった笑顔で言った]
い、いやー 留守だったかも。 先にラルフの方いこうか?
(38) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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ふぅん、ベネットってさっきの無愛想なひょろっちいオッサンかな。 作家だったのか。
小説になぞらえて事件が起こってる、ねぇ。 案外その小説の愛読者による猟奇的な犯行とかじゃないのかな。
ほら、よく言うでしょ。 怪談よりも本当に怖いのは人間だってね。 だから変なこと心配する必要ないって。
[言葉とは裏腹に表情は真剣で]
あ、その小説さ、アイリスちゃん持ってない? ちょっと俺も読んでみたいんだ。
(39) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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[イアンの言うとおり後ろを向いていたが、うわっ という声と共に振り返る]
え、何かありまし…たの? 留守のはずがない、と思うのです…が…。
[扉を閉めてしまったイアンに、尋ねる]
(40) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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えっ、何かあったの?
[イアンが軋んだ音を立てて、苦労してドアを開け中に入れば、濃厚な臭いがドアを通じて廊下に漏れる。続いての声に、ドアの中を覗き込もうとするも、ドアは閉められ。]
留守……?
[訝しげにイアンを覗き見るも。 近くの消えていた電灯が緩い唸りをあげ灯るも、パリンと大きな音を立てて割れ――]
な、何……今の。
[それでも、それ以上は灯りが割れる事は無く。]
う、うん…ラルフさんのお部屋、見にいこ……。
……あまり2階に居たくない気がする。
(41) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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[ヤニクにそう言われ、少しほっとしたような表情を浮かべたようにも見えるが、ヤニクの真剣な表情を見て、少し沈黙した後―――]
やっぱり、模倣犯……なんですかね?
あ、小説なら、ロビーのテーブルの上に。 このペンションに置いてあったんです、丁度。
(42) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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[電灯の割れる音にびくりと身体を震わせる。そしてリンダもラルフを先にと言うなら――それ以上反対はしなかった]
(43) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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[そうしてイアンたちについて行く。ラルフの部屋は、管理人達の様な赤い惨状にあるだろうか。もしその部屋を目にしたなら、絹を切り裂くような悲鳴をあげて、気を失う事もある*かもしれない*]
(44) 2011/01/19(Wed) 02時半頃
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きゃぁっ!?
[パリン、と大きな音が2階から聞こえ、思わず小さく悲鳴をあげ、ヤニクの背中に額をつける。]
……な、何、今の音……?
(45) 2011/01/19(Wed) 03時頃
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やーねー。ヨーちゃんちゃんと管理してたのかしらまったくもう。 さささ、いこういこう。 あ、足元気をつけてね。靴履いてても貫通するかも知れない。
[電球が割れた音に乾いた笑いをしながら、女性陣の背中を押す。ある程度歩みを進めたなら、また先導するだろう]
全くどこ行ったんだかあの人も。 つーかさっさとラルフ引っ張り出してちゃちゃっと済ませようぜ。
[殊更明るく声を上げ。身振り手振りでラルフのことを話しだした]
ポーチェは知ってるかもしんないケド。 ホントはさー、アイツは彼女連れできたんだぜ。 ソフィアちゃんっていうカワイイオンナノコでー。 アイツのでかい図体には似合わないちっちゃな子だったね。 ああさすがにモニカよりかは大きかったけど。 アイリスくらいかな?
そりゃもうアイツには似合わないカワイくて面倒見のいい子なんだけどちょっと気難しくてね。 アイツってば無精だからよく怒らせてたのよ。そいで――
(46) 2011/01/19(Wed) 03時頃
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[などと声高にラルフをネタにして馬鹿話を続けるうちに、やがてラルフの部屋へと着くだろう]
アイツってばまた引き篭もってゲームしてんじゃないの? まーたやりこみとか言い出してさ。
(47) 2011/01/19(Wed) 03時頃
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まあ、常識的に考えたら、やっぱりその線が濃厚なんじゃないかな。
[アイリスの様子に鼻の頭を指先で掻きながら自信がなさそうな声色で答え]
そうなんだ、じゃあ後で読んでみよう。 もしかしたら結末までそれに沿った流れになるかもしれないわけだし、次の犠牲者が把握できれば対処も出来そうだしね。
物語の舞台が似てるっていう事ならやっぱりこのペンションを題材にして書いた作品なのかな。
悪霊の宿、ねぇ……。
[本の題名を呟きながら窓の外を見る、先ほど部屋で見たのと変わらぬ雪の乱舞だけが見えた]
(48) 2011/01/19(Wed) 03時頃
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[何かの破裂音が聞こえ、ドナルドと顔を見合わせる]
大丈夫大丈夫、多分この吹雪で飛んできた枝で窓が割れたとかそういうのだって。 じゃなかったら電線が切れて電圧の変化が生じて照明が割れたか……
そんなところじゃないかな。 アイリスちゃん、こういうのは怖い怖いと思うとちょっとした事でも怖いものに見えちゃうものだから、落ちついて、ね?
ちょっと二階探索メンバーが気になるね、急ごうか。
[密着するアイリスを落ち着かせようとしどろもどろに言葉を紡ぎ、ドナルドに目配せをしてから二階への足取りを早めた**]
(49) 2011/01/19(Wed) 03時頃
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[イアンに背中を押され、ラルフの部屋がある廊下の奥に、割れたガラスに気をつけながら歩み進む。]
ラルフさんったら、そういうとこあるんだ。 ゲームに夢中だと…、回りのことを男の人って見えない時ありますよね…。
[イアンの言葉に相槌を打ちながら、やがてラルフの部屋の前に辿りつけば。
何処からかドアを叩くようなドンドンと、何かが折れるようなパキンパキンと鳴る騒音が連続するように鳴り響く。 周囲の温度が氷点下を下回るほど下がったよう感じ、鳥肌が総身を駆け巡る。]
何…、今の音……。
[視線は音の発生した場所を探るように虚空を彷徨う。]
(50) 2011/01/19(Wed) 03時頃
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リンダは、イアンの方を、眸を震わせながら見詰めた**
2011/01/19(Wed) 03時頃
牧人 リンダは、メモを貼った。
2011/01/19(Wed) 03時頃
アイリスは、ヤニクの言葉にこくこくと頷いた**
2011/01/19(Wed) 03時頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2011/01/19(Wed) 03時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/01/19(Wed) 03時頃
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そうそう、そうなんだよアイツってさー。 別に悪いヤツじゃないんだけどねえ。
[などと軽快に口を回していれば、やがて辿り着いたラルフの部屋?から 異音が響き>>50]
ラルフ? ラルフ!? 冗談はもういいよ。 さっさと出てこい! オマエだって分かってんだろ? メンドクセーことさせんな!
[苛立ちを顕にするように、乱暴に扉を殴打する]
(51) 2011/01/19(Wed) 03時半頃
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ラルフ! おい 返事しやがれクソ野郎! 「引き篭もり」! 「たらこ!」 Geek! 開けるぞ!?
[下品なスラングを多用し、扉を叩くが、先の音が嘘のように返事がない。苛立ちのまま、乱暴に鍵穴を回す]
ッ、鍵が入らねえ、クソがッ! ――Yes!!
[がち、と鍵がハマった音がした――と思うと、重苦しい音を立てて、扉が奥に倒れた]
(52) 2011/01/19(Wed) 03時半頃
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[――考える間もなく、 何かボール大のものが飛んでくる。
イアンは反射的に、それを腕で弾き飛ばした]
(53) 2011/01/19(Wed) 03時半頃
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[ぱ、と紅い華が咲く―― その範囲は広く、イアンの後ろの女性陣にまで届いたことだろう。 そして、薄暗い部屋の奥には――]
―― Bullshit...!!!
[首のないラルフの遺骸があった。 力なく項垂れた遺体にはこの寒さにも関わらずハエがたかり。 ゲームを持っていた分厚い手のひらは硬直し、ボタンを潰している。液晶は血塗れで、映像を写してはいない。
――イアンに弾き飛ばされたラルフの首は。 恐ろしいものにあったような醜い恐怖の色が刻まれていた――]
(54) 2011/01/19(Wed) 03時半頃
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ラルフ!? ラルゥウウウウウウウフ!! ッ、この、タカンな糞虫が!
[口汚く罵りながらハチェットを振るうも、蝿には何ら効果がなく。やがて苛立ったイアンはスプリングにハチェットを叩きつけた。 破裂する異音が鳴る]
おいラルフ! おいいいいいいいいいい!!
[首無の胴体を二度三度揺すり、部屋を見渡す。 入り口にいる女性陣には目もくれず。 先ほど弾き飛ばしたと思しき物体――首を見つけて、ギシリと奥歯を噛んだ]
VNnnnnNnnnN!!
[乱暴に叩かれた木の壁は欠け、イアンの掌に突き刺さった**]
(55) 2011/01/19(Wed) 04時頃
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