204 Rosey Snow-蟹薔薇村
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フランシスが食事作るなら、俺、ドナルドの様子みてくるね。
[ホレーショーにも、またあとでと軽く手を振り。 居間をでて、三階へと向かう。
上にいないのを確認してから、下にむかおうと思い。
使った個室へともどる]
ドナルド、いるー?
[中を覗き込んだ]
(358) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 22時半頃
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[羽ばたきを止めないルーツの動きに、ディーンは右腕を真っ直ぐに伸ばす。 くん、と一度身体を後方に引いてから、今度こそ本当にルーツはディーンの腕を離れた。 居間の端から端までを羽ばたき、壁際が近づけば身体を傾け、室内をぐるりと旋回する。
自在に飛ぶルーツの動きを、ディーンはしばし視線で追う。彼がどこに落ち着くかは分からないが、この部屋を出なければ問題はないだろう。]
――……何を、取り返せばいい。
[>>347怖くて触れることも出来ない。保護者らしく、危難から遠ざけようとすることも出来ない。 久しく会ったばかりのベネットに分かるはずもない問い掛けをしてから、ディーンは重々しく息を吐いた。 右手で鬱血痕のある左腕を撫でる。]
……すまない。忘れてくれ。
[そう告げて、ディーンはようやくラルフの淹れてくれたお茶に手を付けた。]
(359) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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―3F― [招き入れられた彼らの部屋は、同じような部屋の仕切りであるのに男の部屋とはどことなく空気が違っている。>>349 当たり前のようでありながらその差異にやはり軽い驚きは感じてしまう。
飾る言葉一つなく、本題を切り出すノックスに彼の焦りも感じ取れて、己ばかりが不安だったのではないのだと奇妙な安心感を抱いた。]
本題も何も。 一つしかねえだろ。
――どうやって、こっちとそっちの仔狼どもを無事に抑えるか、だろ。
[昨夜までは男とノックスの話で済むのではないかと思っていた。 けれど、先ほどのフランシスとディーンの言葉は、――あれは、まるで。]
(360) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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―2F居間―
巣に帰っているだろうしね、 ……いや、猟のことはよくわからないけれど。 ―― 、…… あの。 やっぱり、何処かで会ったこと、ある、よね?
[じっと見られておずおずと>>356 前に一度聞いたことを、もう一度、尋ねた]
そっか、分かった。 ……貯蔵庫と温泉のほうも、見てくるよ。
[謂って、重い気分を払うように、笑みを浮かべ 扉の方に、向かう。 沢山、作っておけば――安心だ。 味は、段々深く染み入っていくし。満月のポトフ、なんて――洒落た名前の料理。]
(361) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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……
[>>359 扉に手をかけに歩く、少し前。 ディーンの、重さを感じる言葉に、 フランシスは言葉を返しあぐねていた。]
……何を、って―――
[戸惑ううち、打ち切られる話。 幼馴染に、何の声も、かけられないのか―――こんなに、思い悩んでいる様子なのに。]
(362) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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[――と、ばさばさと旋回していたルートが、 徐に高度を下げて、ぎゃあと一つ啼いた。 ぎくっと肩を震わせて、]
ゃ、っ ちょ、こら、 こっちに来るなって……!!!
[扉を盾にして、居間から逃げる作戦に出るフランシスであった。]
(363) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2014/11/16(Sun) 22時半頃
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……そっちと、こっち。仔狼は3人だけじゃない。
全員なんだ。
[掌に違和感を感じ、握っていた掌を広げた。 血でべっとりと濡れていた。]
………全員、‘狼’なんだよ。
(364) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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フィリップは、ベネットことフランシスの様子をルーツが面白がり始めているのを知らない
2014/11/16(Sun) 22時半頃
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ん?ああ……また後でな。
[居間を出るラルフを横目で見送り、フランシスという男の方に視線を戻した]
あいつはあんたの連れか。うちのフィリップとそう変わらねぇな。 ああ……何なら俺も手伝うぜ。此処でごろごろしている以外にやる事もねぇしな。
[立ち上がり、そう提案して。持ち掛けられた疑問に>>361首をひねった]
やっぱそうか。いや俺もな、どこでとは覚えがねぇけどなーんか、あんたみたいのとどっかで会った覚えがあるんだ。 何処だったかな…歌うたってたような覚えはあるんだが…あやふやだな。
(365) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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[呼び掛ける声に顔を上げる。 振り向けば開いた扉の向こうにラルフの姿>>358が見えた。]
おう、いるいる。
[易く声を返して寝台から離れ]
如何かしたか?
[軽く首を傾げた。]
(366) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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[ドナルドの耳にある、カーネリアン。 似合っているそれをみて、 ブローチを作った細工師>>292にもほめられたことを思い返す。
やはりフランシスの見立ては間違ってないとしみじみ思う。
ふと、三階の廊下で、どこかから血の匂いがした気がしたけれど。 ドナルド>>366へと意識を戻し]
フランシスが食事を作るってさ。
[寝台の近くにいたドナルドがこちらに来るのを見上げ]
ドナルドはやっぱり、関わるのは怖い?
[何と、とは口に出さないまま。 その眼帯に隠された傷を見るように、琥珀を細めた]
(367) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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…全員、かよ。
[咄嗟に告げる言葉はなく。 苛立つように、ぐしゃりと前髪を掻き上げる。]
(368) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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[>>351あ。笑った。 笑えるんだ。へえ]
食べないの?
[首を振る彼へ、ふうん、と頷いて。 それから、言われたことに目を大きく開いた。
トレイルを見て、フィリップを見て、またトレイルを見る。
どこか齧られてないかなって、トレイルの髪の毛をもふもふ触って。 とりあえず手と足はついてることを確認した。指もちゃんと5本揃ってる]
……びっくりしたねえ。
[はー、と息を吐くと、少し息が白くなった。 びっくりしたね、って言ったのは、フィリップとトレイルと、両方に。 お兄ちゃんとして慰めるために、トレイルの髪の毛をもっかい撫でて それから、フィリップにも下から手を伸ばす]
(369) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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びっくりしたね。
[もっかい言う。怒ってないよ大丈夫っていうみたいに。 トレイルが無事だから、怒る理由はない。
次はアブナイかも知れない。 それを想像しようとしても、なんだかそれはもやもやしたものにしかならなかった。 ただ、馬車に轢かれかけたとか、そんなふうにしか思えなくて。 大きな事故にならなくてよかった、次は気を付けないとね。とは思っても、馬車を嫌う発想にはならない。
だから、まだ続きがあるものだと思って。 それで?って話の続きを促した]
……あっ。僕、フィリップの名前。教えてもらってないよ。 タオルの代わりに教えてくれるって、言った。
[促したくせに、思い出したから先に喋っちゃったりしてね]
(370) 2014/11/16(Sun) 22時半頃
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[小さく、けれど乱暴に息を吐いてノックスの表情を見据えた。]
まだ、俺んとこもお前のとこも、獣の自覚はねえ。 けど、分かるだろ。一番不安定な年代だ。恋愛だけじゃなくて、肉欲で獣の情動が揺らされることもある。 ――同性相手に感情が伴わなくても、体を繋げる欲と行為だけで暴走しちまうこともある。
[男自身、好意を持つのは異性であったものの、傭兵時代に同性との経験を経ている。
男が獣性の発露としたのはそれ故ではないが、性欲と好意を錯覚して情緒不安定になる話には事欠かない。 恋愛対象でないから大丈夫だとは言い切れないのだ。
己の経験と照らしあわせても、いつ暴発するか分からないものが多すぎる。]
何が引き金になるかわからねえ以上、俺はプリシラを他の奴と極力関わらせたくない。 …お前は?
[血に濡れた手のひらを引き寄せる。>>364 血が、色濃く匂い立つ。
食欲が、本能が、好意が、互いにけしかけ合い高まりかける衝動を強引に踏み潰してノックスを見つめた。]
(371) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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俺は――
[祈る様に囁く。]
(372) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[ゆっくり、頷く。>>368]
……せめて、新月ならよかったのに。
どうしたらいい? 今まで以上に気を遣るしか、思い浮かばない。彼等を抱き締めて、誰にも逢わせないように、すればよい?
でも――…
[バーナバスの居なかった間の事を掻い摘んで話す。 あれもだめ、これもダメは、通じそうにない。]
(373) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[少し笑った ことに 思われていることがあるとは 知らないまま]
ーー…………
[トレイルに告げた それに驚いたのか 確認する様子に 緊張がほぐれる ……やはり ついてきてもらって良かった 和む 光景に 軽く息を吐いて]
驚かせてーーー……っん
[長い手指が伸びてきた こちらにまで伸びるとは思わず 驚かせたことに 詫びる言葉 その 終わり 息を飲む音が混じる
暖かな手 避けるべきか しかし無邪気なそれを 避けることの方が よくない気がして 慣れぬことに 落ち着きなく両手でカップを包む]
(374) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[>>363ルーツに追い立てられるように、ベネットが居間を去る。 随分と人が減った居間で、ディーンはまたも大きく重い息を吐いた。ルーツが旋回する羽音が断続的に聞こえている。
ソファーの背凭れの上部に後頭部を預けるようにして、ディーンはルーツが飛ぶのを眺める。 赤い羽根は炎を連想させ、炎はあの掌を連想させた。 空想がひと連なりに、一つのところに集約されていく。 物語の海に沈むことは、最早出来そうにない。
気がつけば、一つのことだけを考えている。 他のことが碌に手につかない。 この状態を何と言うのか――ディーンは理解していた。]
(375) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[怒っていない様子 それには安堵した けど] [促されて 困ったように 下から伸びた手に 触れられながら ゆるく首を傾げる
これでも たくさん たくさん話したから まだ あると 思われたとは 思わなくて]
ああ…………もう 知ってしまったなら これ は返すべきだね
[と すんなり タオルをわたせそうな流れに 先ほど乾かした タオルを引っ張り出して 差し出そうと]
(376) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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―2F>>365―
[鳥に追われつつ>>365ホレーショーに答える ]
手伝ってくれると、 嬉しい、けどっ その鳥、ああもう、――!!
[――鳥から、逃げた。 ホレーショーが廊下側に来たなら、 人心地ついて深く深く溜息を吐いた。
それから、改めて「見覚えがある」と謂うことに言及したのだ]
……はぁ、ふ、 歌、……うたか。
[苦笑い。――泣きながら衝動を、吐き出していたみっともない歌を聴かれたの、なら。それは――確か。]
…それは、山奥の、ほうのことじゃ、…ない?
(377) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[向けられる眼差しの位置が僅かずれて感じる。 ラルフが耳飾を見ているとまでは分からず]
――…メシ? そっか、それで呼びに来てくれたンだ。
[ラルフのいる扉の方へと歩み寄れば 甘くも感じる異臭が微か鼻腔を擽るよう。 見上げる琥珀>>367へと隻眼を向け]
そうだな。 ……怖いのは俺自身だ。 ラルフや、フランシスを傷つけたくはないから。
[断片的な思いを答えとして僅か眉を下げる。]
(378) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[耳の痛い話だ。>>371 引き寄せられる手を、引くことはなかった。
近くなる程に囁きがよく聴こえる。]
………同じ、だよ。 僕もそう思う。首輪を知らないうちは、本当に。
[それは、衝動を抑える術さえ身に付けばと思う。 飼い慣らされた獣は、既に獣ではないから。]
(379) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[居間に入り、見渡す。 人が居れば頭を下げて、ペチカ傍のソファに座って膝を抱えた。
鳥に追いかけられている大人がいる。 遊んでいるのかもしれないけど。]
(380) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[何もかも、とりあげることは出来ない。 目に見える危険があるのに、それを取り除いてやれない。
ため息ばかりが口からこぼれた。]
プリシラは――多分、同族だと教えれば多少自重は出来る。もともと人懐こいってわけでもないから、あいつ。 お前のとこの連れも、言って聞き分けるようなら同族と一緒にいるんだと教えた方がいいな。
[そう言いながらも曖昧な口調になってしまう。 危険性を認識していない少年たちがどこまでこちらの危惧を汲むのか知れたものではない。]
言っても無理そうなのは…こっちが先回りするくらいしか思いつかねえ。
[なんとも頼りない話だ。]
(381) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[トレイルやノックスよりは、少し硬めに思う髪の毛。 それをわしわしと撫でて、首を傾げる彼を追っかけるみたいにこっちも首を傾ぐ。 だってまだ話があるんじゃないの?違うの?
おしゃべりな子供は、彼がもうたくさん話したなんてちっとも思ってない]
なんで? 僕、フィリップから名前は聞いてないよ。 それに、それはあげたの。
[ハテナみっつ。 彼の言葉に対して口にして、変なこと言うなあって瞬きする。
彼の髪の毛は少し緑がかって見える。 色を確かめるために撫でて、彼の健康的な肌色を珍しいから撫でて。荒れた唇は大丈夫かなって撫でて。
深く、深く。
硬質に澄んだ目に触れようと、無遠慮に指を這わせた]
(382) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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― 三階/個室 ―
[ドナルド>>378の隻眼に瞳を合わせて、告げられた言葉に苦笑を浮かべる]
そう思ってる限り、大丈夫だと思うけど――
衝動ってさ、気持ちがあるから、起きるん、だよね?
[どこか不安そうに問いかける。 心配性の保護者には向けられない問い。
へたに告げたら、きっと彼は心配して四六時中傍にいようとするだろう。 その身でもって、何とかしようとするかもしれないとも思う]
(383) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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ニコラスは、フィリップの目は宝石の色だなあって思う
2014/11/16(Sun) 23時頃
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首輪、ね。本当に早くそうなればいいんだが。
[自ら首輪に収まることを良しとした獣であれば>>379それは脅威にはなりえない。 周囲にも。なにより獣自身にも。
そうなるまでを、見守っていられたならば、と。 願わずにはいられない。]
(384) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[溜息が重なる。>>381]
……あぁ、そこまでは教えてなかったな。
[同族だらけだと。知るのと知らないとでは、変わるはずだと――思いたい。]
先回り? それは――…間に入れば、よいかな。
[知らないなら、その衝動がどんなものか。 身を以て教えれば良いのではないか――…。
そんな、事を考えてしまい、ゆると首を振った。]
(385) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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[文章の書かれた紙は、まだ左手の中にある。 文章の中の少女は、禁断の赤い果実を口にした。 しかし、文章はまだ完結していない。
瞼を閉じると、そこに続きが映し出される。 文字はそれを表現する為の手段だ。 空中を旋回することに飽きたルーツは、ソファーにディーンの金の髪が広がるのを見て、ソファーの背凭れに降り立った。 ディーンはルーツを見ようとして――>>380その向こうに、一人の少年の姿を捉えた。同じソファーの端と端。 しかしディーンはどう声を掛けて良いか分からず、ただ見ているだけだ。]
(386) 2014/11/16(Sun) 23時頃
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ニコラスは、ベネットの目も緑だったな、あの優しい光もちょっと触りたいなって思った
2014/11/16(Sun) 23時頃
ニコラスは、ディーンの目は、舐めたい。
2014/11/16(Sun) 23時半頃
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― 一階 ―
[綺麗に畳まれた上着を持って温泉をでた。 髪は濡れたまま。このまま外に出たらきっと文字通り、凍ってしまうだろう。
そのまま階段を登ろうとして、一呼吸。 足を戻して、話し声のするほうへ、とゆっくり歩み寄った。
居間に行くのに勇気がいるなら、これの持ち主を探しながらでもいいだろう]
……あ、の
[声をかけていいタイミングもわからない。 三人から、少し離れたところで立ち止まって、恐る恐る、こえを出す]
これ、誰かの……誰のか知ってる
[失敗した、と思ったけどもう遅い]
(387) 2014/11/16(Sun) 23時半頃
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