22 共犯者
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うん、聞いてない。
……っていうより、森を歩くようになってから、マーゴとゆっくり話をしてない気がするんだ。
そうかあ、そうだったのか。
[自分が初めて、森を歩く事になった時、自分ができる事をしなくちゃいけない、そんな話をマーゴとした覚えがある。 マーゴにも出来る事があって、そのためにここにいたのか。]
(264) 2010/08/07(Sat) 22時半頃
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−夜:広場−
……御使い様。 私はそれが居るかどうか、分かりません。
ですが……これまで見た惨劇に名前をつけるとしたら、それが「御使い様の為したこと」ということになるのでしょう……
どうか、お気をつけて。
(265) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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―夜・広場―
それは… あるのかな…。
[ミツカイサマを探すために色々な人に接触していた様子ではあったから。 トニーを疑う気はなさそうだったこともあるし。]
だから志願したそうですよ、マーゴは。 無理に参加しなくてもよかったのに…。
[話題をそらして当初の疑問には答えない気だ。]
(266) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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そうだったんだぁ。
教えてくれてありがと、ミッシェル。
[そうだったのかと繰り返して、礼を言ったが]
あれ、何か聞き損ねた気がするんだけど。
[首をひねるが、思いつかない。]
(267) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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―真昼の森>>262― [ 制止するように置かれた手を見遣り、次に目を覆い隠したイアンの顔を凝視する。]
これ、でもまだ抗うか。 [ 焦れているようでもあり、硬い殻を割ることに愉しみを見出す類の、性質の悪い興をそそられているようでもあり。 唇に刻まれたせせら笑いは消えぬ。]
お前の欲しいのは、あくまで「言葉」――と言うつもりか。
(268) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 23時頃
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―夜・広場― [ トニーとミッシェルの会話を聞き、そんな…と絶句した。口元に手を当てて深く考え込む仕草。]
そんなことがありえるのですか…? まさか、マーゴさんは……
(269) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
2010/08/07(Sat) 23時頃
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−真昼の森>>268−
このまま、なすがままになっては…… 私はあなたの為すこととは無関係に、私の欲望に堕ちるのみです……
私はそれを欲しているはずなのに、別の私がそれを制してしまう……
堕ちることを欲する心と、それを畏れる心で、私の身は引き裂かれそうなのです。
あなたは私に禁断の実を食べろとおっしゃっている。 ……いいえ。あなたは私の「禁断の実」そのものだ。 本当はこの口でそれを味わうことを求めているのに、それを認めるのがひどく恐ろしくて……それをごまかすように、私は詭弁を労するのです。
[「かれ」の手を制する右手をそっと離し、己の目元を隠す左手を下げ、無防備に立ち尽くす。]
(270) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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[なにを知りたかったか考えながら、ふとテッドの腰の剣に目をやった。]
自分の身は、自分で守る、か。 [今日は、胸に昨日の布袋を下げている。 入っているのは、ブルーノから預かった銀の短剣と──]
─ →明け方の回想・ニールの亡骸の傍 ─
(271) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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―夜・広場― [ミツカイサマを信じるはずもない他所の人からすればそうだろうとは思う。 いきなり言われて納得もできないだろう。]
正直に言うとわたしもわからないの。 何も証明のしようはないし… でも、マーゴは嘘をつくような子じゃないから…。
(272) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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―夜・広場―
そろそろ時間ですか?
[ 鐘の方角に顔を向ける。 日の名残も失せ、黒雲に覆われた空では星も月明かりも望めない。 森ではこれまで以上に暗く、視界が悪くなるだろう。]
(273) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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−夜:広場−
……ペンは剣より強いと人は言いますが、いざとなったらペンはひどく無力なものですね。
誰かが殺し合いをする今、それを制止することができません。
[悲しげに微笑んで見せると、一方前に歩き出した。]
行きましょう。 このまま朝まで立っていても、何も始まりません。
(274) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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─ 回想・ニールの亡骸の傍 ─ やっと来てくれたんだね。
[村から、ニールをつれて帰るために若い男たちがやってきた。]
ごめんなさい、ニールのこれ、おいらが借りていてもいいと思う?
[彼らに見せたのは、ニールが胸に忍ばせていた、錐。
顔を見合わせていた大人たちは、まあよかろう、と許してくれた。]
─ 回想・了 ─
(275) 2010/08/07(Sat) 23時頃
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―夜・広場― [ミッシェルから預かったペンダントをポケットにいれて、森へと向かって歩く]
そう、だな。 そろそろ、いくか。
[決意と殺意を胸に。 腰の剣に手をかけて、死と血と闇が待つ森に向かう。
空を覆う暗雲ははれる気配を見せず、不吉な空気が漂う]
(276) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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靴磨き トニーは、二つの得物の入った袋をそっと握りしめた。
2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―夜・広場―
ペンはその場で効果を発揮するものではないですからね…。 でも、剣はその場限りしか効果はないけどペンは永遠に残る。
だからペンを取ったんじゃないんですか?
[今日、誰かが死ぬことは避けられないのはわかっている。 それを積極的に後押ししたのも確かではあるし…。]
そう… ですね。 せめて今日が最後の夜であることを願いましょう。
[言いながら空を見上げる。未だ月は満ちてはいない。]
(277) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―真昼の森>>270― [ イアンの足元に跪き、その顔を見上げる。 身を守るための両手を離し、無防備に立ち尽くす彼を。]
お前は嘘吐きだ。
[ 全ての笑いを消した真剣なふたつの眼。 やおら、イアンの胸にむしゃぶりつくと、既に曝け出された傷口を最前よりもきつく吸い、舐め上げ、血を搾り取る。]
(278) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―夜の森―
[先頭に近い位置に立って森にはいる。 最後尾のヘクターのことは気にしていたけれど。
森の深さ、暗さに視界が狭められる。
そして響いたのは、オスカーが放った銃声。 とっさにその音の元へと駆け出したときにはすでに激しい戦闘が行われていて。
手出しをするタイミングが、つかめなかった]
(279) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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双生児 オスカーは、若者 テッドの気配に目を見開いたが、銃口はヘクターに向けたまま。
2010/08/07(Sat) 23時半頃
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>>207>>226 [咆哮の後、再びオスカーに飛びかかる。]
ほんとよ…まだまだガキかと思ったのによ…! てめえら姉弟揃って…!
[負傷と出血の為か、 普段より攻撃のスピードが落ちているようだった。 接近するテッド>>279には、気が付いていない。]
(280) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―昼間の森>>278―
お前の生命の雫を。 お前の、味を、もっと知りたい。
[ 傷口から口を離し、荒げた呼気の合間から囁き。 そして、急に乱暴に身を離した。]
(281) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―夜・広場― やはり、行かねばなりませんか。
[ 嘆息。 鐘がゆっくりと鳴り響く。 彼はランタンを確かめ、火を灯すと、先頭のテッドに続いて森に足を踏み入れた。]
(282) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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姉弟そろって!? ホリーが……姉さんがどうしたっていうんだ!
[避けようとして――肩の痛みが邪魔をした。 爪が身体を引き裂くのだろうか。 だが、組み合う形になってくれれば都合は良かった。仇を討てばいい、ここでこのミツカイサマを殺せば、終わる。
至近距離に銃口を合わせ、引き金に指をかける]
姉さんの仇。 森のカミのミツカイサマに、鉄と鉛の制裁を!
(283) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―夜の森in戦闘―
[オスカーに加勢するタイミングをはかるものの。 そもそもからして素人にそんなものが読めるはずがないのだった。
だから、ヘクター>>280がオスカーへと飛び掛ったときに。 とっさに剣を抜いて、そのわき腹を狙って剣を振るった]
オスカーまで殺させてたまるか!
(284) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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飾り職 ミッシェルは、オスカーとテッドの争いを黙って見詰めている
2010/08/07(Sat) 23時半頃
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−真昼の森−
[嘘つきだと己を罵る「かれ」の言葉に、全身の血が凍り付く感覚にも似た恐ろしさを覚えた。胸を荒く吸い付かれる感触に、刹那、無防備に声を上げて身を捩らせたその時、急激に支えを失ってどさりと地面に尻もちをついた。]
生命の雫……命の味…… それを味わうには、私のつく「嘘」が邪魔をすると……私が自分をごまかすその心がそれを不味いものにすると……あなたはそうおっしゃるのですね?
(285) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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[やがて鐘は鳴り、巡礼たちは歩き出した。]
……行ってくるね。
[誰に向けたのか、一度だけ振り返ってそうつぶやく。
短剣と錐の入った袋に手をやって、森の中へ──]
(286) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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>>283 [オスカーの銃弾を紙一重で交わす。 こめかみに赤い筋が走る。
しかしその瞬間、 テッドが力いっぱい振るった剣>>284が、 ヘクターの腹部に深く突き刺さる。]
ぐうっ!! ……ちッ。 なめやがってよおぉぉ!
[剣が刺さったまま、 テッドを吹き飛ばそうと体を反転させる。 地面に鮮血の華が広がった。 何故だ、身体が重い……!]
(287) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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― 夜・森の中 ―
ヒトとカミサマの争いって言うには趣が足りない気はします。 ヒト同士の争いと何も変わらない…。
[森の神などと言ってもミツカイサマはその程度のものなのか。]
それとも、儀式ではヒトに合わせないといけないのでしょうか…。 あまり高尚なモノには見えませんね。
(288) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―夜の森― [ 背後で銃声が轟く。>>204 振り返るより早く、前にいたテッドが音のした方向へ掛け戻っていく。>>279]
今のは……
[ さっと顔色が変わる。]
(289) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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−夜の森−
[ヘクターが、オスカーとテッドに囲まれて血を流しているのを見つめ、ぽつりと呟く。]
……元より彼らは、同じ村で生まれた同胞…… 不思議ですね。何故かそれを感じさせる暇すら見せず、彼らは互いを憎み、殺そうとしている。
「御使い様」の魔力がもし本当にあるとしたら……もしかしたらこれのことを指しているのかもしれませんね。
(290) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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>>287 げほっ、げほ…!
[内臓を損傷したか、片膝をつき喀血し始める。 しかし眼は狙いをつけたままで]
ガキどもがぁ!調子に乗ってんじゃねえぞ!!
[そのまま勢いをつけ、 宙に浮いたテッドに飛びかかる!]
(291) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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>>291 [ヘクターの大振りな攻撃は空を切り、 同時に大きな隙を生む。
そこからは一方的な展開だっただろう。]
(292) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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―夜の森―
[オスカーの銃弾は当たらなかったけれど。 剣が切り裂いたわき腹から、夥しいほどの血が流れる。
膝をつくヘクターにざまあみろ、というような、醜い笑みを浮かべ]
誰が調子に乗ってるってんだよ!
[血ですべる柄を握って応戦しようとするが、飛び掛ってきたヘクターの爪に左肩が切り裂かれる。 それでも……なんとか突き出した剣の先はヘクターのどこかに刺さっただろう]
(293) 2010/08/07(Sat) 23時半頃
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