人狼議事


308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】

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【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ 顔を覆ってしまいそうなわたしの手首を握り、
 わたしの目を覗き込むようにして彼は言った。

 ご主人もやっぱり真剣な目をしていたの。
 正しいことを言っていると信じている者の、
 まっすぐで強い眼差しをわたしに向けていた。

 ……言葉が出てこないの。
 ノーリーンを撃ったときと同じよ。

 彼らの言うことは間違っていないようにも思えた。
 けれど、わたしの心は確かにノーと言っていたわ。

 それでも小さく首を横に振るわたしに、
 ご主人は畳みかけるように言葉を重ねたわ。]
 

(+64) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


  お孫さんを死なせたいんですか?
   私は、息子に生きていてほしい
 

(+65) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ 喉がからからに乾いていたわ。

 魂を吸われてしまったみたいに動けないわたしに、
 ご主人は考えておいてください≠ニ言った。

 その場を去っていく二人の背を見送りながら、
 わたしの頭の中はもうめちゃくちゃだった。

 あの子にひもじい思いをさせたくないわ。
 いつか自分の綴った言葉が頭の中に響いていた。
 けれど、そんな惨いことが許されるはずない。

 ねえ、そうでしょう?
 わたし、何かおかしなことを言っているかしら。]
 

(+66) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 宝石収集家 ビアンカ


[ お願い、答えて。いのちに優劣があると思う?**]
 

(+67) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ

― 数日後・コーヒーショップ『abbiocco』 ―

[あれから何日が過ぎただろう。
 窓から覗く空模様だけでは、正確な時間は掴めなかった。
 壁掛け時計の針は、濁った膜に覆われてよく見えない。

 畑の間を走る道路から、車の音は聞こえなかった。
 規制がかかったか、
 あるいは車に乗る人そのものが少なくなったのだろう。
 数少ないエンジン音も、明らかに壊された形跡のある
 ドアを見れば、速度を上げて走り去っていく。

 ここを訪れる者はいない。
 孤独が満ちるはずだった――それなのに。

 例外は、いつもと変わらぬ体勢のまま俯いている。]

(+68) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ

[最初、彼がその場を離れた時、助かったと思った。
 好きな方を選べと言ったけれど、
 あんなもの、二択の皮を被った一本道だ。
 悔いのない選択など、今ここには存在しなかった。

 しかし彼はすぐに戻ってきた。
 その手にあったのは、
 申し訳ばかりの缶詰と土のついたままの野菜だ。

 彼はコートの袖で拭った人参に齧りつく。
 眉間に皺を寄せ、泣きそうな顔をしている癖に、
 目の光だけは消えないまま。]

  ……ふ、 ふ。

[思わず小さな笑い声が零れた。
 シーシャが視線だけでこちらへ問いかける。]

(+69) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ


  ふ……いや、すまない。
  前言撤回しようと思ってね。

  私はキャロルにはなれないが、
     ははおや
  君は、キャロルによく似ているよ。

[薪を燃やす炎に似た赤毛を思い出す。
 太陽が落ちて来たみたいな笑顔を思い出した。
 シーシャは虚をつかれたような顔をした後、
 一瞬だけ眉間の皺を解いて笑みに近い表情を浮かべた。]

(+70) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ


[それからずっと、10フィートの境界は保たれている。]
 

(+71) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【墓】 一杯と自由 マスタ

[寝る時は私のベッドを使いなさいと言ったけれど、
 シーシャは頑として聞かなかった。
 生きる為に必要な分だけ動き、
 必要ない間はすべて店の壁に背を預けて過ごしていた。

 会話はほとんどない。
 日に何度か彼の名を呼んでは、拒否の一言で幕を閉じる。
 あの日から、状況は平行線のままだ。今日も駄目だった。

 ――嗚呼、
 そんなことをしている間にまた夜が来てしまうのに。
 空が暗く滲んでいくのを、濁った左目で見つめていた。]*

(+72) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[コンビニのカウンターの奥から
 商品の煙草を数箱拝借して、懐の中に入れた。

 髪を掻き上げ、大きく溜息を吐く。
 誰もいないコンビニの床に、ずるずると座り込む。
 煙草に火を点し、男はのんびりと紫煙をくゆらせた]


  ……どーすっかな。


[あてもなく、コンビニの白い天井を見つめた]
 

(55) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ それから、同じことの繰り返しだった。]

(56) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[このコンビニの出入口はひとつ。
 逃げ場所も隠れ場所もない。

 長居してはいけない、と
 理性は警鐘を鳴らすのだが、
 どうにも一向に足が動かない。

 煙草片手にスマホを開き、SNSの投稿を追った。

 ふ、と口元を微かに緩ませ返信を打つ。
 スマホからの手動投稿だ。
 スパム文はその発言から消えていた]
 

(57) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[投稿ボタンを押した瞬間、
 スマホに影が差した。

 見上げれば、口から涎を垂らし
 瞳から理性を失くした女が
 こちらを見つめていた]


  う、うわああああああああああああ!!!


[咄嗟にパンの入った戸棚を手で倒し、
 女を下敷きにしようとする。
 足がもつれ、うまく立ち上がれない]
 

(58) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 時間貯蓄銀行 ヤカモト


[――――食料を。

 床に転がった菓子パンを
 ひとつふたつ拾い上げてから
 ゾンビから逃れようと、出口へと駆けだす。

 あまりにも必死すぎて、
 男は周囲への警戒を怠っていた。
 それが仇になった。

 死角から、今度は老婆のゾンビが飛び出して
 男へと飛び掛かったのだった]**
 

(59) 2020/10/24(Sat) 23時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ ビルの非常階段で、眠りに落ちかけては目覚めた。
 せめてもの護身用にと抱えたモップの柄。
 何度目だろう、がくりと体が揺れて、頭を振る。
 ビルの隙間の空は白んできていた。

 朝日の差す空をぼんやり眺めていると、
 "何か"が非常階段の扉を突然叩いた。]

ひ───

[ ここにもこれ以上いられない。]

(60) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ モップを持ったまま、階段を駆け下りる。
 路地を出ようとするとその先には"何か"の姿が
 ちらりと見えた。
 こちらはダメだ。
 踵を返し逆に走り、通りへまろび出る。
 できるだけ安全なところへ。

 でもそんな所どこにあるんだろう?]

(61) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ 逡巡し、足が止まると斜め後ろから呻き声がした。]

や───

[ 思わず振ったモップの柄に、鈍い感触が響く。
 そこにいたのは呻き声を上げる"何か"で。]

───っ!!!

[ 声にならない悲鳴を上げながらモップを引く。
 "それ"はぐらりと後ろに大きく揺れた。
 私は通りを走る。走る。走る。

 ビルの路地、エントランス、自販機の陰。
 非常階段、駐輪場、マンションの裏。
 止まっている車は大抵ロックが掛かっていた。
 他人の家は──どうしても罪悪感が消せなかった。

 つまり、私の居場所は今この世界には
 どこにもなかった。]

(62) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

【人】 百姓 ワット

[日が暮れる前にはいつも家に戻り、
 インターネットで情報を集める日々だった。

 対策を練りたい、そんな投稿も見かけたが、
 俺自身はこの目でまだ見てはいない。
 なんの有益な情報も出すことはできないでいた。

 SNSで告知されていた配信、とやらもみていた。>>3:56
 同じように見た人が保存していたものが
 YouTubeなどにもあげられて、
 繰り返し見られるようになっていた。

 これが親切に教えてくれた謎のX君なのか。
 マスクと長く伸びた前髪のせいで、
 表情や顔つきまではよくわからなかったが、
 本当に、現実にいる誰かが
 あれらの投稿をしていたのだなと
 なんだか不思議な感じがした。]

(63) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

【人】 百姓 ワット

[それと。
 ゾンビが、本当にいるのだということも。
 それまでにもニュースや動画も見かけてはいたが
 俺が目にしたのは、どれもヤツらが遠目で
 映っていたものばかりだった。
 荒れ果てた都会の光景の中、
 カメラ?をもつ謎の猫X君の走る音が響く。]

 よじ登るのは、時間がかかるのか……。

[謎の猫X君が言っていた台詞と同じことを口にして
 ヤツらがどんな動きをするのかを、
 つぶさに観察した。
 綺麗な空をみたい、というセリフには>>3:85
 なんだか無性に目の奥が熱くなった。]

(64) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

みず……欲しい……

[ 何度目だろうか、小さなコンビニの裏手で
 座り込んだ私は思った。
 水も、食べ物もない。
 頼りのスマホもバッテリーが心許なくて。
 そもそもこんな状態でスマホの決済も
 使えるのかどうかわからなかった。

 きっと私は"あいつら"と変わらない目をしていた。
 そのまま横に積んであったコンテナに少しだけ
 身を預けると。

 ごとん。

 コンテナの影からコロコロとココアのボトルが
 転がり出た。
 恐らく廃棄予定だったのだろう。
 いくつかは袋が破られていたが、賞味期限切れの
 おにぎりも落ちていた。]

(65) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2020/10/24(Sat) 23時半頃


【人】 硯友社 みょんこ

余計、のど乾くじゃん───

[ へへへ、と笑い声が漏れているのに、涙が出る。
 ココアを拾い上げて飲み干すと、やっぱり甘くて
 喉に絡まって仕方なかった。
 乱暴におにぎりのパッケージを開けると、
 海苔が全部持っていかれてただの白いおにぎりに
 なってしまった。

 何もかも滑稽で、笑いが止まらない。
 早く飲み込まないと、またあいつらが来るのに。]

(66) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ そうして、何度も同じことを繰り返して、
 やっと自宅だった場所に帰り着けたのは
 4日目の夕方だった。]

(67) 2020/10/24(Sat) 23時半頃

猫の集会 クシャミは、メモを貼った。

2020/10/24(Sat) 23時半頃


硯友社 みょんこは、メモを貼った。

2020/10/25(Sun) 00時頃


【人】 硯友社 みょんこ

[ どうして家へ戻ってきたのか自分でもわからない。
 でも、もしかしたら──あの猫がいる気がした。

 マンションは、半焼というレベルだろうか。
 火の手の出ていた東側は真っ黒になっているが、
 私の部屋近辺は多少煤けているだけに見えた。]

う、わ。

[ エントランスに人気はない。
 プラスチックが焼けたような臭いがあたり一面
 充満していた。

 あまりの焦げ臭さに口元を手で覆いながら
 とぼとぼと階段を上る。
 あの時猫を連れて逃げ出せたのが奇跡かもしれない。]

(68) 2020/10/25(Sun) 00時頃

【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

    ガシャーーーン!!!!!

(69) 2020/10/25(Sun) 00時頃

宝石収集家 ビアンカは、メモを貼った。

2020/10/25(Sun) 00時頃


【人】 頭蓋骨と骨 ヘイタロウ

   『逃げろ!!!!』

[聞き慣れた宿屋のおじさんの、叫ぶ声が響く]

(70) 2020/10/25(Sun) 00時頃

【人】 百姓 ワット

[家の本棚から地図を引っ張り出し、
 健司たちの家からここにくるまでに
 通るかもしれないルートを書き込んで。

 9日目には、朝から玄関に張り紙をした。]

(71) 2020/10/25(Sun) 00時頃

【人】 硯友社 みょんこ

[ 家に帰ってこれたのも、運が良かったと思う。
 そう私は自分に言い聞かせる。

 日常を失っても体が無事で良かった。
 火事になっても家が焼け残っていて良かった。
 せめて猫を外に連れ出せて良かった。

 今までずっと、自分にかけてきた呪いの言葉を
 また自分に向けて唱える。]

(72) 2020/10/25(Sun) 00時頃

【人】 百姓 ワット


『健司へ
 お前たちを探しに行ってくる。
 夕方には一度戻るつもりだ。
 もし入れ違いにここについたら、
 家の鍵はポストにいれてある。
 番号はお前の誕生日だ。
 勝手にあがって待っていてくれ。』
 

(73) 2020/10/25(Sun) 00時頃

頭蓋骨と骨 ヘイタロウは、メモを貼った。

2020/10/25(Sun) 00時頃


【人】 百姓 ワット

[ゾンビは知能がない。
 SNSの情報をもとに、そんな内容をつづった。

 これなら鍵のあいた玄関から、
 ゾンビに勝手にあがりこまれる心配もないだろう。

 武器になりそうな鍬や鎌を積んで、
 もし健司たちが見つかれば、
 乗せてやらなきゃならんだろうと、
 仕事用の軽トラではなく、バンへと乗り込んだ。

 きっと、ここに向かっている途中の健司たちと
 どこかで会えると信じて。**]

(74) 2020/10/25(Sun) 00時頃

【人】 硯友社 みょんこ

ただいま。

[ 誰もいないはずの私の部屋。
 そろりとドアを開け、中に入る。
 電気のスイッチは反応しない。
 部屋中にもやはり焦げた臭いは充満していた。

 部屋の鍵を後ろ手に閉めようとした時、
 「みゃおん」と声がした気がした。]

──アーサー…──!!

[ 私は声を上げて部屋に入った。
 最後の最後で神様は]

(75) 2020/10/25(Sun) 00時頃

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