159 せかいのおわるひに。
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狼
墓
少
霊
全
ススムに1人が投票した。
モニカに4人が投票した。
モニカは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
自ら命を絶った者。
誰かの手に掛かった人。
誰かをその手に掛けた人。
世界が終わる、最期の一瞬まで、生きようと足掻く人。
時間の差はあれ、やがて、すべての人に平等に。
等しく終わりは訪れる。
あなたの最期は、納得のいくものでしたか?
あなたの終わりは、望んだ通りの幕切れでしたか――――?**
(#0) 2014/01/24(Fri) 00時頃
芙蓉は、ハロー○ティまんの材料を発注している。(一カ月前の平和な日々です)
blanc714 2014/01/24(Fri) 00時半頃
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―世界が終わる一カ月前・商店街の中華まん屋― [朝、出勤後。明日は試作に試作を繰り返した「ハロー○ティまん」の販売開始日だった。下拵えはしっかり済ませてはいるが、やはり慣れない商品を作るときは緊張するものだ]
……きっと上手くいくんだから!
[女は、自分を鼓舞すると生地を広げた。刻んだ林檎入りのカスタードクリームを中に入れて、形を整える]
やっぱり顔が難しいなぁ……。
[あの愛くるしい「ハロー○ティ」とは似ても似つかない顔になりつつも、必死に修正していったら、何とかそれなりのものに見えるようになった]
……私これ……あと何個作らなきゃいけないわけ……?
[女はうんざりして呟く。一応同僚も作ってくれてはいるものの、自慢する意図こそないが、女はこの店舗内では一番美味しい中華まんを作るのであった]
(0) blanc714 2014/01/24(Fri) 01時頃
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錠は、……なるほど、わからん。
seira 2014/01/24(Fri) 01時半頃
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― 校門 ―
[そのままベルトをかける。 そして弾く。語りもなしに、弾く。 音楽と言えるのか解らないけど、それでも弾く。
始めは静かなものだろう。 キャンプファイアーの横で座って聞くような。 マグカップを持って、語るような、そんな音。]
(1) 10347 2014/01/24(Fri) 01時半頃
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[そんな折にふと、叫んだ。 その後は時折叫ぶ。 言葉が言葉にならないほどに叫ぶ。
火の前で叫ぶことがこんなに楽しいことか。 今なら手でエレキギターも演奏できそうだ。 柔らかな旋律とどこか力の足りない咆哮が絡み合う。
どんなに使っていても自分の体には、まだエネルギーが残っていたようだ。というより次々に体力が充填されるような気分だった。
一生分使ってるのだろうか。 それでもいいやと、汗を弾いた。 守るものなんて、初めから無かった。]
(2) 10347 2014/01/24(Fri) 01時半頃
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[一度に蒸し器に入れられる数のハロー○ティまんは作った。加熱済の蒸し器にハロー○ティまんを入れ、蒸し始める]
カスタードクリーム入りの中華まんって、あんまり美味しくなさそう……って思ったけど、うちチョコまん出してるよね……。
[複雑そうに蒸し器を見つめている。来客があれば、誰かしら相手をするだろう]
(3) blanc714 2014/01/24(Fri) 02時頃
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芙蓉は、エルゴットに手を振った。
blanc714 2014/01/24(Fri) 02時半頃
吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
blanc714 2014/01/24(Fri) 09時頃
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ー 原稿用紙の向こう側 −
[もう誰も戻らない、読まれる事も続きを書かれる事の無い 原稿用紙が、その重さから机から床に落ちて舞い上がる。 その一枚に在りし日の出来事がただ淡々と書かれていた]
トレイル君? どうしたんだ?
[まだ20代だった男は公園で泣いている 近所の男の子を見つけて声を掛けた。 生まれた時から光を持たない少年は、よく虐められていた。 空が赤から紫、闇に変わろうとしても、彼は1人でいる事が多く。 杖を持たず、泣いている様子に心配になったのだ]
(4) pannda 2014/01/24(Fri) 21時頃
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杖無くしちゃったのか? お兄ちゃんが探してやるからちょっと待ってろ。 その間、これ飲んでていいぞ。
[子供が喜ぶものなんて判らない。 急いで自販機から炭酸飲料を買って、プルタブを開けて 少年の手に握らせる]
この杖でいいのか? 折れたりしてないから、ちゃんと使えるから安心だな。
[それからどれ位時間が掛かったか。 少年はジュースを飲んでいただろうか。 見付けて来た杖を缶ジュースと交換に握らせて、 少年に泥が付いているのを見つければ、濡れたハンカチで 拭ってやったりもしただろう]
(5) pannda 2014/01/24(Fri) 21時半頃
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1人で頑張ったんだね。 えらかった。 お兄ちゃんと一緒に帰ろうか。
[1人で耐えていただろう少年の頭を撫でて、 触れた手でそのまま少年の空いた小さな手を繋ぎ歩きだす。
そんな何でもない日常の一部が書かれた原稿用紙が一枚**]
(6) pannda 2014/01/24(Fri) 21時半頃
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― 世界が終わる一ヶ月前 ―
[――ごめんね、今日は検査があるから一緒には遊べないの。
そんなセリフを友人に向けて発したのがほんの、一時間くらい前のこと。 せっかく退院できたのにこう、病院通いが続くようでは、 あんまり、意味がない、気がしてならない]
あーあっ……みんな今頃ケーキ屋の新商品を食べに行ってるんだ。 なのにわたしったら……。
[大げさにため息をつく少女の近くを、病院の床掃除をしている男の人が通りかかる。>>3:+5 看護師から名を呼ばれるよりも、男の人が通り過ぎる方が早かった]
(7) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 00時半頃
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[検査は終わり、日の暮れかけた商店街を家の方へと歩く。
中華まんの店に立ち寄れば、リボンをつけた白い猫を模したキャラをかたどった新商品があるという]
これ、あとどれくらいでできますか……?
[なんだかんだで“新”の響きに弱い少女であった。 店員の女の人にそう問うたあと、ほんのりと、白い蒸気に包まれた蒸し器を、 じっと、眺め始めた]
(8) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 00時半頃
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ーー 一ヶ月前:帰り道で ーー いいんです
…フランクさんがくれたものですから
[声色から彼の思ったこと>>5:+44をなんとなく察しながらもその食べ方を変えることはない ぼそりと照れた様子で、そうではないということを分かってもらえるよう口にする。 決して気付かれないように、と。想いの欠片だけをのぞかせて]
誰かが一緒にいてくれれば、あたたかいですよ
[鈍感な返しにくすりと笑いながらほんの少し寂しさも覚える けれどこれでいい、このままでいいんだ。]
(9) Tael 2014/01/25(Sat) 00時半頃
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え、ええっ?
[相手の気持ちが分からないのはお互い様なのだろうか、デメテルはともかくどうして自分なんかを>>5:+47と驚く]
デ、デメテルだけのほうが素敵な小説になると思いますよー……
[フランクがしたいということを否定するのは嫌だとも、自分をモデルになんてすれば彼の書く話が汚れるような気もして 柔らかく否定しながらも声は弱かった]
(10) Tael 2014/01/25(Sat) 01時頃
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[なんとか形を整えると、一度に蒸し器に入れられるだけの数のハロー○ティまんができた。丁寧に蒸し器に入れていって蒸し始め、火加減は他の店員に頼んでカウンターへと向かった]
あら。
[>>8 キャサリンが女店員に仕上がり時刻を聞いているものの、女店員は販売専門で調理時間には疎く、答えに窮していて]
いらっしゃいませ。さっき蒸し始めたばかりだから、あと15分くらいはかかるかも……ごめんなさいね。……最近、体の調子はどうなの?
[助太刀に入って接客を代わり、答える。時々「入院した」と聞かされることがあって、キャサリンの体調のことは気になるようだ]
(11) blanc714 2014/01/25(Sat) 01時頃
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―一ヶ月前:コンビニの帰り道―
肉まん屋……確か、商店街に評判のお店があった、ような。
[確かクラスメートがそんな話をしていた気がする。私は食べたことがないから、あくまでも噂で聞いたというだけだけど。 というか、そもそも私は肉まんというものを食べたことがない。 なんて考えてたら、フランクさんに食べかけを差し出された]
え。
[味は気になる。だけど、やっぱりよその男の人の食べかけというのには抵抗がある程度には私だって年頃の女の子なわけで。 でも、せっかくの厚意を無下にするのも……と考えてたら、お兄ちゃんがなんだかとっても大事そうにちびちび食べてた]
お兄ちゃん、そんな大事に食べるなら、これも食べていいよ。 私はお兄ちゃんの買ってくれたチョコレートがあるもん。
[そう言って、お兄ちゃんに私のもらった分も差し出した]
(12) takicchi 2014/01/25(Sat) 01時頃
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− 1ヶ月前の話 −
[ちまちまと肉まんを食べる理由が、 自分があげたものだから>>9と言われると更に混乱する。 そんなに不自由しているのだろうかと、困惑するが、 隣のデメテルにそれをうかがわせるものは感じない。 自分が鈍感なだけだろうかと、首を傾げるが]
肉まん位ならまた分けてやるから来いよ。 齧り付いて食べるのが男だ。
[また食べようと約束して、ちょっと側に寄った]
確かに誰かといるとあったかいな。
[トレイルの言葉を体現する様にカイロ代わりにひっついて]
デメテルちゃんにくっつくわけにはいかないからな。
(13) pannda 2014/01/25(Sat) 01時頃
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え、お兄ちゃんと私がモデル?
[そんなやりとりをしていると、フランクさんが思わぬことを言った。 お兄ちゃんと私を、小説のモデルにしたいんだって。 別に、嫌じゃないけど、なんだか恥ずかしい。 というか、失礼だけど、面白い小説になるような気がしない]
私、つまんない子ですよ。勉強しかしてないし。 って、お兄ちゃん何言ってるの!
[私だけって。 恥ずかしさが倍増しちゃう。……じゃなくて]
そんなの、不可能だと思うな。 私の人生に、お兄ちゃんは必要不可欠だもん。
[お兄ちゃん抜きに、私のことを書くなんて、きっと不可能だ]
だから、お兄ちゃん。 私たちは一蓮托生だよ?
(14) takicchi 2014/01/25(Sat) 01時頃
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デメテルちゃんも素敵だけど、なんつーかな。 トレイルとデメテルちゃん2人でいるから お互いいい物語になる気がするんだよ。
[小説の話に、自身が出ると思っていなかったのか。 困惑するトレイルに、2人がいいと力説する。 いつもいつも引いてばかりのトレイルを輝かせるには どうすればいいか。 それを口にするつもりはないが、そっと耳に唇寄せて]
何したいか言ってみ? 小説の中なら何でも出来るぞ。
[叶わない夢でも、小説の中なら望めばと。 問うた言葉に返事はあっただろうか**]
(15) pannda 2014/01/25(Sat) 01時頃
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ん、ありがとう。デメテルは優しい子だね
[そんなの>>12悪いよ、そう断ろうとしてふと思い至る当たり前のこと いつまでも小さな女の子のままと思いがちだが、撫でる頭はあの頃より高く妹は年頃の少女へと成長しているのだ。 それについては触れないままただ口許を緩めて自分が貰った分を食べ終えた手で素直に受け取った]
い、いいんですか?……嬉しい。はい、その、……楽しみにしてます
[不意に結ばれた約束>>13にそれを落としそうになったりして。なんとかそれは防いだ後、はにかんだ]
〜〜〜〜?! ……あ、えっと、ごめんなさい。びっくりしちゃって
[まさか自分が言ったことをこの場で実行してくるとは思いもせず、思わず離れてしまった どうしよう、フランクは嫌な気持ちになっただろうか?おろおろとしながら謝罪の言葉を口にする]
あ、あったかいです…ね
[くっつかれるのが嫌だったわけじゃないのだと分かってもらえるように自分から距離を戻す もっと普通の反応が出来るように頑張ろう、この時誓ったのである。]
(16) Tael 2014/01/25(Sat) 02時頃
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そんなことないよ、君は僕の自慢の妹さ
[デメテルの口から勉強ばかり…とつまんない子だと>>14言わせてしまうことが悲しい 本当はこんな短い言葉で愛妹への想いは収まらないのだけど、抱えた負い目までは口に出したくない悟られたくはないのだ ただ彼女が解放される日が早く来ることを祈った。]
……
[そう、僕から解放される日を。 だからこそ続けられた言葉には何も言えなくなって]
ああ、勿論だよデメテル。何を今更ってぐらいだね
[嬉しさと複雑な気持ちが混ざり合うのを感じながら静かに笑う 許してくれるのなら傍にありたい、けれどそれは妹にとって幸せなのか? 彼女が大人になる頃には答えが出るだろうか。ただ今は素直に返しておいた]
(17) Tael 2014/01/25(Sat) 02時頃
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2人でいる、から……
[フランクの言葉>>15を小さく繰り返す 果たしてそうだろうか、迷いなくはやはり頷けないが綺麗な心のままに自分に接してくれるデメテルの声を聞いていればそうであればいいと思う そして耳元に落とされた声に少しどぎまぎしたせいだろうか、こんな胸のずっとずっと奥にしまっている本音をさらけだしてしまったのは]
……れ、恋愛
ごめんなさい今の無しで!
[すぐに後悔した**]
(18) Tael 2014/01/25(Sat) 02時半頃
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……なら、出来上がるまで待ってます。
[カウンターに立ってた店員に軽く頭を下げると、 他の客の邪魔にならないようにしつつ、芙蓉の方へと近付く。>>11
身体の調子を訊かれれば、 ありがたいような、検査待ち時の退屈さを思い出してちょっとやりきれないような。 そんな気持ちになって、笑みを浮かべたままうつむいてしまった]
(19) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 10時半頃
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[でもせっかくここに来たのだ、いつまでもそんな顔をしてはいられない。 顔を上げる]
もちろん良いですよ、こうして街を歩けているんですもの。 でも周りはうるさくってうるさくって……、寒くなってきたから風邪をひかないように気をつけろよぉー、って。
新商品、中身は何ですか?
[可愛い見た目に反し中は普通の肉まん、ということはあるまい……たぶん]
(20) Akatsuki-sm 2014/01/25(Sat) 10時半頃
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― 現在・校門 ―
[息をつけないくらい、自分では長いことやっていたつもりだ。タイムアップまで、その一つだけの思考になっている。
ふと、携帯を見てみる。 結局家族からの返信は返って来ていなかった。
喧嘩したわけじゃない。戻るつもりではあったのだ。 タイミングを失っただけで。次が無かっただけで。]
(21) 10347 2014/01/25(Sat) 11時半頃
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[数日前家を飛び出したのは、中学の同級生に呼ばれてのことだ。友達が助けを求めている、行かなくちゃ。そんな3流のドラマにもありそうな言葉で家を飛び出した。
合流した後、語り、宥め、落ち着かせ、一晩共にすごし、翌日自殺した。それだけのこと。行動に移した友達に、羨望の視線を送って。]
(22) 10347 2014/01/25(Sat) 11時半頃
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[音の切れ目から再開する。 静かな音なので、近くにいないと聞こえないかもしれない。
もう炎を少し近くで見ようと、校門の中に入っていく。 周囲に人の姿がいくつか見えるのかもしれない。 だが今は思考の外に追いやっている。]
(23) 10347 2014/01/25(Sat) 11時半頃
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そう? 立ってて辛くないかしら。席のほうへどうぞ?
[何故か持ち帰り専門ではない中華まん屋。しかし食べていく人はあまりいないので、席数は少ないものの、混むことも全く無い。キャサリン>>19>>20を滑らかに空席へと案内して]
そうよね、元気そうで何よりだわ。よく買いに来てくれているから、見かけない期間が長くなると、すごく心配になるのよ。
[優しく微笑んで言ってから、少し視線を落とし]
風邪……ね、今実は一人風邪で休んでる。食べ物関係のお店は特に健康管理大変なのよね……。私も気をつけてはいるんだけど。お互い、注意しましょうね。
[困ったように言いながらも、最後にはキャサリンに視線を合わせて笑った]
ん、新商品……ああ、「ハロー○ティまん」ね? 期間限定なんだけど、でも結構長く売る予定。中身は食べてのお楽しみ……と言いたいけど、そうだなぁ。カスタードクリーム、がヒント。
[実際には、カスタードクリームの中に刻んだ林檎も入っているが>>0。それこそ食べてからのお楽しみらしく、悪戯っぽく微笑んだ]
(24) blanc714 2014/01/25(Sat) 14時頃
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― せかいがおわる・カウントダウン ―
[騒ぎになっていないのは、まだ実感が沸かないからなのだろう。じっとしていれば、誰か何とかしてくれる、若しくは何かあるとするに暴れるような暴力的な風土ではないからなのかも知れない。それも、どれだけもつ事か。]
……あーあ。
(こういうのを見ると、実感したくなるね。)
[シャッターが半分閉まっているコンビニを覗く。こじ開けられたのか、閉めるのを諦めたのかは判らないが、誰も人は居ないようだった。
腰を曲げて這入り込み、漁られた後を思わしき店内を見回した。
食糧危機という事態ではないせいか、盗れるものを取っていっただけらしく、あちこちに残滓が散らばっている。足元に転がっているラムネ菓子の緑色の容器が目に付いた。
拾う。]
(25) Elizabeth 2014/01/25(Sat) 17時頃
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[コンビニで買う軽食類を食べることの出来るテーブルに向かい、転がっていた椅子を拾いなおしてそこに座った。
ラムネの容器を開けて中身を出し、懐からカッターナイフを取り出すと、その中の幾つかの菓子の端を印をつけるように削った。]
小道具にゃ、いいだロ。
[ちょっと口調を作ってみる。こんな感じでどうだろうか。 削ったラムネと、そのままのラムネを容器に戻し、カッター共々懐のポケットに仕舞った。 長く伸びたまま、後ろで縛っていた髪を纏めていたゴムを外し、両手でぐしゃりと乱す。鏡が無いのに気付き、軽く舌打ち。もう一度、やり直すように舌打ちをする。二度目の方がわざとらしい。]
……あァ。糞。
[テーブルの上に残ったラムネの削りカスを手で払うと、手に白い粉が付着する。舐める。微かな刺激と甘味が舌に残る。立ち上がった。]
(26) Elizabeth 2014/01/25(Sat) 17時頃
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……寒ぃ、ナ。
[シャッターを潜れば、人がいない街。 たった一人の舞台が広がっていた。]
(さあ、はじめよう。)
[最期の、夢を。僅かな、ひと時で。**]
(27) Elizabeth 2014/01/25(Sat) 17時頃
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エルゴットは、ススムに手を振った。
Elizabeth 2014/01/25(Sat) 17時頃
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お前達兄妹は何お互い遠慮してるんだか。
[トレイルもそうだが、 デメテルまで自分の事をつまらないと言い出した>>14 やれやれと、整える気の無い自分の髪をがしがしと 手で乱しながら苦笑する]
ほんと、よく似た兄妹だな。 お互い思いやる事が出来るって、それだけでも充分魅力だぞ。
もっと自信持てよ。
[そう言ってはみたものの、結局2人は互いを思いやる事と 自身に何処か負い目を感じる様な陰は 消えなかったのかもしれない]
(28) pannda 2014/01/25(Sat) 22時頃
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恋愛か。
[小説の中でやってみたいとトレイルが望んだのもの>>18 すぐに訂正した分、本音のように思えた。 トレイルの世界は狭い。 だからこそ拓けて欲しいと思う。
少し目を丸くして、顔を近付けた]
誰か好きな奴いるのか?
[彼はもしかしたら自ら知らぬ世界に足を踏み込もうと しているのかもしれない。 出来るなら背を押してやりたい、と彼の想いを知らぬまま]
(29) pannda 2014/01/25(Sat) 22時頃
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誰かを好きになるってすごい事だぞ。 自分以外を大切にするって大事な事だ。
トレイルはまだ若いからな。 きっとこれから色んな経験する。 デメテルちゃんも。
そうだな。
恋を知ったトレイルとデメテルちゃんも書いてみたいな。
[現実に恋を知った彼らがどう変わるのか判らないが。 自分の中で彼らがどう変わるのか、書いてみたい。 そんな想いを込めて]
(30) pannda 2014/01/25(Sat) 22時半頃
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小説とかそうじゃなくて。2人の物語を最後まで書いてみたいな。
[………辿り着けない物語を書こうと決めたその日の話**]
(31) pannda 2014/01/25(Sat) 22時半頃
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え、ええと
[近付く声>>29にどきりとする 恋しい本人にそんなことを問い掛けられどう返せばいいのか。フリーズした頭が再び動き始めたのは、その言葉>>30を聞いてのこと]
……ふふ
[相変わらずの鈍感さと昔から変わらない兄のような温かさにふ、と笑みが零れる]
そんなことを言ってもフランクさんには教えてあげませんから
[「誰か好きな奴いるのか?」先程は答えられなかったことを悪戯っぽく唇に人差し指を当てて返す それは半ば、いるということを肯定していた]
恥ずかしいですよ
[やはりそれ>>31に縦に首を降ることはないけれど、今は暗い影を見せず、ただ恥じらうだけだった
ーーそれはすごいことだと、大事なことだと彼は言う ならばこの気持ちを諦められるその時まで、大切に胸に抱えていても赦されるだろうか*]
(32) Tael 2014/01/26(Sun) 00時頃
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ーー 一時の救い ーー [その夜、デメテルが「うそつき」と吐き捨てて家を出て行った日 「全部お前のせいだ!」ヒステリックに喚く両親からの暴力にただじっと耐えていた。終われば痛む体を引き摺るように自室へと戻り、寝台に体を横たえる 20で人生の幕が降りてしまうのも、親からの愛情を最期まで感じられないまま死ぬであろうこともどうでもよかった 恐怖さえも無い、ただ悲しく思うのは大切な妹が自由に人生を謳歌することは出来なかった 少年の頃から密やかに慕い続けていた小説家が売れないまま終わる、その二つだけ]
フランクさん
[恋情の切なさの色を乗せたか細い呟きは未だ二人で喧嘩しているらしい両親には決して聞こえない 最期までこの想いは、誰にも知られないまませかいはおわる 疲労した精神と体はすぐに眠りに落ちていく、想っていたのはやはり彼のことだった だからだろうか、そんな夢を見たのは]
(33) Tael 2014/01/26(Sun) 00時半頃
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[最初に耳に届いたのは子供の笑い声、囲まれているように四方から聞こえるそれは逃げ場がないことを示す ぎゅっと体を丸めて、蹴られることに耐えていたまだ少年の自分は不意に笑い声の一人に杖を取り上げられて「返して!」泣きそうな声を上げる 嗚呼、これはあの時だ。虐められていた頃の、一番酷い思い出 立ち上がって伸ばした手は空を切るばかり、簡単に転ばされて痛みと恐怖と悔しさから涙が溢れる。 幼い彼らの心は悪意で満たされてはいない、自分達と違う存在で興味本意に遊んでいるだけ。それは無邪気に残酷だ 杖は遠くへ放り捨てられ、彼らは楽しそうに仲間と共に公園を去っていく 這うようにして探して、探して、泥だらけになってもそれは見つからず 膝を抱えて独り泣いていた。]
(34) Tael 2014/01/26(Sun) 01時頃
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― 世界が終わる前の中華まん屋>>24 ―
……ありがとうございます。
[さりげなくささやかな行為には素直に甘えることにして、空いた席へと腰を落ち着ける。
心配してくれる人がいるというのはいいなぁ、と、ひとしきりしみじみいていたけれど、 それも彼女のお仕事に関する話がちょっとだけ出てくるまでのこと]
ですよねぇ……、食中毒とか起こったら大変だし。
[頷く。いたって真剣そうに]
でも、そういう“大変さ”に……なんだろう、 あこがれるっていうとちょっと違う気はするんですけど……。 いいなぁ、とは思っているんです。
お仕事……頑張ってください。
[だけど最後には、目を輝かせて笑うのだった]
(35) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 01時頃
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[こんな病気になってから、周囲の働く大人たちは、 少女にとっては健康の象徴であり、密かに憧れる姿ともなっていた。
そして。 そんな憧れる姿を脳裏に思い浮かべようとする時、 真っ先に出てくるのは、担任の先生である錠の姿であった]
それ、ほとんど正解言ってませんかぁ……? まぁいいかな、食べてからのお楽しみ、ってことで。
[お宝の入った箱を前にわくわくしている人のような笑みを浮かべ、また厨房の方を見た]
(36) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 01時頃
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[「“君達”も色がある夢を見るの?」いつか誰かに問い掛けられたことがあった 色というものが何なのか分からない、こちらを理解していない質問にはそう苦笑いしながら返すしか無かったけれど 全てが暗闇なのか、そこには音以外何もないのか、と言われればそれは間違いだと思う。 だってこの夢はとてもとても、冷たいんだ。]
っ!……ふらんく、お兄ちゃ…ん?
[足音にまた戻ってきたのか、今度は何をされるのかとびくりと震えれば大粒の涙が閉じた瞼の下から落ちる けれど耳に届くのは甲高い声ではなく落ち着いた低音で>>4幼子はふっと体の力を抜いた]
うん……
[無くしたのかと聞いたその人は>>5今思えば本当はいじめられてのことだと分かっていたのだろう けれどその時はそれを口にしない優しさに気付かないまま、こくりと頷いて]
ごめんなさい
[探してくれるということにも、ジュースを握らされたことにも申し訳なくて同じ言葉を返すばかりだった ありがとうより先にそれが出てしまう癖は、残念ながら今も残ったまま]
(37) Tael 2014/01/26(Sun) 01時頃
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うーん。
[お兄ちゃんとフランクさんから、口々にかけられる否定の言葉。>>17>>28 別に全然謙遜とか、そういうつもりはなかったから、私は首を傾げる。 だって、私の生活は、学校に行って、塾に行って、家に帰って寝る。その繰り返し。 なんの事件も起こらない。山もないし谷もない。 そんな生活が、小説のモデルになるなんてとても思えない。 ……ああ、でも]
ちょっと興味があります。 どんな小説になるのかなって。
[私の人生が、小説になる。どんな小説だろう。 ほかの人の目から見た私。小説の中の私は、どんな人間だろう。 私は、ほかの人の目に、どんな風に映ってるんだろう。 それは、純粋に興味があった]
(38) takicchi 2014/01/26(Sun) 01時頃
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あー! 内緒話は、ずるい!
[お兄ちゃんとフランクさんが、こそこそ何か話してる。お兄ちゃんがうろたえてる。 ……ほら]
じぇらしーだなあ。
[二人には聞こえないように、呟く。 やっぱりお兄ちゃん、私には見せない、表情をしてる]
(39) takicchi 2014/01/26(Sun) 01時頃
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[そうして足音が遠のけば本当に飲んでいいのか、怒られないだろうかと少しだけ気にしつつもジュースに口をつける 柔らかい桃の香りと炭酸の無い甘い味は優しくて、渡してくれたその人のようだと思った]
あっ……!
う、うん。これ、ぼくの
[帰って来た彼に交換の形で杖を握らせてもらう すぐに自分のものだと分かり、ぱっと笑顔になった、それは彼には、あの日のフランクにはどう映ったのだろう]
ありがとう、お兄ちゃん!
[頭を撫で、繋いでくれた大きな手は温かくて>>6いつの間にか涙は止まりあの子達に言われた酷いこともされたいじめも忘れていて 苦手だった言葉をちゃんと言えて嬉しくなり、自分からぎゅっと握り返してみた 冷たい夢はいつの間にか温かさに包まれる。いつだって自分はフランクに与えられる温かさに助けられていたのだ 夢という形でも彼が助けてくれるなんて。覚めるまでの間、幸福でいられた*]
(40) Tael 2014/01/26(Sun) 01時半頃
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―結局名前が全然決まらない中華まん屋店内― [キャサリンが座ったのを見て>>35、安心したように微笑んだ]
そうなのよ、食中毒とか死活問題。ちゃんと「衛生状態しっかりしてますよ」って届け出は役所に出してるんだけどね? だから余計に、食中毒とか怖いな……。熱を通す食べ物だから、あまり考えなくてもいいのかもしれないんだけど。
[軽く腕を組んで悩むも、あこがれ云々と言われて首を傾げ]
あ……そっか、持病があったら……学校もお仕事も大変よね……。私は健康そのものだからなぁ。怪我すらしたことないの。
[と話していると、調理場から女の名を呼ぶ声が聞こえて]
はーい! もう時間? 今行く!
(41) blanc714 2014/01/26(Sun) 02時頃
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[調理場で蒸し器の様子を見る。開けてみると、蒸し上がったハロー○ティまんが並んでいた。が]
……いまいちかわいくない。
[イラストを立体化したときの常か、どうもイメージと違うハロー○ティ。だが、何も知らずに見ればそれなりに可愛いだろう。早速ひとつを皿に載せてキャサリンのところへ運び]
お待たせ致しました、ハロー○ティまんおひとつです。ごゆっくりどうぞ。
[営業スマイルで言ったあと、表情をリラックスさせて]
ほとんど正解ではあるんだけど……隠し味? みたいなのが、ね。
[楽しそうに微笑みながら、キャサリンを見守っている]
(42) blanc714 2014/01/26(Sun) 02時頃
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吹牛方士 芙蓉は、メモを貼った。
blanc714 2014/01/26(Sun) 17時半頃
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―少し前までの、当たり前の光景―
[六限目の授業が終わった。私は英語の教科書を閉じると、帰り支度を始める。……といっても、家に帰るわけじゃなくて、このまま塾に行くわけだけど。 クラスメートの何人かが、まだ教壇にいる先生に質問に行くのが見えた。このクラスの生徒は、割とまじめだと思う。 かばんを持って、教室を出ようとした時、クラスメートたちの会話が耳に入った]
「今日さー、キャサリンのお見舞い行かない?」
「あー、いいね。行こうか」
[話題になっているのは、病気で入退院を繰り返しているクラスメートだった。ちらりとずいぶん座られていない、彼女の席に目をやる。なんとなく]
「お見舞いどうするー?」
「そうだねー。まさか肉まんってわけにもいかないし」
「あはは。ほんとほんと。食べ物でもいいならそれで決まりなのに」
[肉まん? ……ああ、そういえば、商店街に人気のお店があるって、話を聞いたな。こないだフランクさんに教えたけど、行ったのかなあ。 そんなことを考えながら、教室を出た]
(43) takicchi 2014/01/26(Sun) 17時半頃
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[商店街を通り抜ける。噂になっていたお店の前は、今日もちょっと列ができていた。 評判の肉まん。気にならないわけじゃないんだけど、列に並んで買うような時間はなくて、結局買ったことがない。 並んで買おうと思うくらい、美味しいのかな。 チャイナドレス姿の店員さんの、元気な声を耳に入れながら、今日もやっぱり列には並ばずに、私は前を通り過ぎた]
…………。
[別に何も悪いことはしてないのに、楽器屋の前を通り過ぎる時は、つい息を殺してしまう。 楽器屋の中にも、やっぱり入ったことはない。いつも通り過ぎざま、ガラス越しにチラッと見るだけ。それも、見れる日と見れない日があって。 今日は見れるかな。ぴかぴかの、銀色のフルート。 そんなことを考えている私の横を、学生服を着た男の子が通り過ぎていく。 私には決して開けられないドアを、軽々と押して中に入っていった。 店の女性の店員さんが応対に出てくるのが見える。もしかしたら目が合うかもしれないことが嫌で、私は楽器屋から目をそらした。 自意識過剰だって、わかってるんだけど]
(44) takicchi 2014/01/26(Sun) 17時半頃
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[塾の帰り道。コンビニでチョコレートを買って、駅前のベンチに座るのがいつもの日課。 座る場所も大体決まってる。時々先客がいたりするけど。 別に、顔見知りになったりしないけど、帰宅時間がかぶるから、なんとなく見覚えのある人がいたりする。 今日はアーモンドチョコにした。箱を開けると、口元を隠してるマフラーをちょっと下げて、口に運ぶ。 甘くて、美味しい。寒さでこわばった顔の筋肉が、少し緩む気がする。 冬は寒いけど、なぜかチョコレートの種類がたくさん増えて、選ぶのが楽しくていい]
……?
[ふと、視線を感じた気がした。首を傾げてそっちを見たけど、特に私を見ている人がいるような感じはしない。 気のせいだったかな? そんなことを考えながら、口の中のアーモンドを噛み砕く。 一箱食べ終わると休憩はおしまい。立ち上がってバス乗り場に向かった。 ふと、思い出して携帯電話を取り出す。 電話をかける相手なんて、一人しかいない]
(45) takicchi 2014/01/26(Sun) 17時半頃
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……もしもし? お兄ちゃん?
[声を聞くだけで、どうしたって笑顔になってしまう。 弾んだ声になっていることを自覚しながら、私は電話の向こうのお兄ちゃんに思い出したことを伝えた]
フランクさんの新刊、今日発売日だったよね。 買って帰ろうか?
[お兄ちゃんはなんて返事しただろう。 また前みたいに音読してあげよう。 そんなことを考えている私は、とても寒いはずなのに、心の中はぽかぽかと暖かかった**]
(46) takicchi 2014/01/26(Sun) 17時半頃
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― 現在・タイムリミット近く ―
[時間も大分過ぎた。めーちゃんの公演は近いだろう。まだ学校に火はついている。祭りが終わったとしても片付けはない。こんなとき大人なら酒でも飲んでるだろ、と呟く。
モニカさん以外にも人影はあったのがわかった。
同じように学校にて最期を迎えたい人だろうか。またはもう死んでいるのかもしれない。
自らは確認しない。]
(47) 10347 2014/01/26(Sun) 18時頃
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[火の近くという悪条件も重なり、声はとう渇れていた。疲れに座り普段の練習曲をゆっくり弾く。
ふと、1ヶ月くらい前のことを思い出したりした。
めーちゃんのワンマンライブが企画されていない頃の話。
モニカさんの店に行ったり、商店街で変わり種の中華まんを食べたり。
バンド組み始めた連中に引きずられギターサウンドがハードロックに流れかけたり。部室から音が漏れすぎて怒られたり。
そんな、日常。 遥か遠い昔のこと。]
(48) 10347 2014/01/26(Sun) 18時頃
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最後ばアレだ。 ごもりうだだ。 びんばぼやすび、また会いましょう。
[枯れきったラストナンバーの紹介。レクイエムではなく子守唄。
僕を呼び先に死んだあの子。両親。友人たち。学校。画面の中のヒーローと子役。
あの店の店員さんたち。盲目の青年と保護者とおぼしき男性。ジョーさん。芙蓉さん。そこの人影。
モニカさん。 そして自分に。]**
(49) 10347 2014/01/26(Sun) 18時半頃
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―廃墟同然の「蒸し饅頭 甘心」・終わりの刻― [結局、この日は「さくらまん」>>3:52を作っただけだった。妙な疲労感があり、目眩がして倒れたりしたけれど。結局、命は落とさずにいた]
最後の最後に作れるのは、何かな……。
[ぎりぎりで差し入れられた、モニカからの小麦粉>>3:24と進からのツナ缶と&コーン缶>>4:21。小麦粉は他の店員が既に皮を作って使ってしまっていた]
ツナとコーン……ツナとコーンかぁ。そうだなぁ……中華まんと思わないで、蒸しパンって思ったらいい線いくかも。
[いつも通りの日々を過ごそうとする店員たちが集う調理場で、仕上がった生地の品質を確かめた]
(50) blanc714 2014/01/26(Sun) 19時頃
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いい皮じゃない。……こんな土壇場で。
[新入りの店員が作った生地を苦笑混じりに褒めて、ツナ缶とコーン缶を開けた。コーン缶のスープはボウルに開けてとっておき、とりあえず別のボウルでツナをほぐし始めた]
つぶつぶ感じなくなるまで練って、卵焼きに入れると美味しいのよね。今回は、卵無いけど……。
[ツナを練りに練ってペースト状にすると、コーンとそのスープ少量を混ぜ込んだ]
見た目はあんまり良くないなぁ……。
[複雑そうな表情でツナペーストとコーンを混ぜ、中華まんの皮で包んでいく]
(51) blanc714 2014/01/26(Sun) 19時半頃
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[仕上がったのは、ちょうど従業員全員分の数。蒸し器に謎の中華まんを並べて、蒸し始めた]
……この世界も、もうすぐ終わるのね……。
[生まれてからのこと、様々な出会いと別れ、そして0この商店街での生活を女は思い返した。それはおそらく他の従業員たちも同じ]
全然実感湧かないね。明日も普通に来そう……。
[いま一つ現実感の無い状態で皆と話しながら、中華まんが蒸し上がるのを待つ。最後の中華まんが完成して、皆でそれを味わう頃には、この世界は、きっと。]
―NEVER END―
(52) blanc714 2014/01/26(Sun) 19時半頃
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フランクは、トレイルにむぎゅうした。
pannda 2014/01/26(Sun) 21時頃
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― 世界が終わる一ヶ月前の「蒸し饅頭 甘心」―
[芙蓉の話を聞きながら少女は年相応の表情を一時、見せた。>>41 教室で授業を聞いている時のようなそれ]
……怪我も病気もせずに過ごせるのは、ありがたいことなんですよ。
[名を呼ばれ厨房へと向かう芙蓉の背に向けて、 ぽつり、と思いの断片をこぼす。 健康極まりないうえに身体のあちこちはバランスよく出てるところが出ていて。 ――ちょっとうらやましいなんてそんな]
(53) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 22時頃
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……可愛い! これかわいいです!
[やがて、お皿に載せられ運ばれてきた、 リボンをつけた白い猫のキャラまんを見て歓声を上げる。>>42 普通の中華まんはだいたい半分に割って食べるのが常なのだが、 これはもう、割れそうにない。可愛くて]
隠し味……? …………あっ、
[しかたないので右側面から一思いに真ん中目指して食べ進むことにした。もぐもぐ。 カスタードのとろーりとした食感がすぐに口の中に広がってくる。 ほどなくしてそれだけではないことに気付き、小さく声をあげた。 一言で言うとシャキシャキしている]
ふたつくらいの食感がハモってて、とっても……美味しい、です。 なんだろう、リンゴとか入ってそうだと思ったんだけど……どう、かなぁ。
(54) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 22時半頃
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[顔の半分欠けたキャラまんをしっかり持ちつつ、 芙蓉を見上げて笑顔で告げる]
もう一つください、同じの。 あと、いつものチョコまんも。
[ああ、ケーキ屋の新商品だって、これには敵うまい**]
(55) Akatsuki-sm 2014/01/26(Sun) 22時半頃
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ーー 今は無き日常の欠片 ーー [片手に文庫本二冊を抱え、あの人の自宅の前をうろうろとする デメテルに音読してもらったそれらの感想を、というのを口実に会いに来たのだけれど ……インターフォンを押す勇気が中々出なくて不審な行動を取るばかり]
……うー
[小さい頃はそんなことは無かったのに、思春期になって恋を自覚してからはたまに自然に接することが難しくなるようになった 変な奴だと思われてなければいいな、大丈夫かな結構鈍感だから……ああそれよりもいい加減に押さなければ
そう壁に触れた指先が、それを探り当てて 爆弾のスイッチでも押すように恐々とーー]
こ、こんにちは……!
[うわつく気持ちを抑え、まずはそう一言*]
(56) Tael 2014/01/26(Sun) 22時半頃
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書かなきゃ…………。
[空に融けた声]
(57) pannda 2014/01/26(Sun) 22時半頃
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− ある日の日常 −
[何度頭を掻いても文字が出てくるわけではない。 真っ白な画面の前で悩み続いて数日経った]
だぁぁぁぁあ。 気分転換気分転換。
[数日前にもやった気がするコンビニへの逃避を 図ろうと立ち上がる。 身も心も満足していないとこの物語はきっと書けない。 泣いてばかりいた盲目の少年と、少年に寄り添う 心優しい妹の幸せを。 偽物でもいいから書いてやりたい。 希望となるように。
甘い考えだと思っていても、挑戦せずにはいられなかった]
(58) pannda 2014/01/26(Sun) 23時頃
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幸せになって欲しいよな。
[子供の時は会う時はいつも泣いていた少年の幸せを願いながら、 廊下に出ると呼び鈴がなった。 編集が訪ねてくるとは思わないが、と不安になりながら扉へと向かい、その不安が希望に変わるのは数歩先の事*]
(59) pannda 2014/01/26(Sun) 23時頃
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―まだ平和だったあの日(一カ月前)― そうね、健康って最高の宝物。でも、皆気付かないの。
[キャサリンの言葉>>53に苦笑を浮かべながらも、小さく頷いて]
本当? 可愛い?
[いまいち自信の無かった白猫キャラ。キャサリン>>54が褒めてくれると嬉しそうにして、他の店員を振り返ると、皆も安心したようだった。キャサリンの感想を聞いて目を丸くし>>54]
さっすが……。まさしく林檎を入れてあるの、ゼリーに入ってるのと同じような感じでわかりにくいと思ったんだけどなぁ……。
……あ、はーい、いつもありがとう! すぐに持ってくるね。
[追加注文>>55には実に嬉しそうにし、ものの数分で中華まんふたつを持ってくるのだった*]
(60) blanc714 2014/01/26(Sun) 23時半頃
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[進がギターを弾く。 技術は拙くとも、素直な少年らしい音だ。
音楽に触れながらさいごを迎える。 なんて素晴らしいことなのだろう。
叶うなら、それが自分が作った楽器ならば良かった。]
(61) okomekome 2014/01/26(Sun) 23時半頃
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最後に、見たかったな。 虹。
[虹は天に架かる橋。 天国へと誘う橋。
彼女が、追いかけていたもの。]
さよなら、アイリス。 私は、そっちにいけない。
[彼女を、殺したから。 家族を。 姉妹を。
大事な、片割れを。]
(62) okomekome 2014/01/26(Sun) 23時半頃
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― はじまりとおしまい ―
[芙蓉の店でキャラまんとかを買った翌日、少女は日直だった。
職員室にいる錠のもとにノートを持っていき、 暇そうに見えたので他愛ない話に付き合わせてしまった。 机の上には紅茶のカップがひとつ、あって、 今淹れられたばかりと言いたげに湯気を立てていた。
去り際、何かを言いたげに、錠のことを数秒、 じっと見つめたのは覚えている]
…………。
[どこかの教室(あるいは部室?)から、 ギターのメロディが聞こえてくるほどの、静寂]
(63) Akatsuki-sm 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[―――今、燃え上がる校舎を見上げて、あの時のことを思い出したのは、 何故かギターのメロディが聞こえてくるからに他ならない。
これは現実だ。 校庭の方にギターを弾く人影が見えたのだから。
あの時のように錠が近くにいて。 あの時とはまた違う音だけど、誰かがギターを弾いていて。 あの時言えなかった言葉を告げるにはもってこいだと、そう思った。
だけどまだ少女はそれをしない。 くるり、と曲のテンポに合わせるように回って、 空へと左の手を差し伸べる。 右の手が誰かを招くように持ち上がるまで、あと数秒]
(64) Akatsuki-sm 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[空を見上げる。
この気持ちは、なんて表現したら良いんだろうか。
怖い。悔しい。寂しい。
目から、そんな気持ちが。感情が溢れてくる。
滲んだ視界。 その目に映ったのは。 せかいの、おわり。**]
(65) okomekome 2014/01/27(Mon) 00時頃
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………ずっと、一緒だよ。 最期まで。
[おしまいまで好きになった人たちと一緒に過ごせるなら。 やっぱりこの世界は少女にとって理想的だった。
でも、願わくは。 もっとたくさん一緒にいたかったなぁ、なんて**]
(66) Akatsuki-sm 2014/01/27(Mon) 00時頃
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― そら ―
[歩く、歩く。 此処を歩き、其処を歩く。
地に着いた足からは、見上げた空の感触を知ることはできない。 仰ぎ見る世界は、手を伸ばせども掴むことはできない。
ただ見ているだけ。
飛び跳ねたところで届くこともなく、 駆け出しても近寄ることはない。
しゃがんでも、蹲っても変わらない。 歩くことに意味はない。
それでも僕は歩く。世界を歩く。 この世界は、どこまでも空から遠く、 歩き続ける僕が、空に近づくことはない。]
(67) Elizabeth 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[初めてを数える。 初めての、家族の死。 初めての、友達。 初めての、私の終わり。
そして、初めての、世界の終わり**]
(68) takicchi 2014/01/27(Mon) 00時頃
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[ただ歩いた。それだけが、僕だったから。**]
(69) Elizabeth 2014/01/27(Mon) 00時頃
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芙蓉は、みんなに愛をこめてばいばいした。
blanc714 2014/01/27(Mon) 00時頃
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