147 書架の鳥籠
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……そに
嘘にして、オズ……。
[私は顔をぐしゃぐしゃに歪ませながら、彼の目を見ました。]
記憶が偽物なんて、嘘と……
だ、だって、私たちしか知らないことでしょう……!? じゃあ、本当のことだったのよ!全部!本当のことにしてしまえばいいの!! 手をつないで、一緒にここまで来たのよ!
……、……。
[無茶なことを乞い願いました。 彼は探偵、真実を求める人に嘘を願うなんて、私は愚か者です。]
(38) es 2013/10/10(Thu) 20時半頃
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[オズワルドが私の涙を拭ってくれました。 ほのかな温かさ、これを偽りと誰が言えましょう。 彼の困った顔がようやく見えます。 私は彼の瞳を見つめながら、ただただ首を横に振り続けました。 きっと、今、お互いに似たような表情です。]
(45) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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[私の頬から離れた彼の手を、視線で追いかけました。 彼の胸元に何が宿っているのでしょう。]
大切なもの……?
[私が一体、彼に何を差し出せたのでしょうか。 答えを求めるように表情を見ようとすれば、そこには見慣れた自信たっぷりの表情。
私の一番好きな……。]
(46) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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[ウィンクを受けて、私はやっぱり首を傾げました。 探偵さんは、真実を見通す目を持っていますから、私の知らないことも知っているのでしょう。
ぼう、とほうけていると、握った手に力がこめられます。]
消えてない、記憶……。
[言葉を繰り返してみました。]
……呪いを解く、きっかけ……。
[私はうつむいて、下唇を噛みました。 私の呪いは解けたのでしょうか。
……魔女の呪いと、両親は私に言い聞かせ続けました。 忘れなさいすべてを魔女のせいにして、と。 だから記憶から逃げました。
でも本当は、ずっと忘れていませんでした。 もう、逃げることも……ないでしょう。]
(47) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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[続いた言葉に慌てて顔を挙げ、無意識に繋いだ両手に力を込めました。きっと彼に逃げられてしまわないように、です。]
嫌いなんて! 嫌いなんて言わない、嫌ったりなんかしない!!
[それだけは分かってほしくて、体を揺らして必死に訴えます。
つ、と彼の視線がそれて、何かをとらえました。 「何か」……もやもやとして、よく分からないけど……
それが何なのかなんて、分からないはずありませんから。 私も、……シメオンの変わり果てた姿を見つめました。]
(48) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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[その影は私を指差し、まるで私を避けるように一歩の間をあけました。
……本当に勝手なことだとは分かっているのですが、 私はシメオンに対し、ふつりと怒りがわいてきました。]
(49) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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[私は片手をオズワルドの手から離しました。
口をふさがれたことを思い出せば、まだ身は小さく震えます。 でも、オズワルドが手をつないでいてくれていますから。
だから、空いた手をシメオンへ伸ばします。]
(50) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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シメオン、
[私の手を取ってください。]
(54) es 2013/10/10(Thu) 23時頃
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[>>55 刹那、私の思考は止まりましたが、口をきゅっと引き結んでから言いました。]
逃げた私が、いけなかったの。
[私に逃げない力があったなら、オズワルドの後をついていく力があったなら、彼に「見殺し」という言葉を吐かせることもなかったかもしれません。 だけど私は逃げました。 そして今、このような結末を迎えています。]
オズも私も……もう死んじゃったもの。 ……だからいい。こうして会えたから、いい。
[もう、事実から逃げたりしません。]
(68) es 2013/10/11(Fri) 00時半頃
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[私の中の記憶と、彼の中の記憶。 2人のそれが重なれば、1人のものより重さが増すでしょう。
片方が忘れても、干渉しあって思い出しあうことが出来るなら、その記憶は何よりのものです。 信じた夢は、いくらだって本当のものになると。]
私、オズに会えて良かった……。 宝物って言ってくれて、ありがとう。
[オズワルドが笑えば、彼のおひげも揺れます。 ふふ。
大好きよ。]
(69) es 2013/10/11(Fri) 00時半頃
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[私もきっと、微笑みを浮かべていることでしょう。]
(70) es 2013/10/11(Fri) 01時頃
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[オズワルドの手を握りながら、シメオンの手に触れます。 すると、彼の黒さに引きずられるように、私の指先も黒く染まり始めました。]
!
[私は驚きましたが、染まったことよりも、突然シメオンに手をはじかれたことと、オズワルドがつないだ手に力を込めたことに驚きました。]
(86) es 2013/10/11(Fri) 21時半頃
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ど、どうして? ……私、黒くなったって構いやしないのに!
[私は再度シメオンに手を伸ばします。]
(87) es 2013/10/11(Fri) 21時半頃
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[シメオンは私と似ているんだって言いました。 その時、私は否定しましたが……
私は自分のことばかり考えていました。 何も分かろうとせず、ただこわいこわいと逃げたのです。 なんて身勝手だったのでしょう。
だから、どうしてシメオンだけがこんなに黒くなってしまったのか。 まるで彼だけが責められているようなありさまに、 そして受け入れようとしている彼に対し、 私は怒りを感じたのです。]
(88) es 2013/10/11(Fri) 22時頃
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わ、私は……汚いの、シメオン。 でも、汚くてもいいって、思えたの。
あなたは、汚い私のこと、嫌い?
[強引にシメオンの手を握りました。 私だって彼と似ていて、身勝手な子どもですから。
影で染まる私の体。 それがどうしたというのでしょう。 これは私の内側の色。 私の影なのですから!]
(89) es 2013/10/11(Fri) 22時頃
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私にも影はあるわ! だって、天使なんかじゃない!
でも、悪魔でもないわ! 私は私だもの!
だから、天国でも地獄でもないところに行くの! ……虹の向こう!
そう、虹の向こう、遠いとこに行くの!
(90) es 2013/10/11(Fri) 22時頃
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あなただって行けるわ、シメオン!
(91) es 2013/10/11(Fri) 22時頃
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[シメオンは私の手を、再度離しました。 そして途切れ途切れの声で、私の名前をレの音を抜いて呼び、 拒絶を伝えてきたのです。]
(116) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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っなんで!なん……
――! んー、んー!!
[私はオズワルドに引き寄せられ、口をふさがれました。 それが悔しくて悔しくて、私の視界は再びぼやけました。 けれど、オズワルドもシメオンも、何かを理解しあっているようです。 私には分からない、何かを。
耳にざらつく音をまとったシメオンは、それでも先ほどの雰囲気よりも、ずっと穏やかで。 まるで、笑っているみたい。 私の知っている、あの笑顔。]
(117) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[まだ行けない。
曇天の合間にのぞく光のような言葉は、まっすぐ。]
(118) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[だけど、やっぱり私は悔しくて悔しくて。 涙をぼろぼろ流しながら、オズワルドとつないだ手に力を込めました。]
(119) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[でも、シメオンが決心したのなら。 オズワルドも、応援すると言っているなら。 大丈夫なのでしょう。
……大丈夫って、何が大丈夫なのかしら?]
(120) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[……私が彼らを信じているから、大丈夫だと思えるのです。]
(121) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[オズワルドの手から私のわがままな口が解放されます。 そしてオズワルドがあのポーズを取るのを傍らで見上げた後、左右対称になるようにポーズをまねてみました。 今度こそ、上手く出来ているといいのですが。]
また、ね。
(122) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[鎖でつながれたその姿は、見ていて胸が苦しくなります。 だけど、せめて精一杯の笑顔を浮かべて、やがて元の色を取り戻したシメオンに言いました。]
好きよ、シメオン。私のもう1人。
[さようなら。]
(123) es 2013/10/12(Sat) 00時半頃
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[とん、と肩を叩かれるような音に、私は振り向きました。 私の足下に、2冊の本が転がっています。
水の精の物語と、もう1冊は見たことの無い……
いえ、誰よりも知っています。 暗い森の木の葉の音が聞こえてきそうな装丁なので。 本の題名は、言わずもがなでしょう。 そういえば、私の名前は「喜び」の意を持つと両親に聞いたことがあります。 あの時は、なんて似合わない名なのだと肩を落としたものでしたが。]
(128) es 2013/10/12(Sat) 01時頃
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[オズワルドの手を離してしゃがみこんだ私は、私の本を開きました。 すると、本はたちまち青い鳥になって、どこかに飛んで行ってしまいました。
まるで、鳥籠から出て、自由に青空を目指すかのように。
魔女の呪いを解かずじまいに死んだ私ですが、どうか私の両親が嘆きませんように。 だって、私は今、とても喜ばしい思いでいっぱいなのですから。]
(130) es 2013/10/12(Sat) 01時頃
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[私は水の精の物語をそっと撫でてから立ち上がると、オズワルドの正面から彼の腰に両手を回して力いっぱい抱きつきました。 彼のお腹に顔を埋めて、それから彼のおひげを見上げて、
言葉にできないこの思いが、せめて笑顔で伝わりますように。]
(131) es 2013/10/12(Sat) 01時頃
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[もう私は、聖歌を歌って祈ることはしません。
そうではなくて、……そう、おとぎ話のような、子どもの思いつきのような歌を歌いながら行くの。
どこにだって行けるのだから。]
(132) es 2013/10/12(Sat) 01時頃
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[片手でポケットの中の宝石を取り出し、放り投げました。
虹の光をきらきら反射させながら、 空高く吸い込まれていくわ……。
虹の後を追い、その向こうへ*]
(146) es 2013/10/12(Sat) 01時半頃
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