285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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[ ・・・逆に、自分の首に迫るネタの流出もあり得るので
防衛行動としても重要だ。
尤も、どちらも頻度は少ない。 時間あたりの効率という意味では、 あまり良好とはいえないだろう。
そのような背景もあり、Aの表情は覇気がない。 ・・・政府からの、外出を控えるようにとの注意喚起も オフィスからほとんど出ないAには 重要視されるわけもなく。
そもそも。 仮に、Aが危機感を持ったとて。
どうにもならない事であるが故。
結末の変わらない分岐は、その実分岐ではないから。 ―――とても岐路と呼べるものではないだろう。]
(126) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[ では、Aにとっての「岐路」はどこなのか。 言うまでもない。この後。
・・・今からかかってくる電話に 他ならないわけである。]
(127) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[ インターネットをしていると、電話が鳴る。]
・・・今日は盛況だな。 この世がろくでもない証拠だろう。 需要がなくならない限り ―――つまりは、きっちり世直しをしなくちゃ 俺に休みはこない、というわけだ。
もしもし。ご用命でしょうか?
[視線をモニターに向けたまま電話を取る。 ネットでの情報収集にはやはり手ごたえを感じない。 どのような依頼であれ、そちらに手をかける方が幾分は有益だろうと 打算的に思考して、柔らかな声色を出す。]
”もしもし。単刀直入に用件を言おう。 殺してほしい人間がいる―――。”
(128) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[ 相手の声は加工されていた。 ・・・随分と用意の良い相手だ。]
―――それで、どなたを?
[こちらも手早く話を済ませよう、と 気を回す。
”相手の名前は――――。 可能な限り速やかに 最低でも一月以内に頼みたい。”
名前を聞いて。 ああ、遂に来たか、と。
思ったより早かったな、と。
ただ、そう思う自分に 何度目かの失望を感じていた。]
(129) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[ ―――結論から言おう。Aは依頼を受けた。 殺害依頼。文字通り、掛け値なしの殺害依頼である。
尤も、そんなものはAには最早日常 常日頃にある茶飯事だ。
であるならば。問題はその「相手」に他ならず。]
久しぶりだね―――本名で呼ばれたのは。
[ Aに舞い込んだ依頼は『Aの殺害依頼』だった。]
(130) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[どこの誰かは知らないが。
こちらの素性を把握していない 相手であることは明白だ。 ・・・本人に殺害を依頼する馬鹿はいないだろう。
―――まぁ、そんなことは最早どうでもいい事。 Aは深く息を吐く。 傍目には、酷く落ち込んだような 仕草に見えるほどに。
その胸中は、冷静を通り越した ―――義務感。虚無である。
そのまま、おおよそためらいの無い動作で Aはデスクの引き出しを開けた。 中身はカプセルだ。 当然、いや勿論。
自決用の毒薬である。 ]
(131) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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Aは決めていた。
自分の正体を見破る誰かが現れたら、自決すると。
そうなったらは生きている意味がない とAは思っていたから。
―――生まれながらに与えられた万能な能力は Aから「過程」を奪い去る。 何かを習得するための過程。 何かを体得するための過程。
それには意味がある。どうせ物事には 限界があって、人間は誰しも似たような 結果を出すのだから
個人を示す要素は、その過程。 その道程と―――-そこで出会った「余分」にある。
(132) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[Aはそう考えた。 ・・・故に。
「A」の正体を暴く人間――― Aという結果を越えられてしまったのならば。 自分には結果さえもない。]
しかしなぁ。こういうのじゃないだろ、 想像してたのは。 ラッキーパンチでオダブツか。 笑うしかないね。
[――――ハハハ、と笑って。 Aは服毒、毒死した。]*
(134) 2018/10/08(Mon) 22時半頃
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[一般的に。 あまり読み手に好まれない展開 という物は存外多い。
…もっとも、それは書き手次第だろう。 使い古された展開。 流行って急激に増えた展開。
それらは、出来の悪い後発の駄作によって 生まれてしまった「汚名」であり。 筋書きに罪はない。
―――ということは。]
(195) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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・・・おいおい、目が覚めちゃまずいだろ。
[ 死んだ人間が生き返る、というこの事態も。 Aに―――私に魅力があれば。 退屈になったのなら、それは私の――――。
失礼。
蘇生のショックだろうか。 Aにはどうにも 自分の身体が自分の物でないような―――。 そんな感覚があるようだ。]
(196) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[ まず、首を上げられた自分に驚くところから Aは活動を再開した。
薬を間違えたか―――? 馬鹿な。他に薬物の類はこの部屋にはない。
経年劣化―――? ありえない。 いつ来るともしれない機会を見越して準備した毒だ。 そんなものはミスですらない。
作為的な「妨害」の領域。 無論、そんな可能性は絶無だ。 つまり―――-。
飲んだけど死ななかったのか・・・。
―――死んだけど生き返った、ってか。]
(197) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[ ・・・馬鹿げてる。馬鹿げている、が。
状況は「蘇生」だと告げている。 結論は「死亡」を否定している。
矛盾。つまりは。
―――-どちらかが 間違っている事実は揺るがない―――!]
(198) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[ 久方ぶりに。いや。あるいはもしかしたら始めて
Aは、狼狽している。
起こり得ない結果。有り得ない出来事に。 もう自分の脳は信用できない。 目を閉じて思案する事で、見える結論は否定される。
とにかく―――とにかく、なんでもいい 誰か手がかりを―――!]
(199) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[焦燥。いや―――最早、それは恐怖に他ならず。 気がつくと。Aはかけ出していた。
見慣れた光景の全てを、 始めてみる暗号のように 凝視しながら。
なにか。なにかないのか。 なにかなにかなにか なにかなにかなにかなにか――――――!
知らなかった。知らなかった!!
未知が、こんなに怖いなんて!
崩れ落ちそうになって、ようやく。 Aは空を見た。]
(200) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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[夕刻。 いや、夕暮れに見える赤色―――。
馬鹿な。 ―――まだ、午前中だったはずなのに・・・?
そしてようやく。
Aは、この場を離れ 街を散策するべきであると悟ったのである。]*
(201) 2018/10/09(Tue) 01時頃
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Aは、飴ほしい人いる?
2018/10/09(Tue) 01時頃
Aは、レオナルドに話の続きを促した。
2018/10/09(Tue) 01時半頃
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[息が切れるまで走って、周囲を散策したが。 Aは何も見つける事が出来なかった。
・・・もっとも、Aにはそれほど体力はない。 本人とて、それは重々承知である。]
いくら遺伝子を改造し才覚を備えようと 肉体は鍛え続けなければ性能を維持できない。
時間は有限だ。 才能という上限を引き上げることはできても その全てを発揮する時間など 一人の人生では用立てられない。
結局は、殺してしまう力の方が多いのだ、と Aはもう何年も前に気づいている。
・・・両親を愚かだと蔑む理由の一つである。
事今においては、本当にどうでもいい話だ。
(278) 2018/10/09(Tue) 22時半頃
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何も見つからない、か。 いや―――何も見つからないと言う事を見つけた と言うべきだな、これは。
[未だに動揺してはいたが 頭を回す事を放棄することはなかったAは 街が静かすぎることに気付いた。
いくらなんでも 道にも周辺の建物にも一切人気を感じないのは 異常だ。偶然や自然に起こる 状態でないのは明らかである。
現実的に考えれば、集団で避難でもしたか? だとしたら―――住人は何から逃げたと言うのか?
少なくとも、Aには「ソレ」に心当たりはなく。 街には、ソレらしい脅威も見当たらない]
(279) 2018/10/09(Tue) 22時半頃
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――――。
[口だけでなく、精神にまで及び沈黙。 静か、と表現するには、あまりにも無音すぎた。
・・・もう少し人気の多い所に行こう。 マネキン通りならどうだ?
もしも―――あそこも、この有様なら。
周辺には誰もいない、と結論付けるしかない。
・・・選択、と呼ぶには薄弱な意志で。
Aはマネキン通りへと向かった。
人影が見えたなら、足早にそこに近づくだろう。]*
(280) 2018/10/09(Tue) 22時半頃
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[乱れた呼吸を整える為に、 Aの歩みは遅かった。
やはり―――-ここもだ。人気が無い。 マネキン通りは閑散としている。 そんな表現が生ぬるいほどに、景観に生気が無い。
テレビドラマのセットのような。 出来に悪い映画の街のような。
不気味な静寂に、Aは頭を抱えたくなった。
・・・なんとか、実際に抱えずに済んだ自分を、Aは珍しく好んだ。
精神の摩耗は回復が難しい。 休めば良い肉体と違って、回復手段さえ見つけられない事もある。 意識しても無駄かもしれないが―――メンタルの消耗は避けたかった。]
(294) 2018/10/09(Tue) 23時頃
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[そんな折。
崩れまい、とした気力が呼びこんだのかも知れない。
>>287
”Aさん!Aさんじゃないっすか!? どうしたんすか!?もしかしてAさんも異世界に?”
駆け寄ってくる人影を見て Aは胸をなでおろした。]
レン?お前こんな所でなにを―――まて、異世界?異世界とはどういうことだ??
[果たして自分はどんな顔をしているだろう。 …狼狽している事を、レンに悟られてしまったかもしれない。]
(295) 2018/10/09(Tue) 23時頃
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>>289
―――。 [視界の端。 レンを見つめる女性の姿に Aはわずかに意識を向けた。 ・・・レンを追う素振りを見せている。 レンの知り合い、か?
ともあれ、ようやく出会えた人間だ。 Aにとって彼女の姿は、精神の回復の 一助となっただろう。]*
(296) 2018/10/09(Tue) 23時頃
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少年 Aは、メモを貼った。
2018/10/09(Tue) 23時頃
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>>309
”あれ?異世界じゃないんすか? オレら気づいたら此処に来てて…何か悪いことが 起こってる?みたいな Aさん。何かわかりませんっすか?”
[レンの発言は―――Aにとっては、 頭を殴られたような衝撃を持ったものだった。
異世界? 馬鹿な。いや―――馬鹿なのはどちらだ?
ありえない?なぜそう言いきれる?? 避難勧告の類があったのなら、自分がそれを知らない理由は?]
(314) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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[レンと―――後ろにいる女性。逃げていないのだから知らないのだろう。 二人が知らない理由は??
3人そろって仲良く「偶然にも」ソレを聞き逃していたか
―――そんなものは、そもそも存在しなかったか、のどちらか以外にはありえないのではないのか。
ならば。後者だとしたら。]
・・・まいったな。辻褄が合っちまう。
[今、ここに自分たちしかいない理由として、否定しうる根拠などどこにもない。]
(315) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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・・・すまない。俺にも何が何だか解らないんだ。 だが―――そうだな、もしお前が言うように、ここが異世界だというのなら、どうして 他の連中はいないのか―――。
[口にして、寒気がした。]
―――まさか。
なぁ、レン。変なことを聞くが。
お前、―――死んだのか?
[視界が揺らぐ。恐怖を押し殺して尋ねた。 足元から、地面が揺れるような錯覚に 必死になって耐えながら。]*
(316) 2018/10/10(Wed) 00時頃
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>>336 [――――。
レンの胸中は解らない。が。
セリフと表情の組み合わせが明らかに不自然な事―――。 笑顔で言うセリフではないだろう事と。
少なくても。 レンにも『死んだのに死んでいない』 という類の感覚に、心当たりがあるらしい事は 確実だった。]
そうか。異世界ね。そうだな、いいセン行ってるんじゃないか。 少なくても、他の推測に比べれば―――穴の少ない、破綻の無い結論だ。
[レンの―――狐の問いかけに、今の考えを口にした。]
(356) 2018/10/10(Wed) 02時半頃
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[信じられないことに。 現状、自分は『ここが異世界である』 事を本命視している。
例えばここが死後の世界だとしたら? ―――それならば今までに死んだ人間が いないことに説明がつかない。
元の街並みとそっくりそのままの外観も 死後の世界にしては気が利きすぎている。
今までに―――過去から今日までに 死んだ筈の大勢の人間がここにはいないのも 辻褄が合わない。]
(357) 2018/10/10(Wed) 02時半頃
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[そして。
政府の発表、だ。 外出を控えるように、等という 実体の見えない注意勧告。
偶然かもしれないが ―――死後の世界という可能性よりは 大幅に可能性が高いのではないだろうか?
―――そう、政府はなにかを知っていて それこそがこの『異世界』とやらが 発生した原因である可能性の方が。
そちらの方が――― 最早馬鹿馬鹿しい感覚だが―――。
幾分『現実的な』推測と言えるのではないだろうか?]
(358) 2018/10/10(Wed) 02時半頃
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[・・・もっとも、特定には至らないし 出来たとしても。 あまりにも荒唐無稽過ぎて、 全く現状の打破には繋がらないだろう。]
(359) 2018/10/10(Wed) 02時半頃
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[思考。Aは思考を通じて 平静を取り戻していく自分を感じていた。
結論が出せない事への歯がゆさは残るが それでも『考える余地がある』 という事実はAに「日常の残滓」 を感じさせたのである。
結果。表現としては ―――落ちついたと言えるAは レンの連れている女性にようやく 意識を向けられるようになった>>323]
そちらは・・・レンの知り合いかな? はじめまして。私は「A」と言います。
お名前をお伺いしても?
[遅い自己紹介をしてみよう。 「A」という名前には疑問を持たれるかもしれないな。]
(360) 2018/10/10(Wed) 02時半頃
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[二人にそれぞれ応対をしながら、 今後の事を思案する。
レン達はこれからどこへ行くのだろうか。
――-同行するか、別れるか。 それは返答の後、決めることにしよう**]
(361) 2018/10/10(Wed) 02時半頃
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少年 Aは、メモを貼った。
2018/10/10(Wed) 03時頃
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