78 光環の戦溟 ― bloody searoar wars ―
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― 王都へと向かう空 ―
―――…
[悠然と、鳳凰《アリィ》はその五色の翼を広げ風にのる。 こうして自由に空を飛ぶのは、あの時以来の事だったなと、ふと思い出す。 宙《そら》を見上げても、もうその姿はどこにもない。]
(46) 2012/02/11(Sat) 14時頃
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― 150年前:氷血の日蝕《アイスブラッディー・イクリプス》の時 ―
[梧桐の木にとまり、眠っていた鳳凰《アリィ》のささやかな幸せを奪ったのは、世界の観測者《ホロゥ・スコルプス》だと名乗る存在だった。
それを無視し、居眠りを決め込もうとした鳳凰《アリィ》に、其れは言った。]
『死女神の産んだ子は、災厄の種である。』
(47) 2012/02/11(Sat) 14時頃
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―――…だから、なんだっての。
[正直、鳳凰《アリィ》にとってはどうでもいい話だったのである。 自分の使命は太陽《サイモン》が役目を終え、尽きるを見届ける事であって、世界が滅亡しようが彼女にとっては太陽《サイモン》がどうにかされない限りはどうでもよかったのだ。
冷たく言い放ち、再び目を閉じた鳳凰《アリィ》の前から、観測者《ホロゥ・スコルプス》やらは消えた。]
(48) 2012/02/11(Sat) 14時頃
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[しかし、鳳凰《アリィ》はすぐに目を覚ますことになる。 太陽《サイモン》の波動が、ひどく弱っている。]
あー…、もう、何なの。
[寝ぼけ眼で宙《ソラ》を見上げれば、凍える太陽《サイモン》の姿が金に浮かぶ。]
―――…
[これが、太陽《サイモン》の自然なイノチの流れなのであれば、鳳凰《アリィ》はそのまま見守ったであろう。 しかし、明らかに太陽《サイモン》はそのイノチを奪われようとしていた。
言葉無く鳳凰《アリィ》は五色の翼を広げると、宙《そら》へとあがった。]
(49) 2012/02/11(Sat) 14時半頃
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[途中、地上に目を向ける。 遥か南に在った草原地帯が、消失している。]
これはまた随分と…
[派手な事をやらかすものだ、と。 傷付いた世界に対する感想等、そんなものだった。]
(50) 2012/02/11(Sat) 14時半頃
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[さて、宙《そら》へとあがってみたものの、さっぱり事情がわからない。 監督者《ホロゥ・スコルプス》と絶望に満ちた言葉を吐き散らす女の言葉から、どうやら災厄の種となる子の姿が消えてしまい、その母親である目の前の女が死女神である事。さらに、その災厄の種の父親は太陽《サイモン》であるとわかり、軽い眩暈に襲われた。]
…この大馬鹿者。
[凍える太陽《サイモン》をきつく睨みつける。 この瞬間こそ、鳳凰《アリィ》の至った不機嫌の極みだっただろう。]
(51) 2012/02/11(Sat) 15時頃
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安ら静謐なる死、か…
[ゆらり、鳳凰《アリィ》の姿が揺らぐ。 それは、金の陽炎の様に。]
アンタが死女神様…、外宇宙《そら》の執行者《エピディミオス》様…?
[揺らぎは徐々に大きなものとなり、渦を巻き。 徐々に鳳凰《アリィ》の姿は形を失い、焔へ変じてゆく。 死女神 >>6:189 の言葉に、金の焔は小さく息を落とした様だった。 僅かに、焔が小さく揺れた。]
(52) 2012/02/11(Sat) 15時半頃
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アンタがさっき塵にした国。 どれ程の小さなイノチがあっただろうね。
[そして、その母親も。]
執行者《エピディミオス》。 その力で、アンタは何を執行した…?
[既に、鳳凰《アリィ》はその姿を失い、太陽《サイモン》を取り巻く、巨大な金の焔へと変じている。]
静謐なる死、安らかなる眠り。
アンタには、聞こえないのかしら。 子を呼ぶ、親を呼ぶ絶望と苦悶に満ちた、魂の叫び声が。
(53) 2012/02/11(Sat) 16時頃
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これで最後よ。
[世話を焼くのは、と太陽《サイモン》に告げる。
太陽《サイモン》を覆う鳳凰《アリィ》の焔は太陽《サイモン》の焔を甦らせ、更に死女神をも飲み込もうと燃え盛り、その腕を伸ばす。
そして、鳳凰《アリィ》は身体を失った。]
(56) 2012/02/11(Sat) 16時頃
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― 王都 ―
お待たせしました。
[装いを新たにしたケヴィンの前に姿を現したのは、妻のカトリーナだった。 あの姿のままで街に降りることは出来ない、街の外に降りてまた強引にカトリーナを起こし、姿を変じさせたのだった。]
大きな街ですね。
[もの珍しそうにあたりを見渡す彼女の姿はこの様な状況であるにも関わらずどこか楽しげだ。 そして、ナシートから説明を受け、彼の視線を追う様に城へと目を向けた。]
(57) 2012/02/11(Sat) 16時頃
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『私、またちょっと休むわ。』
[彼女の背後から響く声は、やはり不機嫌な色を帯びて。]
『私の教育が悪かったのかな――…』
[眠りに落ちる前、ぼそりとそんな声が聞こえたとか。**]
(58) 2012/02/11(Sat) 16時頃
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― セヴィアルファ城 ―
[ケヴィンと共に城を訪れ、案内された豪奢な部屋で彼女らを出迎えたのは、可愛らしい少女だった。
この人が本当に勇者様なのだろうかと目を丸くしたが、それを問う様な事は失礼だろうと思い、ケヴィンと彼女のやり取りを暫く聞いていた。
ナシートの声を聞いた彼女の反応 >>84 には、小さく苦笑した。 勇者様でも、珍しいもののようだったらしい。]
(136) 2012/02/12(Sun) 14時半頃
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[新しい月と太陽が生まれる >>112 と聞き、彼女はまた驚いた。 どの様にして、生まれるのだろう。 鳳凰《アリィ》は自分が宿しているが、鳳凰《アリィ》はその事を知っているのだろうか。
ケヴィンがこちらを振り返り、彼女に紹介すると小さく頭を下げた。]
カトリーナです。 微力ですが、私もお力添えさせて頂けたら…。
(137) 2012/02/12(Sun) 15時頃
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[自分もまた重魂《デュエル》であることは、彼女に伝えた方が良いのだろうか。 僅かに困った様な表情を浮かべ、傍らの男を見上げた。 彼に促されれば、厚い唇を開く。]
…実は、私も重魂《デュエル》なのです。 私は、太陽の使者であるとされる鳳凰《アリィ》様の魂を宿しております。
[こうして、改めて夫婦で重魂《デュエル》であると名乗るのは初めてだけれど、我ながら何と珍妙な夫婦だろうかと思ったりした。 しかも、夫が月ならばその妻は太陽だとか…。**]
(139) 2012/02/12(Sun) 15時頃
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[突如鳴り響いた轟音と揺れに、大きくよろめいた。]
けほっ…、何でしょう…
[巻きあがる粉塵、その中から現れた影は以前港町で出会った酔っ払いの姿だった。]
貴方は…、 ―――ケヴィン様!?
[夫とサシで勝負しようという言葉に、心配そうにケヴィンへと目を向けた。]
(239) 2012/02/12(Sun) 23時頃
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ケヴィン様…
[城の中庭、二人の闘いの邪魔をしない様隅からその様子を眺めた。 飛雲の攻撃が彼に向うたびに、目をそむけそうになりながらも、じっとこらえながら。]
(264) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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