182 【身内】白粉花の村
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―転院先・自室―
[やけに閑散とした部屋で存在を主張するベッドの端に腰かけてる。 未だにぼやける頭は、以前までのそれと違って眠気による物ではない。
伏せた頭に手を寄せて、前髪の辺りをくしゃりと掻き混ぜた。
馬鹿みたいな問答も覚えてる。ぶっ倒れたのも覚えてる。 いまいち信じがたい手紙を見て。よく分かんない内に運ばれて。 引き摺り込まれるなり早々の処置に苛ついて、存分に暴れた気もするけど。
それからの記憶がいまいち朧げだ。 もう長い事此処まで意識の遠退きかける感覚には出会ってなかった。 完全に途切れてくれる事はなかったけれど、それでも考えなくて済む時間が訪れるのは、待ち焦がれていたものに違いない。 いっそ、昨日の記憶のすべてを曖昧に濁してくれればもっとよかったけど。
頸に強く痕を残す痣や、手首のぐずぐずの傷や、腫れ上がった手の甲の関節や。過去の傷痕にも、ああだこうだと口を挟まれた気がするけど、眠気にかまけて黙ってたに違いない。]
(+41) 2014/07/06(Sun) 02時頃
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―――…、
[こんな事してたって、仕方がない。 重たい腰を持ち上げて、軋む微かな金属音のみ残して、まだ暫くは使う事もないだろうベッドを後にする。
靴底を引き摺るような気怠い動きで、慣れない室内を横切った。 扉を開いた先に広がっている廊下。 病院の景色なんて何処も似たようなものではあるけれど、 それでもそこにもやはり慣れない空気を感じる。
すれ違う病人達は、あそこにいた連中に比べれば、まだ活力があるような気がした。――まあ、気のせいだろうけど。
数メートルいった先に見えた窓に足を止める。 漏れ入る陽光はやけに眩しくて目に刺さるようで、 鬱陶しげに双眸を細めて顔を伏せると、また億劫そうに歩き出した。]
(+45) 2014/07/06(Sun) 04時半頃
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