162 絶望と後悔と懺悔と
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[かつて。 僕は大切な、大好きな人達をこっち側へと“連れてく”ことが、 その人達を助けられるやり方だと信じてた。
だけど。 僕はこっち側の者になることが、――吸血鬼になることがどういうことか知ってしまったから、
周にーさんが僕の提案に乗らなかった時、 ちょっぴりほっとしてたんだ、ほんとのほんとなんだから]
(33) 2014/02/16(Sun) 00時半頃
|
|
― 補給基地 ―
――邪魔。
[僕は一息に円の傍まで近付くと右の脇差を首筋に近付ける。 何しに来たのか――その問いの答えは聞けたっけ。……ひとまず、思い出すのは後回しにして]
覚えてる? 僕が鬼ごっこ弱かったの。
[それは子供の頃の他愛もない思い出のひとつだったはずなのに、>>1:190 今はもう、こうなることを予見していたようにしか思えない。思えないんだ]
(110) 2014/02/16(Sun) 03時半頃
|
|
僕が弱かったから鬼に捕まって、弱かったから鬼になるしかなくって……、
[そのまま左のマインゴーシュを肩口へ振り下ろそうとする。武器が止められることがあっても言葉は止めようもなく、]
弱かったから、周にーさんも、絢矢も、みんな、…巻き込んじゃった。
[そして弱かったから、周にーさんと“お別れ”するだけして、 ――それしかできなかった。何もできなかった]
でも、…安心して。
[だったらもう、少しでも最善に近付くために、僕が目指す道はひとつだけ。 今度こそ強くなって、たとえ周にーさんがどちら側に連れてかれようとも]
みんな、みーんな、同じところに連れてってあげるから、……ね?
(111) 2014/02/16(Sun) 03時半頃
|
|
[その時、ふいに頭の中で“始祖様”の声がして、僕は息を飲む。……せっかく円の前で笑ってたのに]
決まったよ。……連れてく先が。
[そして、もう、その言葉を、周にーさんがどうなるのかを聞いてしまったから、 僕はしばらく、うまく笑えそうにない**]
(112) 2014/02/16(Sun) 03時半頃
|
|
[僕は周にーさんが“始祖様”に倒されるところをこの目で見たわけじゃない。 よそ見してたけど、――落とした帽子を拾い上げてたけど、 円の声を聞いて、予想が本物になった、って思ったんだ。>>142]
………。
[ちょっと前のことを思い出しながら、僕は円に止められた腕を動かして武器を振るおうとする。 でもうまくいかない。
見たところ円も武器持ってるみたいなのにまだ僕に向けてこない……どうして? それにさ、さっきはまるで僕のこと迎えに来たみたいな物言いして、>>143 あれも、どうして……]
(176) 2014/02/16(Sun) 23時頃
|
|
じゃあ、誰が悪いのか分かってるんだ……、なら話は早いね。
僕はもう、その“悪い奴ら”とおんなじなんだよ……っ!
[僕は「どうして」が増えてく前に声を張り上げる。>>144 円の言う通りならこうなったのは全部吸血鬼のせいで、そして今の僕はご覧の通りの吸血鬼。
今だって、僕に牙を立てた“お姉様”がこれ以上もちそうもないくらい傷ついてるらしくって、 気配……みたいなのが薄くなってく感覚に寒気すら覚えてる]
(177) 2014/02/16(Sun) 23時頃
|
|
[ほら、円の運命を歪ませたあいつと同じなのがここにいるんだから、一思いに倒せばいいのに。
でないとさっき言った通り、本当に連れてっちゃうかもしれないんだよ]
――――…っ!
[僕は脇差から一度手を離して両手でマインゴーシュの柄を持って、 両側に分散させてた体重を左手側に一気にかける。 流れる血を見て、ようやく“斬った”って手応えが得られた。>>145
でも、まだ届かない。近付けない]
(178) 2014/02/16(Sun) 23時頃
|
|
………、 さっきから聞いてれば分かったような口ばっかりきいてさ。 何も知らないくせに、そう簡単に「信じる」なんて言わないでよ……っ、ねえ。
[周にーさんが連れてかれた先は、吸血鬼が歩む夜の道。>>147 その昏さは実際に歩んでみなければ分からない。
……ああ、円も同じところに連れてくつもりなんだから、そのうち分かるか]
円こそ、このまま僕と一緒に来てよ。 命だけは助け、―――…ううん。
[暗に剣を向けないでって言いながら、僕は落ちてた脇差を拾って左右の武器を構えなおす]
来ないんなら……無理やりにでも連れてくから。
(179) 2014/02/16(Sun) 23時頃
|
|
……、知ってるよ。
周にーさんがどれだけ諦め悪くってかっこよくって、 どれだけ僕らの痛みを引き受けてたか、ってことくらい。
[だいじょうぶ、ちゃんとわかってるって。>>190 そう言ってあの頃みたいに笑って頭を撫でてやれたらどれだけよかっただろうね。 もしも僕らの間合いが近かったとしても、僕は武器を離せないまま血塗られた手を伸ばすしかない。円を連れてくために]
(204) 2014/02/17(Mon) 00時頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
7日目
8日目
9日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る