79 This is a MURDER GAME
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――っ…!
[咄嗟に後ろに避ける、が。 光る破片は喉元を一文字に裂いた。深くはないが、胸元に血が溜まるのがわかる。]
てめえ…っ!
[血塗れのナイフを抜いた。体勢を整えて、赤毛の男に対峙する。]
(2) 2012/02/12(Sun) 01時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/12(Sun) 01時半頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/12(Sun) 01時半頃
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あ?天国だ?
[首元の血を拭いながら、片目を眇めた。 愚問だ。愚問過ぎる。]
知らねえよ。そもそも天国ってなんだ?心穏やかに過ごせる場所?少なくとも、俺にはそんなもの必要ない。
…なんだ、お前あれか。天国に連れてってやるっていうあれ、信じたクチか。自称悪魔だぞ、あれ。
[からかうように肩を竦めてみせる。]
(9) 2012/02/12(Sun) 01時半頃
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…はあ?お前頭沸いてんじゃねえの? それとこれとは話が別だろ。
天国なんて要らねえ。が、地獄も御免だし、そもそもこんな訳もわからんまま殺されてたまるかよ。…って、死んでるんだっけな、俺。
[どうやって死んだかなんて覚えちゃいない。 何故忘れてしまったのかも、わからない。]
ともかく、なんでてめえに殺されないといかんのよ。 冗談は顔だけにしてくれや、ってやつだな。
(11) 2012/02/12(Sun) 02時頃
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ぐ、ぁ…っ
[紙一重で、顔面への攻撃はかわしたものの。 左足への蹴りをマトモに喰らってそのままなぎ倒された。]
…ったく、話の通じねえ奴だなオイ。 痛てえっつの。
[地面に打ち付けた右肩が鈍く痛む。 衝撃でナイフは弾かれ、地面に転がった。ホルダから重い鉄の鋏を抜く。軽く苛立ちながら、俺は赤毛を睨みつけた。]
お前とは話しても無駄そうだわ。 いいや死ね。
[鋏を握った左腕を大きく振り上げ。 赤毛に向かって、走る]
(14) 2012/02/12(Sun) 03時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/12(Sun) 03時頃
理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/12(Sun) 19時半頃
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訛り酷くて聞き取れねえんだよ、赤毛よう。 BBCのニュースでも見てお勉強しな。
[クイーンズ・イングリッシュからの程遠さならまあ、俺も負けてはいないのだが。
記憶の底で聞いた、あの女の言葉はこの上なく綺麗な発音だったな、などと、余計な事を考えながら、赤毛の右肩目掛けて、鋏を振り下ろした。同時に、腹に焼け付くような痛みが走る。]
…ぐ。ぁ 痛てえ、つってんだろが、よ…!
[鋏を握った左手をもう一度高く掲げ、今度は逆側から水平に薙いだ。 うまくいけば、赤毛の横っ面をはたける筈。]
(24) 2012/02/12(Sun) 20時半頃
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くそっ…何しやがんだ… 俺ぁ貧血気味なんだよ、勿体無いじゃねえかよう。
[穴の空いたジャケットが徐々に重くなって、裾から赤い雫が滴った。 視界が切れかけた電球のように時折暗くなるのは失った血液のせいか、それとも痛みのせいか。
そして、ああ。
ここまで傷つけられて初めて、やっと、俺の脳味噌は異常な状況を認識した。 獲物に反撃された事なんて、きっと碌になかったんだろう。
愉しいじゃねえか。非日常ってのは、何にせよ良いモンだ。]
(26) 2012/02/12(Sun) 21時頃
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へへ…ざまァ見ろ。
[伏した赤毛を見下ろして、俺は嘲笑う。 更に殴打を加えようと、一歩踏み出したが、視界がグラリと歪み浮遊感に襲われた。地面に膝をつこうとするのを、気力だけで辛うじて支える。ふらつく頭を大きく振って、飛びそうになる意識を引き戻した。
態と大きく呼吸をする。酸素が足りない。幾ら肩を揺らしても、肺から空気が抜けていくような、そんな気がした。]
お前さあ…何、イラついてんの? 俺なんか愉しくてしょうがないぜ?この上なく非日常。つまんねえ日常には、飽き飽きするだろ?そう思わねえ?
[こんな状況でも、愉しくて笑いが止まらない。 昔をちっとも覚えちゃいないのは、もしかしたら同じ事ばかり繰り返す日常に飽きてしまったからではないのか。そんな気さえ、した。]
(31) 2012/02/12(Sun) 21時半頃
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へへ…そうこなくっちゃな。 殺してみろよ。
[左腕を盾にして、ナイフの一撃を受け止めた。 差入れられた刃、溢れる鮮血。その痛みに、思わず悲鳴が漏れる。
――そうだ、ああ、そうだ、 まだ俺、殺された事はなかった、な。
そんな事を考えた隙に、赤毛は更に突っ込んでくる。 衝撃と共に、身体が後方へ突き飛ばされた。]
(40) 2012/02/12(Sun) 22時半頃
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[そうだ、思い出した。
俺は、殺された事は、なかった。]
(42) 2012/02/12(Sun) 23時頃
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― ある自殺者の記録 ―
それはいつのことだったか。
とある古い集合住宅の一室で、一人の男が剃刀で首を掻き切って死んでいるのが見つかった。 物盗りの跡も、争った様子もなく、リビングには遺書があった。そのたった十数語の遺書には、こう記されていた。
『あと数十年も退屈な日常が続くなんて、こんなにおぞましい事はない。』
(43) 2012/02/12(Sun) 23時頃
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男は町の片隅で三代続く理髪店を営んでいた。 両親も祖父も既にこの世にはなく、独り黙々と鋏を振るう毎日。
近隣の者が証言したところによると、彼は少年の頃は闊達な性格だったようだが、やや斜に構えた一面があり、十代の終わり頃からは生きている事が退屈で仕方ない、と言って塞ぎ込む事が多くなったという。
男には一緒に暮らしていた婚約者がいたのだが、いつしか姿が見えなくなり、恐らく愛想を尽かして出て行ってしまったのだろう、と、専らの噂だった。
(44) 2012/02/12(Sun) 23時頃
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結局、一応の捜査の結果、彼は精神を患って世を儚み、自ら命を絶ったのだろう、という結論が下され、この一件は自殺として問題なく処理された。
しかし、彼が生きている実感を、充実感を掴みたい一心で足掻いていたことに、警察をはじめ、近隣の誰も気がつかなかった。彼はそれを、実にうまく隠蔽し続けていた。幾つかの殺人は迷宮入りとなり、また幾つかは失踪として処理され、他の幾つかは事件にすらならないまま、真相は藪の中。
彼が自ら命を絶った理由は一つ。 この瞬間だけは自分が生きていると実感できるその行為ですら、日常のヒトコマと化してしまい、他に退屈を紛らわす手段を思いつかなかったからだ。
かくして、公になっていれば世紀を跨いで犯罪史上に名を残したであろうこの男は、古いアパートでひっそりと死に、そして忘れられた。
(45) 2012/02/12(Sun) 23時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2012/02/12(Sun) 23時頃
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――あ。
あっ。あっ。
[気がつくと、赤毛は倒れた俺に馬乗りになっていた。
痛みが、これまで受けた事のない痛みが襲う。何が起こっているのか、もうわからない。
視界に映るその顔に浮かぶのは、憎しみ?]
(51) 2012/02/13(Mon) 00時頃
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[笑い声が聞こえる。
俺は今、どうなっているのだろう。 赤毛は刃物でも握っているのか、衝撃とともに刺すような鋭い痛みが走る。 視界は歪みっ放し。痛くて、痛くて、息もできない。
左手があてもなく、宙を彷徨った。]
(56) 2012/02/13(Mon) 00時半頃
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[朦朧とする意識の中、思い出していた。
初めて殺しをやったのは、16の時だった。退屈な日常に光が差したような気がした。 それから、何人殺しただろう。やっと自分が生きていると実感できたような気がした。だが、いつしかそれもただの日常になって。
あの晩、使い慣れた剃刀を自らの首に当てたのは、半ば衝動的だった。 この先何十年、この退屈の中で生きていけば良いのか。それを思い絶望の淵に立たされ。そのまま、動脈を掻き切った。]
(61) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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[これで終わりにできる。 こんな退屈な日常とはもう、おさらばだ。
左手が赤毛の頬に触れる。濡れているのは、己の血か。 指先から落ちる雫が、温かかった。
――ああ。 痛い。苦しい。]
(62) 2012/02/13(Mon) 01時頃
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