231 獣ノ國 - under the ground -
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― 診療所 ―
……あれ。
[目を覚まして1番最初に見たのは、白い天井。 どこかで見た場所だと思った。自分の診療所だった。 先生が目を覚ましたわ、と看護婦が喜色を浮かべた]
私、怪我をして。それで。
[記憶の糸を辿ろうとしたが、ひどく判然としない。 そもそも、私は“誰”に怪我をさせられたんだっけ。 全身が痛んだ。首と腕には包帯が巻かれていた]
いったい、なにが。
[怪我によるショックで記憶が混濁しているのですね。 そう言って、看護婦は苦笑を浮かべた]
(+0) 2015/07/16(Thu) 05時頃
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[看護婦が説明をはじめる。 自分が研究のため、しばらくこの診療所を離れていたこと。 仕事中に大怪我をして、大きな病院に運ばれたこと。 容態が安定して、この診療所に移されたこと]
……研究。
[なんの研究をしていたのだっけ。思い出せない。 アマルテアは“獣人”に関する記憶を失っていた。 一緒に仕事をしていた同僚たちの顔は思い出せる。 アキラ。ヴェスパタイン。……そして、ノア。 しかしあの施設には、他にも沢山の“ヒト”がいた気がして。 まるで靄がかかったように。 その“ヒト”達の顔を思い浮べることはできない]
なんで、だろ。
[何か大切なことを、忘れている気がした。 そもそも、自分は何の仕事をあの施設でしていたのだろう]
(+1) 2015/07/16(Thu) 05時頃
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[それからしばらくして、診療所で仕事に復帰した。 白衣を身に纏い、患者と向き合う日々]
痛くないわよ。 男の子でしょう。泣かないの。
[泣きわめく子供に対して、予防接種を行う。 容赦なく、注射器でぶすっと]
ほら、もう終わっちゃった。 よく我慢したわね。
[子供の頭を撫でてやる。 なんだか“前の職場”でもこんなことをしていた気がする。 従順で、優しく、強い少女。彼女のことが、思い出せない。 違和感は、日に日に大きくなっていった**]
(+2) 2015/07/16(Thu) 05時頃
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― 診療所 ―
……スノーフレークの、花。
[涼やかな白い花>>14が、花瓶の中で揺れていた。 美しいその造花は、枯れることがない。 確かこれは“前の職場”に植えられていたもので。 きっと誰かの見舞いの品だろうと思う]
誰が。
[兄さん、と誰かの声が聞こえた気がした。 ズキンと頭が痛む。兄さん。兄さん―――]
やめて。
[ひどく靄のかかった頭の中で。 思い出してはいけない、と本能が告げていた。 ひどく気分が悪かった。この違和感は、何なのだろう]
(+5) 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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― 研究所 ―
……すみません。 ノア=マーティンという研究者の方が。 ここに在籍されていると聞いてやってきたのですけど。
[ついに、我慢ができずに彼の研究所を訪ねた。 純粋に彼に会いたかったし、 “前の職場”のことも聞きたかった。 違和感の原因を知りたかったのだ。 看護婦たちは研究の話題になると決まって話を逸らした]
申し遅れました。 アマルテア=メティスという者です。 マーティン様ご本人に聞いていただければ分かるかと。
[さて、本人に取り次いでもらえるだろうか。 もしも門前払いされるようなら。そのまま帰るつもり**]
(+6) 2015/07/16(Thu) 20時半頃
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……こんにちは、ノア。 あなたは変わりがないようね。
[「美人なお姉さん」>>+7だなんて。 相変わらずの歯の浮いたような台詞を言われて。 照れ隠しに、嫌味たらしく、ため息を吐いてみせた。 やっぱり、彼の前では可愛らしい女になどなれなくて。 再会したら言おうと思っていた台詞も、全部ふっ飛んでしまった]
初めまして、って。
[続くノアの言葉>>+8に、眉を顰めて。 アマルテアの表情が険しくなった]
(+9) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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私、あまりそういう冗談は好きではないわ。 [笑えない冗談だと思った。 その口調は固い。じっとノアを見上げて]
……ノア。今日は“前の職場”のことで。 あなたに聞きたいことがあって来たのだけれど。
[あなたに会いたかった、なんて言える雰囲気でもなく。 淡々と、そう告げた]
その冗談、まだ続けるつもり?
[呆れたような視線を向けた**]
(+10) 2015/07/16(Thu) 21時半頃
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誰だい、って。……本気なの?
[個室に通されると、アマルテアは揺れる瞳でノアを見つめた。 やがて大きなため息を吐くと、観念したように]
いいわよ、分かったわ。
[投げやりな口調で言うのだった。 変な気分だった。見知った男に自己紹介をするのは]
さっきも名乗ったわよね。 私の名前は、アマルテア=メティス。 今は近くの診療所で医者をしてる。 あなたとは、元同僚。地下施設で一緒に管理人をしていたわ。
[簡単に自己紹介を終えると、顔を上げて]
(+14) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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まさか記憶喪失にでもなったとでも言うの? それとも―――
[少しだけ迷う素振りを見せてから]
今の職場まで来られて迷惑だ、という意味で。 そういう態度を取っているのなら、すぐに帰るわ。 あなたの今の生活を、邪魔する気はないもの。
[じっと、ノアの瞳を見つめて。 “あの日”のことも。すべてなかったことにしよう、と]
ただ、もしもそうだったとしたら。
(+15) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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―――あなたってやっぱり、すごく嫌な男ね。
[嫌味たっぷりに、そう言ってやった**]
(+16) 2015/07/16(Thu) 22時半頃
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[ノアの態度>>+17は嘘を吐いているようには見えなくて。 半信半疑のまま、彼の話に聞き入った]
“獣人”を、人に戻す……?
[唐突に飛び出した“獣人”という単語に首を傾げる。 あれ、獣人ってなんだっけ。なにか大切なことだった気がする。 胸の中で、モヤモヤが広がっていく]
今の職場は楽しくない? ……そう。前の職場よりは、楽しくやってるように見えるけど。
[正直な感想だった。あの何もかもが真っ白な施設で。 彼と私はいつも反発していて。 ええと、何で揉めていたんだっけ]
(+20) 2015/07/16(Thu) 23時頃
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[もしも記憶喪失が本当のことだとしたら。 彼は思い出さない方がいいのだろうとも思う。 新しい生活をしていくのに当たって、 きっとあの施設の記憶は良いものではなくて。 自分の存在も、たぶん彼の邪魔になると思った。 それに自分自身、“前の職場”について。 靄がかかったように記憶を封印しようとしている。 帰ろうか、と立ち上がりかけたところでかけられた言葉>>+18に。 アマルテアは表情を強張らせた]
……ノア。
[くしゃり、と顔を崩して。彼のことを見遣った。 いつか聞いた台詞。 あの日のことを思い出して、胸が熱くなるのを感じた]
(+21) 2015/07/16(Thu) 23時頃
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奇遇ね。私もあなたのことが大嫌いよ。
[いつか言った台詞>>2:95を、そのまま言い返してやった。 けれど目の前にいるノアは自分の知っているノアではなくて]
なんで、あなたが泣きそうな顔をしているのよ。
[泣きたいのはこっちの方だ。 なのにどこか彼は泣き出しそうな顔をしていて。 ああ、無性に腹が立つ]
本当に、ずるいわ。
[涙がポロリ、と零れ落ちた。 こんな男の前で、2度も涙を見せるなんて。 悔しくて悔しくて、堪らない]
(+22) 2015/07/16(Thu) 23時頃
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勝手に出て行って。勝手に忘れて。 本当に、身勝手な男だわ。
[涙を白衣で拭って、今度こそ立ち上がる]
……っ。
[彼に背を向けて、個室を出た。 研究室の人たちが何事かと、自分を見遣った]
お騒がせ、しました。
[頭を下げて。そのまま研究室を出ようとするだろう**]
(+23) 2015/07/16(Thu) 23時頃
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……え。ノア!?
[盛大にすっころんだ音>>+28に驚いて、後ろを振り返る。 アマルテア、と自分を呼ぶ声が聞こえた。 その声が。ついこの前のことなのに、懐かしくて。 胸が張り裂けそうになる]
ちょっと。そんなに無理して動いて。
[打ちどころは悪くなかったのだろうか。 ふらふらの彼に、慌てて駆け寄ろうとして。 ―――時が止まった]
(+31) 2015/07/17(Fri) 17時半頃
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[―――だいすき。 確かに彼はそう言った。夢じゃない。 ぽろり、と再び涙が零れた。やっぱり、ずるい。 自分はこの男に振り回されっぱなしだ。 たった4文字の彼の言葉で。 自分はこんなにもおかしくなってしまう]
……ばか。
[胸が熱い。この身が蕩けそうになる。 なんでこの男を前にすると。 自分はこんなに弱くなってしまうのだろう]
(+32) 2015/07/17(Fri) 17時半頃
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転んで、すりむいてるしてるじゃない。 私に手当てされるのは嫌なんでしょう?
[いつかのやり取り>>0:178を揶揄して、 無理に笑ってみせようとしたけれど。 やっとのことで浮かべたのは泣き笑いのような表情で]
やっぱり、あなたって相当に物好きだわ。
[人目なんか気にしてやるものか。 呆気にとられる研究員たちを尻目に、駆け寄って。 ふわり、と彼を抱きしめた]
(+33) 2015/07/17(Fri) 17時半頃
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……私も、好き。大好き。
[やっと素直に言えた。嬉しくて。胸が熱くて]
次、私のこと忘れたりしたら。 許さないんだから。
[なんて睨んでみせる。 やっぱり、自分は可愛くない女だ**]
(+34) 2015/07/17(Fri) 17時半頃
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そうね、思い出すことが沢山あるわ。
[頭を撫でられれば、くすぐったそうに顔を赤くする。 思い出話もしたいと思ったし。 今彼がどうしているのかも、興味があった。 やはり自分の記憶は、靄がかかったように鮮明ではなくて。 彼と会話で、なにかキッカケが掴めたらと思う]
……ねえ、ノア。 お願いがあるのだけれど。
[お願い。アマルテアらしくもない言葉だった。 甘えるように上目遣いで切り出すと]
(+37) 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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……場所、移さない?
[アマルテアの顔は羞恥で真っ赤だった。 ふたりは研究員たちの奇異の視線に晒されていた。 抱き合ったままの恰好は、やはり恥ずかしい。 どこからかヒューヒューと囃し立てる声が聞こえる。 いやもう、冷静になると相当恥ずかしい。良い大人です私たち]
それに、あなたの傷の手当てもしたい。し。
[しどろもどろになって、言葉を紡ぐ。 本当に自分らしくないと思った。 なんでこの人の前では、 いつもの気取った自分でいられないのだろう**]
(+38) 2015/07/17(Fri) 22時半頃
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[ノアに案内されるがままに、再度彼の部屋の中へ。 扉がばたんと閉まると、唸るように手を額に当てた]
……ごめんなさい。 今後、あなたが働きにくくならないといいのだけれど。
[彼女には珍しく、しおらしく謝った。 たまには素直に反省することだってある]
腕、見せてくれるかしら。 今度は泣かないわよね?
[なんて意地悪く笑って。やっといつもの調子だ]
(+41) 2015/07/17(Fri) 23時頃
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[目ざとく部屋で見つけた消毒液を手に取って。 ふふん、と得意気に笑ってみせる。 ここからは自分のフィールドだ、と言わんとばかりだ]
化膿したら大変だわ。
[なんて大げさに言ってみせて。 彼が良いと言ってくれたら、治療を開始するつもり]
……ねえ、私って。前の職場でどう働いてた?
[そう切り出したのは、しばらく経ってからで]
私も、記憶が曖昧なの。
[正直に、打ち明けた。彼はどういう反応をしただろうか**]
(+42) 2015/07/17(Fri) 23時頃
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