216 宵闇駆けるは天つ星
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─ 砂浜 ─
[岩場の様子は視界に入る分しか知れない。 ただ、そこに居るのが余四朗と同じ退魔師とは思いにくかった。 一瞬垣間見えた、烏を落とす何か。 そこから星の気配は感じ取れていない]
妖──て考えぇが自然けぇ。
[そうなれば気を引き締めてかからねばなるまい。 抜いた太刀は一旦鞘へと戻し、そろりとした足取りで余四朗は岩場へと足を踏み入れた]
(3) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 岩場 ─
[潮の満ち引き繰り返す岩場は、今は満ちる途中か半分程が海水に浸っている。 まだ海水に浸っていない砂地も湿り気を帯びていて、踏めば乾いた砂よりも弾力ある感触が返って来た。 余四朗は岩に身を隠すようにしながら先へと進む。 近付けば近付く程、妖の気配は濃くなり、更には血の臭いも漂って来た]
………あれけぇ。
[共食いをする妖の姿を目で捉え、余四朗は低く、小さく呟く。 血に酔っているのだろうか、烏の妖を喰らう姿は恍惚としたように見えた。 喰らう妖の見目が美しいのもあり、その光景は惨劇ながら絵になるようでもある。 余四朗は緊張と、飲み込まれそうな光景に、こくりと喉を一度鳴らした]
(4) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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[さて、相手は余四朗の気配に気付いているのかどうか。 一拍置いて、余四朗は再び接近を試みる。 相手の隙を突けるのなら、太刀を直接叩き込んだ方が効果的と考えたために**]
(5) 2015/02/10(Tue) 01時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 01時頃
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─ 岩場 ─
[見据える妖は烏の妖を喰らうのに夢中らしい>>16。 呟きが微かに聞こえる程近付いても、余四朗に気付いた様子は無かった。 どうやらこの妖は初めて共喰いをしたらしい]
(…てぇことは、人ぁまだ喰ろうとらん、けぇ?)
[妖は人の方を好んで喰らう印象が余四朗にはある。 疑問を抱き僅かに首を傾いだが、それは祓わぬ理由にはなり得なかった。 放っておけば、味を占めたこの妖は人を襲うだろう。 余四朗は太刀の柄を握り、湿った砂地を草履で踏み締めた]
(19) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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《────ザンッ》
[力強く砂地を蹴る音が重々しく響く。 岩陰から飛び出すようにして跳躍した余四朗は、もう一つ岩を蹴り跳んで太刀を上段へと抜き放った]
っらあぁあっ!!
[大きく跳躍した余四朗の位置は烏喰らう妖の真上。 落下の速度を乗せた真直ぐな一撃が振り下ろされた*]
(20) 2015/02/10(Tue) 22時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/10(Tue) 22時半頃
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─ 岩場 ─
[落下の勢いを乗せた一閃は妖を捉えず、空を切り地面を叩き付けるに終わった。 飛び散る岩の破片と砂に紛れながら、着地と共に砂地を蹴り、妖から離れるように後方へと跳ぶ]
ちぃっ、外したけぇ。
[寸でで避けた妖を見据え、余四朗は小さく独り言つ。 威嚇のような音と見える牙>>33。 聞こえた音は蛇を思わせるものだった]
(40) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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そうじゃ、おんしば祓うもんじゃ。 滅んだ村でなんぞしとぉか知らんが、放っておくわけにゃいけん。
祓わせちもらうき。
[右手で太刀を握り、刃を上にして切先を妖へと突きつける。 次いで、突きつけた切先を天へと移し、力を込めた]
開きぃ。
[太刀から閃光が走り、昇り竜の如き雷が張り巡らされた結界へと打ち付けられる。 バチリと弾けた雷が網の目状に広がったかと思うと、余四朗と妖を取り囲むように異なる空間が形成された]
(41) 2015/02/11(Wed) 00時頃
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野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 01時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 20時頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/11(Wed) 21時半頃
野伏り 余四朗は、メモを貼った。
2015/02/12(Thu) 00時半頃
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