84 戀文村
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− 戦地 −
[整備が追い付かないでこぼこ道をどれだけ揺られたか。 明け方近くには配属先へと到着する。
出迎えの兵士達の痩せ細り、 やつれた姿に戦争が限界に来ている事を改めて実感する]
宜しくお願いします。
[威勢良く敬礼して見せた上官には 数合わせの役立たず、と鼻で笑われたが表情を変える事はない。 与えられたのは数人の兵士と幾許かの武器弾薬。 まだ深い雪の残るこの森林地帯でゲリラ戦をやっているようだ。 狂気の沙汰だと思いながらも敬礼で命を受け、 新しい自分の部下を見た。
まだ幼さを残しながらも、 必死に何かに耐えようとする気丈な兵士達に色々な想いが重なる。 上官の目を盗んで彼らに掛けた言葉]
(15) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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いいか。俺はお国の為に死ねとか言うつもりはない。 お前達が、この為になら死ねると言う思いがあるなら それを胸に戦え。 そして叶うなら…生きてそこに還れ。 生きて帰る為に…戦え。
(16) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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[士気を高めると言うよりも、彼らに足掻いて欲しかった。
誰かの為にせめて縋る骸だけでも残したいと 死を願い、手に掛けた者の顔を思い出す。
村の為に、家族の為に還らぬ戦地へと向かう事を 選んだ者を思い出す。
戻らぬと知りつつ永遠に待ち続ける者を思い出す。
生きる重みを背に歩み続ける事を望んだ者を思い出す。
そして志半ばで倒れた者達の、屠った者達の、 逝かざるを得無かった者達の絶望を思い出す。
全てを知る事など出来る筈も無い。 彼らは彼らなりに結論を出して生きたと思いたい、 ただの自分の勝手な空想なのかもしれない。 だからこそ、今目の前にいる兵士達には足掻いて欲しかった。 絶望しかないと諦めて欲しくなかった]
(17) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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取り敢えず目標は、今日生き抜く事。以上。 それじゃあ行きますか。
[厳しい覚悟を叩き込まれてきた兵士達は 怪訝な表情を浮かべていたが、実戦で戸惑っている暇はない。
瞬く間に日数が経って行く。
軍人としての人間性は兎も角、指揮官としては優秀な方だ。 他の隊と比べて死亡率も作戦成功率も違う。 だが今更焼け石に水で、ひたひたと終焉が近付くのが判る。
その匂いに推される様に、部下達に声を掛ける]
(18) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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……逃げたい奴は逃げろ。俺は仮眠中で気付かない。
[弾かれる様に何人かが顔を上げた。 泣きそうな表情も見えて、呆れたように小突く]
んな顔で帰ったら心配するだろうが。 ちゃんと……生き延びろよ。
[夜の帳が降りて、梟の声が響く。 それが別れの合図。驚いた事に残った者もいて、 馬鹿ばっかだなと呆れながらも笑みが浮かんだ]
(19) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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行くぞ。
[何となくこれが最期の夜になると勘が告げていた。 星灯りだけを頼りに、残り少ない弾薬の数を数えながら 道無き道を進む。
だが奇襲は成功しなかった。 圧倒的物量差とはこう言う事を言うのだろう。 放たれた軍用犬に敵兵の人数に武装。 全てにおいて勝機など無さ過ぎた。
恐らく圧倒的戦力差を見せつける事で戦意を奪い、 投降を促す目的だったのだろう。 だが死を覚悟した部下達がそれを汲む事など無く。
静かな森に何度目かの硝煙と発砲音と悲鳴が響き渡る]
(20) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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…あーやだやだ…まーた死なせちまった…。 ほん…と…出来の…悪…い…上官で…悪かった…な…。
[冷たい雪が黒く染まっている。 多分これは自分の血だ。 星灯りまで見えていた筈なのに今はとても、とても暗く冷たい。 呼吸をするのも苦しく、一息毎に、熱いものが口から零れる。 傍にいる筈の部下の亡骸に手を伸ばしたくても身体が動かない]
……ほん…と……わる…い……。
[誰かの足音が近付いて頭に冷たく重い塊が当てられるのが判った。 一瞬……闇に染まった視界に最期に過ごした村の日々と、 関わった人間達の顔が浮かぶ。 その走馬灯、最期に浮かんだ顔に苦笑が浮んだ]
(21) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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[響き渡る最期の発砲音と砕ける自分の頭蓋の音は聞こえなかった。
その数時間後に齎される終戦の報せも、赤い雪に斃れた 骸達には届かなかった**]
(22) pannda 2012/04/01(Sun) 19時半頃
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ホレーショーは、ダーラを中の人的にむぎゅした。お疲れお疲れ。
pannda 2012/04/01(Sun) 21時半頃
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− 一眠りノ後で ー
[世界がブラックアウトしてどれだけ経ったか。 次の瞬間か、それとも暫く後か。 何かに引き摺り込まれる感覚と誰かの泣き声で覚醒する]
あん…俺…死んだ……んだな…。
[起き上がろうとして重い身体に気付く。 見廻すと黒い塊となった何かが幾つも 自分の身体にしがみ付いていて。 黒い塊に穴が空いていて、風が通る度低い呻き声の様に音が抜ける。 有り得ない異形の姿の者たちを見ても驚きよりも、 やっぱりな、と言う想いが強い。
彼らの足元に転がる頭の無い骸が自分だ。 そして自分が殺してきた怨念に引き摺り込まれて地獄へ 行くのだろう。 判っていた事だと受け入れて、共に地獄へ逝こうと目を閉じて]
(64) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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……泣いているのは…誰だ…?
[風の音では無く、はっきりと声が聞こえる。 不自由な身体を動かして辺りを見回すと…彼らがいた]
…お前らも死んだのか…。
[最期まで共に戦った部下達。 だが今は戦士では無く、少年の様な顔でずっと泣いている。
身体が痛いと泣いている。 帰りたいと泣いている。 逢いたいと泣いている。
気付けば森中が木霊する様に泣いていた]
(65) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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……しゃぁねえな…。
[底無し沼から這い上がる様に、沈む身体を起こす。 そして黒い塊を引き摺りながら、少年兵の亡霊に近付いて。 頭を殴った]
…わんわん泣いてる場合か。ほら、立て。 もうお前を縛るもんなんて無い。 帰りたい場所に還れ。
[だが兵士は身体が無いと泣き続ける。 帰っても何も無いと泣き続ける。 痛みと哀しみに捕らわれた魂に一瞬だけ目を伏せて、 また直ぐ殴った]
(66) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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判った判った。俺が引き摺ってやるから、お前の故郷何処だ? 何も無いかどうかなんて帰らなきゃ判んねえよ。 それにな、何も無くなっても…必ず待ってる奴いるから。 必ず待ってる奴がいるから…帰ってやれ。 ちゃんと連れてってやるよ。
[泣き続ける魂の腕を掴んで歩き出す。 気付けばそこかしこで泣き続ける魂を、敵味方関係なく 掴んで、立たせて歩かせる。
黒い塊達が行かせまいと、引き摺りこもうと縋り付く。 それを振り払う事はせず、けれど怒鳴り散らす]
(67) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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判ったからお前らも付いて来いっ!! 怨嗟も憎悪も罪も罰も俺が背負わなきゃいけないもんは 皆背負うから一緒に付いて来い。 他に故郷に還りたい奴がいたらそいつも返してやるよ。 故郷に返してやるのを見届けたら俺を引き摺りこめばいい。
[僅かに重力が弱くなった気がして…異形と成ってもなお、 彼らは還りたいのだと苦しそうに眉を寄せる。 憎悪よりも痛みよりも望郷の、愛慕の念の強さに唇を噛む]
(68) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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俺に任せとけ。 お前ら全員、還りたい場所に連れて行ってやるから。
[そこから先は百鬼夜行の様に膨れ上がった亡霊達を 引き連れて故郷を探す旅に出る。 戦火で建物はおろか、住人まで喪った村や町もあった。 被害が思ったほど酷くない土地もあった。 だが皆縁のある魂はその地で幽鬼の様な姿から人に戻り、 泣いていた。 故郷を家族を恋人を友を自分の死を想い嘆いていた。 だが不思議な事にそんな彼らを導く存在が必ずあった。 生者の存在もそうだが、同じ存在となった家族や恋人や友が 彼らを迎え、導いて行った。 縁が無い者も……まるで土地自体に意志があるかのように 柔らかな風で彼らを包み迎え入れた]
(69) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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木とか川とか湖とかにも魂あるのかねぇ…。
[不思議な光景を幾つも目にする途中で、黒い異形が煤の様に 風に崩れて煌めく様に消えて行く姿も見た。 その時は必ずと言っていいほど優しげな笑みを浮かべた女性や 老人達、厳しい表情の男性やらが傍にいて。 こいつらも逢えたのだと確信する。
迎えに来た縁の者達の姿を見て、ふと記憶が蘇る。 最期に温かいと思った場所、過ごした日々、関わった村人]
(70) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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元気でやってるかねぇ。
[何を持って元気とするか判らないが、ぽつりと呟いて また歩き出す。
自分にはやらなければいけない事がある。 引き連れる魂の数は減りも増えもしない。 それだけ多くの命が奪われたのだ。 いつ終わるとも知れない旅路。 それでも還りたいと願う魂がある限り …歩き続けようと決めた]
泣いてんじゃねえよ。 お前何処から来た? こいつらも皆故郷に還る旅の途中だ。 一緒に来いよ。 お前が還る場所まで、連れて行ってやるよ。
[聞こえて来た泣き続ける魂にほら、と手を差し出して笑い掛けた**]
(71) pannda 2012/04/02(Mon) 21時半頃
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ホレーショーは、ベネットの横にそっとミッシェル[[who]]を抱き枕として寄り添わせた。
pannda 2012/04/02(Mon) 23時半頃
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[村を包む雰囲気や行き交う人々の笑みは変わっていない、 と自分も笑みを浮かべる。 けれど時間が経ち過ぎているのだろう。 行き交う人々の顔触れも、建物も、霞む記憶の中の村とは 違うものだ]
どんだけ時間が経ったか全然わかんねぇ。
[へらへら笑いながら、時を止めたまま軽口を寄越した女に 肩を竦めた]
(125) pannda 2012/04/04(Wed) 19時半頃
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