221 【突発】季節の雫【忙しい人のためのRP村】
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― 公園 ―
……クリーム、つけたままだし、ねぇ?
[ほっとけと横を向く綾乃に笑いながら、今度はしらたまを顔に近付けて。>>3:194 そのクリームを舐めさせたりして、泣いて少しは元気になったような、そんな綾乃を横目に砂場で遊ぶ子供達を見ていた。]
ストップ。 ボク、下着とは言ったけど、パンツとは言ってないよ。 下着には色々あるから、下着=パンツとは限らない。
[一応、そこだけは主張してみる。]
酷い、綾乃ちゃん。 それじゃ、まるで、ボクが人として駄目みたいじゃないか。
[そうして、普段のように瞳を潤ませて、さめざめ泣くフリ。 彼女の事情を聞くでもなく、他愛もない時間を過ごすのだった。*]
(+0) 2015/04/20(Mon) 23時半頃
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―夕刻.寮のどこか―
ん、わかりました。
[別棟に行って欲しいと伝えに来た先生に、ボクはこくりと頷く。 いつものボクなら、ここまであっさり了承したりしないのだけど。
今回はちょっと、事情が違うから。 というか、事情がわからなくて。 ここで、先生に話を聞いても要領を得ないし、自分が行ったほうが早いと思っていたところだったから、寧ろ丁度良かった。
そんなボクの事情なんて知らない先生は、色々説得の言葉を用意してきたのに、ボクがあまりにも素直に頷くものだから、口をあんぐり開けて、間の抜けた表情で拍子抜けしていた。*]
(+3) 2015/04/21(Tue) 00時頃
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―別棟―
ここに来たからって。 勉強するとは限らない人間も居るんだよね。
[ボクのことだけど。
赤い麦わら帽子に白いワンピース、その上にモズグリーンのカーディガンを羽織って。 相変わらず、ペラペラの薄い鞄を手にボクはその建物を見上げた。**]
(+4) 2015/04/21(Tue) 00時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2015/04/21(Tue) 00時半頃
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―昨夜・別棟―
[さて、その時雪子はどうしていたか。 前日と同じように、女子用の広い部屋で一人毛布に包まっていただろうか。>>3:+3 それとも、未だヒトが少ない教室で、真面目に勉強していただろうか。
どちらにしても、ボクは軽い足取りで彼女に近付き、呼びかける。]
ゆーき、
[被っていた赤い麦わら帽子を彼女に被せ、目が合えばにっこり笑う。]
遊びに来たよ。
[悪びれもなく、そんなことを言って。*]
(+6) 2015/04/21(Tue) 18時半頃
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―別棟―
にしてもこれ、なんの補習なの?
[ガランとした別棟をボクは見回す。 まぁ、確かに、あのテストの点数が良かった筈だとはまでは言わないが、学園でワースト10に入るほど、悪かったとも思えない。
刑務所でもあるまいに、わざわざこんな風に隔離して、大々的に補習を行うには、この数はあまりに効率が悪いというか、経費が掛かり過ぎだろうと思う。
しかも、聞く所によると学年すら揃えず>>3:177、全部まとめて授業をするというから、訳がわからない。 そもそも、2年生以降、選択科目によって、それぞれ内容が違ってくるし。
あのテスト自体、普通じゃなかったというか。 ここに呼び出す為の口実というか。]
案外、学園のエリート候補生、研修だったりして。
[戯言に、ボクは鞄から、トランプを出すのだった。]
(+7) 2015/04/21(Tue) 19時頃
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―別棟・講義中―
[その授業は先生によるものか、ビデオによるものか。 特に指定されている訳でもなければ、ボクは雪子の隣に座っただろうか。 サポート役の彼女にとっては、全く不真面目なボクが隣に居るのは、迷惑だったかもしれない。]
わ、面白い。
[前のほう、前に保健室で見かけた少女が描くぱらぱら漫画をボクは覗き込む。>>+5]
絵、上手なんだね。 リクエストとかしていい?
[注:授業中。*]
(+8) 2015/04/21(Tue) 19時半頃
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やった! じゃあさ、じゃあさ。
[少女の了承が得られれば、ボクは椅子を彼女の机に近付ける。>>+9 本の隅、動く二足歩行の猫は猫缶を食べてお腹いっぱいなのか、眠そうに欠伸していた。
ボクは補習用の参考書が入っていた箱に敷いてあった厚紙を彼女に渡す。]
これ、こうやって切って、カードにしようと思うんだけど。 それぞれにひとつずつ、4種類の絵を描いて欲しいんだ。
[カラフルなマーカーペンは予め、学園側が用意してくれている。 こういうことに使う為ではないだろうが。]
(+10) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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まずは狼、これは2枚ね。 次に占い師、これは1枚。 次に怪盗、これも1枚。 残りの4枚全部、村人で。
出来たら皆で、ワンナイト人狼やろう。 [雪子や八尋、修も誘って。 きっと、楽しいと思うんだ。*]
(+11) 2015/04/21(Tue) 22時頃
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……すごい。
[少女が描いて行く絵を隣で見守る。 そのどれもが、およそ、一般的に販売されているワンナイト人狼用のカードにはない、斬新なイラスト。
狼2枚は可愛いなあって微笑ましく見ていたが、占い師の"売らないし"とか、赤ジャケのサルの"解答”とかはもう、彼女の才能と言わざるを得ない。]
これ、面白い。 ボク、好きだな。
["売らないし"カードを手に、楽しげに笑う。>>+14 今、彼女が描いているのは村人カードだ。]
(+16) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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4人家族が村人かぁ…。 君、絶対、才能あるよ。
[感心しつつ、雪子を呼んでみる。 八尋は寝ていただろうか。 修は知らない。]
あ、ワンナイト人狼知らない?
[少女の声に、ボクはかくかくしかじかと説明する。>>+15 他の皆も知らなければ、簡易説明書を作っただろうか。]
高度な心理ゲームだよ。 このカードが来た時、君は狼になれるかな?
[着物を着た旅館の女将こと狼カード>>+13を手に悪戯っぽく少女に尋ねてみたり。*]
(+17) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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あ、そういえば、名前聞いてなかったね。 ボクは瑛智、瀬戸瑛智。2年だよ。
[何気に自己紹介もして。**]
(+18) 2015/04/21(Tue) 22時半頃
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そんなことないって。 その想像力をこうして、実際に描けることが凄いと思うよ。 この絵、君にしか出せない独特の個性があるし。
[ボクはいつから、評論家になった。>>+19 という突っ込みは置いておいて、ボクは感じたことをそのまま少女に話す。]
女将に?
[狼にはなれないが女将にはなれるらしい演技派の演技に。]
それ、女将じゃなくて、ただの意地悪なひとじゃない?
[ぽつり。 机に指をつーっとして、これだよね?と笑えば。]
ふっ。 その程度の演技じゃ、”売らないし”のボクの目は誤魔化せないぞ。
[ぴっと、欠伸をする店員が描かれたカードを示すのだった。]
(+21) 2015/04/22(Wed) 00時頃
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ぴかぴかの香奈ちゃん…、ボクも覚えた。 折角だからボク、ぴかちゃんって呼ぶことにする。
[名前を聞いた意味は何処に。>>+20 ボクは香奈の呼称を決める。]
ボクもたまに、制服着るよ。 でも、毎日同じ服だと厭きるし。 ボクは着たい服、着てるだけ。
[何も縛られず、思う儘に。]
今しか出来ないこと、沢山あるからね。 ぴかちゃんも、したいことあったら、やってみたらいいよ。
[それはとても、難しいことでもあるけれど。 何も考えず、なりゆきに身を任せてみてもきっと、何もしないよりはいいと思うんだ。**]
(+22) 2015/04/22(Wed) 00時頃
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あ…、制服着用は、規則と言えば規則になってるよ。たぶん。 最初の頃は先生や風紀委員に注意されてたし。
[何も知らない1年生の誤解は解いておく。>>+23 その上でどうするか、どう思うかは、香奈が決めること。]
ひとは、多かれ少なかれ、他者を害しているものだよ。 その上で、どう生きるか、じゃない?
ちなみにボクは貧富の差を制服で隠しても意味が無いと思う。 そういうことを理由として、苛めるたり優遇する人間に合わせて隠しても、そういう人間はまた、別の理由を探すものだ。 問題はその人間の心、品性であって、制服じゃない。
それに、上質な服を纏っている人間は、それだけの責任を負っているものだ。 その責任を果たさなければ、たちまち、その立場を追われてしまうだろう。
(+27) 2015/04/22(Wed) 01時頃
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そりゃあ、そうじゃない人間も居るけどさ。 同じ服でも、一生懸命働いて手に入れた服なら、胸を張って身につけていればいい。 恥に思うことは無いし、卑下することはないんじゃないかな。
貧しい人が悲しい思いをする原因の根本を見誤っていては元も子もないとボクは思う。
でもまぁ、こうやって。 正しいと思うことも、ひとによって違うから、難しいんだけどね。 [肩を竦めて。]
規則もルールも、それが守るべきものかどうか、それを犯した時の責任も踏まえた上で、従うかどうかは自分で決めればいいと思ってる。 ボクはね。
(+28) 2015/04/22(Wed) 01時頃
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[完成したぱらぱら漫画の中、猫が動いている。]
ぴかちゃんが十分だと思ってるなら、そのままでいたらいいよ。
(+29) 2015/04/22(Wed) 01時半頃
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[なんだか、頭の固いおじさんみたいな子だなあ、なんて、思いつつ。
ボクは何事もなかったかのように、描いて貰ったカードを並べて、頬杖をつきながら、楽しげに眺めるのだった。]
(+31) 2015/04/22(Wed) 01時半頃
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[尚、この時既に、ボクは昨日の悪ノリのことをすっかり忘れており、綾乃が学園内で針の筵状態であったこと>>54は後に知ることになる。
まぁ、知っていても、折角だからと利用することは考えても、何も気にせず、過ごすのだけど。
そうしていれば、そのうち、噂は自然と消えていく。
バカにしていた訳ではなかったけれど、まさか、あの時のボクの言葉を受けて、綾乃が黒のレースの下着を着用しているとは思いもしていなかった。**]
(+32) 2015/04/22(Wed) 01時半頃
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どう思われても、ボクはボク。 ぴかちゃんの思うようにはなれないし、ならないよ。
[小さく溜息を零す。
背景の違う例をいくつ出されても、悪戯に論点がズレるだけだし、とボクは話を終わらせて。]
絵、ありがと。
[礼を言って、その場を離れたのだった。**]
(+34) 2015/04/22(Wed) 02時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2015/04/22(Wed) 02時頃
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