238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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―天を仰ぎ見る場所で―
[全ての力《色》を集まった。 具現化した白と黒の翼はどこまでも高く、力強く。
―― ガ ァ ン ―――――――――!!
響いた音が意外なほどあっけなく。 天句を支配した魔女の胸を貫いた。
それを地に仰向けに倒れ、ヒトは笑いながら見た。]
(33) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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[門に近付きすぎた天使が地に堕とされる、なら。 翼も、資格も持たぬ、徒人が門に近づきすぎれば、地へと叩き付けられる。
『羽衣』焼いた鳳凰の炎は半分>>1:157術者を焼いて。 裁きの光を防ぐ結界の為に命を削り。 最後には己の力の限界を超えた。
戦いの最後まで立ち続けられたのは、他人に言わせれば『奇跡』なのだろう。]
(34) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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[偽りの扉が爆ぜる。
真っ白に染まる視界が晴れれば。 晴れ渡る空に虹>>5:359が降り注いでいた。]
(35) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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……バカムイ。
[視えすぎる眼だ。 厭なものも、見たくないものも幾つも見て来た。]
……99勝99敗1引き分け。
オマエ、約束破る気かよ。
[地に倒れ伏しながらも、遠くで交わされる言葉>>2が読めてしまった。]
(36) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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『――――だって、俺は天使だから
誰かを守る為に戦うに決まってる』
[いつか聞いた言葉を思い出す。 いつだってそう、友人らしい選択だ。
その友の戦う理由――すぐに無理するその背を守る為ならば、幾らでも命を掛けようと思っていた。]
(37) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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ボクは……。
………待ってないからな。
[この手はいつだって届かない。 それでも、せめて弟は守れただろうか。]
(38) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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……ばーか。
親友が此方を見たら、最後の意地だ。 全然平気な顔をして力一杯睨みつけてやろう。]
(39) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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[七色の聖痕の空に。 不死鳥の炎天使≪フェニクス・エンジェル≫が飛ぶ。
誇らしげに誰よりも眩く。]
…………カムイ………。
ありがとな………。
[救世の、『奇跡』の炎《光》を地へと齎して。]
(40) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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……――――。
[それが理眼-リガン-に最後に映った光景。**]
(41) simotuki 2015/09/22(Tue) 12時頃
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―幸々戸家 離れに面した庭―
[いつもならば生き物の気配ひとつしないそこが、ざわめきに包まれる。 手入れの行き届いた庭木の一つに人>>69が落ちて来た。
着物姿の女中たちが集まって、遠巻きにわいのわいのと騒ぐうち。
――『アンジェ・ロイスだ…』
呼ばれて来た幸々戸の一族の一人が声を上げる。]
(75) simotuki 2015/09/23(Wed) 22時半頃
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[元々、神威=アンジェ・ロイスはその不真面目さに加え。 長男をグレさせた原因だと幸々戸家ではあまり歓迎はされていなかった。
だから、彼の知る普段であれば。 怒声の次に、拘束の為の呪符の一つも飛んできたかもしれないが、代わりに向けられるのは困惑の視線。]
『―――……暫く帰っていない。』
[だがそれも、理岐の所在を問う彼に言葉によって、冷ややかなものへと変わる。]
(76) simotuki 2015/09/23(Wed) 22時半頃
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[その場は、しんっと静まり返って。 涙を流す男>>74を冷たい視線の群れが見詰めていたが。]
……大丈夫だって!
[どたどたと廊下を掛ける足音がして。
現れる姿はド派手な赤いコートに赤い伊達眼鏡。 その顔は"黒髪"であることを除けば幸々戸理岐そのものだ。]
(77) simotuki 2015/09/23(Wed) 22時半頃
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神威、さん。
……ですよね?
あの、わかりますか。理央です。
[兄そっくりの顔で、幸々戸家当主理央は微笑んだ。*]
(78) simotuki 2015/09/23(Wed) 22時半頃
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はい!リッキィ……幸々戸理岐の弟です!
やっぱり神威さんなんですね! いつも話聞いていました!
[男>>79の答えに、ぱああぁぁっと笑顔が華やぐ。 姿形は似ていても、理岐ならば見せないであろう無邪気な笑顔だ。]
(80) simotuki 2015/09/23(Wed) 23時半頃
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[あの日。 12柱の使命を根底から変えてしまった戦いの最後に、炎天使がこの世界に救済と罰を齎し、燃え尽きた後。 幸々戸の幼い投手にも小さな『奇跡』が起こっていた。
生まれついての病弱で外出もできない身体。 それが不思議な事に、あの日を境に体調を崩す事が無くなった。
それでも変わらない一族の過保護な対応もなんのその。 屋敷を走り回り、抜け出し、異母兄の格好までも真似だして、最近では諦めが入ったのかある程度自由に動き回れている。]
(81) simotuki 2015/09/23(Wed) 23時半頃
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ずっとお礼を言いたかったんです。
そりゃあ、色々言う人もいるけど。 僕は変わってよかったと思うから。
[静かな言葉はもう無邪気なだけの子供ではないけれど。 裸足なのも構わずに庭に下りて、神威へと手を差し出す。]
……あの。
[一瞬、言い出しにくそうに言葉を止め。]
(82) simotuki 2015/09/23(Wed) 23時半頃
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リッキィに会ってくれますか?
兄はあの日からずっと。 眠ったままなんです。
(83) simotuki 2015/09/23(Wed) 23時半頃
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[何度も首を縦に振る男>>87に。 理央は嬉しそうにまた笑って、彼を嘗ては自室のあった離れ座敷へと案内する。]
"あの日"――。
三黒さんが兄を背負って帰って来てくれました。 でもその時には既に息も何も、していなくて。
[屋敷の中の酷いざわつきに。 出るなと言われた離れの部屋を抜け出し玄関へと走った。
兄の死など予期すらしていなかった子供は、泣いて、喚いて。 周囲が何度も死を告げて止めて、物理的に引き剥がそうとするのにさえ抵抗して、その病祓い――治癒の力を使った。]
(88) simotuki 2015/09/24(Thu) 00時頃
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傷は治ったんです。 心臓も動き出して。 息も吹き返した。
でも、でも……、目覚める事だけはなかったんです。
[離れの部屋の襖を開ける。 そこには和室に置かれたベッドの上、点滴を受けながら眠る理岐の姿。 髪はあの頃よりも少し長く。 染めていないのですっかり黒に戻っていた。]
(89) simotuki 2015/09/24(Thu) 00時頃
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足りないんです。
きっと僕だけじゃ。 リッキィを起こすには、『奇跡』には足りない。
[じっと神威の顔を見て。 邪魔はしないと、一歩入口の前から横へと退いた。*]
(90) simotuki 2015/09/24(Thu) 00時頃
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[――――ぴくり 頬に落ちた暖かな雫>>92に、僅かに瞼が動く。]
……――――。
[広がる"奇跡"のように甘い香り>>93に混じり。 『リッくん』――聞こえたのはたった一人しか呼ばない呼び方。]
(166) simotuki 2015/09/24(Thu) 08時半頃
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[――――とすん]
(167) simotuki 2015/09/24(Thu) 08時半頃
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[長らく眠りの中に居た身体は弱り。 手は親友の身体に軽く触れた程度だけれど、殴る意志があった。]
………、…ばーか。
約束……破ったの。
そっちじゃない、か……。
[開かれる事のなかった黒い目は友を見て。 殴った手はその服の端を掴む。
"あの日"、届く事はないのだと絶望した手は、今は確かに友を捕えた。]
(168) simotuki 2015/09/24(Thu) 08時半頃
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…………神威。
戻ってきてくれて…、…ありがとう。
[滲む視界には変わらず"翼"が視えた。 天に空を飛ぶ権利と翼を奪われても。
自分にとってはいつだって、彼は誰よりも自由で純粋な天使《トゥルーピュアエンジェル》なのだから。**]
(169) simotuki 2015/09/24(Thu) 08時半頃
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幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。
simotuki 2015/09/24(Thu) 08時半頃
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―数年後 破壊の跡残らぬ街中で―
[掌からぱっと鶴の型をした式鬼紙《シキガミ》が飛び立つ。]
ほら、行け。
[よたりと一度傾いた鶴は、何度も羽搏き体勢を立て直すとささやかな風を纏って低空飛行。 前を行く女子高生3人組の足元を駆け抜けスカートが――捲れない。]
(210) simotuki 2015/09/25(Fri) 00時頃
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…………白、白、…赤。
[けれども。 何事かを呟いて、ふっと笑って眼鏡をかけ直す。
目覚めてから数週間。 弟の力による治療と友人の手も借りたリハビリの結果、なんとか松葉杖があれば歩けるようにはなった。 特に土産のクレープを口にしてからは奇跡のように回復も早かった。]
(211) simotuki 2015/09/25(Fri) 00時頃
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[街中でも目立つ真っ赤なコートに伊達眼鏡は、弟が勝手に部屋から持ち出していたのを取り返した。 髪は以前のように切り揃えたが色は黒いまま。
ゆっくり、一歩一歩の足場を確かめながら。 自分の足で歩いて行く。 時々止まって見上げる空は随分と遠くに見えた。]
……探して来い。
[戻ってきた鶴をもう一度飛ばす。 鶴は覚束なくもよろよろと空へと飛んで行く。 式はまだ使うなと言われているが今は特別だ。]
(212) simotuki 2015/09/25(Fri) 00時頃
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[やがて短くない距離を時間をかけて歩いた場所。 カツンと松葉づえをつく音を響かせて、立ち止まる。]
……変わらんな、三黒の。
[飛ばした鶴の式は、黒い男の肩へと着地して、かさかさと翼を鳴らしていた。 以前のように少しだけむすっとして三黒へと話しかける。]
(213) simotuki 2015/09/25(Fri) 00時頃
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うちの当主様が来てくれないと寂しがっている。
[兄が目覚めた事を真っ先に速達の式で知らせたのに、と。 むくれていた当主《弟》を思い出して少しだけ表情を緩め。]
あと……あー……。
ボクが眠っている間、随分世話になったようで。 その。
……。
ありがとう。 ボクの居ない間、守ってくれて本当に感謝している。
[真っ直ぐに男を見詰め、深々と頭を下げた。*]
(214) simotuki 2015/09/25(Fri) 00時頃
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幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。
simotuki 2015/09/25(Fri) 02時半頃
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―目覚めてから数か月後―
[人の群れが見下ろせる高いビルの上。 赤いコートをはためかせ、式鬼紙使いは杖を片手に立つ。]
『マイクてす、マイクてす。 リッキィ、神威さん、準備いいかな?
今回は僕が審判をするよ。』
[傍らの式から幸々戸の当主の声が響く。]
(247) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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久々の『勝負』だから、腕が鳴るな。
[初めは松葉杖じゃなくなっておめでとうの食事会だった筈だ。 それが話の流れで友との雌雄を決する事となった。
ちなみに弟も参加したがったが、それは全力阻止した結果の審判役だ。]
(248) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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一重折り
二重折り
三折り 魂(たま)折り込めて
血が主は幸々戸理岐なり。
[今日の日の為に用意した特別性の紙が淡い光を纏い、浮き上がり。]
(249) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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――式鬼紙《シキガミ》 海つ………ごふっ!
[突如、術者は吐血して倒れた。]
『リッキィぃぃぃっ!!!?』
[審判が大慌てでビルを飛び越え駆け寄って、すぐにその背へと手を当て、治癒の力を使う。]
(250) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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[しばらくお待ちください。]
(251) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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[――ボクは奴らを赦せんよ。
以前、礼を言いに会いに行った三黒にだけ話したことがある。
リハビリの経過はいいこと。 日常生活は問題なく送れるようになること。 けれど、無理はもう利かない身体になること。
以前と変わらず、痣無しと侮るような彼に話したのは、幾分か声に感じた暖かさ>>223と、自分の死んだ身体を捨てる事無く運んできたと聞いていたからか。 その時に一緒に伝えた、赦さないと。]
(252) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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『ボクは『護り手』だからな。
当主様が融和路線とるならそれはいい。 ボクは異論を挟む気も、妨害する気もない。 でも信用はしない。
一度やらかした奴は、理由さえ出来ればまたやると思う。』
(253) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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『……理央もアイツもなんだかんだお人好しだ。
今のボクに出来るのは、良い眼で警戒するくらいだし。 だから、また手を借りるかもしれないので。
その時はよろしくお願いします、三黒の当主殿。』
[そう言ってもう一度頭を下げたのは、遠いがはっきりと残っている記憶。 あれからなにかと煩い長老達から盾になるように努め。 随分とでかくなっていて驚いた日向とも喧嘩をしないように――再会時にうっかりチビガキ呼ばわりした上に、身長計ろうと頭に手を置こうとした件を除いて――して来た。]
(254) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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……改めて、行くぞ!カムイ!
[先程のハプニングから無事生還した式鬼紙《シキガミ》使いの周囲に浮かぶ、ノーマル式鬼紙《シキガミ》が7体。]
手加減したらもう二度と『勝負』してやらんからな。
……記念すべき200戦目だ。 勝って先に100勝するのはボクだけどな。
[先程まで倒れていたとは思えぬよう、にっと不敵に笑う。 あの時、神門の魔女に見せられた友と弟の居る景色。 それは今、伊達眼鏡越しでも眩くもはっきりと、理眼-リガン-に映し出されていた。**]
(255) simotuki 2015/09/25(Fri) 20時頃
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幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。
simotuki 2015/09/25(Fri) 23時半頃
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