7 百合心中
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―大学前―
[ざぁ… 一陣の風が、花びらを舞わせ。髪も宙に流す。 心地よい風]
まだ。花は散りきらないだろうけど… 長く、咲いてて欲しいな。 せめて、新しい服を着て日向ぼっこするまでは。
[眠たげな目は桜を見つめ、そう呟く]
でも、やっぱり約束?しちゃったし。 明日も晴れると良いけど…?
[ふと、人の気配に振り向いて。 其処にいたのは…ノートに書かれた名前の主。 眠そうな目を瞬かせ、推理が当たっていたのかどうか。 少し前に見た、後ろ姿と合わせてみる]
(15) 2010/03/24(Wed) 00時半頃
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―大学前―
[後ろ姿と此方を向いた姿は、照らし合わせてみると似ていた。 同級生から挨拶の声が聞こえると、軽く微笑んで]
こんにちは。ケイト。
[挨拶を返せば、今度は小首を傾げる]
んーと。 人違いだったら、ごめん、だけど。 ベンチで寝てた時に、起こしてくれたのって。ケイト?
(22) 2010/03/24(Wed) 01時頃
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[恥ずかしげに俯く様子には、その感情に気付けぬまま不思議そうに見つめていたが]
あ、やっぱり。ケイトだったんだ。 良かったぁ、合ってて。
[上げられた顔が困ったような表情をしているは、やはりその感情が分からず。 対称的に、手を合わせて微笑んだ]
ううん、助かった。 後もう少しで講義に遅れるところだったし…
ありがと。ね。
(33) 2010/03/24(Wed) 01時頃
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うん、ローズマリー。だよ。
[小さく頷くも、その前の言葉には。 きょとん。 眠たげな目が一つ瞬いた]
…えっと。怒ってない、けど。 なんで、あたしが怒ってるって思ったの?
[うーん? 反対側に首を傾げる。聞けば分かる、と考えては居ない様子]
(45) 2010/03/24(Wed) 01時半頃
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ああ、そういうこと? ううん、全然そんなこと無いよ、ありがと。
[ふふ、ようやく合点行った、とケイトに微笑んで]
うん、その顔の方が良いよ。
[くす、と小さく。 ふと、顔を上げて、声の方を向けば]
…グロリアさん? あ、もしかして、今日、でした?
[連れ出されるのが今日なのか、と、思ったらしい]
ええ、さっき、此処で丁度会って… えっと、此方、同級生の、ケイト。 で、この人が、先輩の、グロリアさん。
[そう、二人に紹介する]
(62) 2010/03/24(Wed) 02時頃
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[狼に食べられそうな赤頭巾。 んむー、と小さく首を傾げつつ]
そんなに危なっかしいのかなぁ。
[ぽつ、と呟くも。 グロリアの今日の事を聞けば、そっか、と小さく呟き]
うぅん。じゃあ、急がなくても良いかなぁ。 今日も、気持ちいいお天気だけど… 急ぐことになったら、日を改めた意味が無くなっちゃうし。 グロリアさんも、大変そう…予定が、あるんですよね?
[うん、と一人納得したような様子でグロリアに言う]
(69) 2010/03/24(Wed) 02時頃
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ケイトは可愛いと思うけど?
[真っ赤になって否定する様子に、不思議そうに見つめるも]
うん、そうみたい。 そして、狼さん。
[顔を近づけ…寸止め。 その様子に、一寸、息を止めていたが、直前で止まったことを知ると、安堵の息をつく]
言うのが遅くなっちゃったかと思った。
[ぽそ、と小さな声で呟いた]
(76) 2010/03/24(Wed) 02時頃
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[グロリアの言葉に顎に人差し指を当て]
うーん。 グロリアさんがそーいっちゃうと、あたしは何も言えなくなっちゃうんだけど… 自分が狼、っていうグロリアさんに。興味があるのかも。
[唇に指を当てるのが目に入れば、軽く頬を染めるも]
うん。あたしに対して、そういう気持ちになるのが。 どんな、気持ちなのかなー。って。 まだ。グロリアさんに怖い感じはしないし?
…忘れ物、ですか。
[グロリアの笑みに、コレも何かの比喩なのだろうか。と、少し考えるも、思いつくことはなく。 そのままの意味として捕らえ]
あ、はい。えーっと。
[ぴ、ぴ、と携帯を取りだして連絡先を教えるつもり]
(84) 2010/03/24(Wed) 02時半頃
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うーん。そーゆーものなのかなぁ。 でも、可愛い動物にキスしたいとは思わないし…
[やはり、何処か要領得ない様子。 眠たげな目で見つめていたが、携帯の画面を見ないと少し変わった操作はできない]
はい、分かりました。 グロリアさんの都合の良い日で、晴れてる日。 …あ、後、お店が休みじゃない日。
[微笑まれれば、つられて微笑んで。 ケイトが走り出すのを見れば、その背中を見届ける事になった]
ケイト? …えっと。真面目な子だから、かな。
(93) 2010/03/24(Wed) 02時半頃
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するかなぁ? 確かに、飼い猫とかにしてる人は多いみたいですけど… 野良ちゃんにします?
[そう、首を傾げつつ問いかけて]
はい、折角休むんだから、外に出て気持ちの良い日の方が良いじゃないですか。
[小さく頷くと、あはは、と困ったように頬を掻いた]
本読むのが好きな、真面目な子…で、シャイ?かな。 うん、そう伝えておきますね。
[其処まで言った所で、は、と]
…えっと。私にはそーゆーお言葉とかは…
(103) 2010/03/24(Wed) 03時頃
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そ、そんな事してたら飼い猫沢山になっちゃうじゃないですか。
[良いの?と問われれば、少し慌てて答える。 …答えになっていない気もするが]
あの時、そう言う風になるとは思わなかったんだもん。 女の人も、狼になるなんて初めて聞いたんだもん。
[むー、と、軽く頬を膨らませて。 最も、分かった途端に逃げ出せるほどの機敏さが有るかどうかは…謎であるのだが*]
(109) 2010/03/24(Wed) 03時半頃
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―大学前―
――――…!?
[飼い猫にするのは。この驚き様は、額を突かれただけではない]
良いの、って。言われても…
[想像したことも無いこと。弱ったように視線を落とす。 結局、話題が変わるのに便乗して、答えは有耶無耶にした]
もぅ。可愛いからって。 みんなに手を出しすぎですよ?
[――]
ぁ。はい。じゃ、また。
[グロリアの後ろ姿を見つめ…視線は空ではなく地へと向けられた*]
(160) 2010/03/24(Wed) 08時半頃
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―商業街―
[あてもなく街へと出た。 講義を受ける気になれなかったのは、春の陽気だけではない]
あたしは、わからないよ… 分からないのに…
[カシャッ。 ケースを取り出せば、二粒、口へと放り込み。 ガリ、ガリ… 清涼菓子を噛み砕く。その顔は眠たそうなままだったが、空を見上げるまでは気分が上向いたらしい]
…
[目に入るのは、二ュース。 花の馨が運んでくる、終末… ただただ黙って画面を見続けて。 くしゃり、と、頬の近くの髪の毛を握るように片目を隠した]
(180) 2010/03/24(Wed) 12時半頃
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…
[ガリリ。 口の中に残った清涼菓子を飲み込めば、不自然な冷たさだけが口の中に残った]
花の、馨。 あたしは…しないよ。 うん。しない、よ。
大丈夫。大丈夫…まだ。 やりたいことも、あるんだから。
[ゆっくりと手を下げると、眠そうな目を前へと向け。 また商業街を彷徨い始める*]
(185) 2010/03/24(Wed) 13時頃
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―回想・商業街…本屋近く―
[彷徨うあてなどない。では、何故彷徨うのか。 何かの気が済むまで。せめて、何か違うことを思える物を探すため]
あるのかな…
[緊急ニュースとして流れていたあの光景。 いつの間にか、直ぐ傍にまで迫ってきていた非日常。 それは、今歩く先にも潜んでいるのかも知れない。 そう思うと、どうしても…]
きゃっ…!?
[日傘を持った、上品な女性。 白い肌で、その黒い髪が映えて見えて]
い、いえ、あたしが、ちゃんと、前見てなかったから… ごめんなさい…?
(221) 2010/03/24(Wed) 20時頃
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―回想・商業街…本屋近く―
[頭を下げると、漂ってくる花の香。 それは、女性から…正しくは女性が出てきた本屋から流れてきて]
…
[顔を上げれば、眠たげな瞳は女性を見つめる。 きっと、あの話を聞かなければ。 素敵な香りだと。目の前の女性のやわらかな雰囲気も相まって、映えたのだろう、と小さく思う]
…えっと。すいません、でした。
[迫る死に対して、どのような言葉を。どのような顔をすればいいのだろう。 もう一度、謝罪の言葉を口にすれば、ゆっくりと歩き出した]
(222) 2010/03/24(Wed) 20時頃
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―商業街―
[歩いて。歩いて。 結局、花の香りがところどころで感じられて]
逃げれない、のかな。もう…
…
もう、大学に行く必要もないのかな。
[街の中で、一人。ぽつりと呟く。 それでも、街はまだ機能していた]
(236) 2010/03/24(Wed) 23時頃
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―商業街―
[暴徒と化した住人達が、行き場のない負の感情を撒き散らす。 今まで、この街に居たというのに。 沸き上がる絶望の中で、自分の役割を持とうと必死に正義を振りかざす人もいる。 ぶつかり合えば、白ではなく、赤い花が散った]
――。
[眠たそうな目で、女は街を見下ろしていた。 オフィスビルも、今では警備も手薄。 割られたガラス跡から入れば、こんな屋上に来るのは物好きしか…]
――?
(377) 2010/03/25(Thu) 13時頃
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―商業街―
[ガチャリ。 そんな物好きが居たらしい。ドアの向こうには若い男女。騒ぎが起きたとき、仕事中だったのだろう。スーツ姿の男は軽く目を見開いたが]
「止めないでください」
[そう、悲しそうな目で笑って。 女性はその手を握り、彼をビルの敷地外へと…]
(378) 2010/03/25(Thu) 13時頃
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―商業街―
生まれかわっても、一緒に、か。
[ゆっくりと階段を降りながら呟く]
幸せ。だったのかな。
[ビルから出れば、花の香と共に異臭が漂う。 地面に咲いた花を残し、女は歩きだした*]
(381) 2010/03/25(Thu) 13時頃
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―商業街―
[衝動的な暴動。 やり場のない感情のソレは落ち着いたのかも知れない。 眠そうな目は辺りを見回して。ゆっくりと、白の中に埋もれた桜色の花弁を掬い上げた]
大学は…今、どうなってるのかな。
[桜並木の傍にある大学。 近いはずなのに、こんな灰色と白と赤の世界からは遠くも感じて。 思い出されるのはこの街の変わり果てた情景]
死ぬのが、正しいの? 暴れるのが、正しいの? わからないよ…
[そう呟くと同時に、桜の花弁は風に流れてどこかに飛んでいった]
(434) 2010/03/25(Thu) 20時頃
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―商業街―
え?
[怒鳴り声や、絶望への怨嗟などではない。確かに"人"の声。 振り向けば、その姿に。眠そうな目は、一つ瞬いて]
はい…なんでしょう?
[こんな世界では、どこか気が抜けている声かもしれない。 しかし、それらしい声にすることは、女には出来なかった]
背の高い…女の人。薄いピンクの――
[思い返されるのは。まだ世界もやさしかったころ。女を求む場所へと導いてくれた女性]
――ごめんなさい。リンダさんは、見てないわ。
[かすかに目を伏せて。 約束に想いを馳せれば、望んだ名前がこぼれ]
(438) 2010/03/25(Thu) 20時半頃
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水商売 ローズマリーは、「今、どうしているんだろう」小さく呟いた
2010/03/25(Thu) 20時半頃
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―商業街―
え?…ぁ、あってたんだ…
[思わず、名前を言ってしまったけれど。相手の女性からも同じ名前が出てきて。小さくうなずいた]
うん。こんな風になる前に。紅はこべに、連れてってくれた人だから。 可愛い帽子だったし…リンダさんのお店に行く、って、約束、したんだけど…
[優しかった世界。優しかった人。たった数日前の出来事だというのに]
イリス、さん、だね? うん、分かった…そう、伝えておくね。待ち合わせ場所とか、連絡先は、良い?
[昨晩から。一緒に人と居れた。それは、今はとてもうらやましく思えて。そして。今、一緒にいれない、というのは。とても悲しく思えた。 イリスに何をしているのか、問われれば、困ったような笑みを向ける]
あたし?あたしは――いつの間にか、こんな世界になっちゃってたから。どうしようかな、って。 良い案が、思い浮かばなくって。
(441) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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ああ、だから…リンダさんと。 うん。もし開いてたとしても…ゆっくり、服を選んでる時間は…
[それはどっちの時間が足りないせい? …ゆっくりと頭を振る]
そっか…うん、そんなことで良いなら。
[連絡先を受け取ろうと、携帯を取り出すけれど。 対照的に、あまり使われない電話の電池は残っていた。 続けられた言葉、笑みに、眠そうな目は微かに細くなる]
良いの? うん、一緒に、過ごしてくれそうな人は…いるかも、知れないけれど… 少し、怖いから。
[うれしそうにするも、そこはかとなく違う感情もはらんで]
(444) 2010/03/25(Thu) 21時頃
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うん。 きっと、楽しかったんだろうな…
[遠い目。 過去のIFほど、妬ましく。どうしようもないことはない。 ふ、と視線を戻せば]
ローズマリー。よろしく、ね。
[ゆっくりと首を傾ぎながらイリスに微笑んで。 きっと、携帯の画面にも名前が表示されたのだろうけれど]
おかしくなっちゃう、かな。 いや、きっと、そうなのかも。
[考えようとしたけれど。すぐに止めてしまった]
うん…怖いの。 貴女じゃない、って。"選ばれる"のが…"知ってしまう"のが。
(448) 2010/03/25(Thu) 21時半頃
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イリスさん、ね。
[もう一度。なぞるように。覚えるように呟いて]
たった、数日前だもの。 あたしも、どこかで、元に戻ってくれる… "奇跡"を待ってるのかも。
[「奇跡」という言葉を使う。 つまりは。もう、戻らないと、あきらめているということ。 自然とこぼれる言葉は本心をぽろぽろとこぼしていく]
――どうなんだろう。男の子と、そんなに話したことないから。
[ゆるく首を傾げつつ]
でも。今、一緒に居たいのは貴女じゃない、って。 貴女のことは、切り捨てても良いって"選ばれ"ちゃうのが…怖くて。
[そう、困った様に笑んだ]
(452) 2010/03/25(Thu) 22時頃
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そうだったら…その日だけは真面目に講義を受けちゃうかもね。 真面目に受けたことないから、受けれるかは分からないけれど。
[思い出し笑い。よくよく考えると、講義の内容を覚えているほうが稀で]
分からない。その時に、なってみないと。 さっきまでここに居た人みたいに暴れちゃうかもしれないし。 さっき出会った人たちのように。自分で死のうとするかもしれない。
最初から分かってれば…こんな気持ちにならなくてもすむのに。
[ふと、手を握られて。眠そうな目が微かに見開いた]
争うのも…"知って"しまうのも、怖いの。 知ってる人が、怖い目で見つめてくるのは…もう、いや。なの…
[久しくも懐かしい人のぬくもり。願ってないのに目の前がぼやけた]
(454) 2010/03/25(Thu) 22時頃
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[嗜めるような視線に、ふ、と。 否定も、肯定もせずに]
[真摯な視線。真面目に考えてくれているというのに。 どうしても、目頭が熱くて、眠気が残る目が涙を止めてはくれなかった]
――なん で?
[その優しくも頼もしい言葉に、口を開こうとしても奥から出るのは望まぬ嗚咽]
あり がと。 ごめ。なんだか、涙、止まらな
[ぽろぽろと、崩れかけていた強がりは涙と共に流れ落ちる。 抱き寄せられて、戸惑いながらも背中に手を回して。 その暖かさを知ろうと。感じようと]
一人、だったから。おかしく なっちゃった のかな…
(457) 2010/03/25(Thu) 22時半頃
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[髪を撫ぜられれば、少しは落ち着いたのか。嗚咽は収まってきて]
怖かった…何時、あたしがどうなるか。あたしが知ってる人がどうなるか。あたしを、本当はどう思ってるのか。 考えたく、なかった…
だから。一人になったら…今度は、寂しいの。 目の前で、一緒に飛び降りる人も。うらやましく、思っちゃって…でも、優しい声を聞かせてくれる人が…居なかったの。
[とめどなくあふれてくる感情。 きっと、押さえつけてきた分、誰かに聞いてほしかった。誰に、気持ちを知ってほしかった]
一人じゃ、生きてけないのに。 あたし、馬鹿だった。こんなときになってから、気づくなんて。馬鹿だよね…
――でも。ありがと。 謝りはしないけれど。この気持ちを、伝えられないのは。悲しいよ。
[そう、涙でぬれて。赤くなった顔で。微笑んだ]
(463) 2010/03/25(Thu) 23時頃
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…ずっと、逃げてきた、罰かな。 今すぐには、一緒に居たい人が、思いつけないけれど。 気づけたから。後悔は、しないよ。
[親指で涙を拭われれば、まだ目は赤かったが涙は止まって]
うん。きっと、来るんだと、思う。 だから、ね。
[イリスの笑みを見れば。 拒まれなければ、ぎゅ、ともう一度抱きしめるだろう。 ゆっくりと離れれば、今度は手を握ろうと]
――行こ。リンダさんを、探しに。 きっと。リンダさんも、探してるから。
(466) 2010/03/25(Thu) 23時頃
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[手をつなげば、一人ではないと。その言葉が身に沁みる。 心的に余裕が出れば、不安になるのは]
リンダさんも。寂しいだろうから…
…
リンダさんが行きそうな場所、って、どこか、ないかな。 リンダさんのおうち、とか。
[どういう理由で別れたのかは分からないから、イリスに話しかけつつ、荒れ果てた街を行く]
他には…ご飯がある場所、とか。 リンダさんと、イリスさんが働いてたお店、とか…?
[ぽつぽつと思考を垂れ流しながらも、辺りを見回すことは忘れない]
(468) 2010/03/25(Thu) 23時半頃
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うん、行ってみよ。
[電話番号を知らないのだから、リンダの家も知らないかも、と、少し思っていただけに。 知っていることに声を弾ませ]
へぇ…あ。 あー。なんだか、変わったおうちがある、って思ってたけど…
[ここなんだ、と、呟けば、道場と家屋を見比べて…イリスを見る]
どっちかな。じゃー、探しやすそうな、こっち?
[そう言って指差したのは道場。 家屋よりは面積は小さそうだし、一階建てだったためである。]
(470) 2010/03/26(Fri) 00時頃
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―リンダの家・道場―
そっかぁ…でも、初めて来たとき、びっくりしなかった?
[所々に見える日本のオブジェクトに興味が惹かれる様子。 きょろきょろと辺りを見回しながら道場へと…]
横にスライドした…っ!
[引き戸に驚く間もなく。 見たくもない、白が見え…イリスをちら、と見る]
…入ってみる?
[イリスが行かないならば、自分だけでも行くつもりで。 唇を横に引いて、道場の奥を見る]
(473) 2010/03/26(Fri) 00時頃
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