人狼議事


223 豊葦原の花祭

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【人】 旅籠 おもん

[やってしまったと肩を落とす後ろから、ごみ箱を漁る音が聞こえた>>1:94]

……なにしてるにゃァ?

[とんと経緯は読めないが、何やらごそごそとごみ箱を漁っている処を見れば何か間違えて捨ててしまったんだろうか。
手伝おうか、と腰を浮かせかけたところで、さらに声>>1:121]

―――亀吉かにゃァ!久方ぶりだにィ。

[一瞬目を開き、そして目を細める。
亀吉はよく祭りの時には干物を取りに来ていたものだ。数年前から姿を見なくなり代わりのものが来ていたけれど。]

(22) 2015/04/20(Mon) 13時頃

【人】 旅籠 おもん

干物は取り置いてあるよォ。いつものうるめとほっけ、あと鮭に今年はイワシもアジもいれてあるからにィ。

[猫の噂は千里を走る。亀吉が来なくなった理由も、うっすらと知っている。
ただ、おもんはそれを突っつかない。風流でないからだ。]

よければ座って酒も飲んでいくといいにゃァ!今年は色々作ってきたんだよォ。

[亀吉は応じただろうか。
ついでにゴミ箱に半ば頭を突っ込んでいる女性もつんつんとつつき、事情を聞こうとした。]**

(23) 2015/04/20(Mon) 13時頃

旅籠 おもんは、メモを貼った。

2015/04/20(Mon) 13時頃


【人】 旅籠 おもん

芯棒?>>46

[こてり、と首をかしげる。]

芯棒になんかあったのかにィ?

[目線を目の前の奇妙な服装の彼女に向ければ、なんだかそれ自体も勘違いのようで。
―――まあいいや、とおもんは切り替える。]

―――お嬢さんも何か飲んでいきなよォ。

[お題について口ごもる彼女を見てピンときた。外神様だ。]

あァ、お代なら…んじゃお嬢さんの持ってるもので何か一つおくれよォ。

[そう言って甘酒を器に注ぐ。無理なら無理で、外神様だしただでふるまうつもりで。]

(84) 2015/04/21(Tue) 07時頃

【人】 旅籠 おもん

-その少しあと-

……まさか、甘酒で酔うニンゲンがいるとはにゃァ……

[小さくため息をつくおもんの目の前の彼女は奇声を上げながら頭をグリングリンと上機嫌に回している。]

お嬢さん、とりあえずお水あるから飲みにゃァ…ちょ、ちょっとォ!

[そう声をかけようとした瞬間、亀吉につられふらつく足で立ち上がる。>>49
どうやら桜を見に行こうとしているらしいが、えらく蛇行している。]

―――大丈夫かにゃァ、あの外神様。

[心配げに見やるおもんの気持ちをよそに、彼女は人ごみに紛れて行った。]

(85) 2015/04/21(Tue) 07時半頃

【人】 旅籠 おもん

[ふっと雑踏から目をそらし、顔を上げれば。]

今年も咲いたにゃァ―――

[白い花びらがここからでもはっきり揺れているのがわかる。
今年も、この時期だ。]

……祭りは後片付けが勝負なんだよにゃァ。

[屋台商売をしているけれど、自分の本当の生業は]

―――あァ、いらっしゃい。

[屋台に来る人にまた愛想を振りまく。それは外神様か、村のものか。]

(86) 2015/04/21(Tue) 07時半頃

【人】 旅籠 おもん

[猫には9つの命がある。


おもんが喋れるようになったのは3つ目の命の時だった。
周りの猫仲間には、遅いほうだと馬鹿にされた。



尻尾が2本になったのは5つ目の命の時だった。
人に化けられるようになったのは7つ目の命の時。



9つの命が終わって、ようやっと死ねる、とそう思った。
もういろんなニンゲンと別れるのが嫌だった。

でも、死ねなかった。]

(87) 2015/04/21(Tue) 07時半頃

【人】 旅籠 おもん

[気が付けば、地獄の獄卒が説明していた。

火車。
死んだニンゲンが現世で迷っていたら三途の川まで送り届ける仕事。
ニンゲンには忌み嫌われる仕事。


ニンゲンが好きだった。
ニンゲンの周りのなにくれも好きだった。
ニンゲンと一緒に日向で寝ころぶのが好きだった。


この村のこの祭りは、自分の役割など関係なく、ただの猫又として扱ってくれる。
桜は自分を変わらず花びらで包む。
だから、おもんはこの祭りが好きだ。]

(88) 2015/04/21(Tue) 07時半頃

【人】 旅籠 おもん

―――今年もきれいだにゃァ。

[酒を注ぎながら振り仰ぐと、さわさわと桜が揺れた気がした。]

……あい、マタタビ酒の水割りだにィ。
こっちは麦酒だよォ!

[客に笑顔で酒を渡しながら、今年も来てよかったと思っていた。]**

(89) 2015/04/21(Tue) 07時半頃

旅籠 おもんは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 07時半頃


【人】 旅籠 おもん

[矢継ぎ早に言葉が聞こえ>>90、振り返る。
せくしい、の意味はよくわからないが、前後の言葉からするにどうやら自分が褒められているようで、隠したはずの尻尾がまた上機嫌に出てきそうになる。]

お嬢さんうまいこと言うにゃァ。
飲み物、色々あるよォ、マタタビ酒に麦酒、あとこっちは果実酒。
ああ、お酒が苦手なら甘酒も柚子茶もあるよォ。

[甘酒でさっき酔っぱらった外神様もいたが、ふつうは大丈夫だろう。
相手がのぞきこめばそれを丁寧に説明する。
恐らくはこの人も外神様だろう。]

お金はどれも一緒だにゃァ。とりあえず飲みたいものを飲むといいにィ。

[そう言って他の客から注文されたうるめを炙りはじめた。]**

(113) 2015/04/21(Tue) 16時頃

旅籠 おもんは、メモを貼った。

2015/04/21(Tue) 16時頃


【人】 旅籠 おもん

[目の前でみんなが酔っぱらいながら桜を喜び、祝い、そして笑う。

誰かが行った冗談をにやにやしながら見つめつつ、ついに誘惑に負けておもんもマタタビ酒を一口含む。
喉を通る酒のぴりりとした刺激感と鼻に抜けるマタタビのふくいくとした香り。]

今年もいい花見だにィ。

[独り言ちて見上げた空には、自分の櫛と同じきんいろのお月様が笑っていた。]**

(165) 2015/04/22(Wed) 00時半頃

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