42 廃棄人形ーeverlasting love marionetteー
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[遅めの朝食を取り終わり、時間を確認する。 新聞を隅から隅まで読みながらゆっくり食べていたら 大分時間がかかってしまったようで もう昼食を取っても全くおかしくない時間帯だ]
……今日もそろそろ街へ出よう。 "知識"を集めに……
[そう呟いて本に溢れた我が家を後にした]
(112) 2011/01/14(Fri) 13時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 14時頃
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―昼下がり、芝居小屋の前―
[しばらく歩きながら考える。すれ違う人々の中にも 人形を破壊しようとするものがいるのだろうか、と。 そんな考えを巡らせていると、いつもは無い人だかりが 出来ていることに気が付く]
何かの、催し? ……あれは……
[特に用事らしい用事もない。 興味を引かれ、ふらりと近づいていく。 そんな中に顔見知りである中年の男性がいるのが見えて声を掛けた]
……こんにちは、お久しぶりです。時雨のおじ様。 今日は随分と人が多いようですが、何かあったのですか?
(116) 2011/01/14(Fri) 14時頃
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[辺りを見回せば人混みに外れた所に 公演のポスターが貼られているのに気づいて]
……ああ、なるほど。東方の演劇ですか…… 確か、歌舞伎というのでしたか。
[そういえばちらほらと噂は聞いていたような気はする。 まだ見たことのないものへの興味がむくむくと湧いて来た]
……いえ、特に用事はありません。 ご一緒させていただけるのなら嬉しいですが…… 私などでよろしいのですか?
[小さく首を傾げてそう尋ねた]
(120) 2011/01/14(Fri) 14時半頃
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>>121 そうでしたか。それは確かにとても幸運なことですね。 そういうことでしたら是非。
[そう言った後で微かに笑みを浮かべて]
大丈夫ですよ。 時雨のおじ様のお話はいつもとても興味深いものですから。 開演まで、この一座のお話を聞かせてもらえますか? 女形の方とお知り合いという話でしたが……
(124) 2011/01/14(Fri) 14時半頃
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>>129 ……? そうですか……
[何か言い淀む様子を見せた相手の様子に 僅かに首を捻るが聞かないほうがいいと判断]
……それでは、席の方に移動しましょうか? ええと……
[あらためてチケットを確認する。 このチケットは最前列の近いSS席のもののようだった]
……疑っていたわけではないですけれど、 本当に役者の方にもらったんですね。 これ……凄くいい席なんじゃ?
(131) 2011/01/14(Fri) 15時頃
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>>135 [パンフレットを受け取り、小さくお辞儀をして礼を述べて 相手の隣の席へと腰掛ける]
……人形と人間が共に……ですか。
[座の人間は座の人形のことを、 座の人形は座の人間のことを一体どう思っているのだろう。 パンフレットに目を落としてふと考える]
……それは、とても……興味深いです。 ……人形の身としては、とても。
[小さくそう呟いた]
(139) 2011/01/14(Fri) 15時半頃
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ケイトは、慶三郎に話の続きを促した。
2011/01/14(Fri) 15時半頃
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>>142 いえ、お気になさらず。 私が「感情」などと言うのもおかしいですが、 私は自身が人形であることに特別な感情は持っていませんから。
[そう言って首を左右に振って微笑んだ後に、 相手が険しい表情を浮かべればこちらも神妙な表情を浮かべて]
……はい、存じています。
[そう言って小さく頷いた]
……彼らは一体、何を考えて破壊を行っているのでしょうか……
(144) 2011/01/14(Fri) 15時半頃
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>>149 ……どう、なのでしょう。 でも、私は……
[少なくとも自身は特別な「感情」は無くとも 人形と人間は違うものだと考えてしまっている。 そして違いがあるならばそれは自身に理解できずとも 「破壊」の理由足りえるのではないか――]
……はい。ご心配していただいてありがとうございます。
[そう言って笑顔を浮かべる。 プロトタイプである故、ぎこちないものではあるが そうするように作られているから]
……そろそろ、始まりそうですね。
[そう呟くと、客席の証明が落ちて舞台に照明が灯る]
(152) 2011/01/14(Fri) 16時頃
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>>155 ――はい。
[そもそも、人形に「命」はあると言えるのだろうか―― だが今はこれより観劇の始まり。 これ以上は無粋の極みというものだろう。 口をつぐんで、ただ舞台を見る]
……――
[華美で艶やかな舞台。劇を見る機会などほとんど無いが、 きっと素晴らしい出来栄えの舞台なのだろうと思う。 皆、見劣りしない技巧の持ち主で演目は進んでいく。 その中でもふと、誰が人形で、誰が人間なのか、 そんなことを気にしてしまう時があった]
(157) 2011/01/14(Fri) 16時頃
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[隣をちらと見れば随分と熱中している様子。 それに引かれるように自身も徐々に演目の内容に熱中していくが、 自身の考える内容といえば衣装や台詞回し、演出を 以前に見た文献と照らし合わせて あくまで"知識"の補完としての観劇だった]
……とても……興味深いです。
[そのために微かにもれ出る言葉はやはりそれ。 やがてしばらく時間が経ち、昼の部の劇が終わる]
(171) 2011/01/14(Fri) 16時半頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 17時頃
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[慶三郎にお礼を言って分かれた後に考え始める。 彼が特に目をかけていたあの女形……佐村鏡花といったか。 見事な演技だったが……]
……あの人も、人形なんだろうか……
[化粧もしていたし、衣装も着ていたため 見た目からでは全く分からなかった]
……少し、お腹空いた。
[朝昼兼用の食事をしてから何も食べていない。 そんな時、ふとクレープの臭いを感じてそちらへ目を向ける]
(211) 2011/01/14(Fri) 19時頃
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>>204 ……あれは……
[目を向けたクレープ屋の前で足を止める青年を見つけて、 近づいて声をかける]
……サイラス。 ……サイラスも買い食い?
[甘い臭いを漂わせる店に目を向ける。 空腹を感じていなくてもついつい寄ってしまいそうだ]
(212) 2011/01/14(Fri) 19時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 19時頃
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>>213 甘いものは別腹、とも言うし気にしなくても大丈夫だと思う。 ……でも結局どんな図解を見ても 「別腹」がどこなのか分からなかったけれど…… ……あ、私はストロベリークレープでお願いします。
[人間とはやはり不思議なものなのかもしれない。 注文を店員に告げて焼き上がりを待つ]
……もう、知っているかもしれないけれど、 昨日ラルフがサイラスを探していた。 ……いくら親戚の店とはいえ、 代金を払わないのは誉められたことじゃないと思う。
[そう言いつつも、あまり真剣に咎める気はない。 少し苦笑気味に笑顔を浮かべた]
(214) 2011/01/14(Fri) 19時半頃
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>>216 ……? 分かった。見つかったらサイラスにも見せる。
[何か自分はおかしなことを言っただろうか。 分からずに首を傾げる]
ふふ。サイラスも相変わらず調子がいい。 その様子だと、もうラルフには会って しぼられたみたいだから、私から改めて言うこともなさそう。
[おかしそうに笑顔を浮かべた後に、 同じように出来上がったクレープを受け取って食べつつ]
……そういえば、最近卒業論文で 忙しそうにしているようだったけれど、そっちは順調?
(217) 2011/01/14(Fri) 19時半頃
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>>218 またまた見栄を張って…… 最近アルバイトにも出れていない金欠のサイラスに 奢ってもらうほど落ちぶれていない。
[そう言いつつも悪い気はしない。 どことなく表情に喜色が浮かぶ]
……そう。 ……何か、私に手伝えることがあれば、言って。 私の家にも人工生命に関する文献はかなりあるし……
[そこで小さく一呼吸ついて]
……それに、私も人形だから。 最も、有機型の私だと少し研究内容から外れるかもしれないけど……
(220) 2011/01/14(Fri) 20時頃
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>>221 ふふ……じゃあ、奢ってもらうのも サイラスが家に来るのも気長に待ってる。
[そう言ってわずかに微笑みながら]
……ごめんなさい。 ……でも、ちょっと気になって。 人間のことも、人形のことも…… サイラスの研究を手伝えば、少しは何か分かるかな、って……
(222) 2011/01/14(Fri) 20時半頃
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>>224 ……うん、分かった。ごめんなさい。 心配してくれて、ありがとう。 ……外では、出来るだけ言わないようにする。
[申し訳無さそうに目を伏せた後、 相手の顔を見て、クスリと笑う]
……クリーム、ついてる。
[そう呟いてクレープを持たない手を そっと相手の顔に伸ばしてクリームを拭おうとする。 口元に触れればその手は冷たく感じられるだろう]
(225) 2011/01/14(Fri) 20時半頃
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>>227 全くもう、相変わらず調子がいい…… 私なんかより先にそういうことを言ってあげるべき人はいないの?
[くすくす笑いながらクリームを拭った後、 じっとそのクリームを見て、どうしたものかと首を捻る。 ハンカチは両手がふさがっているから出せないし……]
――……あむ。
[結論。少し下品だが指先のクリームを舌で舐め取ることにした]
……ほんのりチョコ混じりで美味しい。
(228) 2011/01/14(Fri) 21時頃
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>>233 そこまで言い切られると、いっそ清清しい……
[手渡されたナプキンを受け取り、小器用に手を拭きながら]
……ごめんなさい、ありがとう。 ほら、私、ええと、その…… ……お腹、壊したりしないから、つい。
[小さく呟く。人形らしい振る舞いは控えるようにと さっき言われたばかりなのにやってしまったことを反省しつつ。 ……そういう問題ではないような気もするが。 さっきからチマチマ食べていたクレープも食べ終わり、 もらったナプキンでさっと手元と口元を拭いた]
……そういえば、サイラスはクレープを食べにここまで? それともどこかに行く途中?
(235) 2011/01/14(Fri) 21時頃
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>>236 レディって……ううん、そう、なのかも。 まだまだ私も未熟。
[人形である自分はレディとして扱われるべき存在なのか? そんな考えが頭をよぎり、また余計なことを言いそうになる]
……そう。それだったら、もう少し一緒に歩いていてもいい? なんだか、今日は朝からちょっと良くないことばかり考えて……
(239) 2011/01/14(Fri) 21時半頃
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ケイトは、サイモンに話の続きを促した。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
読書家 ケイトは、メモを貼った。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
ケイトは、サイラスに話の続きを促した。
2011/01/14(Fri) 21時半頃
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>>241 うん……ありがとう。サイラス。
[そう小さく頷いて歩き始める]
……最近、人形が破壊される事件が多いでしょう? ……少し、怖くなったのと……後、分からなくなってきて。 私達って、いつまでもこうしていていいのかな、とか…… 私達はもしかして、壊されるだけの理由があるんじゃないか、とか…… なんだか、朝からそんなことばかり考えてしまって……
[歩きながらも周りの人には聞こえないようにそう小声で話す。 自然、相手との距離は縮まらざるをえなくて]
……もし、私達に壊される理由があるなら…… 私はそれを知りたい。"知識"の担い手として……
(242) 2011/01/14(Fri) 22時頃
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>>247 [少しきょとん、とした表情を浮かべて]
……そう、なのかな。 ……そうなのかも。ふふふ。知らなくていい、か…… そんなこと、考えもしなかった。 「知る」ことが一番大切な私の仕事。 今まで、ずっとそうだったから……
[そう言って可笑しそうに笑いながら]
そう、知らなくてもいい。 そんなことも、あるかもしれない……
(249) 2011/01/14(Fri) 22時頃
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>>254 ふふふ。ありがとう、サイラス。 大分気持ちが楽になった気がする。 ……それに、もう一つ学習した。 知らなくてもいいことっていうのは、都合の悪いことでもある…… ラルフが知ったら、また小言が飛んでくるでしょうに。
[そう言って笑顔を浮かべた]
(257) 2011/01/14(Fri) 22時半頃
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>>261 どうしよう、ラルフにも知る権利はあるかな…… ……ふふ、冗談。秘密にしておく。
[可笑しそうに笑いながら]
……気が付けば、大分立ち話している。 どうする?喫茶店の方に帰ってもいいし…… そこの公園で休んで行ってもいいけれど。
[少し離れた所に公園(>>264)と屋敷が見える。 それなりにいい時間にはなっているが まだまだ子供達は元気に遊んでいるようだ]
(267) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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>>265 ……まだ食べたことの無いメニュー。 ……今度、頼んでみよう。
[耳に入った長い名前のクレープを記憶にとどめる]
(268) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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>>270 残念だけれど、さっき別のクレープを食べたばかりだから……
[そう言って差し出されたクレープを辞退する]
……おかしな人。なら何故あなたはそれを頼んだの? よほどの覚悟があるなら私に勧めたりはしないでしょうし、 ならばあなたは酔狂な人?
[そう言って首を傾げる]
(275) 2011/01/14(Fri) 23時頃
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>>273 私、色々なものを食べるようにしているから…… メニューを制覇した店にはもう行かないのが普通だけれど、 サイラスやラルフのいる喫茶店は別。 サイラス、たまにメニューにない裏メニューを出してくれるから。
>>281 そう。確かに甘いものは適度に取るなら体にいいし、 集中力も高まる。でもそれは適度というのは少し……
[それとも何か自分の知らない健康法の類があるのだろうか。 興味は尽きない]
……個人差もあるのかもしれない。今度調べてみよう。
(289) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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>>294 楽しみにしてる。 ……食べ切れるかは分からないけれど、 でも後学のために食べておく価値はあると思う。
[自身にとって重要なのは味を楽しむことより それが一体どのような食物なのか知ることなのだろう]
>>298 分かった……あなたも、あまり無理はしないほうがいい。 仕事の最中であるなら、それに差し支えてはいけない。 話を聞く限り、随分重要な仕事であるようだし。
(304) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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>>301 私は……一緒に行ってもあれば行きたいけれど。 私と一緒に行ってもあまり面白くないかもしれない? あまり、賑やかなタイプではないし……
[小さく呟いて目を伏せた]
(307) 2011/01/14(Fri) 23時半頃
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>>311 [小さく頷きながら]
分かった。その時はそうする。 ……別に食べきることが私の目的というわけじゃないし。
……そう。それなら、早速移動する? 役者さんの食べっぷりからすると、 あまり時間に余裕があるというわけでは無さそうだし。
[急いで食べる様子を思い出しながら。 ただのヤケかもしれなかったが、 開幕まであまり時間がないのかもしれないと判断した]
(316) 2011/01/15(Sat) 00時頃
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ケイトは、サイラスの促しに小さく頷いた。
2011/01/15(Sat) 00時頃
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