241 線路上の雪燕
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― 乗車前・サラグニッド駅ホーム ―
[>>0:172大股でやってきた、やや小柄な男を見やる。 彼が道を急いでいるのは、きっと自分と一緒のことであって、つまりはお互い様だ。 たまたま今回は自分が早く新聞売りまでたどり着いただけのことで、こんな時にどちらが先かでいがみ合うのはまっぴらご免だし、こういう時にこそ、人には親切にすべきだろう。
だから、イアンにとってはどうということはない、銅貨数枚分の親切を、彼へと分け与えた。
施しを与える為には、相応の豊さが必要である。三等車両しか選べない者には、銅貨数枚分の親切すらも叶わないかもしれないことを、イアン自身は自覚をしていない。]
(20) 2015/11/29(Sun) 02時半頃
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[>>0:181通り過ぎようとする彼の姿に、おや、と疑問を感じたのも束の間。 やや怪訝そうな声を上げて振り返った相手をあっけらかんと見つめると、やがて彼が手を差し出したのを見て、にこりと笑った。
相手からは、礼の言葉も目配せの一つも無い。ただ、彼は通り過ぎるのみ。 急いでいるのなら、仕方はない。受け取ってくれたということが、此方の親切に対する是であろう。 彼が新聞売りを通り過ぎようとした理由も、困惑した理由も、鈍い彼は何一つ理解しないまま。
過ぎ去る彼に広げた新聞越しに軽く手を振り、やがては列車へと急ぐ。
自分と違う方面へと急いでいた彼が同じ列車に乗っていることにも、この時気づくことはなかった。]
(21) 2015/11/29(Sun) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 02時半頃
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― 少し前・廊下 ―
[>>0:170 此方が手を振れば、相手の方もにこやかな微笑みを返した。 改めて彼のことをよく見れば、あまりこの辺りでは見慣れない顔立ちをしていて、それがイアンの好奇心を僅かにくすぐった。
これだから、一度で良いから雪燕に乗って旅をしてみたかったのだ!
旅費の足らずは実費で払うから、それに道中の思い出でコラムだって何本だって書くから、写真が間に合わないなら伝書鳩だって持って行くから。 お願いだから、スウェルグまでの取材なら雪燕で、と上司に泣き言を言って許可を取った甲斐があった。
普段の生活では、決して出会うはずのない人々、会話することのない人種、決して関わらない職業。 それらと交わることのできるこの雪燕は、未知への探求を好む彼にとって、夢にまで見た列車なのだ。
>>0:163>>0:174シェリーと彼がにこやかに会話するのを眺めながら、彼は一体、どこからやってきたんだろうか。なんて考える。 シェリーと一通り話し終わった様子ならば、少し尋ねてみようか。]
(24) 2015/11/29(Sun) 03時半頃
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― 現在・二等車両座席―
[親切な旅行者達が去ると、ようやくイアンは座席へ座り、一息。 散々彼に振り回されていた鳩達もようやく落ち着きを取り戻したのか、クルック、と上機嫌に鳴き声を上げて、示し合わせたかのように揃って小さな籠の中を徘徊し始めた。
>>#0やがて、大きなベルの音と共に、列車はガタガタと揺れ始める。 10時17分。とうとう、待ちに待った旅の始まりだ。 窓の外の喧騒が勝手に離れてゆくのを座ったままに眺めながら、イアンはふと不安に駆られた。
――鳩達の餌を、忘れて来た気がする。]**
(25) 2015/11/29(Sun) 03時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 03時半頃
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― 回想・二等車両廊下 ―
[>>29此方の視線に気づいたのか、彼は此方を見つめ返した。 鳩に写真機、鞄からはみ出した原稿用紙。数々の手荷物に、相手が自分の職業を予想しかねていることなんて全く気づくことはなく、イアンはにこりと人の良い笑みを浮かべる。 そこに覗くのは純粋な好奇心のみで、悪意なんてものは、塵の一つ分もない。
やがて彼の方から新聞記事の話を聞けば、>>35 (たまたま、自身が興味を持った記事のことだから驚いた。もしかすると読んでいた記事の内容までしっかりと見られていたのかもしれないが、イアン本人には見られていた覚えすらない>>0:105) 驚きの表情を隠しきれない様子で彼を見やってから、口を開く。]
ああ、あの記事かい? 率直に言ってしまえば、
……非常に、興味があるね。
(43) 2015/11/29(Sun) 15時半頃
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[人の良い笑みはそのままに、しかし、その瞳の内には、ジャアナリストとしての好奇の炎を存分に高ぶらせて。 相手が何故かと尋ねるようなら、その理由も話しただろう。
そしてその好奇の瞳は、そのまま尋ねた彼自身へも。]
どうして、それを訊くんだい?
[確かに自身は興味を持った。が、さほど大きな記事ではなかった。熱心に新聞を読み込まない者ならば、さっさと読み飛ばして、記憶にも残らないかもしれない。 読んでいたのを見られていたとはいえ、そんな記事の話題をわざわざ、初対面の自分に質問するということは。
――自身と同じく、好奇の心を持つ者か、或いは。]**
(44) 2015/11/29(Sun) 15時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 16時頃
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[問うた男は、どうやら自分の考えにふけっているように見えた。>>67]
ああ、なるほど、どうりで! いやあ、失敬!急いでいたからね、ちっとも気がつかなかったよ!
[驚いた顔をしていたのに気づかれたのか、彼は見ていた旨を話した。 シェリーに「鳩の人」と認識されていたり、どうにも自分は目立ってしまっているようだ。
>>80どうして、との問いに答えた相手の言葉には、少し眉根を寄せて。]
……少年? それはまたどうして、こんな記事に。
[奇妙なものだ、とイアンは思う。 目の前の彼といい、その少年といい、どうしてこの記事にそこまで必死になる必要があるのか?
端くれとはいえ、自分は一介の新聞記者だ。眉唾ものの噂や、至極くだらない情報まで、人に比べて飛び込んでくる情報の量はとかく多いという自負はある。 その自分が記事を見るまで知ることもなかった、大きな記事にもならない話題を、必死になって追い求める者が、少なくとも、2人。]
(105) 2015/11/29(Sun) 23時半頃
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噂、噂、ねえ。 特には聞いていないかな、「俺は」。
[俺は、と強調するように彼に返す。 それは、「情報を手に入れられる可能性はある」との意味を言外に含んでいる。
彼とその新聞の少年が必死になるのは、単なる好奇心故か? 答えはまだ、わからない。しかし、彼がもし、「それ以外の理由で」なにかを追い求めているのなら。
――釣り針には、おそらく掛かる。 それはつまり、自身の好奇心を満たす要素になりうるものだ。]
オーケー、後でラウンジにでもいかないか? 俺が荷物を置いたら、そこで落ち合おう。
[>>81彼の提案には、変わらずにこやかに、小声でそう答えて。
やがて立ち去る彼を見送ると、親切な旅人達と自身の座席へと向かう。
あとで、ラウンジへ向かわなければ。]
(106) 2015/11/29(Sun) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 23時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/29(Sun) 23時半頃
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―現在・食堂車―
[発車直後から始めた荷物をようやく整理し終わり、案の定鳩の餌を忘れて来たことを確認して、頭を抱えたら。
先程約束した食堂車の方へと向かう。 手荷物は手帳と、先程の新聞と、あとは貴重品だけを持って。 気づけばもうすっかりお昼前で、時間が掛かるとは言ったものの、具体的な時間も示し合わせてはいなかったのでもしかすると随分と待たせてしまっているかもしれない。
ああ、そういえばさっきは名前を聞きそびれたな、なんて思いながら慌てて向かえば、>>109先程の彼の姿がそこにあった。]
すまない、待たせたかな。
[テーブルの向かいに座っていいか尋ねれば、彼は快諾しただろうか。]
自己紹介がまだだったね。 俺はイアン・マクイーンって言うんだ、改めて宜しく。 君の名前は?
[やがて彼が相変わらずの調子で名乗ると、彼の方の名乗りを待つ。 自分が、手に持ったこの新聞社の記者であることは、この時点ではまだ伏せておいた。]
(116) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2015/11/30(Mon) 00時頃
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