221 【突発】季節の雫【忙しい人のためのRP村】
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[本降りの雨は、止みそうになく。 途方にくれていれば、雪子が傘を貸してくれたのだよ。 折り畳み傘は、普通の人なら小さくて濡れてしまうのだよ。 でも僕には、ちょうどいいサイズなのだよ。 なんかお得な気分なのだよ。]
いいのか、ありがとう雪子 次にあった時に、返すのだよ お礼もちゃんとするのだよ
恩を受けたら、ちゃんと返すものなのだよ
[お礼は何をしようか。 そんなことを思っていると、雪子は職員室に行くのだという。 先生に呼ばれているのだろうか、大変なのだよ。]
また今度なのだよ 絶対なのだよ
[そう言って、手を振って別れたのだよ。]
(3) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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―― 雨の道なのだよ ――
あっめあっめふっれふっれー
[傘があるというのは、幸せなのだよ。 制服の下のカッターシャツは、濡れると透けてしまうのだよ。 下着が透けるのは、やっぱり恥ずかしいのだよ。 いや、別に色気があるわけではないけどな。]
ふふり、濡れて帰っている奴の多いことよ 傘のある僕は勝ち組なのだよ
(4) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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[水溜りをひょいと飛び越えるのだよ。 心も軽いのだよ、濡れずに済むからな。]
ん
[濡れながらかけて行く者の中に、見知った顔がいくつかあるのだよ。 クラスメイト達も、きっと傘を持ってこなかったのだろうな。]
おやおや、鞄に何かしら詰め込んでいる者もいるのだよ
[あれも、見知った顔なのだよ。 走っていくから、僕からは声をかけなかったけど。 その子の踏んだ水溜りは、周りの者も巻き込んで。 どろどろにしていくのだよ、迷惑なやつなのだよ。]
うわぁ、かかるのだよ、泥水がかかるのだよ
[傘を持っている状態では、俊敏な動きはできんのだよ。]
(6) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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[靴下が、大きくはねた水にぶつかってびしょびしょなのだよ。 くそう、最低なのだよ。]
うー、気持ち悪いのだよ
[せっかく傘を借りたのに、台無しなのだよ。 いつか仕返ししてやるのだよ。]
早く帰って着替えるのだよ
(8) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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[そうしていると、九零の奴がいきなり大きな声を出したのだよ。 びっくりして、傘を落とすかと思ったのだよ。]
抜けがけじゃないのだよ 借り物なのだよ、人徳なのだよ 日頃の行いが、身を助けるのだよ
[駆けて行く彼は、寮の方にまっしぐらなのだよ。 傘に入れてくれと言えば、入れてやるのだが。 流石に彼には、ハードルが高いようなのだよ。]
風邪ひかないように気をつけるのだよ
(12) 2015/04/18(Sat) 23時半頃
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―― 女子寮なのだよ ――
[傘のおかげで、雨にはふられなかったのだよ。 でも足元が、とても冷たいのだよ。 女子特有の、貧血から来る冷え性ではないのだよ。 物理的に熱を奪われた結果なのだよ。]
うー、絶対仕返ししてやるのだよ
[靴下を脱いで、洗濯物の中にぽいなのだよ。 お風呂にも入りたいのだよ、雨の匂いがするのだよ。]
利木伊は濡れなかったろうか
[風邪などひかねばいいのだけれど。 おっと、その前に僕が風邪をひいてしまうのだよ。 お風呂にはいって、ごはんを食べて。 今日は早く寝ることにするのだよ。]
(21) 2015/04/19(Sun) 01時頃
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―― 入浴はカットなのだよ ――
[お風呂から上がると、また髪の手入れの時間なのだよ。 長い髪の手入れは、大変なのだよ。 お肌の手入れも忘れてはいけないのだよ。 若いからと言って甘えていては、いつか足元をすくわれるのだよ。]
今日のごはんはなんだろう
[それが終われば、お夕飯を頂いて。 ちょこっとだけ宿題をするのだよ。]
勉強は苦手なのだよー
[泣きそうになるのだよ、宿題なんて大嫌いなのだよ。]
(22) 2015/04/19(Sun) 01時頃
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[宿題を終えれば、風邪をひかないように早くねるのだよ。 利木伊とも、少しお話をしたいのだが。 彼女も、何かと忙しそうなのだよ。 新入生は、仕方がないのだよ。]
おやすみなのだよー
[時間が合った時に、ゆっくり話せばいいのだよ。 女の子同士だ、話が合わないということもあるまい。]
いや、僕が女の子らしいかは別の話なのだよ
[女を磨く道は、まだ遠いのだよ。 そんなことを考えながら、おやすみなさいなのだよ。]
(24) 2015/04/19(Sun) 01時頃
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―― そして朝なのだよ ――
[雨が降り、それがあがってしまったならば。 次の日の朝は、空気が輝くものなのだよ。 きらきらと光る、水気を帯びた空気の中。 僕は、中庭に来ていたのだよ。]
♪
[リボン付きにゃんこに、出会えないかなと思ったのだよ。 人間用の食べ物は、塩分が多くてよくないらしいからな。 猫缶を買ってきたのだよ。]
名も知らぬ猫よー
[いたら出てくるのだよ。 見つからなかったら、缶を開けて置いていくのだよ。]
(25) 2015/04/19(Sun) 01時頃
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―― 昨日のことなのだよ ――
[夜、利木伊が帰ってきたのだよ。]
おかえりー
[声をかけると、後ろから更に人が入ってきたのだよ。 そう、確か同じクラスの山吹桜子なのだよ。 利木伊のお友達かな、夜にどうしたのだろう。]
とりあえず、いらっしゃいませなのだよ お茶を淹れるのだよ、待っているのだよ そして利木伊、君はお風呂に入るのだよ 雨が降っていたのだから、風邪をひくのだよ 山吹桜子も、お風呂に入るといいのだよ
[急須にポットからお湯を淹れるのだよ。 あったかい焙茶なのだよ、美味しいのだよ。 お茶菓子はないのだよ、来客の予定を聞いてなかったからな。 今回は仕方ないのだよ、秘蔵の水羊羹を出すのだよ。]
(65) 2015/04/19(Sun) 20時頃
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お邪魔しますと入ってきて お邪魔しませんとはこれいかになのだよ
[春とはいえ、雨が降ると寒いのだよ。 寒い時は、温かいお茶なのだよ。]
お茶なのだよ 水羊羹しか持ってなかったのだよ 今回はこれで許すのだよ
次から来客の際は、事前に一報いれるのだよ そしたら、ちゃんとおもてなしするのだよ
[お茶とお菓子を出すのだよ。 日本人の基本なのよ、お茶と羊羹。]
着替えはあるか、お風呂に入るなら必要なのだよ 僕の服を貸そうかと言いたいが 僕の服は着られないと思うのだよ
(69) 2015/04/19(Sun) 21時半頃
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[そうしていると、質問を受けたのだよ。]
音上?
ああ、九零のことだな 今日、お友達になったのだよ お友達になってください、って言われたからな
[とりあえず、僕はベットに座るのだよ。 椅子は彼女にすすめるのだよ。]
どう思う、かか たらしの才能のある子だぞ ナチュラルに女の子を恥ずかしがらせる奴だ
[お茶ずずーなのだよ。 あったかくて美味しいのだよ。]
(71) 2015/04/19(Sun) 21時半頃
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落ち着くと言ってくれるなら、よかった 和の精神なのだよ
[水羊羹、甘いのだよ。 彼女は着替えを持ってきているようだから、ひとまず安心。 これで、ちんちくりんの服を貸す未来はないのだよ。 僕の服なんて来たら、小さくてぱつぱつになるのだよ。]
友達なんてものは、気がついたら出来ているものだけど 時には意思を口に出すことで、変わることもあるのだよ 人と動物の違いは、言葉を持っていることだからな せっかく持っている力だ、使わねば損なのだよ
[そう言っていると、いきなりむせたのが見えたのだよ。 大丈夫かと心配するのだよ、お茶熱いからな。]
すごいのか? どの辺がすごいのかは、僕にはわからんのだよ
(78) 2015/04/19(Sun) 22時頃
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なんだ、ソファで寝る気なのか 僕のベットに来てもいいのだよ? なにせ、僕のベットは広いからな
[お風呂から上がってきた利木伊にはそういうのだよ。 僕が小さいんじゃないぞ、ベットが広いんだぞ。 勘違いしてはいけないのだよ、きっと。]
呼び方は自由でいいのだよ かなちゃんと呼ばれたり、三村さんと呼ばれたり 昨日は香菜様と呼ばれたのだよ 香菜っちと呼ぶと言う子もいたのだよ
みっさんが言いやすいなら、それがいいのだよ
僕はなんと呼べばいいかね? 利木伊と苗字で呼んでいたが
(79) 2015/04/19(Sun) 22時頃
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そうか、憧れならば仕方ないな 確かに、本なんかでもよくソファーで寝ているし 案外寝心地がいいのかもしれない
[問題は、寝返りをうって落ないかであるな。 もしそうなっても、僕の腕力では戻せない気がするのだよ。]
うむ、改めてよろしくなのだよ せっかくだから、美夏と名前で呼ぼうか あだ名と言うのも考えたが、珍しい苗字だからな美夏は とっさに思い浮かばなかったのだよ
[笑顔になっているのだから、悪いことではないのだよ。 警戒心というものを、僕は元々持っていないのだよ。 楽にすることができるなら、それがいいのだよ。]
山吹桜子はなんと呼ぼうな というか、二人はどういう関係なのだ どういう経緯で、今日のお茶会と相成ったのか 僕はまだ聞いていないのだよ
(82) 2015/04/19(Sun) 23時頃
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山吹と呼ぶのか、みんな でもせっかくだから、桜と呼ぼう 何故なら、美夏を名前で呼ぶことにしたからだ
[人の話を聞きなさいと、よく言われたのだよ。 でも、せっかくなのに一人だけ苗字はおかしいのだよ。]
言葉にしてしまえば、そうなるものなのだよ 今の、美夏との関係の話でも 昔のクラスメイトだと言っても、美夏は違和感を覚えぬと思うのだよ でも、お友達だと言ったほうが、きっと美夏は嬉しいのだよ 嬉しければ、美夏は桜が困った時助けてくれるのだよ
そういうのを、お友達というのだよ
[うん、僕はそう思うのだよ。 事実、ソファー争奪戦は楽しそうなのだよ。]
(88) 2015/04/19(Sun) 23時半頃
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ん、きっとそうだな
世界というものは、たくさん存在しているのだよ 僕の見ている世界と、桜の見ている世界は違う 同じ部屋にいても、見える景色が違う 全く同じ景色は、見る事ができない
[戯れてみたり、暴れてみたり、焦ってみたり。 この二人は、面白いな。 可愛らしいというのだろうか、僕が言うと何か変なのだよ。]
相手の世界で、自分が友達として存在したいなら まず自分の世界に、相手を友達として置かねばな 自分の世界の真実だけは、自分で決める事が出来るのだから
その為にも、友達であると宣言することはいい事なのだよ
[お茶が美味しいのだよ。]
(95) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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僕ともか?
[桜は、少し大きな声でそう言ってから。 お風呂に行くというのだよ。 恥ずかしがり屋さんなのだよ。]
そんなに怖がらずとも 桜も美夏も、お友達として僕の世界にいるのだよ だって、一緒にお茶して、お話して、お泊りするのだよ お友達なのだよ
[当たり前の事なのだよ。 他人を部屋に泊めるのは、よくないのだよ。]
わーい、美夏がご飯作ってくれるのだよ
[美夏も、恥ずかしそうに逃げていくのだよ。 あれか、こういう恥ずかしがり成分が身長を伸ばすのか。 僕にはあれが足りなかったのか。]
(97) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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お帰り美夏
[恥ずかしがり屋さんのお帰りなのだよ。 僕といると、心臓がもたないそうなのだよ。]
爆発するのはよくないのだよ
[でも、ご飯は嬉しいのだよ。 食べ物につられるのだよ。]
恋人になるというのでもあるまいに そんなに恥ずかしがらなくてもいいのだよ
せっかくだから、一緒に食べるのだよ
(98) 2015/04/20(Mon) 00時半頃
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―― 学校なのだよ ――
[今日のお弁当は、おにぎりにしたのだよ。 梅干は食べられないから、鮭なのだよ。 すっぱい、ってなるのは嫌なのだよ。 授業も、入学したばかりと言うのもあって簡単なのだよ。 けれど、いつも思うのだよ。]
何年に何が起こった、なんてなんの意味があるのだよ 歴史とは、現代に過去の失敗を繰り返さぬよう学ぶもの 年月日は関係ないのだよ
[1192年に鎌倉幕府だろうが、1993年だろうが。 そんなのはどっちでもいい事なのだよ。
そんな退屈な授業を終えて、僕は再び中庭に行くのだよ。 置いてきた猫缶を回収するためなのだよ。]
(105) 2015/04/20(Mon) 03時半頃
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[中庭に行くと、猫缶はまだあったのだよ。 中身はなくなっているから、きっと猫が食べたのだよ。 いい事なのだよ、お腹いっぱいは幸せだからな。]
片付けて、また持ってくるのだよ 猫には猫缶なのだよ
[傘で、おうちも作ってもらっていたようなのだよ。 至れりつくせりなのだよ、あのにゃんこ。]
でも、顔は見せないのだよ あの子、僕の事苦手なのだろうか
[少ししょんぼりなのだよ。]
(107) 2015/04/20(Mon) 04時頃
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[そうしてると、大きな声で呼ばれたのだよ。 振り向くと、昨日僕をびしょびしょにした犯人なのだよ。]
にゃんこに朝、ご飯をあげたのだよ 空き缶を放置はできないから、回収にきたのだよ 名も知らぬ猫だが、出会ったのも縁だからな
[そして声がでかい、と歩み寄るのだよ。 仕返し、どうしようかと少し考えたのだよ。]
猫缶を投げると、あぶないのだよ
[だから仕方ないのだよ。 手を伸ばして、ほっぺを引っ張ってやろうと思うのだよ。]
(108) 2015/04/20(Mon) 04時頃
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[腕が掴まれたのだよ。 何すんだよって、仕返しなのだが。 そうか、仕返しするぞって言わないといけないのか。]
昨日の仕返しなのだよ 痛くないと、仕返しにならんだよ
[何かおかしいのか、と首をかしげたのだよ。]
あんまり強く掴むと、痛いのだよ
(110) 2015/04/20(Mon) 04時頃
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[座れと言われれば、素直に座るのだよ。 でも、なんの仕返しかと聞かれてしまったのだよ。]
僕は昨日傘を借りて、家路を急いでいたのだよ そこへ、雨の中圭一が走ってきたのだよ
僕は、傘を忘れた圭一がカバンに色々詰め込んで 走り抜けていく様を、見ていたのだよ
声をかけようか、と思ったその時 声じゃなく、水溜まりの水を僕にかけたのだよ、圭一は
[昨日の状況を説明したのだよ。]
その水の仕返しなのだよ
(112) 2015/04/20(Mon) 05時頃
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風邪はひいてないのだよ お気に入りの靴下が洪水に会っただけなのだよ
だから、素直にあやまったし許すのだよ 飲み物を奢るのだよ、圭一
[もう仕返しもしたしな。 平気なのだよ、すっきりしたのだよ。 でも、奢らせるのだよ。]
風邪は、圭一のほうが心配なのだよ 濡れて帰ったのだろう、大丈夫か?
[とりあえず、心配はしているのだよ。]
(114) 2015/04/20(Mon) 05時頃
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ちっさいって聞こえたぞ
[この口か、この口がいうのか。 ほっぺをもう一回引っ張ってやろうと思うのだよ。]
言ったろう、僕はお昼はお弁当なのだよ 定食、食べてみたい気もするけど あまり食べると、横に大きくなってしまうのだよ
[牛乳って、ベタな奴なのだよ。 伸びないって知ってるのだよ、実体験なのだよ。]
そうか、それならよかった うちのクラスの九零は、風邪で休んでいるのだよ お見舞いに言ってやりたいのだが 男子寮では、はいれないのだよ
(116) 2015/04/20(Mon) 05時半頃
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だ・か・ら!
小さいって言うのはこの口かー!
[怒ったのだよ、涙目でもやめてあげないのだよ。]
言わなかったか、お弁当だって じゃぁ今覚えるのだよ、僕はお弁当なのだよ これも、良い女になるための修行なのだよ
[でも、奢ってもらえるのは嬉しいのだよ。 何を食わせるのかで、圭一の甲斐性がわかるのだよ。]
わかったのだよ、明日はなしにしておくのだよ
(119) 2015/04/20(Mon) 06時頃
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ひゃくにんぎり? よくわからんが、タオル巻いた奴なのはそうなのだよ 昨日濡れて帰ったからに違いないのだよ まったく、愚か者なのだよ
[共有部分なら大丈夫、と言われて首をかしげるのだよ。 食堂とか、そのへんの事だと思うのだよ。 そこから、お部屋にいけるのだろうか。]
お見舞いは、食堂に言っても出来ないのだよ 風邪だと言うし、お粥でも作って持って行ってやるかな 昨日友達になったのだよ、友達は助けるものなのだよ
(120) 2015/04/20(Mon) 06時頃
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何言ってるかわかんないのだよ 幸せかどうかは、僕が決めるのだよ
[明日の昼、と適当な約束だが。 まぁ、大丈夫だろうきっと。 この辺に来れば会えるのだよ、たぶん。]
そんなもの、傘さしてる人に入れてもらえばいいのだよ どうせ、帰るのはみんな同じ寮なんだから
[僕なんて、小さいから誰の傘にでも入れるのだよ。 小さいって辛いけど、便利なこともあるのだよ。 すまほ、とやらが出てきたのだよ。 らいんあいでぃー、なるものがあるようなのだよ。]
ダメなのだよ、僕ガラケーだから 何故なら、スマホはすぐ画面を割ってしまうのだよ
あれなら、連絡してみて欲しいのだよ んで、いいよって言ってたら後で僕に教えるのだよ
(123) 2015/04/20(Mon) 06時半頃
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[雨で散ってしまった桜の花。 まだ咲いていなかった蕾は、残っているけど。]
なぁなぁ、圭一 桜の花は、何故散ってしまうのだろう 雨に降られただけだと言うのに
春の間しか、見られない花なのに すぐ散ってしまって、寂しいのだよ
[そんな事を言っていると、保健室のカーテンが空いて。 そこから誰かが、見ている気がしたから。 僕は、軽く手を振るのだよ。]
(129) 2015/04/20(Mon) 09時半頃
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[窓が開いて、男の子がこちらを見ていたかと思えば。 視線で、何かを追っているのだよ。]
何か、いるのだろうか
[首をかしげて、見ているのだよ。]
(131) 2015/04/20(Mon) 10時半頃
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だから、誰がチビだ レディーに向かって失礼な奴なのだよ
[ぷんすかなのだよ。 だけど、これ以上ひっぱったら圭一の頬がおたふくになる。 それは可哀想だから、許してやるのだよ。]
メアドか、いいぞ えっと、こうかな?
[機械は苦手だ、わからんのだよ。 でも、どうにかこうにか赤外線なのだよ。 手打ちすればいいのだよ、アドレスなんて。 でも、頑張ったのだよ。]
(136) 2015/04/20(Mon) 11時半頃
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そういうものか
すぐに散るのが美だと言うのなら 僕は、美しくなくていいのだよ
[なくなるのは、悲しいのだよ。 散ってしまうのは、寂しいのだよ。]
写真?
[なんの事か、僕にはわからなかったけれど。 なにやら、感慨深げなのだよ。]
僕のわからない話かな
(137) 2015/04/20(Mon) 12時頃
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人の命と同じだというのなら尚更に 僕は、死ぬのが一番怖いのだよ
だからきっと、花も散るのが一番怖いと思うのだよ
[そうしていると、足元ににゃんこがやってくるのだよ。 りぼんをした、あの時のにゃんこなのだよ。]
おいでおいで
[にゃんこを呼んでみるのだよ。 そうしながら、後からやってきた者を見るのだよ。]
へぇ、カメラ 写真というのは、僕には優劣がわからぬが きっと面白いものなのだろうな、やるというからには
晴輝、今度見せてくれ
[こんにちわとかかった声に、返事をしながらそういうのだよ。]
(153) 2015/04/20(Mon) 19時頃
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今日は花見ではないのだよ
昨日の雨のせいで散々な目にあったと言う話と 明日のお昼は奢ってもらえると言う話 それと、何故桜は散るのだろうと言う話をしていたのだよ
[名も知らぬにゃんこの、ご飯を片付けるついでにな。 晴輝に答えて、にゃんこを撫でるのだよ。 あったかいのだよ、とても。]
団子はなくても、とびきりの花ならここにあるのだよ だいたい花見に団子じゃなくて、花より団子なのだよ
[語呂は合っているけどもな。]
(155) 2015/04/20(Mon) 19時頃
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さて
[一通り、にゃんこを撫でていたけど。 なぜだか、妙に居心地が悪いのだよ。 圭一も晴輝も、何か変だ。 何が変なのかは、わからないけど。 視線をあわせたり、そらしたり。 みてたり、みなかったり。
仕草の端々に、動きの一つ一つに。 変な感覚が、混ざっている気がするのだよ。]
なんだか変な感じがするから 僕はもう、行くのだよ
圭一、九零から連絡が来たら、教えてくれ
[そう声をかけて、僕は歩き出すのだよ。]
(163) 2015/04/20(Mon) 20時半頃
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[そして放課後、帰る時間。 お見舞いはどうしようか、などと考えながら。 僕は、廊下を歩いていたのだよ。 そうすると、クラスの方から出てくる人影を見たのだよ。]
桜、今帰りか
[そんな声をかけながら、ぺたぺた歩いていくのだよ。]
(164) 2015/04/20(Mon) 20時半頃
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うむ? 僕を探しに?
[何か用事か、と思って首をかしげたのだよ。]
九零にプリント? それは構わんが、なんで僕に?
[僕が渡したほうが嬉しいというのは、なんだろう。 よくわからんのだよ、謎なのだよ。]
まぁ、かまわんのだよ
(171) 2015/04/20(Mon) 21時頃
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今日から?
[桜は、よくわからんのだよ。]
(172) 2015/04/20(Mon) 21時頃
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仲良しさん?
うむ、お友達だぞ
[でも、そんなに仲よさげに見えたろうか。 まぁよいか、どうせお見舞いに行く予定であったし。]
うむ、またな桜
[下げられた頭に、軽く手を振ったのだよ。 さて、見舞いに行くか。]
(179) 2015/04/20(Mon) 21時半頃
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―― お台所なのだよ ――
[今宵の包丁はよく切れるのだよ。 いや、まだ夕方だけど。]
ていやー
[長ネギを切るのだよ。鳥の胸肉をほぐすのだよ。 昆布で取った出汁で、お粥を作るのだよ。 お塩、お醤油で味付けするのだよ。 熱が出ると、塩分が身体からたくさん出るのだよ。 だから、塩分多めなのだよ。 濃い目の味付けにしないと、熱がある時は味を感じないのだよ。 卵で閉じて、お盆に乗せて。]
熱があるときは、ぽっかりなのだよ
[飲み物も添えるのだよ。 預かり物のプリントを、三角に折って。 箸置きにしてやるのだよ。]
(185) 2015/04/20(Mon) 22時頃
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[出来上がったものを、お盆に乗せて運ぶのだよ。 転ばないように注意するのだよ。]
談話室ってどこだろう
[僕は、寮の中はよくわからんのだよ。 でも、頑張って移動するのだよ。]
おっとっと
[前を見ると、手元がおろそかになり。 手元を見ると、前が見えないのだよ。 なんと不便なことなのだよ。]
(188) 2015/04/20(Mon) 22時頃
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―― 談話部屋なのだよ ――
[色々迷った挙句、たどり着くのだよ。 でも、談話って何をするのだよ。]
こんにちわーなのだよ
[談話しに来たのだよ。 お部屋に突撃はまずいらしいのだよ。]
(189) 2015/04/20(Mon) 22時頃
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む
よっ、じゃないのだよ 風邪だと言うからお見舞いに来たのに 元気そうで残念なのだよ
[病人のようには見えないのだよ。 せっかくお粥つくってやったのに、損したのだよ。 とりあえず、すすめられた椅子に座るのだよ。]
熱出してるんなら、と思ってお粥作ってやったのだよ でも、元気そうだからいらないか
[仕方ない、僕が食べる事にするのだよ。]
(191) 2015/04/20(Mon) 22時半頃
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そうだな、とても元気そうで残念なのだよ
[それでも、わざとらしく体調が悪いなどと言い始めて。 食べさせて欲しいと頼まれればな。 やらんことも、ないのだよ。]
まぁ、いいのだよ ありがたくいただくのだよ、ほら
[そうして、おぼんを差し出したのだよ。]
ああ、それとなのだよ 箸置きにしている紙な 遠足の連絡のプリントらしいのだよ 読んでおくのだよ
(193) 2015/04/20(Mon) 22時半頃
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