236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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[挑発に乗り男を追い回す竜は、興奮のさなか大地を揺らしたり、威嚇に口を開いたりと忙しかったが、操る糸が切れてしまったように、突如ふつりと、止まった。 何かを探すように、二足で立ってはきょろきょろと。
竜使いと竜は、魂自体が盟約によって結ばれている。 どれほど幼くても主を見失わず、何よりも強い関係で繋がりあえる理由は、その盟約に集結している。]
ぅるおー ん、 るるぉ―― ん、
[竜は、善戦虚しく――と思っているのは、本人だけかもしれないが――己の魂の片割れを、このささやかな戦で失ったことを悟った。 すすり泣くように、虚空に哭く*]
(0) mmsk 2015/08/29(Sat) 09時頃
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――The after――
[竜の慟哭を、街の人々はどれだけ聞いたろうか。 それが、街が救われたことの印だと気づいた人は、その中にどれだけいたのだろうか。 朝の、ほんの短い数刻のことだ。誰も知らないやもしれず、この竜の声で初めて目覚め、恐怖に打ち震えたものすらいたかもしれない。 いずれ、宿に事情を知る男二人が戻れば街の雰囲気は一変するかもしれないが、その頃にはもう、竜の姿は街にはなかった。]
(24) mmsk 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[竜は、一歩、一歩、墓地への道を戻る。 目線の違いか、主と違って感覚に優れるのか、その足取りに迷いはなく。 崩折れた主に頬を寄せ、地を濡らす赤い滴を舐め取った。
やがて、ばさり、と。 竜は、背にぴったりとたたんでいた翼を大きく広げると、人気少ない墓地から、旋風巻き上げ空へと舞う。 それきり、竜は街を離れた。]
(25) mmsk 2015/09/01(Tue) 01時頃
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[西へ、西へ、空を駆け。 切り立つ山を越え、生まれ郷へと飛び帰る。 里の長が、その姿を見止めるのはいつのことか。 オーレリアの身体で、単身山を越えることはかなわない。 竜が主連れず帰った、それは主を失ったことを真に示していた。 竜は何があったかを語る口は持たない。 持たないが、しかし竜の瞳が、心が。 里に、一人の竜使いの犠牲を、時間の中少しずつ伝えるだろう。
彼に残された時間は、まだ長い**]
(26) mmsk 2015/09/01(Tue) 01時頃
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