25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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元はこれにて身を立てる身でありましたから。
[愛しげに琵琶を撫でる指はなまめかしく、僧侶の目にはいっそ卑猥にすらみえようか。]
老いた姥桜でも、祭の季節にはついつい気持ちが若めいていけません。 もう少し若ければ、お傍に置いて頂けましたか? [笑み混じりにまるで誘う如き言葉。]
あぁ、この雛鳥は…昼間に庭で囀っておりましたので。 良い声だけでなく、教養も備えたいい子ですね。
(133) 2010/08/03(Tue) 04時頃
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…根は悪い子では無さそうだが、人前に出せるほどに整えるにはかなりの腕が必要かな。
[若桜のふわふわアタマをみてぽつり。 それを見て思い起こしたのは、ある方の連れていた虎の子か。]
(139) 2010/08/03(Tue) 04時頃
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とわにお傍に御仕えするのは、流石に…義父がおりますゆえ。
[首をかしげて微笑めば、粋に衣紋を抜いた背に、ちらりと覗く花の紋。]
花の祭の最中ならば、一夜の夢くらい見るのも悪くはないとは思います。 [小声で囁くは本気か冗談か。 弦を押さえていた長い指は、淡く紅引いた唇をそっとなぞった。]
(145) 2010/08/03(Tue) 04時頃
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[花時代の艶をいまだ失わぬかつての花は、若き僧侶をそっと絡めとるように微笑む。
頬へと伸ばされる手に、そっと回りから気取られぬように唇を軽く触れ。]
…ここでは、人目がございます。 [意味ありげに見つめると、小さく囁いた。*]
(151) 2010/08/03(Tue) 04時半頃
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[法師の肩へとしなだれかかり、画家の指先を窓の月のごとく眺めながら酌をする。 時折、卓の下にて絡めあう指先。]
ほぅ、これはまた…なかなかに雅な趣向で。
[笛の音が画家の所作へと彩りを添えていくのには、流石に感嘆の声も出たか。
睦み合うような己の所作は、やがて花の殆どが身につけねばならなくなるだろう世界の作法にて、 また、幼く穢れない者たちに見せたくないとも思う大人の穢らしい一面でもある。
あの雛鳥にはさせたくないとも、だが手を出してみたいとの裏腹な気持ち。 それは胸の中に秘めたままで。
今はただ、この生真面目そうに見えた法師が色香に当てられて艷めいていくさまに見惚れる。 このような方ほど、よくお乱れになるのだから。 向ける視線は、まるで獲物に狙いを定める猛獣のごとく。 同じ顔がこのように人に媚び、いちゃつくさまは、やはり高嶺の当主には目の毒か。
宴席が一通り落ち着く頃に促されれば、法師と共にそっと華やかな場から姿を消すもまた良し。]
(193) 2010/08/03(Tue) 09時頃
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…まぁ、これは…… [舞い立つ胡蝶は夢のよう。 手妻の使い手が今迄いなかったわけでは無いが、これ程の腕は珍しく、 また、それがひょうきんそうな彼の雰囲気に似つかわしいか。
それにしても、]
佳い、月…… [カンバスの上の紅い月を眺めて呟く微かな声は、何処か不吉な昏い色。]
(212) 2010/08/03(Tue) 11時半頃
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[名乗りすら被る仲の良さに、思わず微笑ましげにコロコロと笑う。]
のう、法泉殿。 …今宵の花は対の者が多いのかしら。 仲睦まじいのは佳いけれど、纏めて手折るのは中々に難しいのでしょうね。
[それぞれに 別な主の元へと行けばなかなか会えぬは、あの旧知の仲の舞手と己も同じだったが故に。]
あの二人は、全く違って、違うからこそ佳いのでしょうね。
(217) 2010/08/03(Tue) 11時半頃
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ええ、みなさまもごゆるりと。 [琵琶は部屋へと片付けさせても、弾き手の向かうは違う部屋。 寄り添いてゆく傍らのお方は、己を良い音で奏でてくれようか?]
(247) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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[法泉の部屋へと向かう折、すれ違う姿は白拍子。]
迷い子は いまだあわれに 彷徨うか とうに泡沫の あわときえても
[ちろり、淡い紅引く唇を舐める。]
(269) 2010/08/03(Tue) 14時半頃
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[広い寝台の傍らへ、からりと転がる下駄の音。 敷布に広がる長い髪。 帯解かれ、衣も髪も乱されて。
時折交じる艷めいた嬌声。 月下美人を刻まれたこの白ルのやわ肌に、幾人の貴人が乱れ、醜態を晒したものだろう。
法師の逞しき腕に抱かれ、一夜の淡き夢を紡ぐ。**]
(278) 2010/08/03(Tue) 15時頃
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[その背へとゆるりと回す白い腕。
かつて花も盛りの頃合いに、野心溢れる花主達はまことしやかに噂した。 その花を抱けた男の末路は二つ。 運開け巨万の富を得るか、若くして散るかの二つに一つ。
噂の真偽は、誰にも判らぬことなれど…]
(315) 2010/08/03(Tue) 17時半頃
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[白い肌、漆黒のひととき前の髪。 汗の香と枕元の香油が香る中、その引き締まった身へと縋って。 薄紅に濡れた唇は、求めに応じて柔らかく交わされる。]
お会いしとうございました。 …貴方のような優しい方が、初めてであればよかったのに。
[耳元へ返す睦言。いとおしげにその頭を胸に抱く。 ひとひら、ひとひら、綻ぶように、いたわるような指に開かれ、色づいていくからだ。 熱い衝動を深く重ねる時にすら、その所作はあまりに優しくて。
息もまだ乱れたままに、胸元に縋ってうっとりと余韻に浸る。 つかの間の一夜の夢のことだから、答えずただ淡い笑みを返すのみ。]
(332) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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[それでもやはり、己は罪深く浅ましい。 男の腕の中で眠る時にすら、夢に見るのは違う方のこと。
「このまま見つからず居られたら、ずっと一緒に居られるのに」 同じ顔に違う装束。 納屋に寄り添って身を潜めたのは、漆黒を切りそろえた二人の童。
己が彼に成れなかったか、彼が己に成れなかったか、 幼い二人には抗うことは許されず、二人は分かたれそれぞれのみちへ。 羨むことが無かったのは、彼の背の荷の方が重そうに思えたから。
堕ちて穢れてしまった己を、彼はどう思っているのだろうか…]
(338) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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[やがて夜半に目覚めれば、眠る法師を起こさぬように、 そっと身支度を整えて、夜の霞がごとく消え去る。
夢の名残に残すのは、胸元に歯を立て刻んだ紅色の花びらが如き痕ひとつのみ。]
(343) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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[一人部屋へ戻りて、窓辺から見る月は僅かに足りぬ。 あの日二人で身を寄せ合って、こわごわ見上げた納屋の窓の月には。]
おやおや。 随分と大きな猫が屋根の上へ。
[本邸の屋根の上に見えた影を、思わず窓を開けて微笑ましく眺めた。]
よくあのようなところへ登れるものだ。
(348) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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[窓から漏れ聞こえるは、本邸の宴からの笛の音か。 ゆるりと寝台に足を投げ出したまま、窓辺に持たれて耳を澄ます。]
誰を想うて、吹く笛か…
[夜風がふわりとカーテンを揺らす。]
(361) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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恋すれば、芸は色香と艶を増す…
[幾人かが競い奏でる笛の音は、それを纏っているや否や。 確実に分かるのは、あの時の雛鳥の声が、幼いながらに艷めいて聞こえたことなれど。]
されども、それに溺れては…焦がれた炎は身を焦がす…か。
(364) 2010/08/03(Tue) 22時半頃
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…ほぅ?
[今までの吹き手のものとは違う。 有り体に言えば「なってない」と言っても良い。
されど、その音は…誰のものよりもより強く、滲み出る何かを帯びている。
吹き手をこの目で確かめたいと思うも… さすがに今は夢のあと。母屋まで行くには身が怠い。]
(377) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[つかの間の眠りを破ったのは、こいに溺れた水音か否かは…さて。
いつもとは違う刻限に眠りに落ちてしまったがゆえか、 それとも、あまりに月が明るいからか。 すっかり目が冴えてしまって、落ち着かぬ。 夜着の合わせのみを整える程度で、下駄の音と夜風を伴って漂うは霞。 未だ足元は少々危ういが、そのふらつく足の運びすら艷めいた所作に見えてしまうか。]
(483) 2010/08/04(Wed) 04時頃
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[やはり大人は穢いと、思われてしまうかも知れないけれど。 それでもいつしか歌に誘われて、姿を見れば手を差し出すか…**]
(485) 2010/08/04(Wed) 04時半頃
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…そなた、は………
[月の光りに照らされて、その子はあまりに儚く笑む。 絡めた指先。拙い口づけが白い指へと火を灯す。]
天翔ける 両の翼を 捨ててでも 鳥は望むか 月の囲いを
[夜着が濡れることも構わず胸へと引き寄せるのは、 枝から落ちて芽吹き、いままさに咲かんとする一輪の花。
今宵既に他のものに抱かれ、幻を紡いだ唇が、 潤んだ紅石榴の雫に触れ、そっと吸う。]
このままわたしの元へ来れば、お前は変わってしまうよ? 気ままに囀る雛鳥では、居られなくなる。
[濡れて冷えた体温は、このまま抱けば溶けて消えてしまいそうで。 されど、それでも奪いたい。このまま喰らってしまいたい。 そんな衝動は胸の奥を既に痛いほど焦がしている。]
(505) 2010/08/04(Wed) 11時頃
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わたしの腕は止まり木ではなく、お前を囚える籠になってしまうだろう。 それでも…
そなたの歌を、わたしは聞きたい。 枝の上でも、舞台でもなく
この、腕の中で。
(506) 2010/08/04(Wed) 11時頃
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[湯船満たす清い湯と、まっさらな替えの着物が、 南端の角部屋に用意されたかは返答次第。
気怠げな 朝の眠りに 寝乱れて かいなに縋る 夢はうつつか
独り寝の夢か、ともに見たかも、返答次第。]
(516) 2010/08/04(Wed) 12時半頃
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…儚く壊れて消えてしまったかと……
[低く掠れた声で、すり寄る温もりに目を細める。
朝の光のなか、乱れた夜着もそのままで、 華奢な身体に刻んでしまった、幾つもの紅い花びらを辿る。
幾度も啼かせて囀り疲れただろう身体の、 塗り込められた香油の香りにいまだ淡い夢を…]
(525) 2010/08/04(Wed) 13時頃
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流石に少し…戯れが過ぎたか……
[部屋を去る雛鳥を見送って、乱れたままの寝台に身を投げ出す。 情けなく重い腰をさすって、夢の続きをいましばし。]
(536) 2010/08/04(Wed) 14時頃
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[まどろべば、傍で囀る声も心地良く。 はべる姿もいじらしい。
気の利かぬ下男が朝餉を持てば、 冷たい果汁くらいは口にするか。]
お前は育ち盛りなのだから、ちゃんと食べなければね。
[そう勧めつつ、傍にいる様を微笑ましく眺めながら、 好きなところにいれば良いと申しつけて、 己は昼頃まではゆるりと過ごすつもり。]
(550) 2010/08/04(Wed) 16時半頃
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[後先考えぬ無茶が祟ったか、まだ昨夜の疲れが抜けないが、 流石に雛鳥に腰をさすってもらうとか情けない事は出来なくて。
湯を浴び、衣に袖通し、帯を締めればシャンとする。]
そなたは、ちゃんと休めたか? [あまりに囀るその声が、己の熱を煽るものだから、 華奢なその身に障りは無いかと少々心配になったりもした。]
(656) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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[部屋に軽い食事を運ばせると、ついでに伝えられる旧友からの言伝。]
なるほど、それも良い。 …何処か適当に、場所を整えてもらえるか?
[細かい手筈は先方に任せ、琵琶の手入れを丹念に。 雛鳥が付いてくるかは彼次第に任せるつもりではいるが。]
イアンとは、わたしがまだ花だった頃に共に技芸を極める友でね。 わたしの音で彼が舞うことが、恐らく一番多かったはず…。
(669) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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…愛い奴め。 [殊勝な言葉と恥じらう様子に目を細める。 そのような仕草を見せられると、このまま二人きりこうして引きこもっていたいくらいだが、流石に周りの手前そうもいかぬか。]
(693) 2010/08/05(Thu) 01時頃
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良い心がけだ。 見聞を広める事は、芸の肥やしにもなるだろう。 [旧友との芸での語らいに同席したいとの願いを聞きいれる。 舞台の手筈が整う頃に、琵琶の包みを持たせて供をさせる気だ。]
(698) 2010/08/05(Thu) 01時頃
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