85 私達しか、居ませんでした。
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私は何処にも行きたくなかったし 何処か遠くへ行ってしまいたかったのかもしれない。
白亜の壁の中で生きる重圧は 当たり前の事なのに、何故だか息苦しくて。
生きる理由を知りたかった。 だけれど知り得なかった。
世界は残酷だ。 平等に齎す死の瞬間に愛する人の涙を見て
―――平気で居られる筈がない。
(+0) 2012/04/12(Thu) 18時頃
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「ねえ、私のどこが好きだった?」
切欠は些細なこと。得てしてそんなものなのだと思っていた。 恋愛感情は偶然の積み重ね。
結ばれた時、耳元で囁かれた想い。 だけど、そこに「永遠に」という言葉がなかったのは 私も彼女も、わかっていたからなのかもしれない。
ずっとずっと愛してる。 だけどその愛情は今、届くことはなく、
「ねえ、私のどこが好きだった?」
―――こたえが、ほしい。
(+1) 2012/04/12(Thu) 18時半頃
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「望むことは何?」
願わくば、 生を、繋がりを、ぬくもりを。 生と死の狭間に場所なんて無いのだから。
だけど誤解しないで欲しい。 私は彼女の死を望まない。 彼女には生きて欲しい。もっと、生を謳歌して欲しい。
私はただ、 彼女の傍で、 生きて、いたかった、だけ
(+2) 2012/04/12(Thu) 18時半頃
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いつか消えそうで怖かった貴女なのに、 先に消えてしまったのは私。
貴女の心には穴が空いてしまって、 どうしようかなって、考える。
そうだ。貴女のその空洞を 私が、食べて上げよう。
だからねえ わらって。
(+3) 2012/04/12(Thu) 19時頃
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