270 食人村忌譚
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――どうしよう。 女の人達に種付けする時より余程 今の方が胸が苦しい気がします。
[ふう、とため息を吐いて 落ち着かせるための深呼吸を次に。 貌を上げた時には、少しはにかんだような笑みを浮かべて 弟である錠を見る]
さあ、あと少しで御家に到着ですが 先生は戻っているでしょうか*
(190) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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はい、お粗末様でした。
[>>139自分の料理で、誰かが笑顔になるのが好きだ。 特に、櫻子は素直な子だ。彼女が満面の笑顔になったということは、 自信作の効果は抜群だったということだろう。]
えへへ、照れるなぁ。 今度食べたいものがあったら言ってね。 何でも作ってあげる。
[照れたように頬をかき、 おだてに弱い料理の達人は、さて、と立ち上がる。]
(191) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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私、そろそろ行くね。 さくちゃんも、暗くならないうちにお家に帰るんだよ?
[子供に言い聞かせるような調子の言葉は、 子供などでなく、ましてや、夜に羽ばたく蝶のような 彼女には無意味なものだとは思ったけれど、 あえて、そう声をかけて。
彼女に手を振ったのち、 風呂敷包み片手に、私は再び駆けだしたことだろう。*]
(192) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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―― 初夜の後 / 石動と ――
[愛している囁く父の声は、>>178 驚くほどに冷えていた。
きっと私では母には及ばぬのだろう。 父を失望させたのかもしれない、と 途端に恐怖を覚えた。
娘として愛されないのならば “巫女”として認められたいと願った]
父さん 後生です なかに
[ねっとりと、纏わりつくように、絡みつくような。 長い長い情事の最後に、私は父の子種を搾り取る。 父とひとつになる快感が、全身を貫いた]
(193) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[きっと私と父は この時間しか親子でいられないのだ。 あるいは、死して食されひとつになるよりほか]
(194) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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また、お清めをさせてください。
[母のものであった巫女服を着込みながら、 私は父にそう囁くだろう。
私に母が乗り移ったのだろうか。 心の底から父の子種をほしいと願った。
じっと石動を見つめる瞳は、母と同じ漆黒。 破瓜した股から滴る紅が、袴を濡らす]
……母のように、神社でお待ちしています。
[そうして私は石動を見送った。 ひとりになれば、父のぬくもりの残った布団を抱きしめ 「女」にしてもらった喜びに身を震わせた*]
(195) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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―自宅― [竈に火を入れ、水を張った鍋に干し飯と刻んだ野菜を放り混む]
んー、ちょっと切れ味が落ちたか
[鍋を混ぜながら、鍋の中で不揃い二踊る野菜を見る]
後で丞さんに頼みに行くか……
[そんな風に今後の予定を決めつつも、鍋が煮えれば少し遅くなった食事をはじめる]
(196) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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― 回想 ―
[冠を賜った後の、ある夜に。娘はゆりと褥を共にしていた。初めではない、終わりでもない、幾度も連なる夜の、その一つ。 ぬめり切った其処に伸びる指に、その動きに、内の濡れる腿をよじらせて]
あっ、 あー……! ゆり、さま、 ゆりさま。 あぁぁ、 うぅ、
[あられもなく声をあげ悶える、涙の膜を厚くした漆黒の瞳は、慈しむその巫女のかんばせを一心に見つめていた]
(197) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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―回想:母を食らった日―
[冷たくなった母を、頷く妹>>1を、 私はただ、部屋の隅で眺めていた。
悲しいなんて思わない。 唾液は溢れるように湧いてくるけれど、高揚感もない。 理由なんて分かりきっている。 母の場所であったこの場所は、次の巫女のものになった。 そこに、選ばれなかった子は必要ない。 元々狭かった私の居場所も、無くなってしまった。
だから、普段の快活さもそこそこに、 願いの通り、女陰と乳房を受け取った妹>>2を尻目に、 私は恭しく頭を下げた。向けられた視線が痛い。]
(198) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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どうだろう、僕が欲張りなだけかもしれないね。 村人皆で分け合ってこそ、弔いになるってのは分かってるから、そこは勿論、皆で……とは思うけど。 いちばん大事な場所を食べるのは、僕だ。
………………。
[付け加えるように、ボソリと。 「あの巫女には渡さない」と言ったのは、さて進の耳に届いたろうか。]
(199) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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……頬、を、ください。 差支えなければ、舌も。
[贅沢だろうか。そう思ったのも束の間、 望みの部位は無事、私の手元へと差し出された。
恭しいお辞儀を一つ、私は台所へ向かう。 美しかった母の肉。皆に愛された人の一部。 料理をすること、最大限の化粧を施すこと。 誰にも理解されなくとも、 それは、私なりの死者―母への感謝の気持ちだった。
そうして、葡萄酒を、色鮮やかな野菜を纏った 母の頬を、舌を食らって、私は鏡を眺めた。 にっこり、満面の笑顔を作る。]
(200) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[――ねぇ、お母さん。どうでしょう? 鏡の私が、笑う。
貴女のような、皆を魅了するような笑顔が 出来ているでしょうか?
答えはない。 鏡の中の女の顔が、くしゃりと、泣きそうなものに歪んだだけ。*]
(201) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[後ろめたさと子供の時分に消えた親子の情の 真似事を求めてか。 睦言の前に女の緊張を解くように。 苦痛訴える村人を安堵させるように。 そんな笑みは容易く作れるのに、 俺の汚点の様な、出来の悪い子供の様な 複雑な思いは顔に現れていたらしい>>185
微妙な間だが、会話が続くなら越したことはない。 誰かといるのに、無言の時間を思い出すから]
(202) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[ゴリ……ゴリ、ゴリ……。
脚を悪くした村人の為に骨を粉にする音が夜ごと響く。
治らぬ脚は薬師の誇りも削っていった。 酒を煽ると人が変わる先代の愚痴を思い出す。
自分の腕のせいではない、誰かのせい、彼のせいと たらい回された罪の在処は、源蔵の様に 当の本人へ突き戻されたかもしれない]
(203) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[ぎこちない言の葉の隙間から這い出た 思い出は季節を変える風に飛ばされて。 目の前の傷を背負った娘だけが残される]
そうか。 だが寒くなると傷に響く。
飯くらいは作れるんだろ? 二人分作ってくれ。
[余りにも憐れみすぎるのも彼女に良くない。 材料はやるから、作ってみろと言いおいて。 差し出した手に手を重ね、重なる影は 男女と言うより農作業の後の親子の帰り道]
(204) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[例えばミナカタと寝るたびに覚えるのは、 激しい興奮と心地よい安堵感だ。
巫女として、相手を満たしているという自負。 お互いにお互いを求める一体感。
“ゆり”と昔のように名を呼ばれるたびに 胸が締め付けられるような思いがする。
だが、中にはリツのような村人もいた。 彼と寝るたびに覚えるのは ちくちくと針で胸を突きさされるような不安だ]
(205) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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お清めは、ご満足いただけなかったですか。
[何度かリツにそう尋ねたこともあっただろう。 身体を重ね、ひとつになれば 相手が自分を欲しているかなど手を取るように分かる。 リツが行為を楽しんでいないという事実が、 私の胸を苦しめるのだった]
精進、いたしますね。
[きっと小さくそう告げるのがやっとだっただろう。 いい巫女になれる。父はそう言った。……本当に?*]
(206) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[>>189かたりと音を立て、車椅子が止まる。 進の問うような声に、頷きを返し]
うん。 僕の身体は不自由だし、君のほうが一周りくらい若いからね。 たぶん先に逝くのは僕のほうだ。 けど、絶対ってことはないだろうしね。
[微笑んで、指を絡める。 きゅっと、強く。]
へぇ、そんなものなのかい?
しかし子種かぁ……。 進くんは若いし、勉強熱心だし見た目も良いし。 胤を欲しがる女性は多いんじゃないかな。
[はにかむ進に不思議そうに返して。 ややすれば、自宅の前に到着した。]
(207) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/22(Wed) 23時半頃
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[この村は何のためにあるのだろう。 可能な限りを村のなかですませようとする。 人も、食物も、情報も。 内のものは内に。外のものは外のまま。
人は何のために生きているのだろう。 食べるために。知るために。 繋ぐため、そして断ち切られるため。 生まれ落ちれば、すぐに母との繋がりは断たれる。 それが始まりで、 しかし、死してなお断ち切られぬのが、この「村」との繋がりだ]
(208) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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まだこの前の弔い肉が残っている。 菜っ葉に、大根もあるから 煮込んで汁物でも作ってくれ。
[体も温まるだろう、と言い添える]
(209) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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家の方はどうだ? 少しはマシになったか?
[気になるなら覗けば良いが、 遠目に見ても変わらぬ家。 むごい問いかけだとわかっていた。
それでも自分の家への滞在を 治療以外で許さないのはミナカタの掟でもあるから]
なんぞ困ったことはないか?
[そんな嘘吐きの優しい父親の真似事を 繰り返し、勝手に自分のうしろめたさを抉る作業。 どうせ見通しているだろう娘役の彼女の返事は如何に*]
(210) 2017/11/22(Wed) 23時半頃
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─ 自宅前 ─
ふぅ、進くんありがとう。 兄さんいるかな、ただいまー。
[家の前まで辿り着けば、車椅子に腰掛けたままで前身を乗り出し、木戸をドンドンと強めに叩いた。
兄はもう帰っているだろうか。 まだなようなら、進に、ひとまず上がって待っているかと聞いてみよう。*]
(211) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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[唇と唇とを重ねながら。 娘は、快楽に夢中になる頭の片隅に、思っていた。常々抱いている思いを、また浮かばせていた。己を褒める、慈しむ、その声を聞いて。
かかさまみたいだ、と。
娘の亡き母とゆりが似ているわけではない。姿も、ありようも、特段に似ているわけではない。娘の母のようだと、いうのではなく、ただ極めて漠然と、極めて広義に、 娘は思う。ゆりは、かかさまみたいだ、と。 ゆりは、みんなのかかさまだ。 ゆりは、村の、かかさまだ。 ――前代の巫女と同じように]
(212) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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― 自宅 ―
[丞の家は、ごく普通の農家の家。 鍵のない戸の前に置かれた包み>>125を腰を曲げて拾い上げる。 そのまま広い土間の一角に誂えた研ぎ専用の作業場に座り込み、肉塊でもって、鉈の切れ味を確かめた。
もっとも、これは戯れだ。 ここまで脂を吸えば、見るだけで切れ味は想像できる。 指先についた血を舐めれば、昼餉を忘れた腹がぐう、と鳴る。
人は何のために生きているのか。 ―――ただ、食べるために。 この村の人間は、人を食べるために生きている。 食べたい者があれば、それより後に死ぬように。 食べられたい者があれば、それより先に死ぬように。 そのために生きている。 常に頭の片隅にある解の一つに薄く笑う]
(213) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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巫女 ゆりは、メモを貼った。
2017/11/23(Thu) 00時頃
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―錠、宅前―
……皆で食べる事が、その人の弔いになる 無事に転生し、またこの村に生まれる為に。 そう、先生から教わりました。
[だからせめて大事なところは、近しいものが食べる、というのだろう。全部食べたいというのは――つまるところ、親しいものに対する独占的な慾なのか。 巫女に渡さない、という言葉はこの場に二人しか居らぬ故に、静かな外の空気に乗ってススムの耳に届いた]
錠さんたちは、お互いがお互いに大事なんですね。
[この村にさえ生まれていなければ、きっと―― と言いかけて、止める。 其れが禁忌である事くらいは、教わっている]
(214) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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僕は、そうですね。 皆さんへお返し出来るものが、身体一つしかありませんから 女性の方が望むなら、何度でも。
[欲しがられる頻度というと、実のところ左程多いわけではない。 世話になっている筆頭の容が乗り気ではない事の方が多いから、子種の提供以外でお礼に出来る事といえば力仕事であったり、覚えた生活の知恵を披露してみたりと細やかな事ばかり]
――先生、まだ戻っていないんでしょうか。 それじゃあ、別の機会にでも――
[戸を叩く錠の後ろ。 偶然いれば甘えようと思ってはいたが、上がって待ってまで飯を頂いていくのは椅子を押した礼にしても図々しいかと、少し悩むように視線を彷徨わせる。 けれど腹は主張するように音を鳴らし、嗜めるように押さえてみるも、止まりはしない*]
(215) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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─ 嫉心 ─
[兄と、やがて巫女となる娘がまぐわうさまを、錠は隣室で、襖の隙間から覗き見ていた。
薄い月明かり、漏れる嬌声。 破瓜の血の臭い。
それらに煽られたものは、劣情ではなく。
────嫉妬心。
兄に最も親しいのは、己だという、独占欲。 別に他の女と兄とがまぐわうさまを見たところで、そんなもの、浮かんだこともないのだが。 この娘にだけは、やけに苛立ちを感じてしまった。
それは、兄を「父」と呼ぶからに、ほかならず。]
(216) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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[だから。 ゆりに接する時の錠は。 ほかよりも、すこし冷たい。*]
(217) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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―回想:母を亡くした夜―
[いつだって間が悪いのだ。私という生き物は。
子供のころからそうだった。 村人から母に渡されたらしい菓子を ひとり、美味しそうに頬張る妹に出会うし、 洗濯をした途端に雨が降りだしたことも多い。 曲がり角の向こうにいた人にぶつかって 桶に入った肥溜をぶっ掛けたこともあれば、 ……母に、自分が望まれなかったのではという 村人の噂話を聞いたことだってある。
まぁ、それはさておいて、だ。 妹の部屋に訪れようとしたその日の私も、間が悪かった。]
(218) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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[考えていたことを伝えようと思っただけだった。 村の空き家を借りて、暫くそこで暮らそうと思う、と。 それすらも、私は妹に伝えることが出来なかった。
>>161扉の向こうから聞こえてくる妹の声に耳を塞いだ。 母と同じ、全く知らない人のような、高い声。 時折聞こえる男の声が誰だかまで、頭が回らない。
女に―巫女になった妹の声に、母が重なって。 受容れる行為に、痛みを、恐怖を感じる自分が、惨めになって。 私は踵を返して、神社を飛び出した。]
(219) 2017/11/23(Thu) 00時頃
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