143 宵を待つ村
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[間を置いた、躊躇いの色が残る返事>>172に、その言葉をそのまま受け入れることは出来ず。 返事に詰まり、視線を彼から落とした時、ふと頭に触れた温もりの懐かしさに目を見張る。伺うように見上げた先の表情は、記憶の中のヒューと重なって。 浮かんだ感情は、安堵]
……夜番なんかより、休んで欲しいんだけどね。
[そう笑いかけて、促す彼に頷き、入り口へと歩を進める。 扉を開けて、ヒューが通ったのを確認すると、振り返ってケヴィンの方を見遣る。彼も集会所から出るようなら、通るのを待っているだろう]
(177) 2013/09/14(Sat) 02時半頃
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[>>175少女が無邪気に小指を絡めてきたものだから、頬が赤くなっていないか気恥ずかしくなってしまう。 この子は仕草のひとつひとつが女性らしく可愛いらしい]
……あ、あぁ、君の分を別に送るよ。
[積極的に情報収集はしているが、街に帰ったら本腰を入れて記事に書き出してもいいかもしれない。 そう思うには充分な出来事だった]
(178) 2013/09/14(Sat) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2013/09/14(Sat) 03時頃
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>>177 そういう心配は……年下のすることじゃないな。 [幾分か柔らかさを取り戻した声音に、当の本人すら気付いておらず、 押し開かれた扉を潜り抜けた先で同じように留まり後続を待つ]
……大丈夫だ。 お前が寝たら寝る、村長の言う通りなら物騒なんだろ。 俺なんかを泊めるのは無用心だって叱るところなんだろうけどな。 [転びそうになるのを避けるため、殊更ゆっくりとした動き。 隣に並んで良いものか迷ったのだろう、僅かにクシャミとは距離を開けたまま]
(179) 2013/09/14(Sat) 03時頃
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[見知った顔―ケヴィン―が集会所に入ってきているようだ。彼の話しかけた先には立ち上がり帰ろうとするクシャミとヒュー。2人以上でいればきっと心配はいらないだろう。
すると村長の心ない言葉>>143で不安が更に強まる。人狼への不安ではなく、目の前の村長に対しての不安。]
え・・・? 人狼に襲われる心配があるからここで皆でいようって話じゃなかったの? 容疑者にされたくないならここにいなさいって言ってるの?
[村長が理解できない。でも、1人でいたら襲われる危険も疑われる危険もある。証言者はいた方がいい。それだけはわかる。ならば、少なくとも誰かといた方が最善だ。]
(180) 2013/09/14(Sat) 03時頃
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[そう考えていた時、>>165ラルフに声をかけられ、はっと顔を上げる。]
ありがとう。 アタシ2年前から親とは縁きってて、帰っても一人だから。 ラルフくんが、一緒にいてくれる?
・・・あ、 えっと、ラルフくんが家に一人じゃなければ、心配いらないのだけど、もし一人なら、―――
[誤解を招くような言葉を口にしてしまっただろうか、と焦る。 最悪の事態が起きた時、彼が襲われるのも、疑われるのも避けたい。できれば一緒にここに残っていた方がいいだろうが、すでに帰ろうと決心している彼を説得することは難しいかもしれない。
彼が家に一人だと答えたならば、家について行ってもいいかな?と聞き、誰かといる又は断られたのなら、アタシのことは心配しないで、人の流れがある今のうちに出た方がいいよと告げ集会所に残ることになるだろう。]
(181) 2013/09/14(Sat) 03時頃
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[彼の表情が柔らかくなったのを見て安心してその頭をもう一度ぽんぽん、と撫で]
もう歳ですからねぇ限界が近いですが頑張りますよ。
[そう涼しげな顔で答えてから外を見つめ]
そろそろ日も落ちますね。私は今日は客人を迎えねばならないかもしれないので帰りますよ。
[客人のことを素直に聞かれればイアンのことを答えただろう。それからイアンに合図して外へ]
(182) 2013/09/14(Sat) 03時半頃
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ー自宅ー
[さて、と家に戻ってから少し居間を片付ける。一面本棚に埋め尽くされ、明らかに診察用だろうベッドと机の回り以外は本で大変なことになっていた。]
こんなもの、ですかね
[あらかた積んで端に避ける。そのベッドに客人には寝てもらおうと思っていた。
居間の奥には三つの扉が見える。一つは浴室とトイレ、もうひとつは男の寝室に繋がっていた。もうひとつは企業秘密。奥まっていて近くまでいかないと気づかないそのドアは二重の鍵が部外者を通さないとでもいうようにぶら下がっていた。]
(183) 2013/09/14(Sat) 03時半頃
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怪我人を心配するのは普通ー。
[そう、こんな風に軽口を叩いていた、と昔を思い出しながら、集会所の外へ出る。日は落ち、ここに訪れた時よりも幾分寒くなっていて、びゅうと吹いた風に身震い一つ]
ヒューまで村長の話を信じてるなんて言わないよね? 物騒なんてないない、信憑性の欠片もない話で人集めてヒステリックに喚いてた村長の方がよっぽど危ないって。
[だよね、とケヴィンに同意を求めつつ。 家への道すがら、ヒューとの距離を感じれば>>179、自然と足取りは彼のものに合わせて隣へと。転びそうな様子には肩を貸そうとするも、身長差を考えれば挫折した。ケヴィンとヒューを交互に見遣って、どうしたものかと視線を送ってみる]
(184) 2013/09/14(Sat) 03時半頃
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ミルフィが、居てもいいって言うなら一緒に居るよ。 女の子を一人にはできないし。
[焦る様子に、こんな時だというのにふと頬が緩んだ]
僕も、家に帰っても一人なんだ。 …ミルフィはここに残るつもり?
[考えてみれば、一人で居るのも心細い気がする。
人狼を信じているわけではないが、ここまで噂になるのだということは「人狼」と呼ばれる何かが居るのは間違い無い。
ミルフィが残るというのなら、自分も残ろうかと思い直して彼女に向き合った]
(185) 2013/09/14(Sat) 03時半頃
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信じるって……人狼とか、そういう話をか? [ゆっくり、確実に。 弱っていることを隠すのは昔から得意な方で、今もまた視界が不確かなのを隠し杖で確かめつつ歩む。 質問に応じる声は軽かったが、表情は自嘲するかのように口角を上げながら]
……ヒステリーの一種だろうが、 本当のことだろうが、人殺しなんてそこらに掃いて捨てるほど居るからな。 今更どうとも思わないさ。 [間近に近付くまでは濁った水面に映った姿を見ているようなもので、視線には気付いていない。 だからこそ伝わる微細な雰囲気に、不自由な片手でクシャミの背中をぽんぽん、と叩き]
……気にするなよ。 俺は大丈夫だ。 少なくともお前……たちと居るときだけは、まだ正気でいられる。
(186) 2013/09/14(Sat) 03時半頃
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[縁を切ったという言葉に、何があったのか…と気にはなったが、深く踏み込むことはしなかった。
集会所の空気を見ると、ここに残るよりは自分の家に行ったほうがいいのか?とも考えて。
判断はミルフィに任せようと、彼女の返答を待った]
(187) 2013/09/14(Sat) 03時半頃
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・・・うんっ!
[>>178イアンに大きく頷き彼が無事に戻れることを祈った。 楽しみだな、と呟いたミルフィの村外者への警戒と不安は少し和らいだようだった。]
(188) 2013/09/14(Sat) 04時頃
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[>>185>>187ラルフが自分を女扱いしていることに、困ったような顔をした。彼にはどう見えていただろう。]
そう・・・ラルフくんも1人なのね。 ・・・ついて行ってもいいかな?
本当は、集会所の空気はあまり、好きじゃない。 若者に紛れてるって言われてるから皆の視線がこわいし、きっと警戒されてる。 ・・・・・・。
[すると決心したように立ち上がり、]
いこう?
[ラルフの手をとって外へ歩き出そうとした。集会所の人々の視線から逃げるように。]
(189) 2013/09/14(Sat) 04時頃
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……人殺し……
[ラルフとのやり取り>>15を思い出す単語に、誰ともなく呟く。この穏やかな村で、その言葉は妙に浮いた響きを持っていて。掃いて捨てるほど居る、と言い放つヒューの自嘲的な笑みは、まるで自分をもその中に含めているように思えた。
――実際、それは間違ってはいないのだろう。 彼は確かに、戦争を経験していて、ただの一人も殺さず帰ってきた、なんてことはないはずだ。それでも]
心配なんてしてないって。一つも。 ヒューが優しいのは知ってる。
昔も、今も。
[それは背中に触れる温かな手が証拠だと、そう思いながら、にこりと笑いかけた]
(190) 2013/09/14(Sat) 04時半頃
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[手を取られて、その手の感触にビクリと肩を揺らす。 それでもすぐに気を持ち直して手を握り返すと、小さく頷く]
…うん、行こう。
[集会所の空気から逃れるように、ミルフィの手を引いて自宅へと向かった**]
(191) 2013/09/14(Sat) 04時半頃
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[>>191手をとった時にびくりとラルフが動いたのに気づく。 手だけは気をつけてても女にしてはすこしだけ大きいのか、それとも、…ラルフも心細いのだろうか。 不安ならば…と一言声をかける。]
…明日になればきっと村長のほとぼりも冷めるよ。
[自分たちの名前を付記する役人の前を通りざまに一瞬睨みつけて、集会所を去る。
彼の家では化粧だけ落として、布団にくるまってなるべく傍で朝を待とう。彼が、私が、襲われたり、疑われることがありませんように。**]
(192) 2013/09/14(Sat) 05時半頃
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