3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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貴方がほしい ドナルドもほしい
――寂しいの ――――寂しいの
[人の形をした闇に向かって 希い願うように]
(+24) 2010/03/08(Mon) 17時頃
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[ 蒼い蝶は 闇の中で羽ばたいて ] [ フィリップの傍で キャロライナが ]
" 貴方がほしい ドナルドもほしい
――寂しいの ――――寂しいの "
[ 黒い花から生まれた実は 人の形になって 囁く ]
( さみしい )
(@22) 2010/03/08(Mon) 17時頃
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…、…?
[ 緋色は凍てつく程 冷たく ] [ 薄紫は あのビー玉にしかもう宿らない ]
[ 闇の 内 制止するようなこえに ]
もっと 堕ちれば 楽になるよ
ね 、 せんせ…
[ その魂に 闇は、絡みつく ]
(@23) 2010/03/08(Mon) 17時頃
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─もう、戻れやしないのだから。 [さざめくは闇。囁くは闇。責めるように、蝕むように。
殺してしまった者。 壊れてしまった者。
守れなかった者。 救われなかった者。
変わってしまった者。 抗えなかった者。
届かなかった者。 掴めなかった者。
踏み躙った者。 拒絶された者。]
諦めてしまえばいい。…割れた硝子は元になど戻らない。 [密やかに沁み透る闇は、ざわめく様に笑った。]
(+25) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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だから、このまま身を委ねて。 …堕ちて染まって、その先でひとつになろう?
[腕の中で感じる気配へ、甘く囁いた。]
(+26) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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……――ッ、ぁ…
[足元、そう認識した場所から、絡みつく。 魂を侵す 闇 の 心地よい苦痛。
闇の胎に溶け出そうとする意識、 沈んで より ふかく 落ちても
届かなかった白い糸、 一筋の光のよう]
(+27) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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[砕けた魂の残留思念か、ビー玉に託された思いか]
(お前の手の中にある限り、温めてやる―、だから―)
[希薄な気配は呟きも残せず 思いを漂わせる]
(+28) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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文芸部 ケイトは、手の中で ――いろのビー玉だけは 握り続けていて
2010/03/08(Mon) 17時半頃
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(なくすなよ)
(+29) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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[>>@22蒼イ 闇ノ中ノ蝶。 羽ばたく。黒 い 花 が少女を形作り。 そこにはもう蒼はなく、闇 が。]
あれあれ、随分そっくりになったもんだ。
[ くつくつ、また、わらう。残された、青碧 を覆う 闇。 けれど、彼女とは絶対的な隔たりが――在る。 自分も、あの男も欲しいと言われれば。]
俺のものに しろってんじゃない の?
欲張りだなぁ ……でも、残念でした。 俺は誰のものでもねーの。
[誰のものにもならないし、なれない。 寂しいから、その理由で、一時だけの止まり木には、もう、なれない。]
俺が見えてねぇテメェの ものには――
(63) 2010/03/08(Mon) 17時半頃
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[言葉が、止まる。]
み ぃ つ け た 。
[口唇が ゆっくり と 弧月を 描いた。]
(64) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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……そうだね。
割れたガラスの皹は消えない。
けれど、殺したっていいんだ。堕ちたっていいんだ。 変わったっていいんだ。戻らなくたっていいんだ。
綺麗なものを、綺麗だと思えればそれでいいんだ。
[闇のざわめきが聞こえる。 そのざわめきの中に、ぽつりと呟いた]
(+30) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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楽にはなれないよ まだ捨てられない、わたしの形
だからきっと沈んでも楽にはなれない…
[ あかい こえ が きこえる から ]
ずっと沈んでしまいたかったのに、
どうして最期になって、 どうしてこんなときに、
気付いてしまうのかな…
[ ひとつひとつは ほんの些細な 想いの欠片に ]
(+31) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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―南棟1F → 中庭―
[――声が。]
――…?
[薄紫は、ふと立ち止まり辺りを、見回した。]
[闇が 落ちる]
(65) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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文芸部 ケイトは、手の中のビー玉だけは ずっと 握りしめたまま 闇の中で 嗤った
2010/03/08(Mon) 18時頃
奏者 セシルは、再び、木の下へと *歩みを進める*
2010/03/08(Mon) 18時頃
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[ あかい こえ が きこえる ]
―――……、……
[冷たい滴は、流れる傍から、氷の粒に変じて、 手首の痕から流れ続ける、黒い砂と混ざり合う。
ざわめきの中の呟きに、 一度だけ目をやった]
(+32) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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こんなことに巻き込んだケイトを許しているか?
―― 許せない
自分を殺した鬼を、フィリップを許しているか?
―― 許せない
ゲームに乗ったミッシェルや、オスカーたちをどう思う?
―― 残念に思う
でも、別にいいんだ。そんなこととは関係ないんだ。 まだ間に合うんだ。 どんなに闇に染まって、絶望にあがいて、醜く汚れたって。きっとその先には綺麗なものが待ってるんだと思う。
―― それに気がつけばいいのに
[闇に抗って抗って、何とか最後の形を保つのは、もう一度だけこの世の外の綺麗な光を見たいから]
(+33) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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[最後に渡されたピンクのビー玉の周囲を、闇と同化しつつある腕がぎゅっと握った**]
(+34) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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[人の形をした闇に拒絶されれば ふらふらと]
――さみしいの ――――さみしいの
誰でもいいから 私を求めて 貴方がほしい 私をあげる
[ただ自分の手を取る誰かを求めて その手を伸ばす]
(+35) 2010/03/08(Mon) 18時頃
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【RP】
◆学校の記憶
図書館に学校に関する資料戸棚があります。
みなさん、これまでも何度も見てこられたでしょう。
その校舎改築に関する事項に、
建築会社の記載もありました。
その建築会社選定に関して、競合の結果
当時の生物教師の縁故にあたる会社に頼んだという記録が残っています。
そう、よく見れば気づくでしょう。
印刷室の床は高くて、2年生の教室の天井は少し、低い。
(#8) 2010/03/08(Mon) 18時半頃
それが何を意味するのか。
(#9) 2010/03/08(Mon) 18時半頃
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わおーん
[眼はグレイのまま、 遠吠えをした。]
(+36) 2010/03/08(Mon) 18時半頃
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理事長の孫 グロリアは、用務員 バーナバスへと手を伸ばし 届けば その獣を 抱き締める**
2010/03/08(Mon) 18時半頃
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―回想・目を覚ますまで―
[ホール彼らの会話は意味をなす言葉としては聞き取れず、 耳にしていても、起きた事は変えられない。
化け物、後悔、護ろうと、誰も
死んでしまった人は完全には助けられない。 殺してしまった人だって、もう。 でも、自分で決めていたほど割り切れては居なかったのだろう]
(66) 2010/03/08(Mon) 19時頃
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[消えて戻らない人が増えていって、 かくれんぼでは終わらないのだと焦りは募り
一刻も早く終わらせようと、 無理やり早く決着の着きそうな手段に訴えた。
あそびたりないの?――したりないんだよ。 そんな風に言われたってこれでは仕方ない。
生まれてから今日までよりも長い時間の経った事件、 改築された学校の敷地。
近づいた傍から、また先が見えない。 堂々巡りの思考はやがて沈殿し、 二人と言葉を交わす頃には底部に澱が残るだけ]
(67) 2010/03/08(Mon) 19時頃
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美術部 ミッシェルは、哄笑も蝶も、ここからは見えず**
2010/03/08(Mon) 19時頃
奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 19時頃
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闇の中に泣く声が聞こえる
『あーん あーん』
あれは…冷たい金属の扉の向こう
『あーん あーん あーん あーん』
赤ん坊の声がする あれはあたし? それともまた別の子
ゴメンね あたし亡霊だから助けてあげれない
もうすぐ…闇が覆えばきっと怖くないから 闇に溶けてしまえば きっと 泣く事もないから…
(+37) 2010/03/08(Mon) 19時頃
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奏者 セシルは、飼育委員 フィリップは何処へ、と――探すように、また首を巡らせた。
2010/03/08(Mon) 19時頃
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[抱きしめられると、大人しく、その身を摺り寄せていた。]
(+38) 2010/03/08(Mon) 19時頃
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あ---っ [……無骨な指に触れられた気がして]
少女は口元をほころばせる**
(+39) 2010/03/08(Mon) 19時頃
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― セシル追尾中 ―
[泣きそうな表情。横に振られる首。 影が持ち上げる唇の端が、困ったように震える。
―――……己より、セシルの方が生に近い。
それは、火を見るより明らか。]
――――……。
[鸚鵡返しのような言葉に、更に返す言葉はない。 共に生きよう―――それには、自分は死に近過ぎて。 共に逝こう―――それは、生に近い彼には言えない。]
どうした?
[ただ影として傍につければ、中庭で立ち止まるセシル。 声かける男は、半分棺桶に突っ込んで居ながら尚、自分の命が預かり知らぬところで狙われているとは知らない。]
(68) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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―中庭近辺―
…――否、今……近くに、い…
[見回した後、口を噤む。]
…何でもない。
[かれは、闇にほぼ飲まれ。 それでも、声は聴こえたから少し安堵していた。 ――意味など、ないかもしれないのに。
ふと、自分の手を見る。 鉱石の刃。―― 、を貫けるだろうか。
そうすれば、ずっと
ふと昏く 思うのは。――(02)/侵食]
(69) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2010/03/08(Mon) 19時半頃
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[少年は靴から水色のビー玉を取り出す。 隻眼の男から、涙のようだと思われたとは知らない。
そして、片割れへと囁く。 その声が、届こうと届くまいが構いはしない。]
ミシェ…、ごめんね。 勝手なのは分かってる。
でも。
今はまだ、こっちに来ちゃダメだよ。
[もしミッシェルの影が変じて少年の姿をとるのなら、 少し困ったような笑みを浮かべた姿となるだろう**]
(+40) 2010/03/08(Mon) 19時半頃
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[わらう。 そして、携帯を取り出して 闇の手 で操る。 送り先は―― 鬼 ごっこ に夢中な、あの金髪の。]
送信者:フィリップ 宛先:ヘルメス 題名:まだ遊ぶ? 本文: キャロライナが さびしいって言ってるよ
彼女と遊んであげたら?
[送る。電波ではなく 闇 を 媒体として。 そして、闇 は右眼を包むように纏まって、霧散化した。]
(70) 2010/03/08(Mon) 20時頃
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――………
[――………。]
(+41) 2010/03/08(Mon) 20時頃
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