238 聖痕の空〜Knockin' on heaven's door〜
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どちらも断る……ね。 逃げられると思うかい?
[周囲を聖痕から生み出す波動が包み込んでいた。 反動を使って後ろへ飛び去った彼へとすぐに追撃しないのは多少は警戒しているからか。]
三黒はともかく、アンジェ・ロイス?面白いジョークだ。
[まあ、相手は知らない事だがすでに一戦交えている。 しかも因縁の深い相手との同盟などあり得ないのだから。]
(108) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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確かに妙な部分はあったけどなあ……。
[カムイだけを狙う違和感は、言われて冷静になってみれば>>103理解できる。 裏切り者らしくないと思う点>>2:198もあったと思い浮かび、少々口ごもる。]
……。 子供の頃の話だろ。
[更には視線>>104も痛い。 遊ぶ最中に呪詛を見つけて、彼を追い返した後で対処しようとして中てられたとか前科は幾つか思い浮かぶ。]
(109) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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ともかくだ!
[話を逸らすよう作業の手を止め、天を指さす。]
あの空の印。 ひとつはサイモンでひとつは蝶野と連絡が来た。 オマエ、もう一つは誰のか知っているか?
百洲は、紫藤の…が死んだと知っていたんだが。
その話は廻ってるのか。
[天に昇ったタイミング的に少女がおかしくなった前後のようだった。 悪感情に曇った目は、今だ少女への疑いを捨てきれない。]
(110) 2015/09/16(Wed) 22時半頃
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[>>109何にせよ、少女が裏切り者か否かについては 本人の口から聞くしかないとため息を漏らし。 >>110天を指されれば、おのずと視線は指の先へ]
………アレか。 以前、ウチの蔵書のどっかで見た事がある。 サイモンは陽色-ヒイロ-の印。蝶野は黄色-キイロ-の印。
そして、あの紫色-シイロ-の球体は――― シドーちゃんの、紫藤家のもので間違いない。
[この話で少女への疑いが晴れるかは分からないが 男は、男の知っている情報を全て彼に教えた。]
(111) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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逃げられるかどうかはさておき。 俺にも矜持というものがあるのでな。
[追撃がくるかと思ったがこなかった。 相手がこないのならひとまず様子見。 じりじりとした緊張感の中、じっと大須賀を見つめる。
アンジェ・ロイスと大須賀がすでに戦っていた事など知らない。 因縁についてはある程度は察してはいるが。 どちらにせよ同盟を組めなどというのはただの軽口だ。]
楽しんでくれたのなら結構な事だ。 さて、こうやって呑気な会話を楽しむのもいいんだが。 そろそろ我が家から出ていってもらおうか。
[周囲を包む波動がどう作用するのか分からない。 それでもただ見ているだけとはいかない。]
(112) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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始祖の盟約《ブラッド・コントロール》
[赤の聖痕が輝き、閃光が部屋を包む。 巨大な槌をぶん、と振れば風が質量を持って鎌鼬となり大須賀を襲う。 二度、三度と振り、四度目は床を思い切り叩きつければ。 ぴしり、と音を立て天井に罅が入り。 再度床を殴れば轟音を立てて部屋が崩れる。
始祖の盟約《ブラッド・コントロール》 それは一時的に血液を活性化し、身体能力を飛躍させる赤の聖痕の力。]
(113) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[”わたし”は願います。 私の思いと共に彼に宿った痕に。
カイちゃんを守ってと。
そう、願うのです]
(+9) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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……聖痕、あろうと、無かろうと。 一族の為に死ぬのは、同じ。
…………違うの?
[>>68聞こえた言葉に、ふと。 怯えたような驚愕に、別の色を宿し。 呟きの主へと問い掛けた。]
(114) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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……寧ろ。
お前達、痣無しなら。 死して尚空に縛られる、日向達と違って。
本気にさえ、なれば。 逃れられるだろうに。
[逃して貰えるのか、逃れられない理由は何か。 それは、別の問題として。空からそっと、視線を逸らし。
やがて聞こえた着信>>62>>63に。ぽつり、言葉を返す。]
(115) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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……幸々戸の護り手。 怪しかったから、交戦。
…………でも。 違う、みたい……多分……?
[ぽつり、繋げるうちに少女の声音は落ち着きを宿して。]
(116) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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――――日向、声聴いた。
さん、にん。裏切り者。 日向、エフは違うの、知ってる。 音も、喋りも。エフは、居なかった。
[気を使って呼んでいた何時もの呼び名に戻す程度の余裕は戻ったが。 会えるか問われれば、弾かれたように。]
(117) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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残念だよ、仰代麗亞。 俺の話を、聞いてくれないなんて。
……何を見るのか、知らないけど。 俺を殺すつもりなんだろう?
[伏せていた顔を、上げ、彼女を睨み付ける。 戦いをするつもりならば、こちらも、受けるしか無い。
だが、しかし。]
(118) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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龍山家の力、甘く見るな。
(119) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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はぁあああぁああ――――……!!
[再び天使形態に戻り、桃色の聖痕が光る。 歩道橋の空気から、気を集める。 相手を束縛する、『龍気法』の応用だ。 龍気法は、本来気を利用して様々な事を行う奥義。
気を集め、自身への回復を促す効果もある。 折れていた翼が、元に戻っていく。
その気を用いて、彼女への威圧をする。]
(120) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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会う! コイツ、やだ。嫌い。 痴漢でド変態なドスケベバカムイ、庇う。 コイツ、もうやだ、信用できない……日向、フミカの所行くー……腕熱いの、疲れたー……。
[それだけまくし立て、声は涙混じり。 自分の母と彼との間に、何があったかは知らないが。
――――自分の生で1代世襲を飛ばされた父親よりは。 ずっと、声を掛けてくれていた、相手。 日頃外していた感情の堰が外れたように。安堵に、疲れきった思考を吐露して。]
(121) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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でああぁあ!!!
[拳を構え、気を溜める。 そのまま、紫色の聖痕が光り、バチバチと空気が弾けていく。 そして、そのままの気功を解放し、彼女に向けて放った。
龍山流拳法、新たな奥義。 名前を付けるならば――『紫雷拳』とでも名付けよう。 防御なんて、させるものか――]
(122) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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截拳道 カイルは、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 23時頃
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【あなたは、生きてほしいの】
[声に想いを乗せ ――紫電>>122を纏う彼を見つめる]
(+10) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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おいおい、どっちが壊してるんだか。
[軽口を叩きながらも、鎌鼬に吹き飛ばされると壁に背中をしたたかに打ち付けて。 こちらの能力も向上しているとはいえ、攻撃側にステータス強化をかけているような状態だった。
故に、防御面はそうはいかないのだったが。 ゆらりと立ち上がると、彼を見据えて笑みを見せる。]
……生憎と“蝶野”の遺産なら大須賀にもあってな。
[二重聖痕《デュアルースティグマ》に着想を得て打たれた鉱石。 それが今、動き出そうとしていた。]
(123) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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― 同時刻・神宿『オスカー』地下 ―
[白羽の起動の意思。 それが鉱石に力を入れたのだろうか。
ずっと地下で眠っていたそれがついに動き出した。 全長50M、重さ3万tの機械。
古の破壊獣を模して、ロボット兵器を作り上げた。 これもまた、天使を目指そうと言う妄念と。 力こそ正義とでも言わんばかりの大須賀の家系が見事に合わさった結果だった。]
(124) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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――目覚めろ!
(125) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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GYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!
[それはエレベーターで地上に降り立つと、雄たけびを上げる。 そして、白羽の意思に従って、土御門の家へと急襲をかけるべく動き出していた。]
(126) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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そうか、色か。
[弟や目の前の悪友>>111に刻まれた聖痕の色は何色だったか。 意識的に直視することはなかった気がする。]
……。 タイミングが変だったから。 何かあるのかと思った。
でもオマエのように知ってるのはあるか。
[カムイと話すうちにだいぶ落ち着いてきたらしい少女へと視線を遣る。 電話でなにやら三黒と話していたようだが。]
(127) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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[>>90……しかし。 そうしている間に、いつの間にか目の前に、天敵の姿。]
――――……………………。
[暫し反応が遅れたが。 やがて焦点が合い、そして瞳を見開いて。
目の前の二人は、どの辺りまで話を進めていたか。 エフが通話を切りそびれていれば。 フェードアウトした泣き声に無音が重なり。 続く怒声は耳元で、きぃんと響いたかもしれないが。]
(128) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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死ね、バカムイ!
さっきまた、日向のスパッツ馬鹿にしてた!! 日向、聴こえた!!!
あやめねぇ達の声とは、別だったけど! こんな時に、最悪!!!!
[顔を赤らめ、何時にない涙声で睨みつけて。 それでも、紙片に半身包まれたまま。少女は、叫んだ。]
(129) 2015/09/16(Wed) 23時頃
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俺は自分の家だからいいんだ。
[吹き飛ばされた大須賀を見ながら言い切った。 しかし与えたダメージは然程でもないのだろうか。 大須賀は笑みを見せ、それが余裕からくるものなのか、それとも虚勢を張っているのか。 恐らくは前者だろうが。]
…蝶野の遺産?
[何故だろう、とても嫌な予感がする。 今すぐ逃げた方がいいと脳内で警鐘が鳴り響く。
そうしている間にも”蝶野の遺産”はこちらへと向かってきているのだろうか。]
(130) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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〜〜〜〜〜ッ
[>>121耳が痛い。 察するに電話の向こうにいるのは黒。 普段の彼と彼女が親しげにする様子は目の当たりしている。 だからこそ、彼女が“裏切り者”とは思いたくなかったのだが]
ち、違うって!! あれは話の流れで……っていうか クロちゃんが唆したっていうか
な、泣くな!!!
[>>129これじゃあ一方的に虐めているような図だ。 また横から棘の一つや二つでも刺さりそうな言い方に 男は、誤解を解こうと必死に叫び返す。]
(131) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2015/09/16(Wed) 23時半頃
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―――――――……… 今、何か聞こえたか?
[男は、はたと瞬きを。 >>126遠くの空に響き渡る雄叫び。 目の前の少女説得に必死であっても聞こえる程のそれ。
地を、天を揺らすような何かが、世界を襲う。]
(132) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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GYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!
[再度雄たけびを上げる機械仕掛けの古の破壊獣。
それが土御門の研究所まで到着すると。 彼は自身の意思と直結している鉱石へと命令を下す。]
焼き払え!
(133) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[破壊獣が口を開き。
流石に模して作ったオリジナルのように放射線を吐いたりはしないものの。 口から大口径のビームを打ち出していく。 それは結界こそ破壊しないものの、大地を大きく抉る事になるだろうと。]
さて、もう一度聞こうか。 蝶野の聖痕をこちらに渡す気は?
(134) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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[だが。]
…………えっ?
[>>132呟きに、声を止めると。 少女の耳にも、世界の揺るぐ音が聞こえ。]
(135) 2015/09/16(Wed) 23時半頃
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