103 善と悪の果実
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[全部いらないなんて、嘘。 傍にいてほしいものしかいらないけれど ひとりになるのは嫌だった。
ひとりぼっちが一番怖くて 恐れる自分は見ないようにしていた。
それを子供らしさだと、認めてくれる人がいれば 少女にも、あるいは未来があったかもしれない]
(77) 茄子 2012/10/01(Mon) 22時半頃
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―むかし―
[薄暗い路地に蹲り、棒のような足を抱えている。 淀んだ瞳は、じっと人の波を観察していた。 今日の獲物は誰にするか。
金持ちからスリをして命をつなぐ日々。 ばれて瀕死まで殴られることなんてざらだった。 それでも神様は意地悪で、 まだ死ぬことができずにいるから、 今日もこうして息をひそめて隙を窺っている。
ふと、声が背中にかかる。 煤だらけの顔が振り向いた。 さらり。ストロベリー・ブロンドが揺れる]
(78) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃
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[この掃き溜めの中で、 声をかけてもらうなんて初めてだった。 私を私として誰かが見てくれるのは、初めてだった。
きっと彼にとっては、詐欺の駒にできるとか、 その程度の思い付きだったのかもしれない。
そう、こんな曖昧な世界で、信じてなんていなかったよ。
――――――――…それでも]
(79) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃
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―いま―
[ゆらり、ゆらり。 頼りない足取りは、ゆっくりと進んでいく。
その髪に咲く蝶はもういない。
ふわりと揺れるワンピースの裾は、 赤と白の歪なコントラスト]
[やがて赤い惨劇の中、縫いとめられた黒へ辿り着く]
(80) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃
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オスカー、くん。
―――――…あのね、林檎、…見つけられなかったよ。
(81) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃
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私(わたし)は、役立たずだね…。
[亡霊が手にするのは、真っ赤な林檎。 何の価値もない、ただの、林檎。
ずるりと果実が手から零れ落ちるのと同時、 その場に崩れ落ちる]
(82) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃
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ごめんね……。
[あの日、言えなかった言葉。 今更それが彼に届いているのかも、分からないのに。
いつものように微笑んだはずの顔は、 なぜか泣き出しそうになっていた**]
(83) nanami 2012/10/01(Mon) 23時頃
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[再び目を開いた"少女だったもの"は 背中を向け、自分を置いてきぼりにする兄の姿を 廊下に座り込んでただ見つめていた]
兄様
[手は、伸ばさない。 握り締めた黒蝶に、注がれる赤はもうないけれど]
兄…様
[強く、強く握り締めた少女の髪を 柔らかく撫でたのは――]
(84) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃
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[微笑みを浮かべる、彼女の口から出たのは――**]
(85) 茄子 2012/10/01(Mon) 23時半頃
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[少年の姿をした"誰か"。
銀の紡ぐ運命に、小さく男は目を伏せる。 魔女の館に置去りにした――銀の環。 男の遺したたったひとつの、くそったれな運命。]
―――…ああ。
[溜め息のような肯定は、果たして届いただろうか。
烏の羽ばたく音が、耳元で聞こえた**]
(86) mo_om 2012/10/02(Tue) 00時半頃
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ヴェスパタインは、もてたいジェフをつついた。
azuma 2012/10/02(Tue) 18時頃
ペラジーは、グロリア[[who]]をつついた。
nanami 2012/10/02(Tue) 21時頃
コリーンは、グロリア[[who]]をつついた。
incompat1 2012/10/02(Tue) 21時半頃
ペラジーは、コリーン様、なにこれかわいい。もふもふもふ。
nanami 2012/10/02(Tue) 21時半頃
コリーンは、ペラジーさんもふもふ。
incompat1 2012/10/02(Tue) 21時半頃
コリーンは、オスカーさんが縫い止められているのを眺めてによによしている。
incompat1 2012/10/02(Tue) 22時頃
コリーンは、ヴェスさんもこんばんもふもふ。
incompat1 2012/10/02(Tue) 22時頃
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カハッ!?
[脇腹を蹴り上げられる感触に、意識を取り戻す。 筆舌に尽くし難い激痛に肺が持ち上げられ 吐瀉物のように盛大に、勢いよく呼気を吐き出した]
ヒュ
[失った酸素を貪る餓鬼のように “許し”を待つ貧民の痩せさらばえた手が自らを絞めるように。 指の足りない左手が喉を押さえて、虚空を、掻き毟る]
俺の………女だろう、が。 触るんじゃねえよ、この、”寝取られ野郎”
[装飾品を盗まれた貴族に対しての嘲りと意趣返し。 革靴に磨り潰される薬指と小指の弾けた傷口。 激痛を無理やり我慢して、犬歯を剥き出し、嘲笑の紛い物。 ああ、指輪など嵌める心算も無かったし、大したことじゃない]
(87) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃
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[短剣で縫い止められた頬、横目でしか状況を把握出来ない。 散ばった宝石類、砕かれた釦。 ガラクタかもしれないが、結局欲しいものは全てここにある。 地べたにつけた頬の冷たい感触は、子供の頃から優しかった]
今まで持ってた宝をほっぽってうっかり飛びついたきれーな宝。 実は犬の糞ほども役に立たない。やりなおしは当然無しだ。 宝の代わりに無価値なゴミを両手に抱えて、どうすんだよ。
後悔して自殺? 絶望して自殺? 憎悪して磔殺?
(88) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃
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嫌だね。
[ほとんど動かない顔を無理やり動かして、血唾を吐き捨てる] 潔さの欠片もない、凄絶な艶笑。 まるで自分がまだ、死なないとでも思っているかのように]
誰か優しいやつが、席を譲ってくれるかもしれねーでしょぉ? ゴミは誰かに押し付けて、さっさと………。
『だからどうか、やりなおさせてください』
[それは生命の蝋燭の芯まで凍える様な、呪いの言葉]
(89) occam 2012/10/02(Tue) 22時半頃
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[嗚呼、血が止まらない。意識が纏まらない。 錆付いた歪な歯車が、ぎちぎちと音を立てて回り始める]
無茶苦茶しやがって、あの貴族野郎。 ザクザクやりすぎだろう、内蔵とか飛び出たら死ぬんだぞ。
[暖かな光に導かれるよう、ステンドグラスの光が差し込む方へ。 鼻腔を擽る鮮やかな血臭は、自らが発しているのか。 釈然としないまま、静寂が舞い降りた邸宅にただ立ち尽くす]
しかし、またあの貴族野郎が居たら面倒だな。
[誰のために生きてますか]
結局、あの林檎はどうなったんだよ。えらく静かだし。
[勿論、自分のために]
(90) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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ペラジーが上手くやってたら、まだチャンスはありそうだけどよ。
[なぜ、林檎を欲しがるのですか]
それにしても、清々しいほどの裏切りっぷりだったな。
[……高く売れそうだから。あと綺麗だから]
まぁ、俺も同じようなこと考えてたけど。
(91) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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[なぜ、生きているのですか]
誰だって自分が一番大事だ。 そう、だからこれは何かの間違いだ。やり直せる。
[ (無回答) ]
―――――――――――よう。ペラジー。
[死んじまったのか]
(92) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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―過去―
[オスカーと言う偽名を使うことにしたのには特に意味は無い。 日を跨ぐごとに名前を変えるのが日常で、それはただの偶然だった。 貧民街、そこは貧困という名の圧倒的暴君が支配する世界だ。 光の射さない曲がりくねった路地に、濁った瞳、血の臭い。
どうして声を掛けようだなんて思ったんだろう。
未だによく解らない。 後ろから見た髪の色が一寸気に入ったとか、そんな理由だった気がする。
最初はなんて声を掛けただろうか。
嗚呼、きっとこうだったに違いない]
(93) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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犯られたくなきゃ、顔は拭くなよ。
(94) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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[酷い台詞。
“どこか高貴そうな”髪色が 詐欺に向いてるのかもしれないと思うのはもっと後。
俺が他人に同情なんてするわけないし。
カモ 金を払う相手以外に、自分から声掛けることも普通無い。
どうみても金の無さそうなやつなのに、それでも]
いいから早く来いよ。面倒臭ぇ。置いてくぞ。 えーと、お前、名前は? 今日からなんて呼べばいいんだよ。
[冗談のような曇天の下、蒸気と煤煙に塗れた少年は 蹲ったままの少女の手を、強引に引っ張ったのだった]
(95) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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―現在―
これだから嫌なんだ。 こんなに深く入り込むつもりなんてなかったのに。
[毒づく台詞が自然と口から出た。 結局、どちらも手に入れられなかったなんて。 今ならぼんやりと見える善と悪の果実]
見つけられなかったのか。まあしゃあない。 どっちかが見つけたら、見せびらかす約束だったからな。
[大広間の片隅の暗闇に転がった、禁断の果実。 ソレから視線を外し、ペラジーの倒れ伏す傍に腰を下ろす。 そして、彼女の手から零れた筈の、真っ赤な林檎を手に取った]
まあ、これで許してやるよ。美味いから。
[薄く淡い笑みを浮かべ、音を立てて唯の林檎を齧ると 謝罪の言葉を吐く彼女の目蓋の縁を、そっと指で撫でた]
(96) occam 2012/10/03(Wed) 01時頃
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[なぜ、生きているのですか]
……なぜって? そりゃあ……。
[砂漠のような乾いた顔色に、ふてぶてしい笑みが浮かぶ。 自嘲と諦観、享受、全てが綯い交ぜになった凄絶な笑み。 唇に刻まれた刃傷を引き攣らせて、認めよう、今こそ]
毒林檎食っちまったクソ家出娘を 目覚めさせる(口づけ)するためさ。
[毒袋を貰ったときに話した白雪姫。酷い冗談だ。 ゲラゲラと笑い出したいような、仄暗い高揚感のような]
そこにてめーが倒れてると、俺が帰れねえからだ!
[嗚呼、浅ましい、愚かしい。 声帯の無い喉は大気を振るわせる事は二度と無く]
(97) occam 2012/10/03(Wed) 01時半頃
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ああ、俺、もう死んでるんだった―――――――――。
[がしゃん、と壊れた音を立てて、歪に歪んだ歯車は止まる。
文字盤の硝子が粉々になった懐中時計と、解れた真鍮の鎖。 鈍い光沢がきらきらと黄金の残光を曳いて飛び散っただろう。 真っ黒いベルベットクロスに、黄金の粉を刷き散らしたように]
金は金でも、もっと宝石とか、金目のモンにし ろよ……。
[ It lost sight of 「Oscar」 **]
(98) occam 2012/10/03(Wed) 01時半頃
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― 数日後 ―
[楽園の事件が明るみになった後、帰る者もいなくなったブロワ邸が、国に買い上げられることとなった。 明け渡す為に入った業者が、地下室で見たのは
半死半生の、腐りかけた――"人間"
けして人には許されぬ研究の成果か 父を殺したことを認めたくなかった少女の我儘か
もはや言葉を解さぬ生きた死体となったそれは、闇から闇へと葬られた]
(99) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃
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[永遠に生き続ける父親]
(100) 茄子 2012/10/03(Wed) 02時頃
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